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若麒麟:世の中聞きたくない話ばかりだ

 若麒麟問題。世の中的には「解雇にしたら退職金が出ちゃうだろう」とか、そういう表面的なつまんないことばかりが問題にされているみたいに見えるんだけど、そうなんだろうか。

 日本人的なけじめの付け方で言うならば、弟子が犯した取り返しのつかない罪に対して、師匠(この場合なら理事だけど)が温情を示して除名ではなく解雇としたならば、弟子は温情に感謝しつつ自らの罪を恥じて、もらえるはずの退職金は辞退して当然だと思う。

 その両方が成立してはじめて「納得のいく処分」になるんだけれど、今の角界にそこまでの度量があるかっていうと、なさそうに見えるところが激しく問題なんだよ。弟子側もだけど、師匠側も。

 そういう、古き時代の感覚で言っても「かわいそう」は確かにおかしい。本気で弟子への思いやりがあるならば、むしろ除名にして「この厳しい処分は、おまえが本当に反省し、真人間になろうとしていることを世間に知らせるためだと思いなさい」と諭すべきじゃないのかね。

 考えが古いって言われても、舞台は角界なんですよ? おまえらなんのためにチョンマゲ結ってんだよと言いたい。日本人的な古き道徳観も持たずに形だけ侍を気取るなんて不潔だぞ。神様の前で、どの面さげて四股踏んでるんだよ。そんなんじゃ鬼どころかゴキブリも逃げんわ。

 まったくもう、テレビをつければ耳にしたくないような話題ばかり。うんざりする。もう地上波を見るのはやめようかとすら思うわ。

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  • 2009年02月03日(火)12時00分
  • 日記

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