記事一覧

まだ間に合う”北総線一日乗車券で行く松虫姫伝説の旅

ファイル 835-1.jpg
▲北総線の一日乗車券「さわやかきっぷ」1000円
 3月末から5月のゴールデンウィーク中まで、土日祝日だけ使える一日乗車券です。今日はもう半日過ぎちゃいましたが、5/1~5/5までの5日間使えます。

 京成線高砂駅から、北総線の終点まで、一日中何度乗り降りしても1000円なのでひじょーーーーーーーにお得です。北総線って運賃高いんです。高砂から七つ目の大町まで行くだけで500円、終点の印旛日本医大まで行くと820円ですから、往復料金にしたらどんだけお得かって話です!

 問題は北総線沿いに何があんのかってことですが(笑)、印西牧の原ってところで降りると、まわりがものすごいショッピングモールです。ホームセンターのジョイフル本田なんかはちょっと楽しいですね。三郷にスーパービバホームができるまでは電車に乗って遊びに来てたくらいです。

◎ジョイフル本田
http://www.joyfulhonda.com/

 千葉ニュータウン中央で降りると、すぐ近くに北総花の丘公園があります。ここは首都圏公園スタンプラリー会場のひとつなので、スタンプ帳をゲットしておくと良いかもしれません(ラリーは11月まで開催されます)。

◎首都圏公園スタンプラリー
http://www.tokyo-park.or.jp/event_search/detail/e_search_dt000746.html

メインはなんといっても終点!

 終点の印旛日本医大で降りると、ここは駅舎自体がとてもかっこいいんです。松虫姫伝説の故郷なので、ちょっと仏教遺跡を思わせる不思議な作りの駅舎になっています。
ファイル 835-3.jpg
▲印旛日本医大駅

 駅からちょっと歩いたところに、松虫姫公園というのがあります。ここは「牛むぐりの池」のまわりを整備した公園です。
ファイル 835-4.jpg
▲牛むぐりの池

 このあたりは松虫姫伝説の舞台になっています。聖武天皇の第三皇女である松虫姫が重い病にかかり、夢のおつげでこの地に導かれ、薬師如来の加護で病を治して都に帰って行くというお話です。

 先に書いた牛むぐりの池というのは、都から姫をのせてきた牛が入水した池だと伝えられています。

◎珍獣の館・昔話の舞台をたずねて「松虫姫伝説」
http://www.chinjuh.mydns.jp/ohanasi/tanbou/0007.htm

ファイル 835-2.jpg
▲松虫姫と牛の像

 姫の病を治した霊験あらたかな薬師如来のお寺は今もあって、緑濃き里山にひっそりたたずんでいます。薬師如来像は秘仏で、三十三年に一度ご開帳があるそうです(次回は平成二十四年だとお寺に張り紙がありました)。学術のための見学は随時受け付けているそうですが、かならず事前の予約が必要とのことです。

ファイル 835-5.jpg
▲松虫寺近くの庚申塚

 印旛日本医大駅の周辺は、まだ開発されていなくて、空も広いし、里山が残っていて、とてもいい感じです。正直このあたりは穴場だと思います。駅前にマンションとかバンバン立つまえに是非行ってみてください。


より大きな地図で 松虫姫伝説をたどる旅 を表示

 こんな感じで駅から一周するとだいたい3~4kmでしょうか。ちょっとしたハイキング気分でどうぞ。地図に松虫寺(拡大すると姫神社になっちゃうけど)とあるあたりはいい感じの里山ですから、晴れていれば歩くのは楽しいと思います。

 途中に店や自販機はまったくないので飲み物は駅のまわりで調達してください。おなかがすいたら地図上にナイフとホークのアイコンで示した場所にスーパーと飲食店が入っているモールがありますので、そこで食事はできると思います。世界の食材っていうでっかい看板が出ているのですぐわかります。



 他の駅にも見所はあるようですから北総鉄道の公式サイトを確認してください。

◎北総鉄道
http://www.hokuso-railway.co.jp/
みどころは「沿線ガイド」、一日乗車券の説明は「トピックス」の中から「さわやかきっぷ」を探してください。

    はてなブックマーク - {entry_title}
  • 2010年04月29日(木)15時42分
  • 日記

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary-tb.cgi/835

トラックバック一覧