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風に乗ってやってきたケセランパサラン?!

 今日は暑かったー。そんでもってすごい風だった。
 窓を全開にしたら、何かが床を転がっていきました。慌てて捕まえたのがコレ。

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 残念ながら本物のケサランパサランではなく、アメリカオニアザミの綿毛なんですけどね。

 世の中でケセランパサランと呼ばれているものは何系統かあるんですが、そこいらのブログの人たちがケセパサだと言い張ってるのは、たいてい植物の綿毛ですな。今ちょっと検索をかけたら、アメリカオニアザミの他にガガイモの綿毛とか、トウワタの綿毛とか、一目で正体がわかってしまうものばかりでつまんないです(笑)

 松戸市在住のある女性作家がケセランパサランの本を書いているのですが、その人の観察によると、本物のケセランパサランは白粉を吸収して育つし、分裂して増えるっていうんですよね。

 ためしにアメリカオニアザミの綿毛をシッカロールの容器に入れて二年くらい放置してみたのですが、これといって変化はありませんでした。つまり、本物のケセランパサランは植物の綿毛なんかではないのです(たぶん)。

タグ:野草

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ぱる子 URL (07/14 22:02) 編集・削除

あのー。「本物の」ケセランパサランって何なのか、
聞いてもいいでしょうか。そういえば亡くなった祖母が
おしろいの容器に入れて大事そうに保管(飼育?)して
いた記憶があるんだけど、あれはどうなったのかな。

珍獣ららむ〜 (07/15 17:06) 編集・削除

それがわかったら不思議でもなんでもないんです。
そもそもケセランパサランと呼ばれてるものが複数あります。


1. 植物の種についてる綿毛に極めてよく似ていて、白粉を与えておくと育つといわれている。これはまったくの正体不明。
2. 動物の毛の塊みたいなもの。本当に毛のかたまりかもしれないけど、岩石に極めて似たものがある(名前は忘れた)。これも白粉(おしろい)の箱に入れて保存されてるようですが、育つかどうかはわからない。
3. ベゾワール(ウシなどの内蔵に出来る結石)

 3は、丸くて黒い玉です。外国では薬にするものなので、意味もわからず有り難いものとされただけでしょう。詳細は調べないと思い出せないけど、どこぞの神社だかお寺だかで、雨乞いの儀式で使うと聞きました。薬師如来の真言(オンコロコロセンダリマトウギソワカってやつ)を唱えるっていうので、昔は病気快癒の呪いだったんじゃないかと妄想します。

 2は、そっくり同じものを、たまに博物館で見るんですが、見たその時は「あ、ケセランパサランの毛玉タイプ」と思うんですが、どういう性質のものかメモしそびれて今日に至る。たぶん鉱物です。結晶が針のようになってて、あたかも動物の毛玉が旋毛になってるような塊です。

 松戸の女流作家が飼育していたのは1のタイプのもので、ネットで「ケセパサみつけた!」なんて言ってるやつも、全部1を想定してると思われます。白粉をあたえると吸収するのが見えるし、育ったり、分裂してミニケセランパサランができると、「ケセランパサラン日記」という本を書いた作家の人は言ってます。

 1のタイプのものは、本当に正体不明です。植物の綿毛だったら白粉なんかで育たないと思うんです。

ぱる子 URL (07/16 22:50) 編集・削除

失礼しました&詳しいご教示ありがとうございます。
「本物のケセランパサラン」はこういう特徴がある!
みたいな鑑別法があるのかと勘違いしたんです。UFOと
同じく、「既知の××という植物(鉱物・動物)である」
とわかった時点でケセランパサランではない、ということ
なんですね。

>岩石に極めて似たものがある
http://item.rakuten.co.jp/undigital/c/0000000266/
「オーケン石」でしょうか?
>ベゾワール(ウシなどの内蔵に出来る結石)
胆のうにできる「ゴオウ(牛黄)」は文字通り黄色ですが、
bezoarでイメージ検索するといろんなタイプが出てきますね。
というか、bezoar自体「あらゆる毒に対する解毒剤」だとか
いろんな伝説があって、正体が「何」とは特定されていない
みたい<英語wiki 奥が深いです…

珍獣ららむ〜 (07/17 09:13) 編集・削除

>「既知の××という植物(鉱物・動物)である」
>とわかった時点でケセランパサランではない

 そうですそうです。「さっぱりわからん」ものがケセランパサランなんです。

 改めて「ケサランパサラン日記」を見直すと、著者(西君江さん)もよくわかってないフシがあって、著書の最初のページに載ってる「ケサランパサラン一号」はアメリカオニアザミっぽいです(中心部の形状が少し違うので、別の何かかもしれないけれど、たぶん既知の植物)。

 でも、ビワの枝から採集したという二号、三号……と名付けられたものの写真を見ると、タネを飛ばすための綿毛ではなさそうです。茸や黴の菌糸みたいなものに見えます。これは、育つらしいです。

 お母様が飼育なさっていたのは綿毛タイプのものなんでしょうか。正体が気になりますね!


 オーケン石、そうそう、たぶん博物館にあるのはそれですね。ありがとうございます。

 でも、改めて西さんの本にある複数の写真を見ると、オーケン石とも少し違う感じです。オーケン石で検索してみつかるものより毛足が長くて、やや旋毛を巻いた感じです。あたかも動物の毛のようです。斑のあるものもあります。


 ベゾワール(馬ん玉と呼ばれている)は、黒いかと思っていたけど、本に掲載されてるのは白黒写真でした。実物を見たら黄色や茶色かもしれないですね。

オリーブサイダー・水なす風ラムネ・オリヅルサイダー

 イトーヨーカドーでサイダーフェアのようなものをコッソリやっています。そそられたのを何種類か買ってみました。

オリーブサイダー

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 香川県の小豆島ってところのサイダーです。名産品のオリーブ果汁を配合したとのこと。

 どうせネタだし、普通のサイダーの味でしょうと、いくらかバカにしながら飲んだら、あまりにも美味しいので驚きました。

 微炭酸でほのかな甘み、上品なオリーブ色も涼しげで良いです。暑い日に窓をあけはなって飲んだら最高。

 これが普通に買えて1本120円くらいだったら毎日のように飲みたいですが、200円もするのはちょっと残念。



オリヅルサイダー

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 横浜で昭和初期に売られていたサイダーを復刻したものだそうです。

 特徴のない普通のサイダーですが美味しいです。これ、味も昔のままなんでしょうか。昔の清涼飲料水にしては甘さ控えめで、かなり今時の味だと思うのですけど。



水なす風ラムネ

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 大阪のハタ鉱泉という会社で作っているラムネです。水茄子という、水分の多い茄子をぎゅっと絞って作ったとのことで、これこそ毒物系ネタ飲料か、と思ったのですが、毒物どころかとても美味しかったです。

◎ハタ鉱泉
http://www.hata-kosen.co.jp/intro/209.php

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ぱる子 Eメール URL (07/13 14:52) 編集・削除

こんにちは。オリツルサイダー、先日コンビニで
ペットボトル版のを買いましたが、こちらは似ても
似つかぬ蛍光ブルー&ガリ○リ君味。
http://d.hatena.ne.jp/paluko/20090613
瓶のほうはレトロ、かつ奥ゆかしい感じですね。
オリーブサイダーも興味ありありです。隣駅の
イトーヨーカドーまで遠征してみようかな…

珍獣ららむ~ (07/13 15:13) 編集・削除

うおお、ほんとだ、青いよ!!
しかもオリツルだったとは……orz

青いほうが見た目は昔っぽいかもしれませんね。
アイスクリームを浮かせてクリームソーダにしてみたい。

いろんな意味で失敗だった中国茶動画

妄想

  • お湯をそそぐ
  • 茶珠を放り込む→沈む
  • 茶葉が開いてくる。
  • 内包された花がぽこっと出てくる
  • ここでBGM「太湖船」↓
http://www.chinjuh.mydns.jp/saluto/china_1.mid


実際

  • お湯そそぐ
  • 茶珠を放り込む→がーん、浮いた!!
  • あわてて上の方が写るようにする。
  • 茶葉が開いてくる。
  • っていうかこれ傾いてない?→直す(余計に傾いている)
  • もやはBGMをつけるとかのレベルではない。




 這いつくばらないとファインダーをのぞけないような低い位置で撮影したのがまず間違いじゃった。

タグ:お茶

シロテンハナムグリ(たぶん)が蛹化した

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蛹室を作ってから蛹になるまで一週間近くかかってます。前蛹の状態から蛹化するまでに四、五日かかるってことでしょうか。

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やくさんの図鑑が出ましたよ


やくみつるの昆虫図鑑

 リンク先は楽天ブックスです。今なら送料はかかりません。
 わたしもまだ内容は見てないんですが、コスズメ(蛾)の幼虫の写真を使ってもらったみたいです。

ファイル 736-1.jpg
 出版社から本を送ってもらいました。うちの博物誌方面の読者ならば、たぶん夢中になれる本だと思います。写真も解像度の低いのしかなかったのに、とてもきれいに使ってもらえてます。コスズメですよ、雀じゃなくて、スズメガの。

 っていうか、こういうふうに頑張ったらメジャーになれたかもしれないわけね。珍獣こころの日記。

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