ハサミムシの産卵の季節です。ハサミムシは植木鉢の下など、湿ったところに済んでいて、産卵もそこでします。ハサミムシの卵は一ヶ所にまとめてうみつけられます。卵はビーズよりも小さく、乳白色です。
面白いことに、ハサミムシは卵を産みっぱなしにしません。ほとんど必ずといっていいほど、卵のそばに親がいます。それで、その卵がハサミムシのものだとわかります。
ハサミムシ類は日本に棲息するものだけで二十種類以上いるそうです。写真のものは、ただの「ハサミムシ」だと思いますが他のと並べて見た事があるわけじゃないのでちょっとわかりません。他の種と見分ける場合、翅がなく、足が透明感のある黄褐色で、触角の先まで黒いこと、尻のハサミの形などが見分けのポイントになるとは思います。
昨日、この写真をとったあと、親をおっぱらってから卵の上に植木鉢を戻しました。そして今日、植木鉢をどかしてみたら、沢山あった卵がすべてなくなっていました。
親が運んだとは思いにくいので、アリにでも取られてしまったのでしょうか。
似たもの:ナメクジの卵
ナメクジの卵は、ハサミムシと同じように植木鉢の下などで良くみつかります。ナメクジの卵は最初は透明で、成長とともに半透明になっていきますが、やはりどこかゼリーのように見えます。
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