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豆腐百珍:雷豆腐

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十 雷とうふ 香油(こまのあぶら)をゐりて豆腐をつかみ砕(くづ)して打入れ直(ぢき)に醤油をさし調和(かげん)し ○葱白(ひともとしろね)のざくざくおろし大根おろし山葵うちこむ ○又はすり山椒もよし ○南京とうふともいふ ○又水気をよくしぼりて 右の如くするを黄檗(わうばく)とうふともケンボロ豆腐ともいふ[四十]に出たる黄檗豆腐と製少しちがふなり 一説なり 又隠元とうふともいふ 

 豆腐を炒める時にばちばち言うのが雷鳴のようなので雷豆腐。これは今も同じ名前で同じような作り方をする料理があります。昔のレシピには山葵(わさび)が入っているが特徴ですね。

 昔のことなので、山葵は自分ですり下ろしたと思います。ここではチューブ入りの山葵を使いました。辛いかなと思ったら、火を通すとからみがとんで、遠くほのかに山葵の香りがするという、サッパリした味になりました。これは悪くないですね。

 レシピには「すり山椒もよし」とあります。山葵の代わりに山椒を入れると麻婆豆腐のようになると思います。

タグ:豆腐百珍

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