金町浄水場に高度浄水施設っていうのが完成したらしいんですよ。4月27日に浄水施設が特別に公開されたので見に行ってきました。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/04/20n45400.htm
▲こののぞき窓がついたタンクのようなものの中で酸素からオゾンを作ってるそうです。仕組みはよくわからないんですが、窓から覗くと紫色の光がぼーっと光っててきれいでした。
このオゾンってやつを水に通すと、有機物が分解されて水がきれいになるらしいです。
▲これは水の中にオゾンを放出するための管なんですが、左側の筒状のものが従来のタイプで、右側の板状のものがこのほど完成した施設で使われてるものなんだそうです。
筒状の散気管は筒の下からもオゾンが出ちゃうんですが、それだと管の表面をつたう間にオゾンの粒が大きくなって水と触れる面積が少なくなっちゃうらしいんですよね。
それで新しいものはステンレスの管の上に散気板をつけて、オゾンが上からしか出ないようにして効率をアップしたそうです。どのくらい効率がいいかっていうと「ほんのちょっぴりですよ」だそうですが、少しでも効率を良くすれば節電にもなるって話でした。
▲これが水にオゾンを通してるところです。水道水になる前にオゾンを三回通すそうですが、この水槽は一回目。まだ水が黄ばんでるのがわかるでしょうか。
▲そんでもってこれが三回目です。水の色の違いがわかるでしょうか。
▲ここは水を濾過するための水槽だそうです。オゾンで有機物を分解したあとの水を 2.5メートルもの活性炭の層を通して不純物を取り除きます。ここから水道水が生まれて来ると思うとちょっと感動的ですね。
ひととおり見学したあとに、できたばかりの水道水のテイスティングもありました。コップをふたつ渡されて、片方には水道水、もう片方には市販の飲料水(どういうタイプの水かは説明がありませんでした)が入ってて、飲み比べてみるというテストです。
飲んで見ると確かに味は違うんですけど、どちらが水道水かって聞かれるとさっぱりわかりませんでした。このテストは水道水を当てるのが目的ではなく、市販の水と比べても見分けがつかないくらい美味しいってことがわかればいいそうで、答えあわせはなかったし、ガイドの職員さんも答えを知らないって言ってました。
こんな見学ツアーを予定では1日に2回だか3回だかやるはずだったようですが、見学者が増えそうだったので 10人くらいのグループに分けて15分おきくらいで次々に案内してたみたい。
説明を受けてる間に次のグループがもう来てるのでって言われて、慌てて進まなきゃならなかったのがちょっと残念でしたね。でもちょっと面白かったです。
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