記事一覧

新しいブログに移ろうと思います

 みなさんこんにちは。このブログツールも古くなったことなので、新しいブログツールに変えることにしました。今後のブログ更新は下記でやろうと思います。

◎超・珍獣様のいろいろ
http://www.chinjuh.mydns.jp/wp/
 見た目あんまり変わらないように設定してあります。わたしゃ長文が多いので、トップに全文掲載しないで「続きを読む」ボタンを出すようにしたとか、そんくらいの違いしかないと思いますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。




 なお、今見ているこのブログ(新・珍獣様のいろいろ)ですが、更新はしなくなりますが、閉鎖はしませんので、これまでどおり過去の記事を自由に見ることができます。

 また、何か問題が発生するまでコメントやトラックバックは今までどおり受け付けています。


 というわけで、今後ともよろしくお願いします。

七草粥(動画あり) #料理 #レシピ

 去年からいじってる新しいブログを今日こそ公開しようと思い、記事を書いて、よし、twitterにも流しちゃる、と思ったところで表示崩れに気づく。表示上の問題だけ(だと思う)ので公開しちゃってもよかったかもしれないですが、今日はとりあえずここ使います。はあ…



 1月7日なので七草粥。海外向けにあやしげな英語字幕入りの動画も作ってみたよ。

材料(2人前くらい)
 七草 お好みで好きなだけどうぞ
 米 50ml
 水 350〜400ml
 塩 少々

作り方
1. 鍋に分量の米と水を入れ、火にかけ、沸騰したら蓋をして弱火で30分くらい煮る。吹きこぼれないように注意する。
2. 七草を洗って刻む。歌もうたうこと(笑)
3. 1が30分たったら、蓋をあけて塩少々と、2の七草を加える。
4. 蓋をして弱火で5分蒸らしてから、ざっくり混ぜれば完成。

七草の歌
 ななくさ なずな 唐土の鳥が
 日本の国に 渡らぬ先に
 ストトントン トン


 歌まで歌って動画を作ってみたものの、実はうちでは七草の歌をうたったりしなかったです。ゆえにメロディーも昔どこかで耳にしたのをうろ覚えです。

 実は七草粥を毎年食べる習慣もうちにはなかったです。祖母が草むしりの時に
「これがナズナ。七草粥に入れるんだよ」
と教えてくれたことがありますが、お粥に入れてるのは見た事がないです。

 祖母が鎌で地面からけずりとってくれたナズナのロゼットは、不思議といい香りがしたのを覚えています。その時のことを思い出すと、ナズナをもてあそぶ自分の手が、まだ小さくて瑞々しい子どもの手だったのを鮮明に思い出すのでした。

なぜ七草を食べるのか、唐土の鳥とはなんなのか?

 twitterで、唐土の鳥が中国の伝説と関係があるのではないかと教えてもらったので、いくつか古典をあたりました。さきほどこれについて頑張っていろいろ書いたのですが、送信する前に Firefoxがハングして全部消えやがったんですよ!

 幸いにも本から抜き書きしたものはブログの入力欄ではなく、テキストファイルに保存してあったので、ごく簡単に結論のみまとめて、巻末に抜き書きをどっさりつけますので、読みたい人は読んでください。

1. 正月七日に七草を食べる風習は、六世紀中国の、揚子江中流域ですでに行われていた(荊楚歳時記)。

2. 正月七日に鬼車鳥あるいは姑獲と呼ばれる鳥が飛来して幼児に害をなすため、床や戸を叩き、犬を吠えさせ、あかりを消すなどして追い払うという風習も、六世紀中国に存在している(荊楚歳時記)。

3. 江戸時代中期の『和漢三才図会』には、2の伝説が記録されているが、七草に関する説明はない。

4. ゆえに、もともと関連のなかった1と2が、日本に伝わり幕末あたりでごっちゃになり、七草を爼の上で叩いて、唐土の鳥を追っ払うようになったのではないか。「唐土鳥日本の鳥渡らぬ先に」と唱えるのも幕末から(嬉遊笑覧)。

# 唐土の鳥については、古今の文献で『荊楚歳時記』にある鬼車鳥説をあげていますが、幕末の『三養雜記』に、根拠としてあげるほどのものではないが、と前置きしながら「七草册子といふものに、須彌の南にはくが鳥といふ鳥あり、かの鳥の長生をすること八千年なり、此鳥春のはじめ毎に、七色の草をあつめてふくするゆゑに長生をするなり」という長寿の鳥説があげられているようです(『故事類苑』より孫引き…いやひ孫引きか?)

# 「唐土の鳥が日本の国に」と歌うのは西日本で、関東では「唐土の鳥、日本の鳥」という話が『古今要覽稿』にあるらしい(『故事類苑』より)

# 「唐土の鳥と、日本の鳥と、渡らぬ先に、七草なずな、手に摘み入れて、あみぼし・とろき・ひつき・ちりこ」という形の歌は『桐火桶』という本に出てくる。藤原定家が書いたとされているので、それが本当ならば(本当かどうかは不明)、十二世紀には七草の歌の原型があったことになる。

資料(抜き書き)は長いのでここをクリック

タグ:郷土料理

コメント一覧

Sari (01/08 01:23) 編集・削除

こんにちは、Sariです。

七草粥の日ですね。

中部か関西の方のブログに七草の歌について書いてありました。
七草の風習は一晩中音を立てて七草を刻んで
夜の間に大陸から飛んでくる渡り鳥を追い払い、
渡り鳥が運ぶ悪霊を払うというのが目的だそうです。
(今時は鳥インフルですね)

刻むときの唄(おまじない)が、ご紹介なさった
♪~唐土の鳥が、日本の土地へ、渡らぬ先に・・・♪~

実際にうたいながら刻むという行事が実際に残っているところがまだあるんですね。
粥じゃない料理に加えてもいいのかも。
gabotyan

珍獣ららむ〜 (01/08 08:17) 編集・削除

こんにちは。
なるほど、鳥が悪霊を運ぶと信じられてるかもしれないんですね。

そういえば古代から、鳥が人の魂を運んであの世に連れていくなんて思われてたと聞いた事があります。
ヤマトタケルが白鳥になった逸話もそうですが、
伊勢物語の「ゆく蛍雲の上までいぬべくは秋風吹くと雁に告げこせ」なんてのも、あの人の魂を連れ戻すように渡り鳥に伝えておくれという意味だと、昔なんかの新聞記事で読みました。
gabotyan

たっぷ (01/08 09:36) 編集・削除

三重地方(鳥羽?)には、「海藻の七草粥」が有るそうです。伝統の海藻七草粥…と聞きましたが、どのくらいの伝統かは分かりませんでした。
gabotyan

珍獣ららむ〜 (01/08 11:30) 編集・削除

海の七草ですか!
http://www.nhk.or.jp/tsu/lnews/3073919201.html?t=
これのことかな。
この書きっぷりだとけっこう昔からありそう?
gabotyan

珍獣ららむ〜 (01/08 11:47) 編集・削除

twitterで、1月7日に来る鳥は鬼車鳥(うぶめ)で、中国の伝説と風習がもとなんじゃないかって教えてもらった。
http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiCard/5860068.shtml
この↑ページのソースはあくまで日本の随筆なので、中国の古典にどう書いてあるか調べる必要はある。

ちなみに、『和漢三才図会』(これは江戸時代に作られた日本の百科事典)の姑獲鳥(うぶめ)は今読んだ。『本草綱目』(これは昔の中国の薬学書)からの引用があったけど、1月7日と結びつける記述はなかった。東洋文庫の口語訳で確認。
gabotyan

舎人公園から見える山 #浅間山 #富士山 #武甲山 #両神山

 別の記事のコメント欄で、水元の飯塚橋から浅間山が見えるかどうかっていう話になって「足立区の舎人公園からは見える」と教えてもらいました。
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?mode=comment&no=1261#comment
 記事本文は「赤城山」が見えるかどうかって話なんですが、浅間山は多分見えないって書いたら、建物の影にさえならなければ見えますよって話になったわけです。

 今朝は天気がよかったので舎人公園まで行ってみました。撮影場所は、足立区にある舎人公園(とねりこうえん)の、あさひ広場ってところにある小高い場所です。


ファイル 1858-1.jpg
▲どうもこれが浅間山っぽい。送電線の鉄塔の間、エンゼルハイムというマンション越しに白っぽく見えてる。肉眼でもなんとなく山っぽくは見えるけど、雲じゃないのかって言われるとウーンと悩んじゃうような感じでした。
ファイル 1858-2.jpeg
▲コントラストを上げて山の輪郭が見えるようにしたもの。クリックで少し大きな写真。

 距離があるのでかなり厳しいですが、確かに見えてますね。へー、東京からも見えるんだ!

ファイル 1858-3.jpeg
ファイル 1858-4.jpeg
▲こっちは富士山。富士山はほんとによく見える。ダイヤモンド富士になるのは、2015年1月16日ごろ、11月25日ごろ。


 群馬からは、富士山が見える場所がほとんどありません。少なくともわたしが住んでたことがある伊勢崎市からは見えませんでした。そのかわり浅間山(あさまやま)がよく見えるんですが、これがまあ、伊勢崎あたりから見ると富士山そっくりで、東京から来た人が「えっ、富士山じゃないの?!」なんて言うくらい。

 そんなこんなで子供の頃は富士山を見たことがなく、東京に移り住んでからは、建物の間から富士山が見えるとレアなものを見たような気分になったものです。今じゃ逆に、浅間山が見えるのが珍しくて仕方ないのですが。

 古来、日本人は富士山に対して特別の感情を持っていて、地元の山が富士山と高さを競う昔話が各地にあります。

 誰もが富士山に登ってみたいという欲求はあるものの、昔は自由に旅に出る余裕はなく、お金を出し合って代表を富士登山に送り出す富士講なんていう集まりもありました。

 富士山に行けない人たちが、土を盛って作った山を富士山に見立てて、その小山に登ることで富士登山したつもりになる富士塚信仰なんてのまであります。

 東京暮らしが長くなり、たまに群馬へ遊びに行くと、中山道を旅した昔の人たちがどんな風に山を見てたんだろうと考えます。霊峰富士は江戸や武蔵の野っ原からよく見えたでしょうが、上州に近付くと見えなくなって、やがて浅間山がよく見えるようになります。

 似てるとはいえ浅間山は富士山よりだいぶ小さいし、見違えることはないと思います。それでも自然のなりゆきとして、浅間山を富士山の似姿として眺めたんじゃないのかな。富士山の女神を祀る神社を浅間神社(せんげんじんじゃ)と言ったりするし。


ファイル 1858-5.jpeg
▲秩父の山も見える。武甲山と両神山。

 筑波山や男体山も見えてましたが、風が強くて撮影どころじゃなくなり、帰ってきてしまいました。

タグ:富士山

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shushu (01/15 16:42) 編集・削除

ついに舎人公園からの浅間山をとらえたんですね。おめでとうございます。この写真は浅間山で間違いありません。実は私は陸上の審判員をしていまして舎人公園は良く行くんです。で、フレンドリーマラソンの審判員として昨年12月23日千住新橋の橋の上から浅間山は見えないかなと探していたところこの日は浅間山は見えませんでしたが、代わりに南アルプスがしっかり見えブログにアップしました。ちなみに千住新橋からも浅間山は見えますよ。
gabotyan

珍獣ららむ〜 (01/15 19:11) 編集・削除

shushu さん、こんにちは。
さきほど shushu さんのサイトからフェイスブックの呟きを拝見したのですが、南アルプス、写ってますね!!
これはすごいですね。
まさか東京から南アルプスが見えるなんて思ってませんでした!
gabotyan

ダイヤモンド富士:12月30日、31日レイクタウン(写真あり) #富士山

 レイクタウン周辺はちょうど大晦日と元日を含む数日間がダイヤモンド富士になる絶好のポイントです。

 今年は大晦日と元日が天気悪そうな予報だったので、30日に出かけてみました。

ファイル 1857-1.jpeg
▲2014年12月30日越谷レイクタウン・アウトレット棟の片隅にて。

 このとおり、富士山頂に沈む夕日が一応は見えたんですが、空が霞んでいて、富士山がきれいなシルエットになりませんでした。そういうこともあるんですよねえ。

ファイル 1857-2.jpeg
▲引いて写すとこんな感じ。湖(人工の調整池だと思います)に映る空がなかなか美しい。
 
 ここでこの時期にダイヤモンド富士が見えるという情報が行き渡っているのか、湖のほとりでカメラを構えてる人がけっこういました。


ファイル 1857-3.jpeg
▲これは今日(31日)の写真です。予報ほど天気は悪くありませんでしたが、富士山のまわりだけ雲があってダメでした。

 レイクタウン周辺、次回のダイヤモンド富士は2015年の12月19日ごろと、冬至をはさんで12月31日ごろです。


◎越谷レイクタウンのkaze棟屋上駐車場より
2013年大晦日と14年元日の写真
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1745
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1753

ダイヤモンド富士の予測ならカシミール3Dがおすすめ

 カシミール3Dは、その場所からどんな山が見えるか、太陽がどこから昇り、どこへ沈むか、というようなことをシミュレートできるソフトです。Windows版のみで、Mac版はありません。わたしもこのソフトで予想をたてて、ダイヤモンド富士を見に行ってます。


▲リンク先は楽天ブックス。

 この入門編を買うと全国版の1/20万地図と、関東甲信越版の1/5万と1/2万5千地図が入ってるらしいです。らしいとか情報がテキトーですみません。わたしが持ってる古いバージョンだと1/5万地図の全国版が普通に入ってたもので、新しいのはよくわからないです。

 20万地図でもやれないことはないですが、広域すぎて少し使いにくいと思うので、関東でダイヤモンド富士の予想をするんだったら上記の入門編を買うのが良さそうです。


 もし富士山より西の地域で使うなら、下記の「GPS応用編」に西日本の5万と2万5千地図が入ってるようです。




 東北・北海道方面の5万、2万5千地図は、下の「パーフェクトマスター編」というのに収録されてます。

 が、東北からだと富士山が見える場所がほとんどないのと、仮に見えても距離がありすぎて夕日の光の中に富士山が埋没しちゃいそうな気はします。



 もちろん、ダイヤモンド富士だけでなく、ダイヤモンド浅間山とかも予想できますので、富士山が見えない地域でも使えます。登山をする人だと、もっといろいろ使い道があるかもしれないですね。

タグ:富士山

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亀有の猫獅子 (01/14 00:15) 編集・削除

gabotyan
 深夜にこんばんは。ダイヤモンド富士がらみの余談ですが、足立区都市農業公園によりますと、今度の週の初めあたりにその辺の荒川から見られるのだそうです。足立区都市農業公園で検索されれば、そのサイトからわかると思います。筆者もその頃見に行こうかと思っていますが、時間がありましたらどうぞ。

珍獣ららむ〜 (01/14 07:03) 編集・削除

こんにちは。
「その辺の荒川」は乱暴な話ですね。
農業公園のサイトにそう書いてあるんですか?
(あったら恐いのでなんとなく検索したくないw)
水元と亀有で、ベストな日付が変わったりするくらいですから、
荒川だって鹿浜で見るのか堀切で見るのかで、発生する日時が変わるんです。

以下はわたしが見に行けそうな場所で、ダイヤモンド富士になる日時のリストです。2014〜15年で計算してますが、向こう10年くらい見てもほとんど同じ日に発生する予定です。
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1839

パソコンのソフトを使って計算させてますので
見たい場所が正確にわかれば何月何日何時何分にそこで待ってればいいかわかりますよ。
「見る場所」がすごく重要です。それが固定されないと、ピタッとダイヤモンドになる日を割り出せません。
gabotyan

ステラナビゲータを注文するので

 買うので、自分用のリンク。

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 いちおう両方貼ってみたけど Amazon のほうがちょっと安いんだよ…

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