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ブリヌイというものを作ってみた

 ロシア料理のブリヌイというものが美味しいらしいと聞いて作ってみようと思ったわけです。薄いホットケーキのようなものでジャムやサワークリームを乗せて食べるそうです。

◎ワールドバザール21/お国自慢レシピ
http://www.e384.com/02_020/recipe.htm
 BSフジの番組ページらしいんですけど、ページ自体がなくなると困るので、生地の材料だけ引用させてもらいます。

●強力粉 200g
●そば粉 300g
●牛乳  600cc
●水   500cc
●砂糖  30g
●バター 40g(溶かしておく)
●卵   2コ
●塩   10g
<イースト発酵用>
□イースト 20g 
□ぬるま湯 100cc
□砂糖 10g

10人分

1. ぬるま湯に砂糖とイースト菌を溶かし、暖かいところにしばらく置いて発酵させる(予備発酵)。
2. 水・牛乳・とかしバター・砂糖・塩・卵黄を入れてよく混ぜ、発酵したイースト菌も入れる。
3. 強力粉とそば粉をふるい入れてよく混ぜ、暖かいところに置いて発酵させる。
4. 倍くらいに膨らんだら空気ぬきをしてさらに発酵させる。
5. 卵白をよく泡立てて3と混ぜる。
6. フライパンに油を敷いて、薄く焼く。


 10人分も作ったら始末に困るので5分の1の分量で試すことにしました。卵は別けられないので1個使いました。この時点で何か間違っているかもしれません。そば粉はなければ小麦粉を増やせばいいと思うんですけど、うちにはなぜかそば粉があるので使ってみました。

 ドライイーストを予備発酵させるところまでは良かったのですが、水・牛乳等と溶かしバターを混ぜようとしたら、バターが固まりました(笑)

 固まったバターは無視して粉を混ぜ、なるべく部屋の暖かいところに置いてみましたが、ぜんぜん発酵しませんでした(笑笑)時間が足りないのかもしれないし、生地の配合がアレなのかもしれないです*1

 かまわず焼いてみましたが…
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意外と様になっていますよ? ただ、これで正解だとすると、イースト菌を使う意味がなくて、ベーキングパウダーで済んでしまう。もう少し暖かくなったらリベンジしようかな?

 なんでも、このブリヌイに、ロシアではイクラをのせて食べるそうです。なんだかやけに美味しそうでしょう。イースト菌の機嫌が良くなる季節がやってきたら、もう一度作ってみようと思います。


[追記]ブリヌイには作り方が沢山あるみたいです。
http://blog.goo.ne.jp/katteni-russia/e/4b1524efa71aa0392baddf7d6fb19b64
 こちらによると「小麦粉大さじ6 ヨーグルト200cc 卵1個 砂糖小さじ1 塩少々1 ベーキングパウダー小さじ1/2 を熱湯で混ぜて、サラダオイルを少し加える」だそうです。

http://cookpad.com/recipe/30690/
 こちらによれば、ベーキングパウダーすら使っておらず、これだとほとんどクレープみたいになりそうです。実際ロシア風クレープと紹介されてます。


 わりと自由なんですね。でもイースト菌を操ってみたい(笑)



[追記]イースト菌に憧れつつベーキングパウダーで作るブリヌイ

(2人分、4〜5枚)
強力粉 40g
そば粉 60g
砂糖 6g
ベーキングパウダー 小さじ1
塩 少々

卵黄 1個分
牛乳 120cc
水 200cc

卵白 1個分(角が立つまで泡立てる)

1. 強力粉・そば粉・砂糖・ベーキングパウダー・塩を混ぜておく。
2. 1に牛乳・水・卵黄を加えてとく。
3. 卵白を角がたつまで泡立てて2に加えて混ぜる。
4. フライパンに油をしいて、3を焼く。ホットケーキを焼く感じ。だいたい4〜5枚焼ける。

*1:冷静に考えると水や牛乳を室温程度には温めておくべきかも。イースト菌さんだって冷たいところに放り込まれたくはないはずだ

タグ:おやつ

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sibaken URL (03/30 21:49) 編集・削除

ロシアで食べたのもこんな感じでした!

朝食がすごく多くて、ブリヌイは20枚以上焼いてました。
まだ食べるでしょって。
かなり腹持ち良いのに…

チリモークというブリヌイチェーンが街にたくさんあって、カッサでもブリヌイが売られていました。

珍獣ららむ〜 (03/30 22:06) 編集・削除

いいなあ、ロシア。わたしも行ってみたいよー。
カッサってキヨスクみたいな売店のことなのかな?
これもスペイン語のcasa(家)と語感が似てて不思議ー。

誰か(区の人とか)閘門橋のゴミ袋を片づけてください(撤去されました!)

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 たぶんもう半年か一年くらい前から、閘門橋の像がついてる側に妙な袋が落ちてます。手を伸ばしても届かない場所なので勝手に片づけられません。

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 中身は自転車のチューブのようです。


 どこに言っていいかわかんないから書いてみた。ツイートもするので区の人とか見てたらどうにかしてください。



[追記]
 区議さんが見てくれて清掃事務所に連絡してくださったそうです。ありがとうございました!

[追記2]
 この橋は水元公園内ということらしいです。となると、区ではなくて都の管轄だそうで、これも連絡していただきました。twitterって便利。つぶやいてみるものだなあ。@hirata_mituyosiさん本当にありがとうございました。


[追記3]
 さきほど@hirata_mituyosiさんからお知らせがありました。なんと、閘門橋は公園内ではなく都道にあたるとのことです。

区の清掃事務所に聞いたら公園だって言われる
     ↓
都の公園管理事務所では都道だからって言う
     ↓
都道:東京都第五建設事務所が片づける(いまここ!)

 これは、かの有名な「たらい回し」というやつですね。いやあ、そんなの何十年も前に絶滅したかと思いました。わたくし絶滅危惧種は大好きですよ(違っ。

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 無事撤去されたとのお知らせをいただいて、さっそく確認しに行きました。このとおり、ゴミは片づけられています。閘門橋は水元のシンボル的な建築物ですから、本当によかった!

 この橋は、写真右側が歩道で、左側が車道になっています。歩道側からだとのぞき込まないと見えないのですが、車道からだと像がよく見えます。バスなどでここを通る時、ゴミが転がっていると気になって仕方がなかったのです。

 あちこち聞いてまわってくださった区議の平田みつよしさん(http://twitter.com/hirata_mituyosi)ほんとうにありがとうございました。想像よりお手間をおかげしちゃったみたいですみません。



閘門橋はここにあります

タグ:地元(葛飾周辺)

切れてる!

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 ヤマザキの切れてるパウンドケーキでございます。地震後に世の中からパンやお菓子が消えた時も、切れてるパウンドケーキだけは売れ残っていたものです。なぜかと言うと300円くらいするからでーす。

 ちょっと高い。でも美味しい!

タグ:おやつ

黄色い粉が降ってくる

 23日のお昼過ぎに金町浄水場の水1Kgから210ベクレルの放射性ヨウ素が出たというので大騒ぎでしたが、翌24日朝、あちこちに黄色い粉が降りました。

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 たぶん町一面に降り注いでると思うんですが、目立つのは車の屋根とか窓枠の窪んでるところとか。一体この黄色いものはなんでしょう。例年見る黄砂はもうちょっと赤茶色ですし、黄砂なんかより粒が細かいような気がします。

 すわ放射性物質か?

 いや、こんなに降り注いで自分に異変がないのはたぶんおかしい。

 やっぱり黄砂なのか?

 いつもより黄色いのは中国の工場排気と混ざり合って変質したんだったりして。

 いやそれは放射能よりヤバいって!!!

…なんてことを考えた午前中。その後、ニュースや天気予報なんかで"黄色い粉は花粉"と発表があり、それを裏付けるかのように、関東地方は鼻水に濡れたのでしした。

◎空から黄色い粉、正体はスギ花粉 不安の声相次ぐ
http://mytown.asahi.com/areanews/chiba/TKY201103240461.html

2011年3月25日

 県内各地で24日朝から、自動車などに黄色い粉が大量に付着しているのが見つかった。東京電力福島第一原発の問題が続く中だけに、「放射性物質では」といった不安を訴える声が自治体に相次いだが、調査の結果、花粉と分かった。

 県が船橋市と市原市で採取した検体を、県環境研究センター(市原市)で電子顕微鏡分析した結果、ともにスギ花粉と断定された。環境省は23日にスギ花粉の大量飛散を確認しており、雨とともに降ったものが、乾燥したらしい。

 千葉市だけで午後6時までに202件の問い合わせがあった。県大気保全課によると、野田市、船橋市、白井市など県北を中心に問い合わせが多かったという。同課は「16日には県南で同様の大量飛散を確認している。心配する必要はない」と呼びかけている。

 
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タグ:植物

石越駅と石森町、石ノ森章太郎ふるさと記念館


 あまり面白い写真を撮っていなかったんですが、とりあえずスライドショーにしてみました。石ノ森先生の生家って中も撮影していいんですかね。撮影禁止だと悪いなーと思って、いつも写さないんですけど。


http://q.hatena.ne.jp/1268974538/256910/#i256910
以下は上記ページに書いたものを加筆修正しました。

 2010年3月のこと、漫画家の石ノ森章太郎さんゆかりの地を見てきました。

 石ノ森章太郎ふるさと記念館は、宮城県登米市にあって、JR石越駅が最寄りです。そこからバスでひと山こえて30分くらいかかるのですが、そのバスが日に4往復しかありません。9時19分の次は13時49分です。

 こんな本数の少ないバスに誰が乗るんでしょう。田舎のひとなら自動車を持っていそうだから、きっと誰ものらないんだろうなと思っていました。ところが、出発の10分も前からご老人が6人くらい集まってきて、どこに何をしにいくのかわかりませんが、みなさん顔見知りです。

 3月だというのに、前々日に雪がふって、あたりは雪景色です。空を大きな鳥が編隊を組んで飛んでいくのが見えました。やけに大きな鵜(う)がい たものだなと寝ぼけたことを考えていたら、土地のお婆ちゃんが「まだ白鳥がいるね」と言いました。そうか、ここは東京じゃないんだ。カワウだなんて口走 らなくてよかったと思いました。

 やっと来たバスに乗って記念館に向かいます。どこまで行ってもいなかの道でした。途中に小さな町がなくもないんですが、人が住む場所より農地のほうが広いようなところです。

 それでも途中からお客さんがどんどん乗ってきます。運転手さんが「車内混み合ってきましたので、お年寄りに席を譲ってください」とアナウンスすると、若い人が何人か席を立ちました。次のバス停でお年寄りが乗り込んできて、バスはすっかり満員です。

 記念館に近づいてくると、バス停に「石森(いしのもり)」という地名が増えてきます。石ノ森章太郎というペンネームのもとになったのがこの地名だそうです。わたしは記念館前でバスを降りました。

 ふるさと記念館は、そんなに大きくない施設です。石ノ森先生の肉筆原稿や、ゆかりの品などが展示されており、漫画やビデオを自由に閲覧できるコーナーがありました。漫画に夢中になりさえしなければ30分くらいで見てまわれるような感じです。

 実はすぐ近くに、石ノ森章太郎さんの生家があって、そっちも重要な展示物です。木造の古い家で、昔はお母さんが商店をしていたそうですが、今は住む人がなく、今は市が管理しているということでした。

 ごめんください、と戸をあけると、ボランティアの老婦人が「どうぞどうぞ」と招き入れてくれました。てっきり、受付をしているだけなのかと思ったら、一緒に家の中をまわっていろんな話を聞かせてくれました。

「昔はこのあたりは大きな町で、店が沢山あって、七夕や……わたしたちは "たが祭"というけれど、たか祭(高祭?)というのをやって、本当に賑やかだったんですけどね。わたしの弟が、七夕で一番楽しみなのは、小野寺さんち(石 ノ森章太郎の本名)のだと言ってましたよ。章太郎さんは遊び好きで、器用で、頭がよくて、ちょうどこの二階から下を通る人を見ていて、滑車を使って七夕の 飾りをがしゃんと落として人を驚かせたりしたものです。今は年寄りばかりの町になってしまって……」

 その人は他にもいろんなことを話してくれました。今日はいないけど章太郎さんの先生だった人もボランティアで来ることがあるとか、あっち の食堂のオーナーは、章太郎氏の弟さんだとか……当たり前のことですが、ここは本当に石ノ森章太郎のふるさとで、生の章太郎君を知っている人が大勢いるんですね。

 本当のことを言うと、来てみるまでなんの期待もしてなかったのです。どうせ間に合わせで作った記念館があって、ゆかりの品が展示されてるだけだろうと思っていました。

 ところがそうじゃない。ここにあるのは、ふるさとそのものの展示です。石ノ森章太郎を直に知っている人、話したことがある人が住んでいる町で、しかもそういった 人たちと語らえる場所でした。

 帰りは電車の都合でタクシーに乗ることにしたのですが、記念館のお姉さんが「タクシー会社はすぐそこにあるので、もうすこし記念館を見ていてください。電車に間に合うようにお呼びしますよ」ってとても親切にしてくれました。

 ほんとうに来てよかった、そんな風に思える旅でした。


 それから一年後の2011年の2月、もう一度ここを訪れました。残念ながら前回いろいろ話してくれたおばあちゃんには会えず、生家にはお爺ちゃんたちが何人かいて、何か作業をしていました。みなさん親切で、いろんなことを話してくれるのですが、すこし訛っている上に滑舌がわるく、残念ながら三分の一も聞き取れませんでした。

 前回は一人旅でしたが、この時は友達をつれていたので、去年聞いた話を代わりにしてあげました。それから町をひとまわりして、石ノ森章太郎が子供の頃に遊んだ神社や、できたばかりの公園(V3がいる)も見ることができました。

 なんとなくこの町が気に入ってしまい、いつかもう一度来てみようかな、なんてことを考えながら石森町を後にして、友達の車で石巻に向かい、萬画館を見て帰りました。石巻市と萬画館の話はひとつ前の記事を見てください。

 大地震はそれから一ヶ月後のことです。幸いにも生家と売店に一部被害が生じたほかは、展示も無事、スタッフのみなさんもご無事ということでした。

 いつかきっともう一度行きます。いつも遠いところに宿をとってしまうので、今度はもっと近いところに一泊しようと思っています。

◎石ノ森章太郎ふるさと記念館
http://www.city.tome.miyagi.jp/kinenkan/

↓ここも少し気になる!
◎チャチャワールドいしこし
http://www.chachaworld.jp/toppage.html




より大きな地図で 石巻と石森町と田代島 を表示
位置関係がわかるように地図を作りました。
赤:旧石森町のふるさと記念館
青:石巻市の萬画館
緑:マンガアイランド田代島(ここは行ったことがない)

タグ:2011年2月東北旅行

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Goudeau (03/27 00:35) 編集・削除

TVの津波後の空撮で、川の中洲のやうな場所の記念館が写つてゐました。かなり危険な立地のやうですが、被害が少くてなによりでした。サリン事件の一ヵ月前、国会図書館に地下鉄で通つて、シナ考古学雑誌をコピーしまくつてゐた事を思ひだしました。

珍獣ららむ〜 (03/27 07:27) 編集・削除

>川の中洲のやうな
その中洲がマンハッタン島にそっくりなので、マンガッタンという愛称を付けたんだそうです。
ほんとによく無事だったものですよね。

サリン事件…
わたしも、最寄りの駅に止まる電車が千代田線のつづきです。
あの日電車に乗ってたら今ごろブログなんか書いてないかもしれないですね。