twitterでちょっと話題にしたので最近の様子を書いておきます。
うちのウシなんとかさんは元気です。カエルになってから7年たちました。オタマの時代を入れるとたぶん 8〜9年になると思うんですが、うちに来たとき、すでに小さな足が生えており、すぐにカエルになってしまいました。
ウシガエルはすごく長生きします。最初の冬を越えるのが大きなハードルですが、それを乗り越えちゃうと、本当に長いつきあいになります。すぐ死んじゃうだろうなんて、軽く考えないでください。犬や猫と同じくらい、長生きしますからね。
うちでは、あまりペットのように可愛がらないように気を付けていて、餌は 1日にコオロギを 5頭くらい与えてます。毎日やることもあれば、2日にいっぺんとかのこともあります。
餌の量としては、これが最低限のラインかと思います。弱ったり、死んだりはしませんが、これ以上大きくなることもなさそうです。 #ウシガエルは飼い方によってはもっと大きくなるはずです。
ご存知の方も多いでしょうが、ウシガエルは日本では特定外来生物に指定されておりまして、飼育や放流、人にゆずること、繁殖などなど、みんな禁じられてます。
なぜ禁じられているかというと、ウシガエルが増えることによって、日本にもとからいた様々な種類の生き物が生きていく環境がぶっこわれてしまうかもしれないからです。
ウシガエルも可愛いですが、ほかの生き物もやっぱり可愛いし、みーんなみーんな、全部ひっくるめて、大きな自然の一部なんです。何かひとつだけ生きていけばいいわけじゃないので、ウシはこれ以上増やさないようにしよう、今いないところには広げないようにしようってことになったわけです。
この件に関しては、いろいろ言いたいこともあります。だいいち、ウシガエルなんぞ、そこいらじゅうにいるんですよ。ありとあらゆる公園の、水辺っていったらもうボーボー鳴いてる。そんなあっちこっちにいるものを、いまさら飼育等を禁じたって、本当に意味があるのかと。
だってそうでしょう、オタマジャクシでカエルの種類を見分けられる人は、そうとうの自然マニアです。普通の人はオタマジャクシは「カエル」という生き物の子供だとしか思っていなくて、何ガエルかなんて考えたことすらないんです。
それをアマガエルやヒキガエルは在来の生き物だから飼ってよくて、ウシガエルは持ち帰るだけでも違法なんて言われたって、見分けもついてないのに、誰がどうやって守れるの、そんな法律…
やるべきことはそうじゃなくて、生き物とのより良い付き合い方の啓蒙であるはずです。
ウシに限ったことではありません。自然界のいきものは、捕まえて飼うなら、その生き物が死ぬまで飼いましょう。
飼い切れなくなったら、必ず「捕まえた場所で」放してください。それが無理なら飼ってはいけません。すでに飼っていて、世話し切れなくなり、どうしても手放したいという場合は、責任もって飼育してくれる人にゆずるか、かわいそうですが殺処分を検討してください。
ペットショップ等で購入した生き物は、絶対に野に放たないことです。購入したお店に相談して引き取ってもらうこと。
何度も同じことを書いているので、もう飽きたっていう方もいらっしゃるかもしれませんが、はじめましての方も通りがかるでしょうから、何度でも書きます。必ず覚えておいてくださいね。おねがいします。
わたしがウシガエルを飼い始めたのも、あるところでオタマジャクシを見て「あらウシガエルのオタマですね」みたいな話をしたら、「何言ってんの、これはアマガエルだよ!」と反論されたのが始まりです(ちなみに当時は違法じゃなかったです)。アマガエルのわけないんです。だって大きさ全然ちがうんだもの。
そんなことを何度かしてるうちに法律が変わり、半信半疑で「それがもしウシガエルだったら違法」といっても人にご納得いただけないし、首をひねりながら飼ってみたら見事にウシになっちゃった orz
アマガエル野郎に責任とらせたいところですが、どうしようもないのでわたしが責任とって寿命を見取るまで飼育を続けてます。
ってなことを、すでに 7年言いつづけています。たのむから金魚すくいなんかでウシガエルを人にくばらないでください(捕まえてきた時点で違法なら、人に売ったりあげたりするのも違法なんだっつーのー T-T)。
タグ:カエル
Ninja_Machiko 2014年09月11日(木)21時18分 編集・削除
Twitterでは大変お世話になりました。
ウシガエル、長生きなんですね!
オタマジャクシを子供の時以来、久々に見てつい貰ってきてしまいましたが、責任重大です。
冬眠をさせるのは難しそうですが、 なるべく自然に近い環境をベランダに作って、あとは自然に任せようと思います。生餌についてはいろいろ試行錯誤してみようと思います。
gabotyan