『原色日本蛾類幼虫図鑑』復刻のお話。
先日うちに届いた復刻版は角打ちがひどいので交換して貰う予定なんですが、まだ新しいのは届いていません。もう二週間くらいたってるんですけど……まあそれは気長に待つつもりです。たまに催促のメールとかしながら。
ところで、復刻された図鑑にやや不満な点があります。ハードカバーでなくなったのとかは我慢できる範囲。
でも、なんかこれ、写真がしょぼくなってる???
気にならないものもありますが、色数の少ないプリンターで打ち出したみたいな、なんとも言えない荒さ。色も褪せた感じに見えます。ひどいのになるとイラストと見まごうほど。
最初は気のせいかとも思ったのですが、違和感が大きいので図書館で旧版を借りてきました。
▲図書館で借りてきた旧版の写真です。デジカメで写しているので肉眼で見たのより荒くなってしまうでしょうが、比較対象物としてまずこれを覚えてください。
▲次にこれが復刻版の同じ虫の写真です。
何度も言いますが、デジカメで写しているので肉眼で見るよりもっと荒くなってるはずです。現物はここまで酷くはありません。
が、比べてみればわかるとおり、復刻版のほうが荒いですよね。
想像するに、印刷用の原版が本当に廃棄されていて(もしくはもう使えない状態になっていて)、旧版からスキャニングして復刻するしかなかったのではないかと。
写真だけに価値があるわけではないから、あらかじめ聞かされていても買ったとは思うのですが、昔と同じ内容だと思いこんでいると落胆は大きいです。
復刊という性質上、こういうこともありうるので、事前にもっと情報があってもいいんじゃないですかね。
っていうか、もう少しなんとかならんのですか、この画質は。こんなだとプレミアがついて強烈な値段になってる古本のほうがまだマシってことになりかねないですよ……
この状態で買ってって素直に言いにくいけど、いちおう広告はっておきます(汗)写真集ではありませんから、解説文にも価値があります。蛾類の幼虫に関してここまで詳細に解説した本は他にはまずありません。
19950円(税込み、送料無料)上下巻セットです。
# 荒さじゃなくて、粗さですね。荒々しいんじゃなくて、粗いの。
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