祭のポスターに9時からって書いてあったから、朝からでかけてみたら、朝やってるのは大量の藁を稲こき機の歯の粗いやつでがしがしやって揃えてるだけでした。実際にしめなわをなうのは13時からだとのこと。
しょうがないので近所のアロハカフェ(花屋さんで喫茶店でハワイ関係)でお茶飲んで、いっぺん亀有まで戻ってアリオで時間つぶして、お昼過ぎにまた行きました。
神社の庭に大量の藁をひろげて、地元婦人会(?)のみなさんが何かやってて、その量が半端じゃないので何時間くらいかかるのかと思ったら、暗くなるまでかかりますよって。
てっきり二時間くらいで終わるものだと思ってたからビックリ。見ててもしょうがないので作業にまぜてもらう。ひとつかみの藁を束ねるだけの作業。その束をさらにまとめて大しめ縄に使う。
その作業をやってる横で、同時進行で大しめ縄づくりも始まっちゃう。うはー、このペースで夜までか。完全になめてた。これはすごい。
藁たばねる、たばねてたばねてたばねまくって、合間にしめ縄づくりの写真もとる。部外者なのにビールとか手ぬぐいとかもらいまくる。妙にたのしい。
夕方やや暗くなって来たころ「もう藁は足りそう」宣言が出たのでしめ縄造りを見学。なんか、半端ない太さなんですけど。一番ふといところで直径 50cm を越えるといってた。ってことは周囲は 150cm を越えるっつーことですよ。長さは 7m くらいで、それでも昔より 1m 短いっていってた。
しめ縄がすっかり完成したのは18時くらい。関係者のみなさんはしめ縄の前で宴会で、そのあとしめ縄をみんなでかついでそこらを一周して、最後に神社の前にかかげるらしい。
そのままぼーっとしてたら宴会に混ぜてもらえそうな気がしたけど、雨がふってきたので近所のコンビニに逃げ込む。肉まんたべて戻ったら、雨なので宴会はおひらきになってた。平沢勝栄と青木区長がきてたみたい。
雨はすぐやんだけど、いつ降ってくるかわかんないのでそこら一周はなしで、神社の庭を大勢でかついでぐるぐる回ってた。御神輿みたいにかついで回ることを「もむ」と呼んでるみたい。大昔はしめ縄をオス・メス二本作って、片方をかついでご町内を回ったらしい。しかも、途中でしめ縄がぶっ壊れなければならず、壊れたのをさらにねじりなおして完成させてたとか。今はメスしか作らないみたい。
あくまでしめ縄って言ってるけど、先を玉結びにして頭を作るし、オスだのメスだの言ってるので、他の地方で「蛇ねじり」とか「じんがん縄」とか言ってるのと同じ流れのものっぽいです。
みんなで三周くらい「もんで」から、社殿の前に立ってる柱にひっぱり上げるのですが、昔は柱ではなくご神木に掛け渡していたそうです。
みんなでしめ縄のくぐり初めをしてイベント終了。20時ちょっと前。一日がかりの半端ない祭だった!!
お祭りは、どっちかっていうと明日のほうが賑やかなのかもしれないです。今日はしめ縄造りの関係者と+αくらいしかいないみたい(それでもそれなりの人数ですが)。なぜかこの手の無形文化財的なものって、見に来る人が少ないみたい。
写真たくさんあるので後ほど。
それにしても、こんなことを書いていると、ああ、あの人かってなっちゃうんだよね……うーん、うーん、なんかやりにくい。もう開き直って珍獣様名刺とか配りまくるべきなんだろうか(笑)