大田区大森の三匹の獅子舞を見てきました。こちらでは止雨を祈願して舞うので水止舞(みずどめのまい)というそうです。
場所は大田区大森東3-7-27 にある厳正寺です。京急大森町駅から徒歩5分くらい。JR大森駅からだと徒歩30分、東口から森ヶ崎行きバスに乗って大森警察で下車徒歩5分。
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大田区大森の三匹の獅子舞を見てきました。こちらでは止雨を祈願して舞うので水止舞(みずどめのまい)というそうです。
場所は大田区大森東3-7-27 にある厳正寺です。京急大森町駅から徒歩5分くらい。JR大森駅からだと徒歩30分、東口から森ヶ崎行きバスに乗って大森警察で下車徒歩5分。
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> よその獅子舞では花笠が立ちっぱなし座りっぱなしで
ってことは、何にもやらないんでしょうか。確かに花笠は山とか森の象徴らしいですが、それにしてもある(いる)だけというのはなんとも退屈で辛そうです。
鳴らしているのはささらで間違いありません。
舞台に付いては、昔こんな立派なのが出来る前にも、少しは高くしたものを設けていたと思いました。3尺くらいだったかも。
龍やら獅子やら色々と混ざっているみたいですね。
それにしても龍と獅子が同時に出てくる行事はほとんどないというのが面白いです。相性が悪いとか、敵対しているとか、何かあるんでしょうか。この辺は熊楠の『十二支考』に出てくるかもしれません。
以前北区と板橋区との境辺り(浮間が池のそば)の獅子舞のことを知人が言っていました。ただしどうももう廃絶しているらしいです。その人の父親がとにかく集めるのが好きな人だったので、戦前だったかに不要になった獅子頭を貰い受けてきたとか。
新調して交換したのか、廃棄だったのかは判りません。今もあるらしいですが、なかなか引っ張り出すのが大変なようで、見せてもらったことはありません。
ついでに検索結果をもう少し読んだところ、川向こうの戸田のものが出てきました。
http://blog.todakouen.jp/archives/50864102.html
ささら獅子舞というにしてはささらは使われていないようです(ビデオを一度しか見ていない)。
ここは門付けをやるんですね。その上、刀を振ったりしています。これはどう見ても悪霊や悪疫退散のための所作で、こんなことはこちらでは絶対にありません。
>花笠
昔からそうだったかわかりませんが、子供に花笠をかぶらせて四隅に座らせている例が多いです。
花掛かり(雌獅子を隠すやつ)など、一部の出し物の時だけ立ち上がって舞台の真ん中に出たりしますが、それだけですね。もちろんみんな、完全に退屈しています。
足立区花畑の獅子舞だけは、花笠がちょっと活躍(?)します。
通常の舞では子供の花笠で何もしませんが、花掛かりのみ大人の自称「美しい」女性を募って笠をかぶせます。
四人の花笠が雌獅子を囲んで立っていると、大獅子と中獅子が花笠に体当たりをしたり、尻を触ったり、好き放題しまくりますが、平然と立っていなくてはなりません。このときだけは、獅子が女性に何をしてもよいことになってるそうです。ある意味楽しそうです。きっと昔は獅子の中の人が恋人と申し合わせてやってたんでしょうね。
花笠が森や山の象徴というのは、まったくそのとおりです。獅子舞にストーリーのある地方とない地方があるんですが、ある場合、三匹はどこかに参拝に行く途中らしいんです(たとえば富士登山など)。花笠は旅の途中で通り抜ける森やら山やらの象徴です。
>戸田の獅子舞
へえ、三匹で門付けに来る地方もあるんですね。そういえば八潮市大瀬の獅子舞も、神社で奉納するのとは別の日に獅子が家々を回るって聞いたような気もします(うろおぼえですが)。
そのサイトの動画は、他所の地方で太刀掛かりとか呼ばれているのっぽいですね。旅の途中で太刀をみつけて障害物を切り開いて先に進むというような物語になっていたりします。戸ヶ崎だと、洪水で村が沈みそうになったので、獅子頭をつけて川をわたり、対岸の(葛飾側の!)堤を切って村を救ったという伝説をかぶせているそうです。厄払いの儀式になってるケースも多々あって、八潮市大瀬では獅子が太刀でお酒を入れた湯飲みをカチンッと叩いて舞が終わり、そのお酒がお年寄りにまわされてました。三郷市戸ヶ崎では希望者が進み出て、正座をし、頭をさげたところに、獅子が太刀で斬りつけるまねをします。そのタイミングで横にいる介添えの人が突き飛ばすので、死んだふりをして転がると厄払いになるとか。
>鍛冶屋さん
写真をとりながら、古くて味のある建物だなーって思ってました。鍛冶屋さんだったんですねー。情報ありがとうございます!
一円 2010年07月16日(金)00時58分 編集・削除
ららむーさん、詳細な報告をしていただきありがとうございます。
少々時間が遅いので今夜は一言だけ。
> もうすぐ獅子・花笠・龍神が来るのでみんなで待っています。
このコメントの付いた写真の右側にある古びた建物ですが、ここは鍛冶屋さんでした。話によると昭和50年代まで仕事をしていたそうです。動力ハンマーなど最後まで使用しなかった、昔ながらの鍛冶屋でした。
元は主に大森の漁業(海苔)関連の道具を主に作っていたようです(碇や船釘など)。私が覚えているのは鏨が店の方に置いてあったことです。海苔が終わったあとはそういう土木関連の道具を作ることが多かったようです。