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ウズベキスタンのお菓子「カトラマ」


ロシアの郷土料理

 図書館でこんな本をみつけて、写真があんまり美味しそうなもので、購入してしまいました。boobleで。朝頼んだら翌日のお昼に到着してぶったまげたよ。在庫有りとは書いてあったけどさー。こりゃ、街の本屋さんはそうとう頑張らないと通販サイトに勝てないねえ。

 まあ、それはともかく。ロシアといってもこの本で扱っているのはバルト三国、黒海沿岸、中央アジアといったモスクワから遠く離れた地方の郷土料理で、トルコやモンゴル、インドや中国の影響を受けた料理がたくさん。西のほうのアジアに興味がある人だとよだれが止まらない本なんだよ。

 あれもこれも作ってみたいんだけれど、とりあえずこんなのを作ってみました。ウズベキスタンのお菓子で「カトラマ」木のみの渦巻き菓子だって。

ファイル 62-1.jpg

 カテゴリーとしてはパイなんだと思うのね。作り方が面白いの。強力粉で作った生地にバターを塗ってクルクルっと丸めるでしょ。それを包丁で輪切りにして、切り口を上にして潰すの。こうやると、いわゆるパイみたいに生地が何層にもなる。中国に葱餅(ツォンピン)とか葱花餅(ツォンホワピン)というネギ入りのお焼きがあるけれど、あれと発想はおんなじ。で、作った生地に、メレンゲとクルミ、ドライフルーツで作った甘い具を包んでオーブンでちーんとやればできあがり。わりと簡単でした。

 味は、みのもんたが宣伝してるソイジョイに似た感じの、ちょっと重たいクッキーみたいになるの。西洋のパイ生地みたいには軽くないです。広大な大地がはぐくんだお菓子の趣ばっちりで、ロシア風に牛乳をたっぷり入れた紅茶にジャムをそえたりすると、思わすコサックダンスを踊りたくなるかもしれないし、ならないかもしれないし、まあとにかく美味しいのよ。

 詳しい作り方は本に載ってるので、興味があったら上のリンク(本の表紙画像をクリック)から通販してくれてもいいし、ご近所の本屋さんで購入してもいいし、とりあえず図書館に飛び込んでリクエストしてみるのもいいしって感じです。

タグ:民族料理

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ひろこ 2007年05月23日(水)21時04分 編集・削除

ドイツに行くと、アプフェルシュトゥルーデルApfelstrudelかな。
ピスタチオが入るとアフリカに近付くのかな?

最近コンビニ(ファミリーマート)で、
いろんな種類(メロン、マンゴー、アンズ、キウイ等)の
ドライフルーツがちょっぴり入ったのを見かけるから、
そう言うので作るとまた違った味で楽しいかも。

珍獣ららむ~ 2007年05月24日(木)12時04分 編集・削除

 そうか、アップルシュトゥルーデルも仲間だねえ。小麦文化は中央アジアを通じて世界中とつながっているんだね。日本にはないのかな。のばした生地を丸めて重ねるパイみたいなお菓子。

 具に凝ってみても楽しいよねえ。この本には「クルミ・レーズン・ドライアプリコット」で具を作ると書いてあるんだけれど、大安売りの中国産乾燥トマトをアプリコットの代わりに使ったら、想像以上にいけてたよ。

ひろこ 2007年05月24日(木)15時42分 編集・削除

サモサや春巻きもナカ~マだね。

日本ではパイっぽいのって思い付かないね。
おやきとか、いきなり団子とか「饅頭」っぽいのはあるけど、
パイ風にするにはくっつき防止にアブラが沢山要るから日本では広まらなかったのかな。

天ぷらは都会の外食のごちそうっぽいし、
田舎では植物油はお寺とかの灯明に使ったりする高級品だったし、
獣脂は薬だったし、庶民の手に入りやすい魚油は食べられる物じゃなかったろうしねぇ。

珍獣ららむ~ 2007年05月24日(木)16時13分 編集・削除

 サモサや春巻きも仲間だろうけど、カトラマからはちょっと遠ざかるかな。単に包むんじゃなく、間に油を塗って多層にするのがポイントだからねえ。

 油を使うから日本では発達しなかったっていうのはありそうな話なんだけど、日本人が大好きな索麺は油を使ってのばしてるのよ。あれも大陸から来た技術で中央アジアにはそっくり同じ方法でのばして食べるうどんがあるよ。

索麺の作り方
http://www.citydo.com/soumen/the03.html

ひろこ 2007年05月24日(木)21時29分 編集・削除

素麺は油を塗ってぐるぐる伸ばすんだねぇ。
中国の伸ばして作る拉麺も油を塗るのかな?
小麦粉の食べ方の多様性ってすごいねぇ。