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巨大オタマジャクシ

 実はオタマジャクシの見分け方をサッパリ知らない珍獣です。水元公園の巨大オタマジャクシをつかまえてきましたよ。

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▲小さいのと、大きいのと捕まえてみたんですけど、パッと見、色や形に違いはないです。違うのは大きさのみ。同じカエルの幼体でしょうか? それとも別の??

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▲水槽に入れてパソコンの横に設置してみましたよ。これ、ライブカメラでインターネット配信したら楽しくないですか? 機材一式買いそろえるといくらくらいするかしら。

 その前に育てられるんか、わたし。

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▲でかい子の顔面アップです。長十郎(梨)よりは黒いです。でも模様は梨っぽいかもしれない。

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▲でかい子は小さな足がはえてきてます。小さい子はまだです。

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2007年6月13日水元公園にて
▲手の大きさと比較。自分の手に定規をあてて計ってみましたが、人差し指の第二関節から親指の先までの直線距離は10cmでした。オタマは体をまげてるので、まっすぐに伸ばしたら10cmを越えます。尾を含めず、腹の部分だけでも5cm近くあります。このサイズですでにアマガエルの体長を超えてる。

 種類は……えーとその、ウシガエル(ショクヨウガエル)? だとすると特定外来生物に指定されているので研究用に飼う場合は届けを出す必要があるんだったような……でもぶっちゃけ見分けられませんよう。届けは見分けがつくようになってから考えるので通報するのはやめてくださいったら。で、具体的にどこにどういう届けを出せばいいんだろう。だいたい、学校とかじゃなく、素人が個人で観察するのに研究目的が通用するんでしょうか?

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momo 2007年06月13日(水)17時29分 編集・削除

こいつです、以前飼ったたことのあるオタマ。届け、ひつようなんですか?私も捕まえて飼ってみたいと思っているんですが…。

珍獣ららむ~ 2007年06月13日(水)18時04分 編集・削除

http://www.env.go.jp/nature/intro/
このページを読むとですね、

・ブルーギルなどを釣ること自体はOK
・釣ったものをその場で放すのはOK
・釣ったものを持ち帰る場合、飼うのは届けが必要、食べちゃうなら申請不要

ですって。これにウシガエルを当てはめるならば、捕まえて連れ帰るのはOKで、飼うならば申請が必要。ただし「食べちゃえばOK」ですよ、おほほほほ。食べます。わたくし、これがウシガエルだと判別できるようになったら食べますから問題ないです。そこらの川に放すなんて、そんなもったいない。この条件で言ったら成体のウシガエルを生け捕りにして料理して食べるのはオッケーですね。ほほほほ、ほほほほほほ(こわい)。

 ちなみに、つかまえた生き物はつかまえた場所で放す決まりは在来の生物でも同じです。一見どこにでもいるような生き物でも、地方ごとに別の亜種が存在してる可能性もありますし、よその生き物を持ち込んで放すと交雑して本来のものがいなくなる可能性があってよろしくないんです(観光用にホタルの放虫とかやってる地方自治体さんは少し反省したほうがいいと思うんだよ)。

 さて、食べずに飼う場合の申請なんですが、

・まず飼育設備をととのえること
・それから申請書に必要事項を書いて提出

だそうで、書類の提出場所は地方によって違うそうです。それは役所にでも聞けばいいですね。

 どういう設備が条件なのかも法律で決まってるみたいなんだけど、基本「逃がすな」「持ち出されないように注意しろ」ということみたいなんです。ウシガエルの場合はちゃんと蓋がついててカエルが簡単にぶちこわしたりできない丈夫さがあって、濾過装置などから逃げ出したりしないような水槽で飼えばいいみたい。

 ただ、申請書類に設備の写真や図面を添えなければならないそうで、そこいらへんがちょっとやっかいです。クリアできない問題じゃないとは思うけど、自分は研究者なのだという強い信念と意志を持ってやらないと、役所のほうで面倒がって受理してくれないかもしれませんねえ。

シバケン URL 2007年06月13日(水)21時35分 編集・削除

僕も特定外来生物を飼おうとか思ったことがありますがやっぱり難しかったり。
そのオタマは正しくウシガエルのような気がしますが小さい個体は分かりにくいですね。
トウキョウダルマガエルとかその辺が混じっている気もしますが、生息環境が違うかも。

蛍の放虫は問題ですよね。
えさのカワニナが海外の別種(または亜種)でそれも一緒に放しちゃったりしてクワガタのような交雑が起きてるらしいですし。
まぁ人がたくさんいるところで見るホタルはあまり綺麗じゃないと思いますけど。

珍獣ららむ~ 2007年06月13日(水)22時12分 編集・削除

 いえいえ、見分けられません。本当です。わたしは無知な珍獣様なんです。手足が生えそろってしっぽが短くなるまでたぶん見分けられませんよ~。

 以前、地元の保育園で一カ月くらい保母さんのコスプレをしてた時に(ほんとうにコスプレ。資格持ってないしやってたのはプール掃除だから。なのに先生と呼ばれてた…笑)、園児のお父さんが持ってきたオタマジャクシが、まさにこの記事の小さい方の個体と同じやつでした。

 そのお父さんはアマガエルのオタマジャクシだと言い張っていたんだけど、わたしが田舎でアマガエルだと思っていたやつは黒くて小さくて、手足が生えそろった状態でもまだ黒っぽくて、しかももっと小さかったので「えー、ウソだー」って反論してしまったよ。でも、今思うと田舎で見たのはアズマヒキガエルかなんかだったかもしれない。何度も飼ったけど蓋のないバケツで飼ってるからオトナになると勝手に巣立ってしまい、ちゃんと姿を見たことがないのよねえ。

 そうそう、シバケンさん、カイコの卵の説明ありがとう。やっぱり面白いよ。紙に包まれてくるとかの話もだし、どこで買えるかの説明も貴重だと思う。こういうの、普段からやってる人にとっては珍しくもなんともないんだろうけど、はたから見てるととても面白い。