日時
2009年5月6日(水曜日)振替休日
天気
雨。かなり降っていてどこもゆっくり見られなかった。
まわった場所
- 榛名湖
- 磯部温泉
- 群馬県立自然史博物館
- 富岡製糸
- 軽井沢
- 横川のおぎのや
- 高崎駅
目的
榛名湖の桜を見る(しつこい)
学生時代に榛名湖畔で満開の桜を見て、そのすばらしさをどうしても忘れられず、数年前から何度も桜の時期に挑戦しているのですが、残念ながら昔見たのと同じレベルの満開に出会えたことがありません。
どのくらいすばらしいかというと、湖に船をうかべて湖畔の山にたっている建物を見ると、満開の桜に埋まるような状態で、また湖畔の道が桜並木になっていたような記憶もあります。團伊玖磨の「花の街」という歌曲が頭の中でエンドレス再生してしまうような衝撃でした。
どうも、榛名湖畔にはオオヤマザクラという花の色が濃い種類と、花の色が薄いヤマザクラとおぼしき種類など数種類が生えているらしく、それらが一斉に咲かないと自分の記憶通りの風景にならないような気がしてきました。
今回、オオヤマザクラは満開でいくらか散り始めていましたが、ヤマザクラとおぼしき白っぽい桜は咲き始めでこれからのようでした。学生時代に見たのは何かの気象条件が重なって、それらの桜が一斉に開いた希有な例を見たのかもしれません。もうあの景色は見られないのか……orz
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い:榛名湖
今回のルートは、高崎インターから市街地の北をすりぬけて、国道406号を通り室田で県道211号にそれて、榛名神社を横目で見ながら榛名湖に抜ける道を通った。ここは路線バスの通り道なので道幅もあり、県道28号(松ノ沢峠越え)や県道126号にくらべると走りやすい、はず。車の通りもそこそこある。
連休最終日だが雨模様で道は空いていた。葛飾を朝9時ごろに出発して、外環経由で関越に入り、榛名湖に到着したのは11時半くらい。
榛名湖はあいにくの雨で写真のような状態。湖畔の桜の状態を確認してすぐに立ち去った。オオヤマザクラが散り始め。他に、これから咲き始める桜があった。ヤマザクラとヤエザクラだと思うが開花前なので正確にはわからない。
ちなみに、榛名湖周辺には町営・市営の無料駐車場がたくさんあるので車は困らない。
お食事処:びくや
榛名湖を後にして富岡方面へ下ってみることにした。来るときに通った県道211号を通り、榛名神社の下1kmくらいのところに「びくや」という郷土料理の店がある。今回食事には少し早くて立ち寄れなかったが、雰囲気がいいのでいつか寄ってみたい。
◎びくや
http://homepage3.nifty.com/bikuya/
火曜定休 10:00〜18:00
ろ:ホテル磯部ガーデン
室田で来るときとは別の道にそれて安中榛名(新幹線の駅)の前を通って磯部温泉に抜けてみた。榛名湖から一時間くらいだろうか。途中の山道は晴れていれば気持ちが良いと思う。
磯部温泉は舌切り雀伝説発祥の地として知られており、「磯部ガーデン」というホテルには雀の舌を切ったとされるハサミなどの文物が所蔵されている。
関越を走っていると、このホテルの広告をでかでかと印刷した観光バスとよくすれ違うので、とにかく気になっており、公式サイトを何度も見に行ったりしたものだ。
近くを通ったので舌切り雀関連の展示をみられないかと思ったが、あいにくの雨のせいかホテルはまるで閑散としており、正直予約もなしに近づけるような雰囲気ではなかった。売店などがあるようなので行けば断られないかもしれないが、今回はあきらめることにした。次にチャンスがあったら事前にメールか電話で見学だけでもよいかと聞いてみようかとは思うが……いや、半端じゃなく高級ホテルらしいので泊まらないとダメかもしれないなあ。
◎磯部ガーデン
http://www.isobesuzume.co.jp/
ちなみに、海のない群馬で磯部という地名があるのは、このあたりから貝の化石が多く出ることに由来している。また、磯部温泉は温泉マーク発祥の地としても知られているらしい。
街を歩いてみたいような気もしたけれど、雨だったのと町営っぽい駐車場が有料だったのでやめておいた。
は:群馬県立自然史博物館
世間でまだインターネットが普及しきっていなかった十年くらい前から、この博物館には立派な公式サイトが存在していた。わたしはこのサイトでオナガセンザンコウの剥製写真を見て以来、いつかホンモノを見てやろうとずーーーーっと思っていた。
そいつは、おそらく非常に小さなセンザンコウで、名前の通り尾が長く、尾で枝をつかんで木からぶら下がったかっこうで剥製にされている。
ところが館をひとまわりしても、らぶりーオナガセンザンコウさんの剥製はどこにも見あたらなかった。受付で聞いたら、昔は展示してたけど今は引っ込めてしまったらしい。うっ、十年もこれを見たくてやっと見に来たのに。
受付の人に「オナガセンザンコウはどこに生息しているものか、今も絶滅などせずにいるものなのか」とたずねたところ、東南アジアの生き物で、ごく普通にいるはずです、と言われてしまった。……たぶん答えてくれた係の人が、センザンコウが数種類いることを知らないんだと思う。東南アジアとアフリカに生息してて、オナガセンザンコウはアフリカのものだと思うんだよ。
絶滅こそしてないと思うけどたぶん数は少ないんじゃないのかな。そんなに数がいるなら、なぜ日本のテレビなどで紹介されないのかと思う。……なんか腑に落ちないのでこれに関しては確認のために改めてメールで問い合わせてみたところ、やはりアフリカのもので、ウガンダ,セネガル,アンゴラあたりに生息しているとのこと。
生態などは詳しくわかっていないが、鱗が高価で取引されることや、肉が食用にされることなどから数が減っていると考えられる、という回答を速攻でいただいた。学名のシノニムについても丁寧におしえてもらった。ああ、スッキリした。それにしても、見たかったなあ、オナガセンザンコウの剥製。
◎群馬県立自然史博物館
http://www.gmnh.pref.gunma.jp/view/servlet/MuseumTop
上野の科学博物館の化石の展示を小さくしたような感じで、群馬県内の博物館としてはかなり大きくて立派な施設だと思う。正直こんな大きな博物館だと思っていなかったので驚いた。
ただ、群馬県にあるのに展示があまり群馬と関係ない。恐竜の骨格標本は、ほとんどが複製だった。もちろん本物もあるのだが、大きくて目立つもののほとんどが複製だったのはちょっと面食らった(笑)
入場料は、通常だと500円。今回は特別展付きだったので600円。駐車場は無料。
▲オナガセンザンコウは見られなかったけど、この化石もすごい。角が丸まってる。どうなっちゃってんの、これ。オルドスメントウゴウオオツノシカだそうです。オルドスは地名だけど、メントウゴウは何?
に:富岡製糸
上毛カルタに「日本で最初の富岡製糸」と詠われた製糸工場である。明治時代に外国から技師を呼んで作らせたもので、「ああ、野麦峠」などの映画や小説でも知られている。
昭和六十二年(1987年)まで実際に稼働していたので、設置されている機械は昭和四十年代のもの。この頃の機械は完全にオートメーション化されていて、ほとんど人の手を使わずに繭が糸になってしまうそうだ。
建物自体は明治に作られた時のままとのことだけれど、見られる場所は機械の置いてある棟だけ(しかも写真のようにビニールがかかっている)。機械が動いているのはビデオでしか見られない。ほかに雇われ外国人が住んでいた異人館や従業員宿舎なども残っているが見学はさせてもらえず、入場料は500円。駐車場は最初の30分が無料で、以降30分ごとに100円。
同じ機械が碓氷の製糸工場で今も稼働してるというんだけど、どっちかっていうと動いてるところだったらお金をはらっても見たいんですけど。あ、すみません、ごめんなさい。空気読めなくて。とりあえず世界遺産入り頑張ってください。
◎富岡製糸を世界遺産に登録しよう!
http://www2.city.tomioka.lg.jp/worldheritage/index.shtml
お食事処:おぎのや支店
峠のかまめしというキャッチフレーズで有名な、おぎのやの釜飯。おぎのやの本店は横川というところにあるが、富岡製糸の前に支店があるので、そろそろお腹が空いたので入ってみた。イートインコーナーがあり、売店で買った釜飯を自由に食べてよいことになっている。ここで食事を済ませて15時半を少し過ぎた。
おぎのやについては横川でおぎのやドライブインにも立ち寄ったので後述する。
お食事処:ニュー飯店
おぎのや支店を出て、まだ時間が早いので軽井沢方面へ行ってみることにした。予定では県道47号で妙義山の下まで行くつもりだったが、途中で道を間違えて神農原(かのはら)まで行ってしまい、途中から細い道を抜けて県道199号に出た。
199号の途中に「ニュー飯店」という謎の看板を発見。なんの変哲もない普通の食堂だったが、ニュー飯店があるなら旧飯店もあるのか、飯店では固有名詞になりにくいが、本当はなんという店名なのか……などと、どうでもいいことを考えてしまった。
ふと地図を見ると、地名が丹生である。読み方は「にゅう」なのである。つまりこの店は NEW飯店ではなくて、丹生飯店なのだ。あ衝撃的事実に爆笑。もし次に通ることがあったら食事しちゃおうかなとさえ思う。
ほ:十二という地名
199号を北上していくと、途中に十二という地名がある。読みも「じゅうに」である。単にそれだけだが、数字がそのまま地名になっているのも珍しいなと思う。
十二の交差点を曲がって県道47号へ。妙義山を横目で見ながら国道18号の新道(碓氷バイパス)を通って軽井沢を目指す。あいにくの雨だが雲のかかる山もなかなか味がある。まるで山水画のようだった。
碓氷バイパスあたりは雲の中で、対向車がライトをつけていないと見えないほどだった。少し恐い。
へ:ものすごいアウトレットモール
軽井沢にもんのすごい規模のアウトレットモールがあると聞いていたが、実際に行ってみたら本当にもんのすごい規模だったので驚いた。ちょっと口では説明しにくいような広大な土地に、有名ブランドのアウトレットが立ち並んでいる。あっちの店からこっちの店へ行くのに車で移動したくなるような感じだ。
が、ブランドものに興味がないのでここは素通り。旧軽井沢方面へ。
と:旧軽井沢
このあたりに車を置いて旧軽井沢の街を歩いた。駐車代は1時間300円だった。雨模様で夕方だったのであまりゆっくりは見られなかったが、ちょうど軽井沢あたりでも桜が満開で散り始めだった。種類までは確認できず。
寒いので茜屋珈琲店という店に入った。
ち:横川のおぎのやドライブイン
雨なのでダラダラしていてもしかたがないので早々に軽井沢をあとにした。軽井沢のインターから高速に乗ろうと思ったが、渋滞しているようだったので国道18号で高崎まで降りてしまうことにした。軽井沢を出たのが17時半くらいで、まだ道は明るかった。
せっかくだから横川でおぎのやドライブインに立ち寄った。てっきりここが本店だと思っていたら本店は駅前にあるそうだ。
わたしは小学三年の頃に、学校の遠足で妙義山に上ったことがある。その帰りにおぎのやドライブインに立ち寄ったことを今もよく覚えている。当時は本当にドライブインで、おみやげ物も観光地にありがちな感じだったと思うけれど、今はすっかり改装されてフードコート付きの今風の建物になっていた。
おぎのやというのは明治の頃から横川駅で駅弁を売っていた店だが、戦後に釜飯を売り始めて有名になった店である。小学校の遠足のおりに、担任の先生から「もののない時代に経営者の奥さんが山で山菜をとっておかずにして売り出したのが話題になり、ニュース映画にもなった」と繰り返し聞かされたのを忘れられないが、あらためて公式サイトを見に行くと、店の歴史にそのようなフレーズが一切なかったりするのである。釜飯の具も特に山菜と呼べるようなものは入っていない。つまりあれか、わたしは三十年くらい担任教師にダマされていたということなのだろうか(笑)?
高速の横川サービスエリア上り側にも売店があり、最近になって古い列車を買い取って設置したとのこと。窓から駅弁を買って食べる体験ができるということである。
◎峠の釜飯おぎのや
http://www.oginoya.co.jp/
なぜかおぎのやドライブインにクルタレという韓国菓子の実演販売があったので、つい買ってしまった。蜂蜜や麦芽などで作った生地を16000本になるまで引き延ばし(計算すると十三回くらいなんだけどね)、数種類のナッツを包んで作るお菓子。ここのは群馬らしくシルクパウダーを混ぜているそうな。
◎龍の舞
http://www.ryunomai.net/
正直ここのサイトはひどい。誰にダマされるとこんなまともに動かないものができるんだろう。あたしゃ作り直したくてしょうがない。
り:高崎駅
おぎのやドライブインを出て、国道18号で高崎へ。同行したおともだちが高崎のだるま弁当を食べたことがないというので駅の売店で購入した。同じものを買っても面白くないので、ひとつは鳥めし弁当にした。
鳥めしは、よくある感じのそぼろ弁当で、だるま弁当はだるまの容器に入った釜飯のようなもの。おぎのやの釜飯より、こっちのほうが具が山菜っぽい。
そういえば、大昔は容器が陶器だったとも聞くので、ひょっとして小学校で担任に聞いたホラ話は高崎弁当の話なんじゃないのかと思ったりするが、どこから切り込むと確認できるのかわからない。さすがにあるかどうかわからないニュース映画とやらについて問い合わせるのも気が引けるし。
◎高崎弁当
http://www.takaben.co.jp/
そんなこんなで今回も群馬旅行を終えた。高崎インターから高速に乗り、葛飾に着いたのは21時過ぎくらい。道は少しも混んでいなかった。
かなり広範囲を動き回ってしまったが、雨がふっていて一カ所をゆっくり見られなかったせいである。各所で時間をとろうとしたら、日帰りは無理なので途中で一泊するか、軽井沢をやめるとよさそう。
関連商品の広告でも貼ろうと探してみたら、おぎのやの駅弁売りの……これはフィギュアなのかな。とにかく、駅弁売りの人形をみつけた。ちょっと面白い。
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