これは会津若松の鶴ヶ城会館で買いました。
会津といえば、牛をかたどった張り子細工の赤べこが有名ですが、起き上がり小法師も昔から親しまれているらしいんですよ。
なんでも、今から400年くらい前のこと、時の会津藩主・蒲生氏郷(がもううじさと)が、無役の藩士に作らせたのが始まりとのことです。
無役の藩士といえば、いつリストラされてもおかしくないような下っ端のサラリーマンみたいなものです。藩からいくらかお給料は出るんでしょうけど、無収入の浪人よりはマシという程度だったんじゃないでしょうか。
そんな下級侍に、転んでも起き上がる人形を作らせるなんて、蒲生さん、かなり洒落てらっしゃる。
会津では今でも正月十日に縁日がたち、起き上がり小法師が売られるそうです。家族の数より一個多く買ってきて、神棚に供えて一年の幸せを祈願すると……
……言われてるんですけどホントなんでしょうか(笑)
知人が喜多方に住んでいたことがあり、会津といったら赤べこなんだよってさんざん聞かされたことはあるんですが、起き上がり小法師の話は最近になって初めて知りました。
なんにせよ手づくり感満点でかわいらしいものです。ひとつひとつ形も違うし、倒した時の起き上がり方にも個性があります。
通販ならば楽天市場で
これは山田民芸工房で作られた小法師だそうです。髪の毛が少なめで形も個性的ですね。わたしが買ったのより一回り大きいみたい。二個セットで税込 420 円です。
こちらは身長14cmの大型小法師です。写真の三体のうち、青いのが来ます。1個630円。
会津木綿の巾着とセットで税込 893 円也。