先日、逓信総合博物館へ行った時、売店で買ったものです。
買ったというか、切手すくいという、へんなゲームでとりました。段ボール箱にどっさり入った古切手をおたまですくうんです。300円でした。おたまが小さくてろくにとれないんですが、お店の人が手づかみでどっさりオマケを入れてくれました。海外の切手もあれば日本の切手も入ってます。
フィリピンの切手(アジア)
一番沢山はいってたのがこれ。アメリカ統治時代フィリピンの 2センターボ切手です。センターボはペソの100分の1をあらわす補助単位です。図案はホセ・リサール José Rizal というフィリピンがスペインから独立した時の英雄だそうです。
ウィキペディアによれば、リサールは独立を呼びかけてたというよりフィリピン人にもスペイン人と同じ権利を認めるよう運動してたみたいなんですが、そのせいでマニラから追放され、最後には銃殺されてしまったようです。
タンザニアの切手(アフリカ)
次に多いのはこれでした。タンザニアの切手で台形をしています。図案は野生動物と恐竜ですが、トラやオランウータンが混ざっているのでタンザニアの生きもので揃えたわけではなさそうです。
上段左から
トラ8/- ライオン7/- アフリカゾウ20/-
中段左から
オランウータン12/- プテラノドン3/- ステゴザウルス100/-
下段左から
プラテオザウルス2/- ブロントザウルス5/-
「/-」は通貨のタンザニアシリングをあらわす記号のようです。
タンガニーカの切手(アフリカ)
現在はタンザニアの一部になっているタンガニーカの5c切手です。当時の通貨がよくわからないので c がなんの略なのかちょっとわかりません。図案は学校かなにかでしょうか?
珍しいかっていうとそうでもないみたいです。海外の通販サイトで50円くらいで売られてるのをみつけました。
レソトの切手(アフリカ)
上段左から、
カバマダラ1s タテハチョウ科の一種2s
下段
ウラナミシロチョウ6s
レソトの通貨はロチで補助単位はセンテだそうです。切手には s という単位がついているのですがセンテのことなのでしょうか。センテは硬貨などを見ると Lisente と綴られてるようです。「Li」の部分がなんなのか良くわかりませんね。
カバマダラは日本にもいる蝶です。本州にも飛んでくるらしいですが奄美大島以南に棲息する蝶です。
上段右の 2s切手は日本にはいない蝶で、タテハチョウ科(またはジャノメチョウ科)の一種のようです。
下段の6s切手は、ウラナミシロチョウ(ミズアオシロチョウ)の学名がついていますが、もしかすると黄色いのはウスキシロチョウかもしれないですね。日本でも南西諸島にいるそうです。
切手は面白いので整理がつき次第続きを書きます。
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