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東北旅行:やっと萬画館周辺にたどり着く

 連休中にまた旅行してたので(えっ)間があいてしまいましたが、4月8〜10日の東北旅行記の続きです。

前回までのあらすじ:9日の朝、渡波駅から女川街道沿いを石巻方向へ歩く。あたりがだだっ広くなっているので「津波? もとからこう?」と首をひねりつつ、目に付いた神社で寄り道しつつ歩きまくる…!

やっと萬画館周辺にたどり着く

 google マップによると、渡波駅から萬画館までだいたい6kmくらいだそうです。途中寄り道しながら歩いているので 2時間くらいかかりました。

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▲まだ打ちあげられたままの船が残ってる。震災直後はこういう船が沢山あったのですが、ほとんど片づけられて、目に付いたのはこれ 1隻だけでした。

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▲なんのへんてつもない歩道橋の階段ですが、よく見ると踊り場に砂が沢山たまってる。風で飛んできたにしては多いような気がすると思ったら…

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▲歩道橋を横から見ると青い看板がありました。これには津波がここまで来たと書いてあります。さきほどの踊り場は看板の下です。

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▲この白い建物が萬画館です。まわりにも建物があったのですが、津波の被害にあって今は更地になっています。漫画館があるのは旧北上川の中洲なのですが、中洲の形がマンハッタン島に似ているので、このあたりにはマンガッタンという愛称がつけられています。

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▲中洲にかかる橋はまだこんな感じです。震災から一年たって、大破した民家はかなり撤去が済んで更地になっていますが、ビルや橋などはまだまだこれからです。被害の範囲が広いので時間がかかりますね…

タグ:東北旅行2012年春その2

水元公園の空間放射線量 4月28日

 昨日のデータです。週に一度くらい、都立水元公園(葛飾区)で計ってます。前日の雨で地面がぬかっているせいか、昨日はどこを計っても高めに出ました。

測定結果 2012.04.28. 晴れ、やや風あり

1. 野鳥のサンクチュアリの外側
0.29μSv/h

2. 芝生広場のまんなか
0.29μSv/h

3. 広場脇の林
0.27μSv/h

4. 閘門橋の近く
0.23μSv/h


# 測定はなるべく週に一度くらいややろうと思ってます。仕事でやっているわけではないので自分の都合で気まぐれに実行します。

参考値

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▲ここのフェンスの中

0.30μSv/h

このフェンスには「環境調査中」の札がかかっています。手を入れて計ってみたらかなり高い数値が出ました。おそらく「ホットスポット」が時間経過とともにどう変化するかの調査をしているものだと思います(あくまで想像ですから違っているかも)。

 ちなみに、フェンスから1〜2mくらい離れた路上を計ってみたところ、0.17μSv/hほどでした。


使用機器

 エアカウンターS(AIR COUNTER -S)を使っています。

詳しくはこちらの記事を読んでください
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1305

測定方法

 地上 1メートルで計測します。これはちょうど大人の腰くらいの高さです。

 エアカウンターSのスイッチを入れ、35秒のカウントダウン終了後、さらに30秒待ってから、10秒ごとの値を9回メモして平均値を求めます。

測定ポイント


より大きな地図で 放射線量調査 を表示
 公園内とそのまわりの四ヶ所で調べます。黄色いポイントの右から

1. 野鳥サンクチュアリの外側
2. 芝生広場のまんなか
3. 芝生広場脇の林
4. 閘門橋の近く

 場所が偏ってますが、長く続けなければ意味がないので自分が良く行く範囲に設定しました。

注意事項

 素人が精度の低い機器で計測しています。お遊びの域を出ないということを念頭においてご利用ください。




葛飾区による測定結果

http://www.city.katsushika.lg.jp/34/9539/011007.html
# 区内十数ヶ所の公園のデータです。水元公園は都立なのでここには含まれていません。

タグ:放射線 地元(葛飾周辺)

東北旅行:壊れた二宮くん/箱崎八幡宮

 さらに女川街道を歩いていきました。

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▲湊小学校の校庭に二宮くんを発見。最近減ってるといわれている二宮金次郎像ですが、ここでは現役なんだとほほえましく眺めたら…

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▲あっ、手が落ちてる(涙) ただでさえ廃止方向の二宮くんです。直してもらえるでしょうか。



 どんどん歩いていきます。道は旧北上川沿いを北上。橋を渡ったら萬画館というところでまたまた神社を発見。神社好きなんです。見ると寄っちゃう。地図で言うとこのへんです>google mapへ

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▲箱崎八幡宮という小さな神社です。鳥居の上の棒(笠木+島木)がなくなってました。写真ではわかりにくいですが、手前の鳥居も、奥の鳥居も、両方とも落ちてしまってます。

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▲台から落ちて足が折れてしまった狛犬。


 帰宅してから検索してみると、
http://www.genbu.net/data/mutu/haiheisi_title.htm
こちらのサイトに同じ神社の写真がありました。ところがぜんっぜん印象が違うのです。本当に同じ神社なのかと地図も確認しましたが、本当に同じみたいです。

 神社の左手にあった建物がすっかり取り壊されていて、レンガだかブロックだかの塀もなくなってます。社務所も建て直されているようです。

 そして…

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▲拝殿

 拝殿が建て直されて小さくなってました。すぐそこが旧北上川ですから、津波があがってきて流されてしまったんですね。

 これを見て、今まで歩いてきたところがやけにだだっ広い空き地になっている理由も津波だったんだなと改めて実感しました。

タグ:東北旅行2012年春その2 神社仏閣

東北旅行:一皇子宮と零羊崎神社

 女川街道を石巻駅の方角へどんどん歩いていくと、右手が山になり、山へ登っていく階段と鳥居がありました。地図で言うとこのへんです。>google mapへ

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▲零羊崎神社の参道入り口

 神社の名前を刻んだ石碑が倒れたままになっていました。零羊崎は「れいようざき」と読むのでしょうか。名前の由来が気になります。石段をのぼるべきか少し悩んでやめました。石碑が倒れてる状態では階段も無事かどうかわからないし、何段のぼると神社があるのか下からではわからなかったのです。

 あとで地図を見てびっくり。零羊崎神社はおもいっきり山の上にあるらしいです。覚悟して行けばいいでしょうが、不用意にのぼらなくてよかったです。

 零羊崎神社の鳥居のすぐ近くに、今度は別の神社の鳥居がありました。

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▲一皇子宮の鳥居

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▲一皇子宮の社殿

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▲狛犬さんの顔が欠けてる

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▲あ、顔だ…

 ちょうど山の陰になってしまい、あたりは薄暗くなっていました。狛犬が欠けてるのが地震のせいかどうかはちょっとわかりません。

 一皇子というのは誰のことなのかというと、後醍醐天皇の息子で護良親王(もりながしんのう、もりよししんのう)という人のことなんだそうです。彼は南朝が亡びた時に鎌倉で殺害されたということになっています。

 ところが宮城県には、その護良親王が落ち延びてきたという伝説があるそうです。
http://blogs.dion.ne.jp/natorigoro/archives/8158315.html

 しかも、敷地内には護良親王の陵墓があるらしいんですが、これにはまったく気付かず惜しい事をしました。
http://5.pro.tok2.com/~tetsuyosie/miyagi/ishinomakisi/ichioujigu/ichioujigu.html

 偶然みつけて立ち寄った神社ですが、義経=ジンギスカン伝説や、戸来村のキリスト伝説みたいな面白い話の残るところでした。

タグ:東北旅行2012年春その2 神社仏閣 伝説

東北旅行:伊去波夜和気命神社

 女川街道をてくてく歩いていたら、少し離れたところに神社の杜(もり)らしきものが見えたので立ち寄ってみることにしました。場所はこのあたりです>google mapへ

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▲伊去波夜和気命神社(いこはやわけのみことじんじゃ)

 イコハヤワケとかイコハヤワキとか、読みに揺れがあるようです。なんの神様なのかはちょっとわかりません。古事記や日本書紀によると垂仁天皇の息子に近い名前の人がいるようですが関係はあるのでしょうか。

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▲屋根の上に龍の瓦(?)が乗ってるのに注目。鴟尾(しび)でも鯱(しゃちほこ)でもなく、ちゃんと龍が乗ってるのは珍しいかも? 中国の寺院にはよくあるけど。

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▲石の祠に赤い垂れ幕が?

 社殿の裏に小さな石の祠がたくさんあり、赤い幕がかかっていました。ちょっと変わってるなと思ったら、近くにあった石仏の首にも同じものがつけられていました。よだれかけだったのか…

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▲石や木でできた摩羅(まら)様がいっぱい

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▲地震の被害がまだ残ってる。

http://www.sinseiren.org/shinsai_top/shinsai_photo_miyagi/shisai_photo_miyagi.htm
 このページの下のほうに、被災直後の伊去波夜和気命神社の写真があります。社殿のある場所は周囲より少し高くなっているはずなんですが、やはり津波が来たようです。写真に写ってる黒いバンも流されてきたやつかもしれません。

タグ:東北旅行2012年春その2 神社仏閣