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オリンピックとかJAZZ38とか

開会式

 昨日はなんだか疲れてしまい、早く寝ちゃおうかなと思ったけれど。そういえば八月八日は北京オリンピックの開会式なんだっけなと思い直してテレビをつけた。八並びで開始したいので午後八時からだと聞いていたけど時差があるので始まったのは日本時間の午後九時過ぎだった。中国時は日本時の-1時間。

 八は日本でも縁起のいい数字だけれど、中国で好まれるのとは理由が違うみたい。日本では偶数よりは奇数が好まれ、八は文字の形が末広がりなので偶数の中でも特別扱い。中国は日本とは逆で、そもそも偶数が好まれ、一から九までの数字のうち、一番大きな偶数が八なので、余計に好まれてる。ふたつのものが寄り添うように見えるのもポイントらしい。陰陽がバランス良く揃っているように見えるから。闇と光、地と天、女と男というように、陰と陽は常にセットであるべきで、どちらか片方だけではよろしくないらしい。

 それはともかく、開会式はあんまり長いので途中で何度も居眠りをしてしまった。つまらないとかじゃなく、疲れて眠かっただけなんだけど。むしろ想像よりもずっと素晴らしいので驚いたくらいで、今朝TBSでやってた再放送(?)を見て、改めてすごいなと思った。球体の表面をワイヤーアクションで歩いてるところや、聖火ランナーがこれまたワイヤーアクションで空中を走っていくところなんか感動的ですらあるんだけれど、毒入り餃子やチベット問題なんかのことを思うと、なんとなく鼻白んでしまうのは残念だなと思う。

 中国人というのは、やればできる優れた民族なのか、それともできる人を排出するために膨大な烏合の衆を必要とする燃費の悪い車みたいな民族なのか、なんて失礼なことを考えていたら、都知事は「十三億という数のすごさを感じた」と一言で括っていてさすが作家だなと思った。褒めてるんだかけなしてるんだかサッパリわからない。

JAZZ38の様子を見に行った

 JAZZ38のランチを食べに行った。移転しちゃうっていうからどこへ行くのか聞きに行ったわけだけど、そのあたりはブログに「ご来店の祭にお知らせします」とあるので興味のある方はお店に問い合わせてね。

 でも、移転後にジャズライブはどうなっちゃうのか、これは書いてもいいだろうし、書くべきと思うので書きますが、移転するとお店が狭くなってしまうので、もうライブはやらないということだった。金町でマスターのお兄さんがやってた頃から数えて、かれこれ三十年も続けてきたライブだけれど、今月いっぱいで歴史を閉じるそうです。

 マスターはライブが好きなので、ずっと続けたいらしいんですが、おばさんが疲れてしまって、人を雇わずに自分たちだけで小さい店をやることにしたとか。

 店内にあった膨大なレコードは、マスターのお兄さんのお知り合いに売ることになったし、有名なミュージシャンが弾いた歴史あるグランドピアノも人に譲ることになったそうで、本当にすっぱり未練を残さずやめてしまうつもりらしいです。

 JAZZ38に思い入れのある世代の方は、今の内に名残を惜しみに行ってくださいな。来月以降に予定していたライブを、今月に前倒しでやるそうなので、いろいろ賑やかだと思います。

 閉店の噂を気にしてる人がけっこういるみたいで、今日は夏休み中のお昼なのに大勢食べに来てました。

柔ちゃん

 買い物などを済ませて家に帰り、テレビをつけたらテレビ朝日で谷亮子の準決勝をやっていた。相手が逃げ回るので両者に指導が入っていたけれど、なぜか最後に谷亮子にだけ指導が入ってポイントに差が付いてしまい、とうとう負けてしまった。これで金メダルはもうない。

 いまひとつ納得がいかないけれど、すぐに次の試合に臨んでおり、それに勝ったら銅メダルなんですよ。なのに、テレ朝の解説は、完全にテンションが落ちて、柔ちゃんが真剣に試合やってる絵を映しながら負けたも同然みたいなトーンで話している。これには激しい不快を覚えた。銅メダルだってすごいことなんだから、せめて試合が終わるまでは、前向きな言葉を発せられないのだろうか。

 わたしは特別に柔ちゃんに思い入れもないし、オリンピックもどうでもいいし、スポーツも特別興味がないんだけれど、せめて試合が終わるまで、もうちょっと前向きな発言はできないものなのかと思う。オリンピックなんだから、谷亮子の試合なんだから、普段スポーツを見ない人も見ているはず。そういう人があの解説を聞くと、谷はもうダメだという風に聞こえてしまう。

 ところが、勝つんだね。スパンッと見事に一本勝ちするんですよ。ざまあみろ、テレ朝のバカ解説。谷亮子はちっともダメじゃないぞ。今の見たか、すごいじゃないか、なんて普段ちっとも応援していないのに、いきなり谷亮子に肩入れしてしまう。こうなることを見越した釣りだったらテレ朝すげぇって感じなんだけれど、なんかやっぱりテンション低いんだよね。あのさあ、金メダルが取れなかったくらいでなんなんだよ。銅メダル、すごいじゃないか。もっと喜んでやれというの。オリンピックみたいなお祭り騒ぎの解説に、あんなの使ってちゃダメなんじゃないだろうか。

 あ、もしかしたらテレ朝なんか見てるわたしが悪いの?

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Sari 2008年08月13日(水)20時05分 編集・削除

テレ朝、サイテー。あの勝つことだけが素晴らしいと思ってる松岡修造なんか、どうして使うんだか・・・

スポーツに特別興味はないけど、柔道界もおかしい。
五輪出場者選考大会で一位になった山岸選手を落として二位だった谷さんを出場させるなんて・・・「今までの実績が」なんて理由ならそんな大会やる必要ないです。
海外みたいに、選考会でとにかくその段階で一番強い人を出すのがすっきりしてる。

柔道は審判に問題がある人が多いと聞いてます。
柔道人口はフランスが世界一だそうですし、ルールもどんどん日本古来のからかけ離れたものになってきているらしいし・・・
外国人審判で正しくやっているのがラシュワン審判だそうです。
今回、内柴選手の試合のとき、下手すると相手に点が行きそうな気配だったのに、ラシュワン審判が正しく判定してくれたとか。
昔山下選手の負傷した方の足をあえて狙わず銀メダルになった選手でした。
本当に柔道を愛してくれている人にやってもらいたいな。

まぁ、あんまり見てないんですけど(汗

珍獣ららむ~ 2008年08月13日(水)21時13分 編集・削除

欧米ではスポーツをショーとして捉えているから、
どんどんルールを変えてしまおうとするって
話には聞くけどねえ。
これがもしフェンシングだったらどうなんだろう。
面白ければそれでよくて、
伝統がブチ壊れても文句いわないのかな?

Sari 2008年08月14日(木)13時35分 編集・削除

さっきTVで「最近ではアメリカで柔道のことをジャケットレスリングという」とか言ってました。
ジャケットプロレスだったか? まあおんなじようなもんですけど・・・

オリンピックなんて、ヨーロッパの高級寄宿学校生の運動会から始まったんだから、いつまでも白人至上主義なんでしょうね。ルール変更なんて思いのままかも。

珍獣ららむ~ 2008年08月14日(木)14時02分 編集・削除

 なんというか、日本でも相撲界ひとつまともに維持できてない気がするので、伝統が変えられていくのも、また歴史のひとつなのかな、とは思うんですよ。

 サッカーの反則プレイを競技にまで高めたラグビーなどの例もあるので、本気でルールを変更したほうが面白くなると信じられるんなら柔道とジャケットレスリングを別の競技にすればいいんじゃないのかな。