えー、口直しにまともな観光地のことも書きます。
前の前の前くらいの記事に、埼玉県比企郡の百穴面白いよと書いたわけですが、実は少し離れた場所に十六穴というのもあるんです。
八丁湖という湖の側の山肌にそれはあります。正式には黒岩横穴墓群というそうです。最初に発掘された穴が十六個だったとか、そんな理由で通称は十六穴。
百穴と違ってここは中に入ったりはできません。たぶん百穴と同じ形式の横穴と思います。森の中にあって、こちらもなかなかいい感じの場所でした。
これが八丁湖。人工的に作られた農業用のため池だそうです。今は湖の周りの丘陵(その中に十六穴もある)が公園になっています。
ここも不思議なところです。公園といっても散策路があるだけなのに、なぜか大勢が集まってきて駐車場がいっぱい。全員が公園に来てるのか、他の目的なのかちょっとわかんないんですが、なんせこのあたり一帯は人が集まるポイントのようです。百穴同様、パワースポットではないかと思います。
緑の濃い丘陵地帯なのでいろんなものに出会います。これはウバタマムシですかね。まだ生きてたので放してきました。他にはハルゼミが鳴いていました(5月初旬)。残念ながら手持ちの機材では録音できませんでした。
ところで、八丁湖公園を出て北のほうに高負彦根神社(たかおひこねじんじゃ)というのがあり、その神社の裏に、足で踏みならすとポンポン言う山があるというので行ってみました。
八丁湖からだと、丘陵の坂道をぜえはあ言いながら30分かそこらですかね。一度道に出て、民家の間の小道をどんどん歩いていった先でした。公園を出てからの道がややわかりにくいので事前に地図を見た方がよいと思います。
奥に見えるのが高負彦根神社です。小高い丘の上にあって、写真左手に農地が広がっているので、どこぞの高原にいるんじゃないかと錯覚するような場所です。
神社の裏にご神体と思われる岩があり、ポンポン山と呼ばれるのはその岩のまわりです。ご神体なのに誰でも上ってポンポンできてしまいます。神様ありがとう。
ポンポン山のおもしろさを口で伝えるのはとても難しいです。動画を撮ってみましたが、どうもおもしろさが伝わるものになりませんでした。
とにかく、足を踏みならすとポンポン言うんです。ツボを叩くような感じです。たぶん岩の下に空洞があるのだと思います。それだけなんですが、面白い場所でした。
八丁湖公園とポンポン山の間にも何カ所か無料駐車場がありました。八丁湖側の駐車場は混雑するので、こちらに直接車できて、十六穴まで歩いたほうがいいかもしれません。
埼玉県比企郡吉見町はとてもいいところでした。不思議なスポットが点在し、広い空と田園風景が広がっています。丘の上に家がたち、内陸なのに神奈川の海沿いを思わせるお洒落なたたずまいもあります。
これで前の記事にあった酷い温泉宿さえなかったら、完璧によい思い出として心に残ったはずなのですが(笑)
◎吉見町役場:観光・文化財マップ
http://www.town.yoshimi.saitama.jp/guide.html
(クリッカブルになっているので行きたい場所をクリック)
より大きな地図で 十六穴・ポンポン山 を表示
赤いポイントが八町公園北側出口で、青い線はポンポン山への道筋です。途中にわかりにくい道しるべがいくつかあります。
Pのアイコンは無料駐車場で、だいたいこの辺だったという記憶に頼っているので正確には場所が違うかもしれません。なんせ何カ所かに止められる場所がありました。