だいぶ旬を逃してしまいましたが、夕顔観音の御開帳を見に行った話も書いとかないといけないですね。
葛飾区の西水元にある安福寺では、12年に1度午年の4月に、秘仏である夕顔観音が御開帳されることになってます。
◎関連記事:今年は西水元安福寺の夕顔観音の御開帳があるはず
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1767
まずはこっちの記事をどうぞ。お寺の場所や、夕顔観音の由来などを書きました。
この観音様の存在に気付いたのが今から10年くらい前のこと。葛飾区の名所案内みたいなのを読んだのが最初だったと思います。普段は非公開で、午年の4月に公開されると書いてあるのを見て、
「午年って一昨年? 惜しい、もうちょっと早く気付いていれば! 次の午年まで10年も覚えてられっこないわー」
ってなことを、言ったのを覚えてます。
きっと忘れちゃうだろう、そう思いながら1年、また1年と過ぎていき、いつのまにか 10年たってました。昨日のことさえ覚えてないのに、よくぞ忘れなかったものです。自分でも信じられない!
こりゃもう、見に行くしかありませんよ。10年待ったというのもありますが、なんせ歩いて行けちゃう地元のお寺さんですしねー。
というわけで、4月吉日、お参りに行ってきました。
▲葛飾区西水元・安福寺。閑静な住宅街にある小さなお寺ですが、歴史は古く、江戸時代の地誌にも記録されているんですよ。
▲本堂に安置されている夕顔観音像。想像してたのよりずーっと小さなものでした。
仏像といってもレリーフになっていて、壁にかけて拝むためのものらしいです。本堂の天上付近に色鮮やかなリボンが見えるでしょうか。このリボンは仏様に直接結びつけられているので、リボンに触れることで、仏様に触れてるのと同じことになります。
お寺の人に、遠くからだったら撮影してもいいですかって聞いたら、近くからでもどうぞって言ってもらったので、望遠で写してみました。
▲まずは全体像です。さきほどのリボンは途中から糸にかわり、観音様に結ばれています。
▲もうちょっと近付いた写真です。クリックすると大きな写真が開きます。観音様が手にしているのは宝塔でした。
千手観音だったら沢山ある手のひとつに宝塔を持ってることはあるでしょうが、こういったシンプルな観音様で塔を持っている例は珍しいかもしれないですね。
▲記念にどうぞと、戴いた瓦煎餅。
10年も待ってやっと見られた仏様ですから感慨無量です。ブログを見て、情報を下さった関口様、お世話になりました。また12年後にお参りさせていただいきます。