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美里町のすっぽこ汁

 すっぽこ汁というのは根菜類などの野菜を入れた汁に、うー麺か索麺を入れて、片栗粉でとろみをつけたものです。おくずかけとも言うそうです。仙台市から宮城県の南部に広く伝わる郷土料理だということです。

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▲2010年の3月に小牛田駅前の上野屋で食べたすっぽこ定食。これがとても気に入ってしまい、その後「宮城県にはすっぽこ汁というものがあってね」と、あちこちでいい回ったほど。たしか上野屋のすっぽこには鶏肉が入っていたと思います。


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▲2011年2月に、やはり小牛田駅前の伊勢屋で食べたすっぽこ定食。上野屋のとは入っている野菜も違うし味も少し違います。ここのすっぽこには肉が入っていなかったように思います。


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▲すっぽこ汁ラリーなんかも開催されています。宮城県の美里町というところには、すっぽこ汁を食べさせる店が沢山あるそうです。

◎美里のすっぽこ汁
http://www.town.misato.miyagi.jp/12kanko/2009-1002-1629-5.html
 すっぽこ汁を出す店の住所などが紹介されている美里町のページ。


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▲まねして作ってみた自作のすっぽこ汁。

 作り方は自己流ですが、干し椎茸で出汁をとって切った野菜を入れます。野菜はなんでもいいみたいだけど、ニンジン、ごぼう、だ大根、サトイモ、椎茸(出汁につかったやつ)など。水でもどしたお麩や、蒟蒻、油揚げなんかも入れます。醤油、酒、みりんで味をつけて、片栗粉でとろみをつけて汁が完成。あとは、うー麺か索麺を茹でて、汁をよそった椀に麺を入れれば完成。おろしショウガを吸い口にそえると美味しいです。

 手順を書くと簡単ですが、定番になるような味に決めるのは意外と難しく、いつも寝ぼけたような汁になってしまいます。上野屋みたいに鶏肉を入れるとぐっと味が良くなりますが、もとが精進料理だそうですから肉はどうなのかな、と首をひねりながら鶏肉を入れたりもします(笑)

タグ:郷土料理

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