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松戸市の戸定邸からのダイヤモンド富士

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▲今日、11月13日、戸定邸(とじょうてい)にて。富士山頂のやや右肩よりに太陽が沈みました。

 ほんとうは、ダイヤモンド富士を見るなら明日のほうがベストなんです。日没点は冬至(今年は12月21日)になるまで、少しずつ南(左)にずれていくので、明日は山頂の左肩よりに沈むはずです。
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 左よりに沈むと太陽が山の後ろにきちんと隠れるので、いかにもっていう感じのダイヤモンド富士になりますが、右肩に沈むと、山の右斜面から光が漏れてしまい、きれいなダイヤモンドになりにくいです。

 そのため、今日より明日のほうがいい感じになるはずですが、戸定邸からだと高層ビルが富士山の左半分を隠しているので、明日もし晴れてもビミョーな感じになるかもしれません。

 ただ、まるっきり見えないってこともないはずですから、お近くの方はチャレンジしてみてはどうでしょう。もしかすると写真写りは明日のほうがいいかもしれないです。いや、たぶんいいはず。晴れてさえいれば。

 戸定邸は松戸駅から徒歩10分くらいです。徳川の時代があともう少し続いていたら第十六代将軍になったかもしれない徳川昭武の屋敷です。入場料は大人150円(博物館は別料金)。17時まであいてますが、16時半までに行かないと入れないので見に行く人は要注意。詳しくは公式サイトで確認してください。

◎松戸市 戸定邸歴史館
http://www.city.matsudo.chiba.jp/tojo/index.html

 ダイヤモンドになる瞬間は16時25分くらい。慌てないように16時には現地入りしてカメラの準備などしたほうがよろしいかと。質素ながら素敵なお屋敷なので、お殿様になった気持ちでマッタリと夕暮れを楽しんでください。 夕日は 25分ごろにダイヤモンドになり、27分には終わってると思います。

 ちなみに今日は、あきらかにダイヤモンド富士を見に来たっぽい人たちが数人いたんですが、係りの人が今日何度目だみたいな感じで「富士山を見るならビルがあるのでどこそこへ…」って説明したらどっか行ってしまいました。

 わたしも「隠れちゃうかもしれませんね、えへ」って同調しときましたけど、内心ではせっかく見に来たんだからここで見ればいいのにって思ってました。金町駅前のビル邪m…げふんげふん…時代の変化で風景が変わっていくのを実感するのも大事なことのような気がしますよ。まあ、おかげで貸し切りでしたけど、ほほほほ(完全に身バレするって)。
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 座敷から外を見ると、ちょうど富士山が見えるように、その部分だけ植木を低くしてあるお洒落なお屋敷なんです。昭武さんセンスいい。しかしビルがね… 

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 この条件だとダイヤモンドヴィナシスにもなるわけで、おもいっきり後光がさした感じになってました。このビルがせめて半分の高さだったらねえ。

  まあそんなこんなです。明日は戸定邸もいいですが、ビルに邪魔されたくない人は、ヴィナシスの屋上駐車場から見るといいかもしれないです。


 ちなみに、ダイヤモンド富士は冬至をはさんでもう1回あります。次は 2015年 1月28日 16:53 がベストですが、例によってビルにかくれてビミョーかもしれないです。29日は今日と同じく右肩に沈んでやっぱりビミョーになりそう。晴れていたらチャレンジしてみてください。


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 あ、そうそう、11月15日のTBS『世界ふしぎ発見』で、戸定邸のお殿様、徳川昭武の懐中時計の話をやるそうです。昭武さんは慶喜公の代理でパリ万博へ行ったりして、なかなか興味深い人です。

タグ:富士山

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  • 2014年11月13日(木)18時54分
  • 自然・園芸

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