先日の東北旅行で宮城県登米市の石越近くでみつけました。小さな木造の建物で、最初は学校跡かと思いました。
近づいてみると若柳駅(わかやなぎえき)と書いてありました。
建物の中は待合室で、子供の頃に見たような古い木造のベンチが並んでいます。でも鍵がかかっていて中には入れませんでした。
金網越しに覗くとホームと線路があって、列車も止まっていました。
駅舎の傍らにある記念碑。くりはら田園鉄道とその廃線の説明が平成二十二年六月の日付で刻まれています。鉄道の廃線そのものがいつなのかは書かれていませんでした。
道行くおじいちゃんに「この鉄道はいつまで走っていたんですか?」と聞いたら「去年(平成二十二年)の三月いっぱいだよ」とと言ってました。帰宅後に検索してみたら平成十九年(2007年)の三月に廃線されたそうです。どうやらこの町では世間の一年が三年にあたるようです。
昔は細倉というところに亜鉛の鉱山があったので、そこで働いてる人が大勢乗ったんだよと、おじいちゃんは話してくれました。
タグ:2011年2月東北旅行