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鬼石の冬桜を見に行ったついでに寄った場所です。関越の本庄児玉から車で2時間くらいでしょうか(道に慣れてたらもうちょっと速いかも)。鬼石からなら1時間くらいですね。路線バスもあると思いますが乗ったことがないのでよくわかりません。鬼石の冬桜と同じ地図に追加してあります。地図を縮小すると位置関係がわかるかと。
本庄児玉I.C.から国道462号を西へまっすぐ、下久保ダムを横目にさらにずーっと進んだところにあります。神流川(かんながわ)の中にどかんと大きな岩があるので、車で走っていても目に付きます。
三すくみの伝説
▲丸岩(カエル)
むかし、巨大なカエルと、巨大なヘビと、巨大なナメクジがいました。それぞれ別に旅をしていましたが、ちょうどこのあたりで三匹がばったり出会いました。
カエルはヘビに飲まれまいと、じっと動かず、ヘビはナメクジに溶かされまいと、じっと動かず、ナメクジも、カエルに食べられたら大変と、じっと動かなくなりました。いわゆる三すくみの状態ですね。
三匹は何日もにらみ合っていましたが、ある日とうとう石になってしまいました。
▲手前の横に長いのがナメクジ。
▲川の中にある岩がヘビかなあと思い撮ってきたのですが自信がありません。
丸岩(カエル)は本当に大きくて、こんな巨大な岩が山のどこから転げてきたのか不思議です。岩のてっぺんには小さなほこらがありましたが、橋はありません。昔の人が岩を上って建てたのでしょうか。
鮎神社の伝説
丸岩の近くに小さな神社があります。神社といってもほこらがひとつあるだけです。名前は鮎神社。
小さな神社ですが地元では大事にされているようです。石柵に小渕恵三など有名な政治家が奉納者として名前を連ねていたりします。
むかし、ある神様が旅をしていました。丸岩で休憩していると、村人たちが気付いて、麦飯に鮎(あゆ)をそえて差し上げました。神様はたいへん喜んで、鮎の尾まで食べてしまいました。以来、このあたりを魚尾、神様がお休みになった場所を宮地と呼ぶようになりました。
神流川は石灰岩を含む山の間を流れるので、水質がアルカリ性なのだそうです。そのため川魚の生息に適しているということです。今も鮎をはじめとする川魚釣りが盛んだそうです。漁期は魚の種類によって違います。参考:多野藤岡広域市町村圏振興整備組合>http://www8.wind.ne.jp/tanofujiokakouiki/aso-turi/turi_01.htm
▲鮎神社の石灯籠は穴がハートでした。なんで??
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