記事一覧

昨夜の月蝕写真

ファイル 1817-1.jpeg
ファイル 1817-2.jpeg
ファイル 1817-3.jpeg
ファイル 1817-4.jpeg
▲蝕の最大の頃(20時ちょい前)。カメラの設定だけでは薄暗い何かしか写らなかったので、画像処理して露出を上げました。

ファイル 1817-5.jpeg
▲皆既食が終わった直後くらい。20時25分ごろ。

 このへんまではおおよそ5分ごとに撮影してたんですが、雲が出て月が隠れたり、カメラをマニュアルモードにしてあるのにF値やシャッター速度を変えられなくなるなどのアクシデントに見舞われて(何かのタイミングで感度が固定されてしまうとかが原因みたい)、あきらめて夕飯食べてしまいました。

撮影地:葛飾区水元某所
カメラ:FINEPIX HS10(コンデジのやや高機能なやつで一眼じゃないです)


 撮影しながらツイート読んでたら、月蝕の何が面白いんだ、なんて話題が出てたけど、いや面白いでしょ。だってこれ地球の影なんですよ。

 手をふったら月に自分の影が…いや、それはないけど、今自分がいるこの地面の影が、空にうかんでる月に落ちてるのは、そうとう面白い。月にウサギがいたら、地球の影を踏めちゃうんだから! まあ、日蝕の時は、逆に月の影を地球人が踏んづけられるんだけど。

 同じようなドキドキを、前に筑波山でも味わったことがある。あの山は平野に突然バーンと立ってるから、てっぺんから下を見下ろすと、山自体の影が平らな地面に落ちてるのが見えるのよ。

http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=622
 これがその時の記事ですが、今自分が立ってる巨大な山の影なんだと思うと、妙な感じがするものですよ。あたりまえだけど、ちゃと山の形になっているしね???

 山の形に影が出来るのとおんなじで、月蝕の時、月に映る影は丸いでしょう。それは地球が丸いってこと。

 そんなのあたり前?

 でも自分の目では丸い地球を見た事ないじゃない。宇宙から写した写真を見て知った気になってるだけ。それが見える瞬間が月蝕なわけ。


月蝕=月食

 昔は「月蝕」と書きました。

 蝕む(むしばむ)という字が当用漢字ではないので今は月食を使うのですが、じわじわ欠けていく様子が食より蝕のほうが似合っているので、月蝕・日蝕を愛用しています。

タグ:空と雲

トラックバック一覧

コメント一覧

ぱる子 URL 2014年10月09日(木)20時16分 編集・削除

gabotyanすばらしいです! 昨夜というか夕方、月の左下が欠け始めたときまさに「地球の影の輪郭」というところにぐっときてしまいました。

>でも自分の目では丸い地球を見た事ないじゃない。
>宇宙から写した写真を見て知った気になってるだけ。
>それが見える瞬間が月蝕なわけ。
↑ここんとこ、地球平面協会の方々はどういう説明してるんでしょうかね。あ、「球体でなく円盤説」で解決できるのか……?

珍獣ららむ〜 2014年10月10日(金)00時48分 編集・削除

ですよねー!!!
あれが地球の輪郭だって思ったら、ほんとにドキドキする。
月蝕・日蝕はおもしろーい。

>地球平面協会の方々はどういう説明してるんでしょうかね

円盤であっても影は円いでしょうから、それでも問題なさそう。
でも、なんかもっと全然違う説明をしてそうな気がするなー。
そもそも宇宙がどうなってるかわかってないわけだから、
地球が別の天体に影を落とすなんてこと、思いつかない可能性が高いですし(ナントカ協会の人は知ってても認めないだけでしょうけど)。

インドの天文学(っていうか占星術)では目に見えない暗黒の天体(ラーフとケートゥ)があって、月や太陽と重なる時に蝕がおこると考えたらしいですよ。
なんで暗黒天体が2個必要かっていうと、
黄道に対して白道が傾いているので、交差点が2ヶ所できるからで、その交差点で蝕がおこることを知ってたからみたい。

あるいはもっと原始的に gabotyan みたいな恐ろしい生き物が月や太陽を食べてしまうって説明するのかもしれないしね。口でぱくっと食べたら円く欠けますからねー。