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インドに行ったつもりで苦瓜とパニールのサブジをチャパティに添えて食べるよ

 はいはいみなさん、自作の心を忘れてはいけませんぞ。景気がどん底でも自作心さえ持ち合わせていればメイクミラクルですぞ。たとえば台所にいながらにして世界一周しちゃうとか?!

 今日はインドでチャパティとサブジを食べたいと思います。今日はいきなり完成品の写真をどうぞ!
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 チャパティはぷっくり膨れたパンみたいなやつです。インドの代表的なパンですがナンとはちょっと違います。

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▲こーんなにふくれて

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▲中は空洞です

 初めて見た時はどんな細工をすると膨らむんだろうと不思議でしょうがなかったですが、実は焼くと自然に出来るもので、生地になにかしてるわけではないんですよ。

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 薄く伸ばした生地をフライパンで焼いて、ぷくぷくっと気泡がふくらんだところで裏返して、端を何かで押し付けると真ん中がぷーっと膨れてきます。わたしはお箸でやってますがインドでは布巾をつかってやるそうです。この時点でまんまるになっちゃうこともあるんですけど、イマイチだなーと思ったら、

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 仕上げに直火であぶるとプーッとふくれておもしろ〜い。

 …と、まあこれは上手にふくらんだ場合の話で、わたしゃ自己流で下手くそなので、ただの煎餅みたいになっちゃうこともあるんですけど(笑)

 今回は普通の強力粉で作りましたがインドでは全粒粉を使うみたいです。全粒粉で作ると香りがよくて最高に美味しいです。生地の作り方は自己流のわたくしがお教えするより検索して調べたほうがまともな情報が見つかるかもしれないですね(笑)


 次に「サブジ」ですが、苦瓜を炒めてクミンパウダー・ターメリックパウダー等のスパイスと塩とトマトペーストで味付けして、少し水を加えたところにパニーニ(インドのカッテージチーズみたいなもの)を放り込んでざっくり混ぜて少し煮て、仕上げに酢を少し入れました。これまたかなりテキトーで自己流ですが、こんな野菜の炒め煮をサブジというらしいです。

 サブジはインド料理の本を見ると沢山でてくるのですが、ウィキペディアの「サブジ」を見ると、なぜか日本語とロシア語のページしかないみたい?

 ヒンディで सब्जी だとしたら野菜という意味だし、はたして料理名としてありなんでしょうか?

 というわけでヒンディのお料理ページを検索してみました。

मसालेदार आलू की सब्‍जी
辛いジャガイモのサブジ

गोभी आलू की सब्जी
カリフラワー・ジャガイモのサブジ

सब्जी हरा मसाला
緑の調味料のサブジ

शिमला मिर्च आलू की सब्जी
唐辛子(あるいはピーマン?)・ジャガイモのサブジ

…などなど、多数ヒットしました。ここに出てくる「サブジ」を野菜と翻訳するとおかしいので、やっぱりサブジで料理名になりうるようですね。ふむふむ。

 ヒンディのお勉強までしちゃったところで満腹いたしました。次はどこへ行ったつもりになろかなあ。

参考図書

 今回はレシピをつけませんでしたが、ほとんど自己流で「こうすれば誰でもうまくいく」という方法を整理しきってないからです。以下の本を参考にしましたが、残念なことに絶版です。図書館などで探してみてください。この本でなくてもインド料理の本にはチャパティやサブジの作り方がわりと普通に載ってると思います。ネット上にもたくさんあるしね。
 『インド式菜食生活』

タグ:民族料理

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