浅草の地口行燈1
浅草の地口行燈2
右:狸へかえす観音経|左:ひまの大工に五十両
元句:魂返す反魂香|元句:縞の財布に五十両
▲反魂香は死人の魂を呼び戻すお香で落語などに出てきます。女神転生系のゲームをやってる人ならおなじみのアイテム。五十両は仮名手本忠臣蔵。
右:本より上うご|左:井戸の渕には戸は立られぬ
元句:論より証拠|元句:人の口には戸は立てられぬ
右:ほうずきのこうべにかにやどる|左:ゑびすだいこくう
元句:正直の頭に神宿る|元句:恵比寿大黒
右:はねがはたきの世の中じゃ|左:富士のまき紙
元句:金が敵の世の中じゃ|元句:富士の巻狩り
▲金が敵は落語などに出てくる決まり文句。巻狩りは大勢で方位して獲物(敵)を討つこと。富士の巻狩りは曾我兄弟の仇討ち。
江戸文化にしたしんでみよう
『江戸ぢぐち辞典』
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【内容情報】(「BOOK」データベースより)
稲荷の初午や天王祭に地口絵を飾ることが江戸後期に流行した。古典や慣用句や端唄や歌舞伎の名科白などを捻った多種多様な地口灯ろう絵から、当時の庶民の豊かな教養と情感が窺われる。地口の魅力満載の事典。
『江戸の動物画』
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【内容情報】(「BOOK」データベースより)
描かれた動物は何を語っているのか。象徴、擬人化、地口(ことば遊び)の三つの思考から動物画を分析。失われた江戸文化の深層を探る、著者による花鳥画三部作の完結編。
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