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大森の水止舞(三匹の獅子舞)

 大田区大森の三匹の獅子舞を見てきました。こちらでは止雨を祈願して舞うので水止舞(みずどめのまい)というそうです。

 場所は大田区大森東3-7-27 にある厳正寺です。京急大森町駅から徒歩5分くらい。JR大森駅からだと徒歩30分、東口から森ヶ崎行きバスに乗って大森警察で下車徒歩5分。

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タグ:獅子舞 蛇ねじり

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一円 (07/16 00:58) 編集・削除

 ららむーさん、詳細な報告をしていただきありがとうございます。

 少々時間が遅いので今夜は一言だけ。
> もうすぐ獅子・花笠・龍神が来るのでみんなで待っています。
このコメントの付いた写真の右側にある古びた建物ですが、ここは鍛冶屋さんでした。話によると昭和50年代まで仕事をしていたそうです。動力ハンマーなど最後まで使用しなかった、昔ながらの鍛冶屋でした。
 元は主に大森の漁業(海苔)関連の道具を主に作っていたようです(碇や船釘など)。私が覚えているのは鏨が店の方に置いてあったことです。海苔が終わったあとはそういう土木関連の道具を作ることが多かったようです。

一円 (07/16 22:10) 編集・削除

> よその獅子舞では花笠が立ちっぱなし座りっぱなしで
ってことは、何にもやらないんでしょうか。確かに花笠は山とか森の象徴らしいですが、それにしてもある(いる)だけというのはなんとも退屈で辛そうです。
 鳴らしているのはささらで間違いありません。
 舞台に付いては、昔こんな立派なのが出来る前にも、少しは高くしたものを設けていたと思いました。3尺くらいだったかも。

 龍やら獅子やら色々と混ざっているみたいですね。
 それにしても龍と獅子が同時に出てくる行事はほとんどないというのが面白いです。相性が悪いとか、敵対しているとか、何かあるんでしょうか。この辺は熊楠の『十二支考』に出てくるかもしれません。

 以前北区と板橋区との境辺り(浮間が池のそば)の獅子舞のことを知人が言っていました。ただしどうももう廃絶しているらしいです。その人の父親がとにかく集めるのが好きな人だったので、戦前だったかに不要になった獅子頭を貰い受けてきたとか。
 新調して交換したのか、廃棄だったのかは判りません。今もあるらしいですが、なかなか引っ張り出すのが大変なようで、見せてもらったことはありません。
 ついでに検索結果をもう少し読んだところ、川向こうの戸田のものが出てきました。
http://blog.todakouen.jp/archives/50864102.html
ささら獅子舞というにしてはささらは使われていないようです(ビデオを一度しか見ていない)。
 ここは門付けをやるんですね。その上、刀を振ったりしています。これはどう見ても悪霊や悪疫退散のための所作で、こんなことはこちらでは絶対にありません。

珍獣ららむ~ (07/17 01:47) 編集・削除

>花笠
 昔からそうだったかわかりませんが、子供に花笠をかぶらせて四隅に座らせている例が多いです。

 花掛かり(雌獅子を隠すやつ)など、一部の出し物の時だけ立ち上がって舞台の真ん中に出たりしますが、それだけですね。もちろんみんな、完全に退屈しています。

 足立区花畑の獅子舞だけは、花笠がちょっと活躍(?)します。

 通常の舞では子供の花笠で何もしませんが、花掛かりのみ大人の自称「美しい」女性を募って笠をかぶせます。

 四人の花笠が雌獅子を囲んで立っていると、大獅子と中獅子が花笠に体当たりをしたり、尻を触ったり、好き放題しまくりますが、平然と立っていなくてはなりません。このときだけは、獅子が女性に何をしてもよいことになってるそうです。ある意味楽しそうです。きっと昔は獅子の中の人が恋人と申し合わせてやってたんでしょうね。

 花笠が森や山の象徴というのは、まったくそのとおりです。獅子舞にストーリーのある地方とない地方があるんですが、ある場合、三匹はどこかに参拝に行く途中らしいんです(たとえば富士登山など)。花笠は旅の途中で通り抜ける森やら山やらの象徴です。

>戸田の獅子舞
 へえ、三匹で門付けに来る地方もあるんですね。そういえば八潮市大瀬の獅子舞も、神社で奉納するのとは別の日に獅子が家々を回るって聞いたような気もします(うろおぼえですが)。

 そのサイトの動画は、他所の地方で太刀掛かりとか呼ばれているのっぽいですね。旅の途中で太刀をみつけて障害物を切り開いて先に進むというような物語になっていたりします。戸ヶ崎だと、洪水で村が沈みそうになったので、獅子頭をつけて川をわたり、対岸の(葛飾側の!)堤を切って村を救ったという伝説をかぶせているそうです。厄払いの儀式になってるケースも多々あって、八潮市大瀬では獅子が太刀でお酒を入れた湯飲みをカチンッと叩いて舞が終わり、そのお酒がお年寄りにまわされてました。三郷市戸ヶ崎では希望者が進み出て、正座をし、頭をさげたところに、獅子が太刀で斬りつけるまねをします。そのタイミングで横にいる介添えの人が突き飛ばすので、死んだふりをして転がると厄払いになるとか。


>鍛冶屋さん
 写真をとりながら、古くて味のある建物だなーって思ってました。鍛冶屋さんだったんですねー。情報ありがとうございます!

夏の戯れ(酒瓶買い)

 本に表紙買いというのがあるように、お酒にも酒瓶買いというのがあるのです(あるといったらあるのです~)。

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 金魚のもようで水色の瓶がかわいらしいです。「夏の戯れ」という名前で売られてます。

 味は、日本酒のみじゃないのでよくわかんないんですが「ああ日本酒だなー」という感じの味です。酒粕の香りがします。いや、お酒なんだから酒粕の香りは当たり前かもしれないけど(すんません、日本酒の味や香りを言い表す作法を知らないもので)。

 メーカーは京都府伏見区にある招徳酒造です。夏だけじゃなく、春・秋・冬の瓶もあるそうです。

◎招徳酒造株式会社:四季の純米吟醸ボトル
http://www.shoutoku.co.jp/shiki/
 うわっ、「夏の戯れ」には金色の金魚が泳ぐレア瓶があるって書いてありますね。なんという卑怯な売り方(誉め言葉)。

 わたしはアリオ亀有のカルディで買いました。メーカーのサイトでも通販しているようです。楽天市場ならばこちら>“夏の純米吟醸ボトル”夏の戯れ 純米吟醸 240mL瓶

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一円 (07/14 09:19) 編集・削除

 おはようございます。

 もし本日の獅子舞を見に来られるようなら、時間はいつもどおりの14日13時からです。
 午後まで涼しいかどうかは判りませんが、これならかなり良い条件だと思います。普通だとカンカン照っていて、見に行く気にもならないですよ。

珍獣ららむ~ (07/14 20:44) 編集・削除

ありがとうございます。見に行きました。
道行き、おもしろいですね。
ぐるぐるまきの人たちをどうするのかと思ったら、よいしょって運んでるー!!
町の人やボーイスカウトのみなさんが御神輿に水をまくみたいにやるので頭からかぶりましたよ。
カメラ壊れそうでした(乾いたらいまのところ動いているようです)。
カメラ構えた人の数が半端じゃないのでけっこう有名なお祭りなんでしょうね。
葛飾にも埼玉にもあるから獅子舞好きのカメラマンはみんな来るといいよ。
あ、だめ。来ないで。わたしが割り込む隙間がなくなるから(笑)

一円 (07/14 22:12) 編集・削除

 遠いところわざわざお運びいただきありがとうございます。
 にしても雨が降っちゃいましたか。昨年私が見に行った時は幸いこっちには飛んできませんでした。知ってる人は道行きの間はカメラにカバーを掛けてます。色々と重要なことを言わないで済ませてしまって恐縮です。
 
 ここのは、都区内には獅子舞があまりないせいか何年かに一度くらいNHKがローカル・ニュースで流しています。
 ところでお囃子とか舞は大体そちらの方のと同じなんでしょうか。舞そのものは武蔵国辺りに伝わっているものと同系だろうと思います。

 最後に一つ。寺紋は記憶にありますか? あのミツウロコの紋は鎌倉幕府の北条家に由来するもので、実は住職は北条姓です。
 でもって威張ってばかりいて、何やかと檀家に金を出させるやらで、地元の評判が相当に悪いです。獅子舞の保存会そのものの運営は住職の家とは関わりがありません。早い話が檀家のお前たちがやってるんだから、経費は自分でなんとかしろ、ってこと。そういうわけで檀家には毎年寄付の徴収がやってきます。
 こんなどうでもいい裏の話をしてすみません。続きはまた次回にでも。

珍獣ららむ~ (07/15 07:48) 編集・削除

 いえいえ、裏話とても面白いです。実は本堂で祭と関係なさそうな盂蘭盆の法要っぽいことをやっていて、なんで互いにスルーしあってるんだろうと思っていたものですから(笑)

 寺紋がトライフォースなのは気がつきました。北条時政が江ノ島で龍神から三枚の鱗を授かったことに由来しているのですよね。

 おっしゃるとおり、舞は埼玉方面で見るのと同じ形式でした。花笠が二人になってますが、どこでも必ずやっている花掛かり(花隠し)がありますし。中獅子が太鼓のバチで地面をなでる仕草は、八潮市上二丁目の獅子舞にもあります。

 道行きも、最後にほどいて頭をつけるあたり、やはりもとは辻切り(蛇ねじり)だったんだろうなと思いました。八潮市で辻切りの記録をとってる人とお話したことがあるのですが、八潮では辻きりをやる村では獅子舞をやらず、獅子舞をやる村では辻切りをやらないそうです。偶然なのか、わざとなのかはわからないそうですが。

 辻切りは、藁で蛇を作って村の境界に掲げて魔除けにするわけですが、実は同じことを獅子頭でやった地方もあるようです。
http://www.geocities.jp/engisiki/musashi/bun/mus170502-01.html
 埼玉県比企郡にある高負彦根神社(ポンポン山のあるところ)では、昔は獅子舞をやっていたそうですが、ある時疫病が流行ったので、獅子頭を埋めて獅子封じをし、その上にヒイラギ(トゲがあるので鬼を遠ざける)を植えたところ、疫病が治まったそうです。

 それと、八潮市の資料で、大水で流れてきた獅子頭を辻切りとして村の境に埋め、それを別の村の者が掘り出して獅子舞をはじめたというような話を読んだ記憶があります。資料をしまいこんでいるので未確認ですが。


 なんせ、切っても切れないのに別のお祭りとして行われている獅子舞と辻切りが、大森ではいっぺんに行われているっぽいのは興味深いです。

アジアイトトンボ

 暑くなってきたので、カエルの餌を自力で探しています。バッタ狙いで網を振り回しているとイトトンボがよく入ります。

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 尻尾の先まで青いのでアジアイトトンボだと思います。そっくりなアオモンイトトンボは尻尾の先(腹の第十節)が黒いです。

 夏は虫の季節ですが、暑いしまぶしいしでカメラのピントがあいませんね。

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アサリの酒蒸しをタジンで

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 当たり前のように美味しいです。当たり前すぎて誰もやらないんじゃないかって思うほどです。

 関係ないけど、最近スーパーのアサリが半分死んだ感じになってるのが気になります。水を切って肉や魚のようにパックされて売られています。

 アサリには少しストレスを与えたほうが旨味が出ると聞いたので、水を切って売ること自体はよいと思うのですが、いつまでもその状態だと、やはり弱って死ぬと思うのです。

 持ち帰って水に放っても、ろくに砂を吐きません。いくらなんでもストレス与えすぎなんじゃないですかね?


【材料】
 アサリ
 ネギ
 生姜
 酒 大さじ1
 塩 少々
 醤油 少々
 

【作り方】
1. アサリは砂抜きしておく。塩水に数時間放しておけば勝手に砂を吐きます。
2. ネギはみじん切り、もしくは白髪ネギにする。
3. 生姜はごく細い千切りにする。
4. 砂抜きしたアサリをタジンに入れ、塩少々・酒大さじ1程度を上からかけて、蓋をして3分程度加熱する。
5. 火をとめ、香り付けに醤油を少しかけて、ネギと生姜をのせて、もう一度蓋をして余熱で1~2分蒸らす。

タグ:タジン

たまには虫の写真とか貼っておくか

 料理サイトみたいになってきたので軌道修正(?)して虫の写真を。

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 ヒゲナガガの一種かなあと思うのですが(違ったりして…汗)、一体これはなんという虫なのでしょう。蛾、ですよね???

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sibaken (07/09 22:25) 編集・削除

なんかトビケラにも見えてくる。

珍獣ららむ~ (07/10 06:57) 編集・削除

あっほんとだ。トビケラにも見えますねー。