記事一覧

慈恵大師の魔除けの御札

ファイル 1041-1.jpg
 佐野厄除け大師で買った御札です。全身黒くてあばら骨が浮いて、頭には触覚のようなものがあるこの姿は慈恵大師(じえだいし)という人の姿を写したものだそうです。

 今から千年ちょっと前のこと、慈恵大師七十三歳の時、怪しげな風とともに厄神(やくしん、疫病の神)が現れました。厄神は慈恵大師に取り憑いて殺してしまうつもりだったのです。

 厄神はお大師様の小指にとりつきますが、たった指一本でもその威力はすさまじいものです。お大師様は全身に寒気をおぼえ、高熱を発し、息もたえだえの状態になりました。

 そこで慈恵大師は自らおそろしい姿の夜叉(やしゃ)に変わり、厄神を指先ではじき飛ばして追い払いました。すると、体の苦痛もうそのように消えてしまったのです。

 「指一本ですら厄神におかされればこれのどの苦痛があるというのに、全身をおかされ、なすすべもない人々は気の毒だ」そう考えた慈恵大師は、弟子たちの前で夜叉の姿に変わり、その姿を書き写すように言いました。

 ところが、慈恵大師の姿があまりにも恐ろしいので、お弟子さんたちもまっすぐに見ることができませんでした。ただ明普(みょうふ)という人だけが、鏡に映った姿を見て、なんとか書き写すことができました。

 その絵をもとに版木を作り、刷ったのが上の写真の御札です。この御札を「南・東か東南」に向くように、家の外壁に貼れば、疫病はもとよりあらゆる災厄から逃れられるということです。

# 慈恵大師=慈慧大師

タグ:おまもり 伝説 神社仏閣 寺社幻獣

カルガモ、ニレの木

ファイル 1040-1.jpg
ファイル 1040-2.jpg
▲なんとなく練習で写してみたカルガモ。光学30倍は野鳥をとるにはイマイチだけど、このくらい大きい鳥で、ある程度まで近づけるのならイケる。ある程度まで近づくと言ったって、前のカメラ(光学10倍)よりは遠くでいいわけだから写せるものは増えてるはず。たぶん、きっと(笑)


ファイル 1040-3.jpg
▲うーん、この写真は意図したものと違う。遠目に見ると枯れ木に白い花が咲いたように見える木があって、しかもそれが真冬だったりするんですが、近くに寄ってみると…

ファイル 1040-4.jpg
▲近づいてみるとこの通り、ニレの木の実がばらけたあとでした、というお話。


 どちらも水元公園で3月1日に撮影。

タグ: 植物

油壷マリンパーク

 行ったと言っても2月12日のことなんですが、油壷マリンパークに行きました。サッカーの李忠成(り・ただなり)選手がゴールを決めて日本が勝ったので、名前に「り」がつく人が入場無料になるキャンペーンをやっていたからです。わたしはサッカーにこれっぽっちも注目していないので、なんで油壷で李選手なのかさっぱりわかりません。わかんないけどありがとう李選手。これからは薩摩守と呼ばせて…いや、それは「ただのり」か。あ、しまった、わたくしとしたことが失礼な連想を。ちなみにキャンペーンはとっくの大昔に終わってますので念のため。

 油壷マリンパークには小学生の頃に何度か行ったことがあります。あの頃は確か、関東随一という感じの大水族館だった気がするのですが、今見るとこぢんまりして、あら意外に小さいわーという感じなのです。他に大きいところが増えたせいでしょう。回遊水槽もあるし、イルカショーやオタリアショーなんかもあるので押さえるところは押さえてあるのです。ここのオタリアはすごいんですよ。調教師の指示で楽器を演奏する生き物はけっこういますけど、ここのはボイスパーカッションをやります。一見の価値あり。

ファイル 1039-1.jpg
▲魚が算数などをするショー。これは何十年も前からありました。出し物が多少違ってるんでしょうが、テイストは昔のままで懐かしいなあ。信号機の光に反応して道路を渡る魚の群れや、デンキウナギの校長先生が自ら発電して始業のチャイムを鳴らしたり、魚の生徒が算数の問題を解いたりします。


ファイル 1039-2.jpg
▲ぜんぜんピントが合ってないけどエジプトの壁画にも刻まれているサカサナマズです。カメラを新調する前だったので魚は全部ピンボケでダメでした。ダメすぎてテンションが下がり、オタリアショーみたいな写せるものも写すのを忘れました><


ファイル 1039-3.jpg
▲園内の食堂で食べられる三崎まぐろラーメン。汁の少ないラーメンにマグロのほぐし身たっぷりの片栗粉あんをかけたものです。えー、なんといいましょうか、魚特有の生臭みと、麺の鹹水臭が渾然一体となり、個人的にはダメでした(笑)興味のある方は挑戦してみてください。

◎京急・油壷マリンパーク
http://www.aburatsubo.co.jp/index.php



 ついでだから三崎港と城ケ島へ。城ケ島のお土産屋さんではばのりを買って、灯台に上って、三崎港の近くで海鮮丼を食べました。

ファイル 1039-4.jpg
▲城ケ島の灯台。


ファイル 1039-5.jpg
▲食事処魚音というお店の…、丼じゃなくてナントカ重という名前でした。


◎魚音
http://www.uooto.com/shop/contents?contents_id=88030

タグ:三崎

モズ

ファイル 1038-1.jpg
 鳥は行きずりに写すのが難しいのです。ピントを合わせてる余裕がありません。モズですかね。何度も書いちゃうんですが鳥の見分けには自信がありませんっ。

 とにかく虫の季節になる前にカメラの使い方をマスターしなければ…

タグ:

カメラ練習中につき上野動物園に行きました

 このまえの土曜日は久しぶりに上野動物園に行きました。入り口に「パンダの公開は未定です」と書かれていますが、誰も気にせず切符を買ってました。ジャイアントパンダなんかいなくたって動物園はイケてるんじゃなかろうか。

 それはともかく入園料が600円になってるじゃないか! ってずっと前からかも?? どうも20年くらい前に400円だった印象が強くて、少しずつ値上がりしているのは気づいてたんだけど、600円まで来るとさすがにギョッとするなあ。ギョッとしすぎて前回の記憶が欠落しているのかも。葛西臨海水族園が700円なので、そのうち同じになるかしら。水族館にくらべると動物園は安く楽しめると信じていたけど過去の話だったのね(と、日記に書いておけば記憶は飛ばないだろう)。

 久しぶりに来たらいろいろ変わっているので困惑しました。ゾウなんか堀が埋められちゃってるんですよ? 昔は人とゾウの間に水のない堀があったから視界を遮るものがなくても大丈夫だったのですが、今はゾウの背丈ほどのロープが張られていて、写真撮ったらロープが入ってしまうじゃないか。ま、ゾウが居心地よくしてるんならいいけどさっ、なんて少しすねた気持ちになったりする。
 
 しょっぱなですねた気持ちになったせいか、ふと気づいたら鳥ばっかり写してた。次は平日をねらってみようと思うんだけど、ジャイアントパンダの威力で平日感などたやすくふっとびそうな気がしてなりません。むしろ行船公園にでも行くべきなのか。


ファイル 1037-1.jpg
▲星五位。ゴイサギ(五位鷺)の幼鳥のことを体の模様からホシゴイと呼んだりする。動物園の展示物ではなくてケープペンギンの池で餌を狙っていた野鳥です。

 この鳥のことを五位鷺と呼ぶのは、醍醐天皇の従者がこの鳥を捕まえようとして「帝のご命令である」と言ったところ、おとなしくその手に捉えられたことから、帝が喜んでこの鳥に正五位(しょうごい)を授けたという伝説にちなみます。こう見えて彼はけっこう偉いんです。


ファイル 1037-2.jpg
▲ベニイロフラミンゴ。ネットの隙間から撮影しました。


ファイル 1037-3.jpg
▲カモメかなあと思ったのですが、くちばしの色やなんかを考えるとウミネコでございましょうか。鳥の見分けは自信ないんです。後ろ側にダウンコートを着たおばさんがいるのがやや残念な写真です。


ファイル 1037-4.jpg
▲このオシャレさんはインカアジサシだそうです。手前に金網があって、どうやっても写り込んでしまうのが非常に残念な写真です。


ファイル 1037-5.jpg
▲これはオオワシでしょうか。不忍池の小島に展示されています。散弾銃で撃たれた傷がもとで飛べないので、檻でかこっておく必要がないそうです。

タグ: 伝説 動物