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ゼロ磁場の水が涌くところ

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▲なにげなくゼロ磁場水の涌くところを高速度撮影したら、水の中に熊か狼のような顔が写ってました。偶然なんでしょうが、ちょっと面白いので貼っておきます。わかるかなー。


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 こっちは水の流れを高速度で撮影した動画へのリンクです(顔は写ってないと思います)。音はついていません。ひょっとするとパワーがあるかもしれないし、ないかもしれません。

 .MOVファイルなので見られない人がいたらごめんなさい。youtubeにアップすると劣化が激しいので自鯖に置く事にしました。

タグ:2011年7月長野旅行

ゼロ磁場再び(分杭峠)

 7月15、16日に長野県のゼロ磁場(分杭峠)に行きました。

 ゼロ磁場ってなんなの?とか詳しい話は去年の旅行記を参考にしてください。
◎2010年8月のゼロ磁場訪問記
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=930&continue=on
 これを読むと去年の訪問も真夏だったんですね。暑かった記憶がほとんどないので春先かと思ってました。

 今年の長野はとにかく暑かったです。ちょうどわたしたちが滞在してた15、16日は、長野県飯田市の最高気温が 35度だったようです。昼間は汗だらだらで、頭がもうろうとする感じです。

 ただ、すごいのは夜になるとちゃんと気温が下がることです。15日の東京地方は、最高気温が33度、最低は25度です。たぶん人が起きている時間帯だと27度を下回らなかったんじゃないかと想像します。

 同じ日の長野県飯田市の記録を見てみると、最高気温は35度で、最低は21度なんですよ。日が暮れるととたんに涼しくなって、やっぱり長野はいいわーという感じでした。

 

 さて、ゼロ磁場です。

 去年は中央自動車道の伊那インターから国道361号と国道152号を通って行ったんですが、今年は駒ケ根インターから県道49号を使ってみました。

 途中に「○時〜○時まで通行止め」という看板が立っていて、それも看板によって書いてある時刻が違ってるので「なんじゃこりゃ」って感じです。もしかしたら通れないかな、とも思ったんですけど、行ってみたら特になんともなく通れました(7月15日朝)。

 地震の影響なのか、あちこちで崖崩れの工事をしていることは確かなので、状況は常に変わるかもしれません。心配な人は事前に観光協会かなんかに電話で聞いておいたほうがいいかもしれません。
 

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▲このとおりすばらしい晴天です。こんな日は特にパワーを得られるのではないでしょうか。


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▲と思ったら、あら、通行止め? ゼロ磁場水が出る水くみ場への道が崩れてるんだそうです。ゼロ磁場そのものへは行けるということでした。


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▲ここがゼロ磁場と呼ばれる崖です。ベンチがあるので心ゆくまで山の精気を浴びられます。じーっと目を凝らしていると、谷からわきあがる気が見えるようです。

 このあたりは標高が1400メートルくらいあります。それでも日の当たるところはけっこう暑かったです。でもゼロ磁場の崖まで来ると急にひんやりして別世界のようです。木にぶら下がってた気温計を見たら21度くらいでした(10時ごろ)。


 ゼロ磁場といえば、去年の訪問で不思議な現象を見ました。方位磁石の底を指先でなぞると、針が指にくっついて半周近く回ってしまうのです。その時は特に普通のことと思わなかったので、動画もなにも残しませんでした(詳しくは冒頭に書いた去年の旅行記にあります)。


 そこで、今年も同じ方位磁石を持ってでかけたわけですが……あれー、まわらない。ぜーんぜんまわりません。今年は残念ながら回りませんでした。

 一体なんの条件で、あのような不思議なことが起こるのでしょう。ゼロ磁場のせいなのか、他のことが理由なのか、今のところまったくわかりませんが、ゼロ磁場は気に入ったので、チャンスがあったらまた挑戦しようと思います!



 ゼロ磁場といえば水です。近くに清水の涌くところがあって、その水にもパワーがあると言われています。超自然のパワーが本当にあるかどうかは別として、ここの水で顔を洗うと肌が綺麗になるのでとても気に入っています。

 ところが今年は崖が崩れていて、先には進めないというんですよね。でも、とりあえず行けるところまで行ってみようと思ったら……あら、なんか行けるし。たしかに気をつけろって看板はあるんですが、通り道はあいてて、自己責任で行けみたいなことが書いてありました。

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▲ここが崩れてる部分ですね。この部分は去年来たときもやや崩れた感じになってたので、それが本格的に崩れちゃったってところでしょうか。安全だと言いきるわけにはいきませんが、みんなわりと通っちゃってました。


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▲ここが水くみ場です。いわゆる湧水地ってやつですね。水は10リットルまでは無料でバスに乗せられますが、それ以上汲む場合は輸送費を取られるそうです。

 分杭峠は国道152号線にあって、車で近づくことはできるんですが、山道なので途中にとても狭いところがあります。そのため全員が車で行こうとするとひどい渋滞になるし、危険がともないます。

 それで、峠を北へ降りたところの、道が広いところに駐車場(無料)がありまして、そこから峠までシャトルバスが出ています。往復600円です。バスは観光シーズンには乗るのに時間がかかるので、心配な人はネットから予約しておくといいです。

◎伊那市観光株式会社
http://www.ina-city-kankou.co.jp/cms/modules/tinyd2/
◎分杭峠へのシャトルバスについてのページ
http://www.travice.jp/bungui/index.html

 バス代は往復で600円で、水を汲む人は 10リットルまでは無料で乗せられるそうです。それ以上乗せたい人は別途料金がかかります。

 自家用車で峠まで行っちゃいたいという気持ちはわかるのですが、山道に路駐は本当に迷惑なので、やめといてくださいね。バスに乗りましょう。

タグ:2011年7月長野旅行

アブラムシのマミー

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▲これは6月の終わりに写した写真(再掲)です。図鑑によるとモモコフキアブラムシだそうです。桃粉吹油虫です。モモの木でオスと交尾して卵で増えたあと、アシの葉に移住して単為胎生生殖するそうです。

 前に掲載した時も書きましたが、この写真の中にちょっとおかしなものが写っています。
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 青い丸でかこったのは有翅型といって、他の翅(はね)のない個体と同じ虫です。

 黄色い丸でかこったのは、正確な種類まではわかりませんがアブの幼虫で、アブラムシを食べに来ています。

 問題は、赤い丸でかこった、まんまるい虫は何者なのか、ということ。

 そこで、気になるので図書館で少し図鑑など見てきました。どうやらこれは寄生虫にやられたアブラムシで、「マミー」などと呼ばれるもののようです。

 アブラムシは小さいですが、その小さな虫に寄生する小さなハチ(アブラバチ類・アブラコバチ類)がいるそうです。これらに寄生されるとアブラムシがパンパンに膨らんでまんまるちゃんになります。

 中に寄生蜂がいるうちは完全に死んではいないと思いますが、活発に動き回るわけでもないのでマミー(ミイラ)と呼んでるそうです。

 そういえば、うちのちび蛙たちは、まんまるちゃんだけ食べ残します。たぶん動かないからですね。

 寄生蜂は成長すると、アブラムシの体を食い破って出てきます。下の写真は7月6日に写したものですが、
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ほら、このとおり、まんまるちゃんのマミーに穴があいています。寄生蜂が食い破ったあとだと思われます。アブラムシも昆虫ですから脱皮をしますが、脱皮ならこんな穴はあきません。

 6月の終わりに葦原に沢山あったモモコフキアブラムシのコロニーは、7月6日にはすっかりなくなってマミーだけが残されていました。有翅型個体ばかりになって、どこかへ飛んで行ってしまったのでしょう。
 

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コメント一覧

目黒のゆの字 (07/18 17:25) 編集・削除

おおっ!すばらしい観察!
興味深いですねえ。
寄生蜂の世界は、寄生蜂に寄生する寄生蜂もいるそうで
奥が深いですよね。
すみません、単なる感想で。
でも、この写真といい、珍獣さんの観察といい
とても感心してしまったので。

珍獣ららむ〜 (07/18 18:32) 編集・削除

いやあ、本当にすごいのは、
アブラムシみたいな小さなものを
本気で研究している人ですよ。
アシの葉にいるのと、モモの木にいるのが
同じだってことを突き止めるなんて
並大抵のことじゃないと思います。

都浅黄と黄泊

 京都の塩野屋さんから購入した都浅黄と黄泊(どちらも蚕の品種名)が一週間くらい前に繭になりました。繭になった直後は中の蚕がまだ蛹になっていないので、だいたい一週間くらい待ってから収穫うすることになっています。

 都浅黄というのは塩野屋さんオリジナルの品種だそうです。今年はそれに黄白という別の品種をまぜて送るという話でした。

 黄白は、オスが白い繭を、メスが黄色い繭を作る変わった品種だそうです。でも、都浅黄はオスもメスも黄色い繭を作るので、混ざってたら黄白のメスと見分けがつかないんじゃないかって思ってたんです。

 ところが繭になったのを見たら……
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▲上段の白いのが黄白のオス、中段のオレンジがかったのが黄白のメス、下段の明るい黄色は都浅黄。

 おおっ、黄色系が二色ある!!

 黄白のメスと都浅黄は、黄色系統でも少し色が違うのですね。これは面白い。幼虫時代はみんな同じような顔をしてましたけど(二頭くらい模様のない姫蚕が混ざってましたが繭の色とは無関係だったと思います)、繭になったら一目瞭然違うものですね。

 今回は卵が 25個来たのですが、うち 1頭が三齢くらいの時に死んでしまいました。伝染病かと思いハラハラしましたけど、隔離して様子をみていたら、脱皮不全のような感じでした。たまに脱皮に失敗して、七転八倒しながら死ぬ蚕がいます。
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▲脱皮不全かもしれない死んだ蚕


 繭になる直前に数を数えたら 24頭いましたが、そのうちさらに 1頭が、繭を作れずに裸のまま歩き回っていましたが、とうとう死んで黒くなってしまいました。
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▲繭を作れずに死んだ蚕。真っ黒でぶよぶよしています。


 残り 23頭は無事に繭を作り始めましたが、そのうちさらに 1頭は繭が薄いまま変化がなくなりました。繭を開けてみたところ、中の虫はやはり黒くなって死んでいました。
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 というわけで、合計 3頭死んじゃったのですが、繭を数えてみると 20個しかありません。あれ、2頭足りない?
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▲でも、よく見るとこの 2個だけ異様に大きいです。さてはここに 2頭ずつ入っていますね。開けてみてもいいですが、とりあえず毛羽をとって冷凍庫に入れました。

 繭はこのまま放っておくと中の蚕が羽化して蛾になります。蛾は繭を食い破って外へ出てくるので、糸を引くために繭を取るなら、中の蚕が蛹のうちに殺してしまわなければいけません。

 農家では熱処理するみたいですが、趣味で数十頭飼う程度ならば冷凍してしまうのが簡単です。必ず「冷凍」してください。冷蔵では中の蛹が死なないことが多いです。

タグ:カイコ

またMacOSがバグってる

 デジカメから写真をぬいてみたら、ファイルのタイムスタンプが去年の2010年になってる。でも撮影したのは今日とか昨日とか。

 あれっと思ってデジカメの設定を見たけどちゃんと2011年になってる。念のためにさっき抜いたファイルの EXIF 情報(ファイル自体に書き込まれている日付その他の情報)を見たけどちゃんと2011年になってる。

 じゃあ、Mac側の設定がおかしいのかって思うんですが、右上に表示されてる日付と時刻はちゃんと2011年になってる(ここの日付は表示を自分でカスタマイズしたような気がするから人によっては年が表示されてないかもしれない)。

 設定を開こうとして日付をクリックしてみると…あれ、黒い文字で表示されてる(画像では青く反転している)のは2011年なのに、プルダウンメニューの一番上は2010年ってなってる。そんなアホな。

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 "日付と時刻"で年を変えて保存とかしてみても、なぜかこの2010年はまったく変化なし。ずーっと2010年。画像で青くなってるところだけ設定が反映する。

 そういえば、と思って MacOS に標準でついてくるメーラーを確認したら、今年届いたメールが全部2010年になってるし。

 なんだかよくわかんないけど、わたしの MacOS はバグっていて2010年から時が進まないらしい。

 しかし、どうせ MacOS なんてお洒落なだけの子供だましだし、この程度なんじゃないの、と思っているわたしがいる。節電中じゃなかったらウィンドウズに戻りたい。こんなわけのわからない OS いらん。ゲイツのほうがマシだ。


[追記]
 やっぱり日付の表示をカスタマイズするのが悪いらしく(そこレパードがリリースされた直後から知られているバグで直ってないっぽい)、一度デフォルト設定になおすとタイムスタンプも正常に戻りました。しかしそれでは日付表示の設定をまたやりなおさなきゃならないし、なんかもうこんなもののために頭を使うことに飽きましたよ。

タグ:マッキントッシュ