前回の訪問時に「石巻の名前の由来になったのは、巻石という石のまわりに波がうずをまいていたから」というのを教えてもらって、よし、次に行く時はそれを見るぞーと決めていました。
前回も近くを通ったんです。「赤い欄干のようなものが見える。神社かなあ」と気になってはいましたが、それが巻石のある場所とは知りませんでした。その時はともだちの車だったし、まだ通行止めの箇所も多くてそのまま通り過ぎてしまいました。
▲巻石があるのって、ここですよねー。あの島は雄島っていうらしいですね。
▲拡大。松の枝の下にある、長四角の石が巻石ですね。近くまで行って見ようと思います。
▲雄にある木々が津波で倒されています。でも地元民らしきおじさんが釣りをしているので、島には渡れるんでしょうか?
▲橋にまわってみたら、ありゃ、やっぱり閉鎖されてる。写真では見づらいですがロープが張ってあります。おじさんはこれを乗り越えたんですね。
おじさんが行けるんなら、わたしが乗り越えたところで誰も文句は言わないかなーとも思ったんですけど、そういう無理はしないことにしているのでやめときました。
巻石は、自然石とは思えないような角張った石でした。一体なんのための石だったんでしょうね。今は水の流れがかわってしまい、巻石のまわりで水が渦をまくということはなさそうです。
▲住吉神社。雄島のすぐ近くにあります。なにか由緒のある神社なんだろうなと思いつつ写真だけとりました。あとで調べてみたら「袖の渡り」の舞台はここだってことになってるらしいですね。
お兄さんに追われて逃げてきた源義経は、ここから船に乗ろうとしたけれどお金をもっていませんでした。そこで自分の袖をちぎって船頭にやり、船にのせてもらったというお話です。
でも、義経より前の時代の清少納言が袖の渡りの歌を詠んでいるんだそうです。義経伝説はあとから付け加えられただけで、「袖の渡し」の本当の由来はよくわからないんでしょうね。
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