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新豊根発電所と佐久間ダム

 長野旅行の続きです。もう静岡県浜松市まで来てるんですけどね。

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▲これは佐久間ダムより少し上流にある新豊根発電所で写しました。この水たまり自体は佐久間湖(ダム湖)だと思います。

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▲この説明によると、佐久間湖のとなりに新豊根貯水池(みどり湖?)というのがあって、ふたつの湖の高低差で発電してるらしいです。山深いからこそできる剛毅な発電施設ですね。

 特に見るものもないですが、車がおけてトイレもあります。休憩にはオススメ。



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▲こちらが佐久間ダムです。新豊根発電所よりもさらに下流にあります。でっかいダムです。近くに「電力館」という看板があったので、資料館的なものがあるのかもしれませんが、もう閉まってる時刻だったので行きませんでした。


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▲うおー、高いよー、恐いよー。

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▲木が生い茂っててイマイチですが、佐久間ダムです。もっとよく見える展望ポイントがあるみたいなんですけど、入り口がトンネルの中にあって「こんなところで言われても、車をどこに置いていいかわかんないし」って感じでスルーしました。

 ここいらのトンネルは、細くてくねくねしてて、しかも地下水が湧いちゃってて面白いような、恐いような感じです。


 もう日が暮れてきたので帰りを急ぎたいのですが、こっから先がまた難所で、道は狭いし町があっても気軽に入れそうな店もないしって感じで、結局、浜名湖の近くまで行かないと食事もできませんでした。今回は余裕をもって帰るはずだったのに、結局無謀な旅になってしまいました。

タグ:2011年7月長野旅行

湯の島温泉(奥三河)

 長野旅行の続きです。もうここは愛知県なんですけどね。大嵐駅の近く、旧富山村(豊根村)にある湯の島温泉に入ってみました。


◎豊根村観光案内:湯の島温泉
http://www.vill.toyone.aichi.jp/2_kankou/2_meisyo/14.html
 これを見ると毎日あいてるわけじゃないんですね。土日と、平日は火曜日と木曜日しかやってないんです。入れたのは偶然だったのか…!

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▲浴場への入り口です。この手前に料金所がありました。料金は大人400円です。駐車場は無料。

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▲脱衣所にはコインロッカーがあります。浴室から男湯の声がびんびん響いてくるので、まさか混浴か、と一瞬緊張しましたが、壁が薄いだけで浴室は別でした。

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▲これが浴室(女湯)。男湯にはお客さんがいたみたいですが、女湯はわたしだけでした。匂いもなく、透明なお湯です。重曹泉だそうです。消毒用の塩素は入ってるそうですが、特に匂いはしませんでした。

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▲露天風呂もあります。豊根村の観光案内によると、露天は土日のみの営業ってことになっているんですが、この日は火曜日なのに露天風呂にも入れました(お湯も出てました)。

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▲温泉分析書です。正確には「ナトリウム ー 炭酸水素塩・塩化物泉」というらしいです。源泉かけながしではないらしいんですが、営業日ごとにお湯を入れ替えてるということでした。


 温泉にも入ったし、できればここらでお茶でも飲んで休みたかったんですけど、立ち寄れそうな店はみんなしまっていたので先へ進むことにしました。旧富山村をあとにしたのが17時過ぎだったかな?

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大嵐駅(奥三河)

 長野旅行の続きですが、ここからは長野ではなくて静岡県・愛知県です。前からの流れでタグは長野旅行にしておきます。

 そろそろ帰ろうってことになったんですが、せっかくなので遠山郷の和田から、天竜川沿いに車で南下して東名で帰ろうってことにしました。川沿いにこだわった結果、途中は山道で、しかも細い道ばっかりで、今思うとちょっと無謀でしたが、景色もいいので楽しかったです。

 天竜川沿いはとにかく秘境なんです。だって途中に集落さえろくにないですよ。それなのに鉄道の駅だけは天竜川の向こう岸にいくつかあるんです。どうも下流に佐久間ダムができたせいで集落が沈んでなくなっちゃったらしいんですよね。鉄道だけはダム湖(増水した天竜川)をよけて引き直したので駅はあるんです。

 大嵐駅はJR飯田線の駅です。大嵐と書いて「おおぞれ」と読みます。知らないと絶対に読めません。難読駅名のトップテンくらいに入りそうな気がします。大嵐駅は近くに集落があるのでまだ普通の駅って感じです。ここの手前、飯田市寄りに小和田駅というのがあって、そこなんか徒歩で20分歩いたところに民家が一軒あるだけだそうです。なんという秘境!!住んでる方はきっとご不便なさってるでしょうけれど、ほぼ自分専用の駅があるなんて、ちょっとうらやましいです。先にそれを知っていたら小和田駅を見に行ったんですが、知らなかったので通り過ぎてしまいました。

 さて、大嵐駅ですが、あんまりいい写真が残っていませんが、いちおう貼ってみます。
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▲我ながら酷い写真ですね。駅舎の形がわかるようなものがこれしか残ってませんでした。なんのために写したかっていうと「世界の幸せ一番地」「生涯学習の里」とかいうやる気満点な看板が面白かったからです。

 駅自体は静岡県浜松市にあたるそうですが、天竜川をへだてて西側は愛知県にあたります。看板にある富山(とみやま)というのは旧村名で、今は合併して豊根村(とよねむら)になっています。

 合併する前の富山村は2005年のデータで人口が218人しかいなかったそうです。日本で一番人口の少ない村だったのですが、豊根村と合併したことで日本一の座から退きました。豊根村の人口はだいたい1300人くらい。これは愛知県で一番人口の少ない村ってことになってるみたいです。ズバリ言って過疎ってる。過疎っているけど小学校も中学校もちゃんとあって、暮らして行ける場所を目指してたことはわかります。

 駅前には何台か車がとまっていました。ここまで車に乗ってきて、駅から通勤するのでしょうか?

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▲駅舎の中です。意外にかわいらしく綺麗にしてありました。


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▲時刻表。電車は一日に七往復半しかありません。しかも下りの長野県方面行きの電車はほとんどが天竜峡止まり。飯田や上諏訪まで行く電車は日に二本しかありません。飯田まで行こうとしたら天竜峡でお乗り換えしなきゃいけないみたいです。えー、せめて直通電車走らせようよう。

 バス停もありましたが、行き先を見る限りだと旧富山村の中を回っているだけで、別の町へ行けるわけじゃなさそうでした。


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▲ホームです。


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▲天竜峡行きの飯田線。一日に八本しかない下り電車の一本を見た事になります。ラッキー?

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龍渕寺、おさま婆様、霜月祭の銅像

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▲龍渕寺の本堂です。境内にはニホンリスやムササビが住んでるそうです。

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▲やっちゃった感のあるお寺のマスコット・ピンコロかえる。大木を一刀彫りにしたものだと思うんですが、このあたりの工芸技術なんでしょうか。同じような手法の木造を何ヶ所かで見ました。

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▲龍渕寺の光堂。写経をおさめるお堂だそうです。ぶらさがってるのは巨大なお数珠。上に滑車がついてて、手前へ引っ張ると、珠が落ちてきてパチパチパチっと爆竹でもはぜたかのような音がします。

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▲おさま婆様。これはお寺じゃなくて、和田地区の目抜き通り(?)にありました。ちょっと変わったデザインのお地蔵様の座像っぽいのですが、昔からおさま婆様と呼ばれてるということです。困ってる人をたくさん助けたことで慕われているお婆さんだそうです。

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▲霜月祭のかぐらの様子をあらわした銅像。道の駅遠山郷かぐらの湯にあります。天狗の面をかぶった人は水の王だそうで、煮えたぎる湯に手を入れて、参拝者に滴をふりかけて厄払いするお祭りだとか。

◎和田の霜月まつり(遠山郷観光協会のサイト)
http://tohyamago.com/simotuki/wada/index.html



# 龍淵寺と書いてましたが、正しくは龍渕寺(りゅうえんじ)だそうです。直しました。

 道の駅遠山郷かぐらの湯は、その名の通り温泉施設があり、大人600円(小人400円)で利用できます。わたしたちも入ってみましたが、露天ではないのに塩素臭がしてしまって残念な感じでした。twitterで、最近は条例で温泉にも塩素を入れなきゃいけない決まりになってる地域もあるって教えてもらいました。

◎道の駅遠山郷(国土交通省のサイト)
http://www.cbr.mlit.go.jp/michinoeki/syousai/nagano/n_11.html

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遠山郷和田地区の観音大杉と霊水

 長野旅行の続きです。遠山郷の和田地区というところに狩猟肉を食べに行って、ついでに龍淵寺に立ち寄りました。
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▲観音大杉
 杉の巨木が五本ならんで立ってて、右端の二本がくっついて一本になってます。ほかの三本も根っこのあたりで繋がってて、絵にするとこんな感じ。
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 右端の二本が夫婦で、他の三本が子供の家族だとも言われているとかなんとか。

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▲観音大杉を見上げたところ。


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▲ニコルさんが大木にだきついてる写真が貼ってあるので、てっきりここに来て抱きついたのかと思ったら、どうもそうではないみたい。ニコルさんとは全然別に観音大杉がパワースポットとして何かで紹介されたので、ニコルさんみたいに抱きついてみなさいって書いてあるっぽい、ややこしい!

 でも、やってみると大杉のだき心地はかなり良かったです。抱いてるというより抱かれているかのような包容感でしたよ。

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▲観音霊水

 お寺のかたわらに水が湧いてます。硬度225.5mg/L だそうです。サンベネディットくらいの硬度がありますね。日本のミネラルウォーターはだいたい100mg/L以下なのでちょっと珍しいかもしれないです。500mlのペットボトルに詰めて道中飲んでましたがなかなか美味しいお水でした。わたしゃどんだけ湧き水好きなでしょうね。ゼロ磁場で水汲んで、ここでも汲んで。

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