黄金週間ですが、インフルエンザにかかってそれどころじゃないですぅ。病気自体は治っても体力がもどらず、一日中ごろごろしてます。
- 23日、突然喉がいたくなり、痰がからむようになった。
- 24日、風邪の諸症状が出て発熱するも、普通の風邪だと思った。
- 25日、風邪にしては症状が抜けない。体温を測ったら38.5度あった。水銀計の水銀がぶつ切りになってこわれてしまった。
- 26日、この頃まだ食欲があるので普通に食事しようとしたら塩気をまったく感じていないことに気づいて愕然とする。甘みも酸味も苦みも感じるのに、塩味だけきれいさっぱりまったく感じなかった。
- 日曜もやってる内科に電話してインフルエンザっぽいけど大丈夫(診られる)かって聞いたら大丈夫だということなので出かけた。待合室にいると人に移すので処置室で待つように言われた。立ってられないくらい熱があるので助かった。待ってる間に柄の長い綿棒みたいなやつで鼻水をとって検査した。この検査、痛くはないけど粘膜をつつくので涙腺を刺激されて涙がぼろぼろ出る。結果はB型陽性だそうで、覚えられないくらい薬が出た。30日にもう一度来なさいと言われた。
- もらった薬。B型にはタミフルができかないからリレンザ、咳止めにフスコデ、痰きりにメチスタ、解熱剤にカロナール、のどの炎症もおさえるうがい薬のアズノール、漢方薬の麻黄湯と葛根湯加川芎辛夷。漢方薬は一度に飲むんじゃなく、最初三日は麻黄湯、三日後からは葛根湯(ryを飲むようにという指示だった。頭が悪いので飲み方を覚えられないんですけど。体温計も買った。デジタルは電池が切れるとめんどくさいので水銀計がほしいんだけど、普通の店にはないので一番安いデジタルにした。電池切れたら捨てるかも。
タミフルとかリレンザみたいなインフルエンザの抗ウィルス薬は、発熱してから三日もたっちゃうとろくに効かないらしい。だからいらんって一瞬断ろうと思ったんだけれど、使ったことのないオモチャを与えられる魅力に勝てずにもらってしまった。
▲右:吸引器本体、中:薬入れ、左:薬本体
▲薬はこんな感じになってて、これで大人だと二回分。中は粉で枠ごと機械にはめて使う。
▲はめてみたところ。左側の本体にガチャッと装着して使うわけですな。
▲はめ込んだら、このようにタブを起こすと薬の容器に穴があくしくみになっている。
▲ピンボケしちゃってるけど穴があいてるのがわかるだろうか。穴は底まで貫通しているので、粉が吸引器にこぼれ落ちる。
▲あとは、この部分を口でくわえて吸い込めば、粉が喉やら肺やらに入っていくわけだよ。
さらに、薬をはめてある部分を一度ひっぱりだして、もう一度ガチョッとはめ直すと、勝手に回転してまだ使ってないところが出てくるんですな(動画がないとわかりにくいだろうけど)。メカっぽい仕組みがたまらんですね。
- 27日、解熱剤を飲んでいるので熱は37度台まで下がった。頭痛がひどい。食欲がまったくなくなった。依然として塩味を感じない。喉がいたくて飲み物が喉の染みる。アズノールとかいううがい薬は軽くメントールで爽やか……と言いたいところだけど、ウガイをすると口の中で発泡して泡をふいてしまう。
- 28日、口の中が浮腫んでぶよぶよ。舌が腫れ上がって痛くてしょうがない。何かの薬が効いているのか鼻水が乾き始めた。それと同時に鼻の中が異様に薬臭く感じられてきた。熱は下がっているが頭痛がひどいので、痛い時も飲んでいいと言われている解熱剤のカロナールを飲んだら、今度は体温が35.8度しかなくなった。なんだこの薬は。あいかわらず塩味がぜんぜん感じられない。
- 29日、黄色い鼻水が急に出るようになり、熱も下がって体も楽になった。塩味も少しずつ感じられるようになった。風呂をわかして入浴剤を入れたら、まったく香りがしないので愕然とする。いろんな匂いの強いものをかいでみたところ、ほぼゼロに近いくらい嗅覚がなくなっていた。熱のせいか、薬のせいかよくわからない。
- 30日、もう一度医者に行く。熱は一昨日から下がっているので、今日熱がなければ外出してもいいと言われた。痰切りと葛根湯(ryが追加されたが、正直それはもういいような気がする。それより嗅覚がないんですけどと言ったら、普通は治るけどしばらくして治らなかったら耳鼻科へ行きなさいと言われた。しばらくってどのくらい? あと、耳鼻科で何をすると治る可能性があるの? 薬は、なんか不安を感じるので飲まないことにした。
- 1日、食欲はもどってきた。味覚はまだ鈍く、やはり塩味を感じにくい。嗅覚も少しずつ感じられるようにはなっているけれど、カレーを食べてるのに全然香りがしなかったりする。不思議なことに焦げたような匂いは感じたりする。でも、スパイスのいい香りはしない。
- 2日、インフルエンザは治ってると思うんだけど体力がぜんぜんもとにもどらない。眠い、腹減った以外の欲求がほとんどない。臭覚はあいかわらず鈍い。いくらか良くなってるけど、元に戻ったという感じがしない。計りにくい感覚なので、どこまで戻ると元通りなのか自分でもよくわからない。
- 3日、眠い、だるい、お腹すいた……以下略。ツタヤで「十二人の怒れる男」と「12人の怒れる男」を借りてきた。前者は戦後すぐ作られたアメリカ映画で一番有名なやつ。後者は近年ロシア人の映画監督が作ったやつ。前者は当然面白いんだけれど、後者は最悪だった。ロシア人て頭わr……げふっ、げふっ……二時間何十分とかの長編で、その間ずっと出演者が意味のない自分語りをしていて、自分がこういう経験をしたのだから被告は無罪だと言い張り、なにひとつ根拠も説得力もないのに聞いてる人たちは「俺も無罪にする」とか言い始める。最終的には法より人情のほうが重いんだという結論に達していた。意味がわからない。
- インフルエンザと無関係に息苦しい症状があるものだから、痰が絡んだり咳き込んだりで余計に息苦しく、発作のように息ができなくなる。困った。しかしどうせ医者に行ってもろくに話もきかずに気のせいだとかいわれるんだろうと思うと相談する気にもなれない。苦しいのに相手にしてもらえない、という経験がストレスになって余計に息がとまる。
- 4日、今このへん。お腹空いた。