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里芋料理を研究しようとして芋がえのぼたもちと五平餅が出来上がった話

 例のグッドなんとかいうAllAboutのネタにするつもりで考えてたんですが、いろいろアレなので自分のブログに書くことにしました(って、いつもあっちにもこっちにも書いてるけどさ)。

 たしかお題は「里芋がメインの料理」とかだったと思うんですよね。普通に考えると、煮っ転がしとか、きぬかつぎとかだと思うんですが、そういう当たり前なの面白くないし。

 そういえば子供の頃に、芋がえ餅っていうのがあるって、讀売新聞の日曜版かなんかで読んだような気がするんです(ナニこのやけに具体的なうろおぼえ)。

 どこだか地方の料理で、お米と里芋を一緒に炊いて、つぶして餅にするんだとかいう話だったと思います。はげしくうろ覚えなので間違ってるかもしれないけれど、もののない時代に盛んに作った料理なので、うるち米に里芋を加えて粘りを出して、もち米のかわりにするんだ、みたいな説明だったような気がします。当時のわたしは、それで「芋代え餅」なんだな、と勝手に納得しました。実際の語源はどうだか知りません。知りませんったら知りません。

 そういう話は大好きなのですっごく作ってみたかったんですが、当時はどうも手が出なくてそのまんま大人になってたことに、昨日気づいたので作ってみました。
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 適切な分量とかよくわかんないのでフィーリングで。うるち米1合に大して里芋このくらい。適当にざくざく切って米と一緒に炊きました。

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 炊き上がりはこんなです。うちは電気炊飯器じゃなくてシャトルシェフで炊いてます。

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 すり鉢で半殺しにしてるところ。米を半分つぶすのを半殺しっていうんですよね。「明日は半殺し(ぼたもち)にするか、本殺し(餅)にするか…」「手打ち(蕎麦)もいいんじゃないですか、おじいさん」みたいな。

 ところで、このすり鉢けっこう大きいんですけど、こんなに沢山できちゃってどうするんですかね、わたし。

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 丸めてぼたもちにしてみました。小豆のあんこはめんどくさいのできな粉をまぶしました。

 味ですが、うーん、なんといいましょうか、ずばり言ってやわらかい、というか、なめらかすぎる感じ。米をもうちょっと固めに炊いていいかもしれないなあ。芋も減らしていいのかも。

 ここらで作り方を検索してみたら、げげ、世の中的にはうるち米だけでなくもち米も使ってる人が多いんでやんの。えー、なんていうか、それだったら最初からもち米でやるしー、みたいな。かなり夢やぶれた感じでテンション下がりました。

 しかも「わたしぼたもちそんなに好きじゃないのよねー」という重要な事実を今さらながらに思い出したわけです。最初に気づけよ。

 仕方ないので残りは平たくのばして、フライパンで焼いて、醤油と砂糖のタレをからめて五平餅みたいにしてみましたよ。
ファイル 1703-5.jpg
 撮影が夜になっちゃったせいでやけにムードのある写真ですね。というか、これはぶっちゃけハンバーグにしか見えないではありませんか。しかし芋がえ餅です。

 焼こうが何をしようが、やわらかいものはやわらかいんですが、どちらかっていうとこっちのほうが好みですね。


 なお、量があったので、半分は翌日の朝食に回したのですが、一晩たってからのほうが少し弾力が出て美味しかったです。温め返したりとかはしてないけれど、固くもなくてまあまあでしたよ。

タグ:手料理

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