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おやつ:マラガの干しぶどう

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 三郷市のセレクションというスーパーで買いました。スペインのマラガっていうところで作られた干しぶどうだそうです。100gの瓶詰めになって、値段はいくらだったかな。500円くらいだったと思います。

 けっこう大きなブドウです。巨峰ほどじゃなさそうだけどマスカットくらいはありそう。それを惜しげもなく干してあります。

 種がありますが、かまわずガリっと噛むと深い味わいです。最初のうちはわからなくて、種を出しながら食べて、もったいないことをしました。種も味のうちだったのです。


▲楽天に袋入りのものもありました。画像をクリックで通販画面が別窓で開きます。わたしが買ったのもこれと同じメーカーのものですが、おおお、袋入りだと 200gで498円! わたしが買ったの倍もしたー。


▲まとめ買いならこっちの方が安い。200g x 5袋で1980円也。こちらも画像をクリックすると別窓で通販画面が開きます。

タグ:おやつ

おやつ:来間屋のしょうがの砂糖漬け

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▲来間屋(くるまや):しょうがの砂糖漬け 630円

 三越の菓遊庵は全国のお菓子を集めたコーナーですが、11月の20日だったかな。日本橋三越にふらっと立ち寄って買いました。

 薄くスライスした生姜を砂糖漬けにしたものです。そういうお菓子はいろんなメーカーで作ってるんですが、来間屋のは生姜が本当に薄くて、口にいれるとごく軽くサクッと砕けます。もちろん甘くて、甘いんだけどカツンと生姜の香りと辛みが来ます。生姜が甘さに少しも負けてない。これをつまみながら飲む紅茶は最高でした。日本茶にも合うと思います。

 美味しいのでまた買おうと思ったら、どうやら季節限定、数量限定商品らしいですね。来間屋本店ですら売り切れ続出で、日本橋なんかで買えたのは奇跡的な偶然だったかもしれません。

◎来間屋(出雲市)
http://syougatou-honpo.jp/
 しょうがの砂糖漬けは11月28日から通販が再開しているようです。日本橋にも来てるかなあ。

■しょうがの砂糖漬け 季節限定・数量限定 11/28
今年も新しょうがが玉太りして、「しょうがの砂糖漬け」加工が始まり、出来あがりました。
お待たせ致しました。11/28より再開致します。
10月18日より、ネット販売を開始致しましたが、出荷数量が多く、予定数を上回っていました。
11月2日より暫くの間、受注・出荷を中断しておりました。


◎菓遊庵
http://www.mitsukoshi.co.jp/store/kayuan/
 日本橋だけでなく、全国の三越にあるみたいです。わたしゃ日本橋のしか知らなかったけど銀座にもあるんですね。こんど覗いてみなきゃ。

タグ:おやつ

へぎ蕎麦と蕎麦大福

 金町のぶんぶく庵という店でへぎ蕎麦と蕎麦大福を食べました。

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▲へぎ蕎麦。1人前850円で、写真は2人前です。

 へぎ蕎麦は海藻のねばりを繋ぎにして打った新潟の蕎麦だそうです。腰が強くて歯ごたえがあります。腰といっても弾力とはちょっと違うんですよね。ポキっとした固さなんですが、つなぎの海藻のおかげでつるんとしてて、とても食感がよくて、美味しいです。

 名前の「へぎ」というのは木で出来た箱のことで、へぎにのせて出すのが普通なのでそう呼ばれるそうです。

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▲11〜16時のランチタイム中は生卵と揚げ玉が無料サービスでした。

 写真に写ってるへぎ蕎麦のメニューには、へぎ蕎麦は魚沼地方発祥で、へぎというのは木の器のことで……と、ウィキペディアに書いてあることがほとんど書いてありましたが、そのウィキペディアを読むと出典がハッキリしないので不完全だと書かれていて悩ましいことですね。

◎ウィキペディア:へぎ蕎麦
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B8%E3%81%8E%E3%81%9D%E3%81%B0

 手元にある『聞き書 新潟の食事』によると、魚沼地方では麻織物が盛んだったそうです。麻布は、カラムシという植物を細く裂いてよりをかけて、糊づけしてから織るそうです。その糊として海藻から作られる「ふのり」が使われるので、それを蕎麦の繋ぎにも使うようになったそうです。

 ふのり以外にも、山芋やごぼうの葉をつなぎに使うことがあるそうですが、魚沼地方では小麦をほとんど作っていなかったのでつなぎに小麦粉を入れる蕎麦は発達しなかったそうです。

 「へぎ」についてはこの本には書いてありませんでした。


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▲デザートの蕎麦大福 180円也。こぶ茶付き。小さなお大福で、ちょっと高級でしたが美味しいです。食後のデザートより三時のおやつに食べたい。


◎ぶんぶく庵
http://bunbuku.ho-zuki.com/
 公式サイトだと思うんですが、営業案内の類いがどこにも書かれていないみたい(泣)

 お店には年末年始以外は年中無休だと書いてありました。営業時間は11時〜23時だったと思います。昼休みとかはないです。日曜祭日のみ21時で店じまいだそうです。せっかく公式サイト持ってるのにこういう基本情報は一番目立つところに書いておかないともったいないなあ。

 営業時間等の基本情報はトップページの下のほうに書いてあったようです。わたくしとしたことがなぜ目に入らなかったのやら。



後日、ふつうの蕎麦も食べに行きました

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▲蒸籠(大盛り)。これも美味しかったです。この店は腰の強さが特徴ですね。

温かいのも食べてみました

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▲ニシンそば。美味しいんですが麺がぶちぶち切れてしまってるのが残念でした。冷たい時の腰の強さとはギャップがありますね。

タグ:地元(葛飾周辺)

コメント一覧

kususi (12/05 14:05) 編集・削除

お酒がお手頃ですね、なかなか常磐線方向には行く機会が少ないですが、駅前のようなので、ちょっと寄ってみたいですね。

とりあえずトップページに

:TEL:
03-3600-9291
:住所:
東京都葛飾区東金町1-22-8
:営業時間:
平日 11:00~23:00
(ラストオーダー 22:30)
日曜祭日 11:00~21:00
(ラストオーダー 20:30)

とありますよ。

珍獣ららむ〜 (12/05 16:36) 編集・削除

お久しぶりです。
げげっ、トップページにかいてあったんですね。
わたしゃどこから迷い込んで「見つからないなあ」とか言ってたんでしょう(謎)
ありがとうございます!
お店はなかなかいい雰囲気でしたよ。

おやつ:ホットック

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▲ホットックミックス

 しばらく前にライフ水元店で買いました。韓国の米粉で作るホットケーキだと書いてあります。値段はちょっと覚えてないけど200円くらい? # あとでお店で見たら300円くらいでした。


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▲中にはこんなのが入ってます。大きめの黄色い袋が粉です。米粉と小麦粉のブレンドで、大豆油やとうもろこし澱粉やベーキングパウダーなども入ってて上手に焼けるようになってうらしいです。

 その上に乗ってる赤い小袋は、ただのドライイーストでした。

 緑色の袋はジャムミックスだと書いてありましたが、中身は砂糖とシナモンパウダーを混ぜたので、ピーナッツを砕いたものも入ってました。これは加熱するととけて蜜状になるのですが、ちゃんととろみがつくようにとうもろこし澱粉などが入ってるようです。

 大ざっぱに言うと、粉 206g、ベーキングパウダー 4g って感じで、あと中に詰める蜜の材料って感じです。


 作り方は、40度のぬるま湯(熱湯1:水2を混ぜた温度)3/4カップに、ドライイーストを溶かして、粉を入れて 5〜10分しゃもじでこねて、手に油を塗って生地をまるめて、平たく延ばしたところにジャムミックスを粉のまま小さじ 1杯のせて、巾着状に口を閉じて、油をひいたフライパンで閉じ口を下にして焼いて、ひっくり返してへらで軽く潰して 1〜2分で完成、だそうです。醗酵時間はとらなくてよいと書いてありました。

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▲言われたとおりこねてみたんですが、意外に粘るのでしゃもじでこねるのは大変でした。

 次に手に油を塗って丸めるのですが、これがまた大変。少しでも油のついてない部分があると生地が粘ついてにっちもさっちも行かない状態に。面倒くさくて泣きそう。写真とってるような余裕なし。

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▲ちょっと焦げちゃいましたけど、なんとか焼くところまではこぎ着けました。焼くのはめんどくさくはないんですが、家庭用のフライパンだと一回に一枚しかやけないのが面倒くさかったです。もしあったらホットプレートを使ったほうがいいと思います。

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▲ちぎってみると中からとけた蜜がとろっと出てきます。

 作るのは大変でしたが、食べてみるとモチッとした食感がたまらなくいいですね。わざわざホットックミックスを買わなくても、米粉と小麦粉とベーキングパウダーとドライイーストを買ってくれば必要な分だけ作れそうな気がするし、あとでリベンジしてみようかな?


 なお、ホットック(호떡)という名前ですが、トックは韓国語で餅のこと、ホッはホットケーキの hot なのかと思ったら、そんな造語で呼ばれるほど新しい食べ物ではなくて、ウィキペディアによると 19世紀くらいに中国から入ってきた食べ物なんだそうです。ホ(호)は胡の韓国語読みです。


◎ウィキペディア:호떡(韓国語)
http://ko.wikipedia.org/wiki/%ED%98%B8%EB%96%A1

◎箱に書いてある公式サイトのURL
http://www.cj.co.kr
 ダシダを作ってるのと同じ CJ という会社みたいですね。Beksul というブランド名でも知られてるようです。

◎CJ ジャパン
http://oishii-kankoku.com/
 その CJ の日本法人の公式サイトです。

[追記]2011年12月11日

 その後、ほんとに自作してみました。見た目はいい感じに焼けたのですが、食べてみるとホットックミックスのようにモチッとしないんですよー。簡単にはマネできない製品ならではの良さがあるようです。

 あのモチモチした感じが忘れられないので、また買っちゃおうかと思ってます。300円くらいするのでホットケーキミックスと比べちゃうと高いんですけど、ホットケーキとは別の食べ物だから比べちゃダメですね。

 これでもうちょっと簡単に作れればしょっちゅう買うのになあ。

[追記]2012年2月6日

 韓国ではホットックを屋台で売ってるそうです。屋台で買ったら食べ歩くか家まで持ち帰るかのどっちかだと思います。いったいどんな風にしてるのか検索してみました。検索ワードは호떡(ホットック)。

http://blog.naver.com/PostView.nhn?blogId=hye3984&logNo=130081080822&categoryNo=37&viewDate=¤tPage=1&listtype=0
↑こちらのサイトには屋台で焼いてる写真もあります(中ほどまでスクロール)。意外と油を大量に使うんですね。焼くというより揚げる感じ? できあがったら紙コップで挟んでます。


http://blog.naver.com/PostView.nhn?blogId=greenkindy&logNo=50094915111
↑こちらのサイトは一番下までスクロールするとホットックの写真があります。これまた焼くというより揚げた感じですよね。それに、想像よりずっと分厚い。ホットケーキよりピロシキに似てる。ナッツ類がぎっしり入ってて美味しそう!


http://kr.gugi.yahoo.com/gugigirls-column-view/4020/41288/&page=1&sort=&tags=%EC%94%A8%EC%95%97%ED%98%B8%EB%96%A1&count=5
↑こちらを見ると、屋台では具を後入れしてるみたい?!


 一方、호떡믹스(ホットックミックス)で検索すると、

http://blog.naver.com/PostView.nhn?blogId=dnrk30&logNo=120138964485&categoryNo=49&viewDate=¤tPage=1&listtype=0

http://blog.naver.com/PostView.nhn?blogId=tndms114&logNo=70075258645&redirect=Dlog&widgetTypeCall=true

 屋台のと違って皮が薄めで、揚げるというより焼いた感じのものが多くヒットするようです。

タグ:おやつ

お玉ヶ池(岩本町)と於玉稲荷(新小岩)

http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=648&continue=on#continue
 この記事で、新小岩にある於玉稲荷のことを書きました。

 新小岩4-21-6 駅からちょっと離れてわかりにくいところにありますが、かなり立派な稲荷神社があります。昔は松枝町というところにあったそうですが(正確な場所は、ちょっとわかりません)、明治の頃に今の場所に移りました。

 昔、松枝町のあたりにおおきな池があり、近くの茶屋にお玉という娘がいました。ふたりの武士がお玉をめぐって決闘することになりましたが、お玉は自分の身が争いのもとになることを悲しんで、池に身を投げて死んでしまいました。

 お玉は池のほとりに葬られ、その目印として柳の木が植えられました。明暦三年の大火事で柳の木は燃えてしまいましたが、そのあとに稲荷神社を建てました。それが於玉稲荷のはじまりだそうです。

 その縁起は「新選東京名所図会」神田之部所引の於玉稲荷大神の由来に記されていると、神社の由来書にありました。

 この文章は『葛飾百話 葛飾区の民話と伝説』という昔話の本と、新小岩にある於玉稲荷の由来書を参考にして書きました。

 お玉さんの茶屋があったという松枝町というのがどこのことなのか、あまり気にしていなかったのですが、ある時、ともだちとこんな会話をして、偶然その場所がわかってしまったのです。

「ちょっと前から神田岩本町で仕事をしてるんだけど、仕事場の近くにお玉ヶ池駐車場という看板があって、なんか伝説があるらしいよ。お玉さんという…」

「あー、それ知ってる。お玉さんという茶屋の娘に、二人の侍が言い寄って争いになり、板挟みになったお玉さんが池に身を投げて死んだという話でしょ」

「えっ、なんで知ってるの?」

「だって、そのお玉さんゆかりの神社が新小岩にあるもん」

 これも何かの縁ということで、見に行ってきました。松枝町というのは昭和四十年ごろに町名が変わっていて、神田岩本町の一部にあたるとか。

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▲お玉ヶ池駐車場の看板

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▲同じ場所を引いて写したもの。池は江戸時代末期には埋め立てられていたそうです。

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▲史跡、神田お玉ヶ池畔の看板。千葉周作の玄武館道場跡でもあるそうです。

◎千代田区総合ホームページ
千代田区 町名由来板ガイド:神田松枝町
http://www.city.chiyoda.lg.jp/service/00010/d0001002.html
 帰ってきてからこのページの解説を読んだのですが、お玉さんゆかりの稲荷社が岩本町にもあるようです。おそらく知ってて行かないとわからないような小さなお稲荷さんなんだと思います。

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▲葛飾区新小岩の於玉稲荷


『江戸名所図会』より

於玉が池
 旧名を桜が池といふ。いま、神田松枝町人家の後園に、於玉稲荷と称する小祠あり。里諺にいふ、於玉が霊を鎮ると。

 その傍らに、少しく井のごとき形残れり。昔の池の余波なりといへり(往古は、大いなる池なりしが、江戸の繁昌にしたがひ、やうやくに湮滅してかくのごとしとなり。)

 里老伝へいふ、昔、この地は奥州への通路にて、桜樹あまた侍りけるところにありし池なるゆゑに、桜が池とよべりとぞ。その傍らの桜樹のもとに、玉といへる女出で居て、往来の人に茶をすすむ。容色おほかたならざりければ、心とどめぬ旅人さへ、掛想せぬはなかりきとなん。

 中頃、人がらも品形もおなじさまなる男二人まで、かの女に心を通はせける。されば、切なる方にと思へども、いづれ、おとりまさりもあらざりければ、わが身のうへを思ひあつかひて、女はつひにこの池に身を投げてむなしくなりぬ。

 さながら津の国の求塚の故事に似て、いともあはれなればとて、里民うち寄りて、亡骸を池の辺に埋み、しるしにとて柳を植ゑて、記念の柳とは号けけると、云々(その旧址、明暦の回禄に亡びぬるとぞ。いまは名のみを存せり。このゆゑに、お玉が池とは呼びならはせりとなん)。

# 求塚の故事は、万葉集にある菟原処女伝説のこと。
# 明暦の回禄は1657年の大火のこと。
# 新小岩の於玉稲荷の由来書にある『新選東京名所図会』は『江戸名所図会』をベースにして明治時代に作られた別の本だそうです。



おまけ:伝説は今でも生まれつづけている

 お玉ヶ池は桜の名所だったので、桜ヶ池とも呼ばれていたそうです。ある会社のビルの前に下のような看板が立っていました。
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 字がびっしり書いてあって解読が難しいのですが、かいつまんで説明すると、

・お釈迦様が法華経を説いた時に傍らで聞いていた八大竜王のひとりが西暦800年ごろこの地に降り立ったらしい。
・それを記念する石碑が池の近くにあり、信仰を集めていたらしい。
・1600年ごろ、徳川家康が江戸幕府開設の街作りのために桜ヶ池を埋め立てたらしい。
・その頃から石碑が見当たらなくなっており、池に沈んだのではないか。今では文献も失われて残っていない(!)。
・…ということを山形県の霊能者に教えられて(!!)、神を冒涜したままでは縁起も悪いので、なんとか本物の神様であることを証明しようと念じていたら、ラップ現象が起こり、大願成就したことを感じた。
・長く音信不通だった霊能者とも連絡が取れて、それはまさしく神様だ、ということになった。
・元桜ヶ池の竜王様と念じれば、心が正しい人にはかならず良い計らいがあるはず。

ということらしいです。どこまで本当かはわかりませんが、これが何世代も言い伝えられたら立派な伝説だと思います

タグ:伝説 地元(葛飾周辺)