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蛾類幼虫図鑑・復刻版は画質低すぎ?

 『原色日本蛾類幼虫図鑑』復刻のお話。

 先日うちに届いた復刻版は角打ちがひどいので交換して貰う予定なんですが、まだ新しいのは届いていません。もう二週間くらいたってるんですけど……まあそれは気長に待つつもりです。たまに催促のメールとかしながら。

 ところで、復刻された図鑑にやや不満な点があります。ハードカバーでなくなったのとかは我慢できる範囲。

 でも、なんかこれ、写真がしょぼくなってる???

 気にならないものもありますが、色数の少ないプリンターで打ち出したみたいな、なんとも言えない荒さ。色も褪せた感じに見えます。ひどいのになるとイラストと見まごうほど。

 最初は気のせいかとも思ったのですが、違和感が大きいので図書館で旧版を借りてきました。

ファイル 966-1.jpg
▲図書館で借りてきた旧版の写真です。デジカメで写しているので肉眼で見たのより荒くなってしまうでしょうが、比較対象物としてまずこれを覚えてください。


ファイル 966-2.jpg
▲次にこれが復刻版の同じ虫の写真です。

 何度も言いますが、デジカメで写しているので肉眼で見るよりもっと荒くなってるはずです。現物はここまで酷くはありません。

 が、比べてみればわかるとおり、復刻版のほうが荒いですよね。


 想像するに、印刷用の原版が本当に廃棄されていて(もしくはもう使えない状態になっていて)、旧版からスキャニングして復刻するしかなかったのではないかと。

 写真だけに価値があるわけではないから、あらかじめ聞かされていても買ったとは思うのですが、昔と同じ内容だと思いこんでいると落胆は大きいです。

 復刊という性質上、こういうこともありうるので、事前にもっと情報があってもいいんじゃないですかね。

 っていうか、もう少しなんとかならんのですか、この画質は。こんなだとプレミアがついて強烈な値段になってる古本のほうがまだマシってことになりかねないですよ……


 この状態で買ってって素直に言いにくいけど、いちおう広告はっておきます(汗)写真集ではありませんから、解説文にも価値があります。蛾類の幼虫に関してここまで詳細に解説した本は他にはまずありません。

19950円(税込み、送料無料)上下巻セットです。


# 荒さじゃなくて、粗さですね。荒々しいんじゃなくて、粗いの。

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珍獣ららむ~ (09/30 21:56) 編集・削除

と、噂をすれば、代替え商品がもうすぐ届くそうです。写真がしょぼくなったとはいえ、手元にあれば便利になるはず。これからはもっといろんな芋虫を飼うぞー。

切り紙

 マイブームというのは突然にやってくるのです。最近暇があるとやっているのは切り紙。紙を折りたたんで切れ目を入れて、開くと模様になるやつです。

切り紙:傘と長靴
▲雨ふりなので傘と長靴を切ってみました。


切り紙:スカラベとアンク
▲スカラベとアンク。


切り紙:蝙蝠と唐草
▲蝙蝠と唐草。蝙蝠を三匹切ったつもりなんですが、あんまりそれっぽくないのですよねー。


切り紙:
▲蝙蝠と花。何枚も蝙蝠を切ってるうちに、切り抜いた部分も蝙蝠になってたら面白いんじゃないかと思い、やってみました。外側に五匹、切り抜いた部分に五匹の蝙蝠です。真ん中は花、全体として見ても花になってます。


切り紙:蝙蝠と唐草シンプルバージョン
▲蝙蝠と唐草シンプルバージョン。いろいろ切ってみたけれど、結局このくらい大胆でシンプルなやつが様になってるような気がします。


 で、剪紙にはまるといつも思うのは、切ってる時は楽しいんだけど、完成品をどうしていいかわからないってこと!





 はてなハイクに切り紙の上手な人がいて、いつもすごい作品が公開されます。あんなふうに切れればいいと思うのですが、絵心も技術力もさっぱり身につきません。

タグ:切り紙

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Sari (09/29 16:58) 編集・削除

すご~い!!

ハガキファイルに入れたら?
あ、サイズが分からないけど。

珍獣ららむ~ (09/29 20:22) 編集・削除

おりがみの標準サイズだから15x15cm です。
ハガキファイルだとちょっと小さいですねー。
でも、もうちょっと上手になったら保存する方法を考えようかな?

韓国直輸入キムチ

 最近、牛角ブランドのキムチが気に入っている。牛角のマークがついているけど韓国直輸入マークもついてる。あっちで作って牛角で仕入れてるということ?


 ちょっと前までは一種類しかなかったのに、最近になって甘辛と辛口の二種類になりました。甘辛もけっこう辛いです。辛口はヤンニョム(キムチベース)が多めに入っててより一層辛いですね。どっちも美味しい。

 それでしばらく牛角キムチを愛用してたんですけど、行きつけのスーパーにCGCブランドの韓国直輸入キムチっていうのが現れました。CGCっていうのは全国のスーパーマーケットが加盟して共同で食品の安定供給を維持しようというグループらしいです(説明このへん)。

 CGCグループのキムチは牛角キムチとそっくり同じ形の容器に入ってて、牛角ブランドよりやや安めの値段で売られてることが多いです。ためしに買ってみたら、おお、これも美味しいではないか。CGCキムチのほうがややサッパリしてる。しばらく置いて発酵させたら酸味がきいてもっと美味しいだろうと思うんだけど、つい食べちゃう。CGCの直輸入キムチの説明はこのへん(CGC公式サイト)。

 どうも最近、韓国直輸入キムチ(特定のマークがついてるんだけど、公式サイトみたいなものがみつからない)が流行ってるらしくて、気がついたら くらしモア ブランドにもありました。このへんにちらっと説明が(くらしモア公式サイト)

 これまで大当たりだったので買ってみましたが、くらしモアのはどうも口にあいませんでした。蓋をあけると香りがツンとして、唐辛子というよりワサビみたいな感じ。成分にワサビは入っていないのでニラかなあ。味も香りと同じくツンツンしてて、唐辛子の辛さと違うような気がする。こういうのが好きな人もいるのかなあとは思いますが、個人的にはビミョー。

 まあ、それはともかく、こんだけあちこちに韓国直輸入キムチがあるんだったら、たとえばセブンプレミアムなんかに……あら、あったわ。実物を確認してないけど容器もほとんど同じだし、たぶん直輸入マークがついてるやつじゃないかと。公式サイトはこちら

 じゃあVマークは? ひー、あったあった。公式サイトはこちら。これはラベルに小さく直輸入マークが見えるので、やっぱり同じ系統みたい。

 何年か前まで湾岸道路を千葉に向かって走っていくと、葛西臨海公園の手前のビルに、韓国直輸入キムチの大きな看板が出てました。商品そのものの広告じゃなく、直輸入マークを周知するための看板で、なんだろうこれって思ってました。ようするにOEMなんだでしょうね。作ってる韓国側の会社は名前が出なくて日本のブランド名がつくけれど、このマークがついてたら韓国直輸入ですよと。

 看板を見た頃は直輸入マークがついた商品をほとんど見ませんでしたが、いつの間にかどかんと来てたのね。

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珍獣ららむ〜 (09/25 19:58) 編集・削除

今日は美山っていうブランドの韓国直輸入キムチを買いました。
http://www.kimuchi-miyama.co.jp/kimuchi-miyama/corp_02.htm
千葉の会社みたいだけど、直輸入マークがついてたから韓国工場で作ったんでしょうね。
ここのは自社工場みたいだからOEMってのとも違うのか。
そのまんま東マークみたいな感じなのかな。

プチ繭かき

都浅黄の繭

 この記事の繭です。簇(まぶし)から繭をはずすことを「繭かき」といいますが、今回は数が少ないので非常にささやかです。


都浅黄の繭
▲左の大きいのはテトラ簇(このへん参照)から出した繭で、右の小さいのは割り箸とザルの隙間にできた繭です。


都浅黄の繭
▲こっちのはザルの端っこに作られた繭です。


都浅黄の繭
▲M字に折った紙の隙間で作られた繭。


 このとおり、自由行動で繭を作らせると、大きさにばらつきができてしまいます。趣味で飼うならこういうのも楽しいです。

 なお、写真の繭は都浅黄という品種です。京都福知山の塩野屋さんという織元のオリジナル品種だそうです。

タグ:カイコ

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Sari (10/09 02:01) 編集・削除

養蚕のDVDがあるそうですが、ご存知でしたっけ?
すみません過去日記を確認していないので、とりあえず
http://gujo.com/silkworm/index.html

珍獣ららむ~ (10/09 06:53) 編集・削除

いえいえ、知りませんでしたよ。
最近はいろんなところで資料を作ってるんですね。
今回、蚕種を買った京都の塩野屋さんでも、京都式の養蚕を説明するDVDを売ってました。
単純にDVDを売るんじゃなくて、養蚕のなんとかかんとかの会員にならないといけないっぽかったので日和ったんですけど、見てみたいですねー^^;

クサギの草木染め(やや親父ギャグ)

クサギの葉

 突然ですが、草木染めです。こういうのは突然おもいついてやりたくなるのです。

 思い立ったら吉日よ、ということで、土手でクサギを摘んできました。クサギって遠目だとアカメガシワにも似てますね。アカメガシワは新芽が赤いので見分けがつきますけど。

 染め方は、クサギをお湯で煮出したもので二度染めて、媒染をしてから、三度目を染めました。

 媒染はクエン酸に銅板を漬けて自作したものです。これまたしばらく前に、突然「草木染めをしてみるのだ。しかも銅媒染っていうのをやってみたい」と思い立って作ったものです。

 銅は毒だって話なので廃液の処理は少し迷いましたが濃度が低くて量も少ないので今回は下水に流しました。こんなこと趣味にするなら金属媒染液を処理するなんらかの手を考えないといけないかも?

クサギの草木染め銅媒染

 布は木綿のシーチング地です。豆乳の下地処理もしなかったので薄い色にしかならなかったけど、意外に良い色になって満足しました。次はヨウシュヤマゴボウあたりで染めてみようかな(って、また毒だw)。

タグ:手芸