東北旅行の記事をばんばんこなさないといけません。どんどんこなしていかないと、あっという間に夏になってしまい、絶対また旅行に行っちゃうような気がするので、ずんずんどんどんこなして行こうと思います(強い決意)。
今回はお土産編から先に行っときます。まず最初は石巻やきそばです。
これはJR石巻駅前のスーパーで買いました。右は かのまたや で、左は島金商店のものです。両方とも石巻市内にある製麺所です。
これのどこが「石巻焼きそば」なのかわかります?
よく見ると、麺の色が茶色いですよね。関東などでよく見る焼きそばはもっと白くて黄色っぽいじゃないですか。
特別なものが混ざっているわけではなくて、かのまたやは小麦粉・塩・鹹水のみ。島金商店は小麦粉・塩・鹹水・植物油・酒精です。一体なぜこの茶色が出るのか、正確なところはわからないのですが、とにかく茶色いんです。これが石巻焼きそばの特徴だそうです。
味はというと、見た目ほど変わったこともなく、わりと普通の焼きそば用の麺だと思います。
かのまたや はJR石巻の駅前でうどん屋さんもやってます。わたしは震災の一カ月半くらいあとにも石巻に行ってるんですが、その時にはすでにお店をあけてたと思います。今回はここでお昼を食べました。
かのまたやの石巻焼きそば 350円也。安い! つけあわせのおいなりさんは 1個50円でした。
この店では、ソースと出汁の二種類の焼きそばをやってました。今回頼んだのは出汁です。塩か醤油で薄く味をつけてあって好みで出汁醤油をかけて食べるというものでした。この食べ方が伝統的なものかどうかはわかりませんが、あっさりしてて美味しいです。
かのまたや以外にも駅前で「石巻焼きそば」の看板を出してる店がありましたから、食べ比べてみるのも楽しそう。
自宅でも作ってみました(写真は島金商店の麺を使ったと思います)。具を多めに入れたら二人分くらいの量になってしまいました(笑)
石巻焼きそば:通販
▲写真はかのまたやの楽天市場店にリンクしてあります。わたしが地元のスーパーで買ったのは麺だけでしたが、このセットにはソースが付くそうです。
参考:長野県の焼きそばも茶色い
茶色い焼きそばといえば、長野県伊那地方の焼きそば(ローメン)もかなり茶色が濃いのです。
▲伊那地方のスーパーで買った焼きそば。この麺をヒツジの肉などと一緒に炒めるとローメンという料理になります。
ローメンは太めの中華麺を蒸したあと生乾きにして作るそうです。そのため茶色いだけでなく、麺が固く、ぽきぽきした歯触りです。
石巻焼きそばも、蒸しと洗いの工程を二度繰り返し、その際に茶色くなるということですから共通項がありますね。石巻の焼きそばには乾す工程がないので固くはありません。