5月1日:プラネタリウム
曇り時々雨。夕方から雷と大雨。この辺にちらっと書いたみょうにテンパってるプラネタリウムに改めて行ってみた。葛飾の郷土と天文の博物館。黄金週間中とはいえ平日なので人なんか来ないだろうと思ったけれど、念のために朝9時から入場券だけ買いに行った。上映は16時から。自分でやっててアホかと思う。だってありえないんだもん。この過疎った施設で午後の上映のために朝から切符を買いに行くなんてさー。
受付で「16時の回はまだ買えますか(買えないわけないけど)」と聞いたら、
「今日は団体のお客様が来られるので13時からの上映もあります。一般の方もどうぞ」
というので、なら13時からでいいやと思って切符を買った。
そのまま待っててもしょうがないので、一度外へ出て暇をつぶし、12時半くらいに博物館にもどった。天気も悪いしこんな日に一般客なんかいないんじゃないのーと思ったら、あらびっくり、けっこういる。20人……もうちょっといたかな。平日の真っ昼間にこんなに大勢人がいるんじゃ職員がテンパってても不思議ないかも。
テレビで紹介されて人気沸騰中のプログラムは、葛飾区から宇宙の果てまで、あたかも宇宙空間を本当に飛んでるみたいに見える 3D 映画で、たしかに臨場感あって酔いそうになるくらいすごかった。でも、惜しいことに面白いのはせいぜい太陽系内くらいなんだよね。宇宙の果てまで行っちゃったら見知った天体もないので 3D になってても「ふーん」で終わっちゃうっていうか(汗)
もしかしたら「果て」まで行っちゃわないでオリオン座あたりを目指したほうが楽しいんじゃないのかな。近づいて行くと星座の形が崩れて行って、小三つ星の真ん中あたりをすり抜けて行ったり……あ、でも、天体の位置関係はリアルだけれど、天体の映像そのものは地球から見た姿しか持ってないよね。ってことは「横をすり抜けて」なんてのはムリ? なんかビミョーね。
5月4日:榛名へ行ったけど桜は咲いてなかった
このへんにもチラッと書いたけど群馬県の榛名湖畔の桜はとても見事で、湖全体が桜に埋まってしまうような勢いで咲いてた気がするの。なんせ見たのが20年以上前のことなので記憶が美化されてる可能性は否定できないんだけど。
ともだちに「榛名の桜はほんとにすごいんだよー」と吹き込んだら、どうしても見たいってことになって車で出かけた。高速に乗っちゃえばそんなに遠くないはずだし……って思ったら、うげぇ、混んでる。高速も混んでたけど、渋川市街から伊香保・榛名方面へのぼる県道が強烈に混んでた。しまった、ゴールデンウィークの渋川をなめてた。こっち側には牧場やら遊園地やら観光地がたくさんあるのも敗因。こんなことなら高崎方面から上ればよかったかな。あっち側には神社しかないので多少ましかもしれないし。
結局、東京を出てから三時間くらいで榛名湖に到着したんだけどね、桜はぜーんぜん咲いてなかった。
榛名湖畔の桜 2007年5月4日撮影
↑これは特に咲いてる部分だけを選んで写したから「もうすぐ見頃です」って感じに写ってますが、実際には「え、何? ぜーんぜん咲いてない。もしかして終わっちゃった?」くらいまったく咲いてない。湖畔のボート屋さんで聞いたら「見頃は一週間から十日くらい先」とのことでした。これ、なんていう桜だろ。ソメイヨシノじゃないことは確か。一重咲きで花びらが細くて、つぼみや花びらの先が色濃くて、花が咲く前の枝に出ている葉が緑ではなく赤かった。
ふと思ったんだけど、地元の人たちは、ここの桜がすばらしいってことに気づいてなかったりするのかなあ。出かける前に地元の観光協会のサイトなんかも見たんだけれど、「遅咲きの桜が見られる」というような情報がチラッと書いてあるだけで、いつ行けば見られるかまではわからなかったのよ。
たしかに桜祭りのようなイベントはないだろうし、花の下で宴会ができるようなスペースもないかもしれないんだけど、わたしの記憶では本当にすばらしくて、湖畔に船をうかべてあたりを見回すだけでも行く価値があると思うのよ。なんで観光協会でもっとアピールしないんだろうって思う。まあ、知られざる穴場のほうが素敵っぽいのでこれでいいのかもしれないが。
わたしに洗脳されたおともだちは「そこまで言われたら見ないと気が済まないので来週か再来週にもう一度来る」と鼻息を荒くしてた。わたくしピンチ。これで思ったよりすごくなかったら殺されるかも。