そろそろ餌に反応しなくなってきてるので、ウシなんとかさん(カエル)の冬支度をしました。
ちなみにこの方法は、東京23区内あたりの気候を想定しています。もっと寒い地域ではこのやりかたで冬を越せるかわかりません。
また、カエルは種類によって性質がまるっきり違うと思います。ウシなんとかさんは普段から水辺にいて、陸上にはほとんど出てこないので(たぶん)こういう方法になります。ヒキガエルやアマガエルをこんなやり方で冬眠させると死ぬかもしれないので要注意です。
なお、わたしは専門家じゃないので、カエル超大事、カエルが死んだら俺も死ぬっていうくらい愛しちゃってる人は、もっとまともなサイトを探しに行ってください。お願いします。
んではいきます。
▲これがウシなんとかさんの水槽です。このあと水を抜いて掃除をしたので汚れてる点についてはスルーでよろしくお願いします。
中に入っているのはコンクリートのブロックです。空洞があるので、ウシなんとかさんの良い隠れ家です。もちろんブロックの上にも乗ることができます。
普段はブロックが水没しない程度にたっぷり水をはっておきますが、冬眠しそうな時期(11月中旬くらい?)になったら、とりあえずいっぺん水を抜いて掃除します。
▲これが園芸用の水苔です。ホームセンターなどの園芸コーナーには割りと普通にあると思います。今回は12リットルのものを購入しました。値段は500円くらい。
▲水苔をほぐして、あらかじめ水に浸しておきます。
▲掃除して水を抜いた水槽に、吸水させた水苔を入れます。それだけじゃ水はたりないので、水苔がひたひたになるくらいに足します。ブロックは水没させないこと。
カエルを水苔の上に出して写そうと思ったのですが、さっさと潜って隠れてしまいました。
▲蓋をして、蓋の上にはレンガかなにかで重石をして、上にヨシズ(100円ショップで買ったものです)をかけておきます。ヨシズは雨除け、雪よけ、夏は日よけになります。
この準備をいつごろするかは難しい問題です。わたしはだいたい、餌を食べなくなった頃を目安にしています。水苔を入れてやったら、食べ残しの餌も入れておき、様子を見ます。まだ食べるようなら追加で与えますが、だんだん食べなくなって、出てこなくなると思います。
うちではこの水槽を、屋根のないベランダに置いています。もし大雨がふって水が増えちゃったら、ブロックが水面に出るまで水を減らします。雪はだいたいヨシズでよけられますが、雪解け水が入るのでブロックが水没しないように注意します。
どちらかというと乾燥に注意してください。水浸しになっていてもウシなんとかさんは死にませんが、カラカラにかわいたら確実に死んじゃうと思います。
真冬には水面に薄氷が張りますが、特になにもせずほったらかしています。
春の啓蟄の頃に水槽から水苔を出してやれば、カエルがだんだん目をさまします。啓蟄をまたずに勝手に出てくることもあります。
以上はあくまで、うちではこうしている、という方法であって、これが最上かどうかはわかりません。ちなみにこれで5年飼育しています。
くりかえしになりますが、東京よりも寒い地域では、この方法で越冬できるかどうかはわかりません。厳寒地での飼い方をお求めの場合は、うちではわかりませんので、もっとまともなサイトを探してください。
あと、ウシなんとかさんは特定外来生物に指定されています。本来ならば、捕獲して持ち帰ることも、飼育することも、人にあげることもすべて禁じられています。ウシなんとかさんの飼育はおすすめしません。なるべく(いや絶対)飼わないでください。違法です。
ただ、知らずに連れ帰ったらウシだったというようなこともありますから、その場合は責任を持って死ぬまで飼育してください。どうかよそにはなったりしないでくださいね。
いきものを飼う時のおやくそく
野性のいきものをつかまえたら、死ぬまで飼いましょう。
やむをえず放す時は、必ずつかまえた場所で放しましょう。よそに放してはいけません。
ペットショップで買ったものは野にはなってはいけません。死ぬまで飼うか、やむをえない場合は買ったお店に相談しましょう。
タグ:カエル
箱拓 2012年12月09日(日)20時23分 編集・削除
おしさしぶりです。
ウシなんとかさん、可愛いですね。
冬の掃除大変ですね。
最近、ウナギの水槽を掃除したときウシガエルのこと思い出して
「あ、そういえば珍獣ららむ〜さんどうしてるのかな〜」と思い久しぶりにららむ〜さんの記事を読ませていいただきました。