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手芸:サックハット

 人力検索を眺めていたら、袋状で被るとちょんと角がたつ帽子の正式名称をおしえてくださいというのがあって、結局名前はよくわからないんですが、かわいいのでテレビを見ながら編んでみました。

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▲こんな感じで、本当にただの袋です。うっすら模様も入れてみましたが、糸の色が近すぎてぱっと見わからなくなってしまいました。

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▲かぶるとこんな感じで、頭の形にフィットして、かどが耳のようにちょんと立ちます。わたしは後頭部が絶壁で頭にあう帽子が少ないのですが、これは意外と良さそうです。


 作り方は、並太毛糸を6号棒針で、100目作ってメリヤス編みで53段輪編みして、てっぺんをメリヤスはぎにするだけです。

 目数はあくまで目安にしてください。頭の大きさは人それぞれ違うし、編み方の癖も違うので、最初にゲージをとってからやったほうがいいでしょう。


 この形の帽子を、日本では特に決まった呼び方はないみたいですが、海外だと Sackhat(sack hat, sack-hat)とか Squarehat(square hat, square-hat) とかで検索すると写真がヒットします。スクウェアハットだと別の帽子もヒットするので、サックハット派のほうが主流かな。

 昔、英語の時間に、ハットは縁あり、キャップは縁なし帽子のことだって習ったんですが、その分類で言うとこの帽子は cap じゃないかと思うんです。

 ところが sackcap だとパソコンのキャプチャ画像ばかりがヒットして、sack-cap, sack cap でもお目当てのものは皆無ではないですが、あまりヒットしませんでした。どうなっちゃってるんでしょうね。

タグ:手芸

コメント一覧

Sari (12/31 03:59) 編集・削除

こんにちは、
ご無沙汰していました。
9月から10月にかけて死に損なって東和病院に入院していました。

四角帽子ということでネットショッピングに出ていましたが、
正式な名前ではないようですね。
こちら
http://shop.yumetenpo.jp/goods/d/alice-koken.com/g/ap1025/index.shtml
これは違うのかしら・・・

アドレス載せて良かったのかしら、ご無沙汰なのでルールを忘れましたが

珍獣ららむ〜 (12/31 19:08) 編集・削除

こんにちは。
死にかけてたって、大丈夫なんですか?
お大事にしてくださいねー。

四角帽子という言い方は日本でもするんですね。
ありがとうございます。
案外そのあたりが正式名称なのかもしれないですね。

>アドレス載せて良かったのかしら、ご無沙汰なのでルールを忘れましたが

URLを書くのは問題ないですよ。
スパムが多いので「複数の」URLを書けないようにしてあります。
よそのサイトから「引用元のURLを書かずに」長文をコピペしてくるのはご遠慮いただいてます。
(うちの決まりというより普通のことだと思うのですけど、汗)

ビッグサイトから見た東京港臨海大橋

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 東京港臨海大橋…いや東京ゲートブリッジというのが正式名称になったんだっけ? 東京ビッグサイトから見ると、真横から見られるんだなあと思ってモーターショーの時に写しました。完成間近ですね。予定では来年2月に開通することになってるそうです。

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▲これは2010年の10月に葛西臨海公園から写した同じ橋です。
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=968
 この記事では若洲はものすごく寂しいところだって書いてますが、この橋があまりにも変なので気に入ってしまい、後日、若洲まで見に行ったんです。そうしたら公園に大勢人がいて、釣りをしたり、お弁当を食べたり大変な賑わいでした。昔の寂しさを知ってると「ウソッ、なにこのお祭り騒ぎ?!」という感じです。

 その時、橋のすぐ下からも写真をとったはずですが、ブログに書きそびれてそれっきりどこかへ紛れてしまいました。

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▲2010年11月21日に撮影。どっかへ行っちゃったと思ったけど探したらありました。ブログにはやっぱり書きそびれてるみたいです。この頃はまだまんなかがつながってませんでした。それにしても変な形。早く通ってみたいなー。

東京モーターショー2011

 はてなダイアリーでやってるだらだらっとした日記にも書きましたが(http://d.hatena.ne.jp/chinjuh/20111203)先週末に東京モーターショー2011に行きました。毎年行ってて言うのもなんですが、完全にともだちのおつきあいなので、わたし自身は車に対した興味はないんですよほんとに(笑)

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▲今年は幕張じゃなくてビッグサイトが会場です。夜20時までやってるので通常券の他に15時から入場のアフタヌーン券と18時からのナイター券ってのができました。

 わたしたちは15時から入りました。ともだちが言うには「今年はランボルギーニもフェラーリも来てないし、コンパニオンのお姉さんたちもやけに少ない。そのせいかお客も少ない」ってことでした。

 見た感じ人は沢山いましたけど、そういえばお姉さんは例年にくらべて段違いに少ないですね。カタログを配っているカウンターも、いつもは高そうな花が活けてあったりするのに、ことしはやけに質素です。

 そういえばホンダのコーナーにアシモがいないので、原発事故でなんの仕事もしなかったことを悲観して引きこもってるんじゃないのとかイイカゲンなことを言いあって笑いましたが、時間によっては出てたみたいです。youtube に動画がありましたが、スピーチにあわせて手話とかしてたらしいですよ。

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▲スズキの参考出品車 Q-Concept(キュー・コンセプト)

 車は興味ないので変なものばっかり写しちゃうんですけど、この小さくて丸いの、売ったらいいのにって思うんですよね。小さいけど後にチャイルドシートをつけると子供をふたり乗せられるそうです。

 よくいるじゃないですか、荷台にも子供、前にも子供をのっけた上に、でっかい荷物を両手にぶら下げて自転車こいで「歩道を」爆走してるお母さん。そういう人は危ないのでこんな車にのったらいいと思うんです。これなら転倒しないし車道をどうどうと走れますよ。参考出品だけどちゃんと法定速度が出るように作ったそうです。

 ただ、小さいけど免許は必要だそうで、自転車ほどは気軽じゃないそうです。免許とってまで乗るんだったら、荷物がのせられないと困るだの、もっと大きくしろの、長距離走れないと困るのって要求が出てしまって、いざ売ろうとするといろいろ難しいらしいです。

 スズキといえば、スズキのスイフトEVハイブリッドはイケてるかもしれないです。日産のプリウスみたいなやつは、電気さんでも動くし、ガソリンさんでも動くんですよね。EVハイブリッドは、ガソリンは発電にしか使わないんだそうです。その分バッテリーを減らせるので軽くなって燃費が格段に良くなるとか。出先で電気が足りなくなっても、普通にガソリンを入れたら発電して走れるから充電の心配をしなくていいそうです。これはそのうち販売されるのかな?

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▲こんなのも出てました。D-Art という会社の電気で動く三輪だそうです。写真の状態は走るのに必要最低限の部分で、これに荷台をつけたり、雨除けをつけたりいろいろして売るそうです。

 電気だけどその気になるとすんごいスピードが出るんだそうです。街乗り用に販売するので、むしろスピードが出ないようにして売るって言ってました。

 単車と同じ扱いなので車庫証明もいらず、三輪なので転倒しないからヘルメットの着用義務もないそうです。一見すると幅がありそうに見えるけど、オートバイのハンドルと同じ幅しかないので車道のはじっこを走行できるそうです。

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▲ちゃらり〜、鼻から注〜入〜! このネタを書きたくて、それだけのために写した日産LEAFの充電シーン。なんで電気自動車は鼻からなんでしょうね。尻の真ん中だったら浣腸だって言えるのに(言われたくないからか)。


◎東京モーターショー2011
http://www.tokyo-motorshow.com/
 11日(日)までやるそうです。日曜だけ早く終わるので確認してから出かけてくださいね。会場は幕張じゃなくて、ビッグサイトですよ。

天頂環(昨日)



 昨日の13時半くらいに出た天頂環(環天頂アーク)の動画です。昨日のは色が濃くて本当にきれいでした。

 天頂環は太陽が32度より高いところにいると出ないので、夏場は夕方にしか見られません。冬だと太陽の南中高度が低いので、こんな真っ昼間でも出るんですね。


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▲車のフロントガラスにまで天頂環が映っているのには驚きました。

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▲一番色鮮やかだった頃に写した一枚。

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▲太陽も入れてみました。天頂環は頭の真上に出るので魚眼でも使わないと風景を入れて写すのが難しいです。

 今回は色調補正など、レタッチは一切していません。PLフィルターなどもつけずに(持ってないし)、デジカメのオートモードで写しました。


 

タグ:空と雲

影向の石〜伝説の宝庫、善養寺(江戸川区)〜

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▲影向の松(ようごうのまつ)

 江戸川区東小岩に善養寺(ぜんようじ)というお寺があります。そこには上の写真のような立派な松があって、影向の松と呼ばれています。影向というのは仏様のお姿のことだそうです。一本の松が枝をのばし、屋根のように地面を覆っています。大正15年には東京都の天然記念物に、平成23年には国の天然記念物に指定されました。

影向の石の伝説

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▲影向の石

 その立派な松の足もとに、こんな石があり、影向の石という立て札が立っています。『江戸川区史』によれば、この石は泥棒を捕まえたことがあるそうです。

 昔この寺の不動堂に泥棒が入り、仏具などを背負って逃げようとしました。松の根元に石があったので、ひょいと足をのせたところ、ぴたりとくっついて離れなくなりました。

 そこへ不動明王が現れて、泥棒の胸元に宝剣をつきつけて、二度と悪事を働いてはならんとさとしました。仏様じきじきのお叱りです。さしもの悪党も涙を流しながら許しをこいますと、足が石から離れて、仏様も姿をお消しになりました。

 今でもこの石は松の木の下にあって、泥棒が足がかけたところがくぼんでいるということです。


 善養寺には他にも沢山の伝説が残っていて、伝説のマーケットなどと呼ばれることもあるそうです。

星降りの松

 善養寺の仁王門の内側に、星降りの松があります。影向の松とは別の木です。今あるのは二代目で、初代の松は昭和の初期に枯れてしまったそうです。

 ある時この寺の和尚が虚空求問持法という修行をしていたところ、天から星が降ってきて松の木の枝にとまって輝きました。

 修業中に星が降ってくるという話はよく耳にすることです。空海の伝説にも瞑想中に金星がおりてきて口から入ったとあります。

 善養寺の伝説では、その光を村人たちも目撃し、拝んだとあります。また、その星の光は三粒の石になり、青、赤、黄色に輝いたと言われています。

 このうちふたつは失われてしまいましたが、青色の石だけは今でも寺の宝として大事にされているということです。ほんとうなら拝見したいものですが、公開はされていないようです。

 この伝説から、このお寺の山号を星住山と言うようになりました。

袖掛けの松

 むかし、江戸川で若い娘の水死体が上がりました。死体をみつけた漁民は、娘を善養寺に葬りましたが、それからというもの、境内の松の根元に娘の霊が現れるようになりました。

 寺の和尚さんが霊に話を聞いたところ、家がまずしく嫁入りの準備もできなかったので川に身を投げて死んだというのです。

 そこで和尚さんは江戸晴れ着を買ってきて松の木の枝にかけてやりました。すると娘の霊は火の玉になってどこかへ飛んで行き、あとには白い小袖が残されていたということです。

 その松がどれなのか、お寺にはなんの案内もなかったので、今は残っていないのかもしれません。ただ伝説だけが残されています。三代将軍徳川家光の頃のお話だと言われています。

むじな磬(むじなけい)

 磬(けい)というのは打楽器です。石の板を吊るして木づちで叩くと良い音がします。仏教ではお経を読む時に磬を叩くことがあります。

 ある日、善養寺の和尚さんが寺の近くにある丘でむじなの死体をみつけました。むじなというのはタヌキのことか、あるいはアナグマか、ハクビシンか、そのあたりの小獣のことです。

 和尚さんは獣とはいえ、こうしてみつけたのも何かの縁であろうと、むじなの死体を手厚く葬ってやりました。この時、土の中から出てきたのが むじな磬 です。

 この磬を叩きながらお経をあげると、不思議なことに沢山のむじなが集まってきます。集まってきたむじなたちは、みな手をあわせて仏様を拝むようになりました。

 それから数年後、寺の近所で大火事があり、もう少しで寺も焼けそうになりました。この時和尚さんが磬を叩くと、むじなたちが大勢現れて火事を消してくれたということです。
 

不動掘りのどじょう

 善養寺は真言宗のお寺です。この寺の賢融和尚は非常に徳の高いお坊さんでした。ある日、禅宗のお坊さんがたずねてきたので、二人でどじょう鍋をつつきながら、般若湯(お酒)を飲み、語り合いました。

 そのうち良いがまわってきて、些細なことで言い争いになってしまいました。禅宗のお坊さんが怒って「おまえは偉そうなことばかり言っているが、それなら鍋のどじょうを生き返らせることができるのか」と言いました。

 すると賢融和尚は涼しい顔で「できるとも」と言うと、箸でどじょうをつまみあげ、お経をとなえて目の前の掘りに投げ込むと、どじょうは生き返って泳ぎはじめたということです。

雨の植木市

 善養寺では毎年三月下旬に植木市が立ちます。これは江戸時代から続いているそうです。ある時、植木屋が白い蛇をみつけましたが、白蛇が弁天様のお使いであることを知らずに殺してしまいました。すると一天に和歌にかきくもり雨がふりはじめました。

 それからというもの、毎年植木市の頃には必ず雨が降ると言われています。



より大きな地図で 善養寺(江戸川区) を表示

 善養寺は 東京都江戸川区東小岩2-24-2 にあります。小岩駅から京成バスの江戸川スポーツランド行きに乗って江戸川病院前で下りると近いです。車で行く場合は参拝者用の無料駐車場があったと思います。

タグ:地元(葛飾周辺) 伝説