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さらに6日にも桜を見に行く群馬旅行

日時
 2009年5月6日(水曜日)振替休日

天気
 雨。かなり降っていてどこもゆっくり見られなかった。

まわった場所

  • 榛名湖
  • 磯部温泉
  • 群馬県立自然史博物館
  • 富岡製糸
  • 軽井沢
  • 横川のおぎのや
  • 高崎駅

目的
 榛名湖の桜を見る(しつこい)

 学生時代に榛名湖畔で満開の桜を見て、そのすばらしさをどうしても忘れられず、数年前から何度も桜の時期に挑戦しているのですが、残念ながら昔見たのと同じレベルの満開に出会えたことがありません。

 どのくらいすばらしいかというと、湖に船をうかべて湖畔の山にたっている建物を見ると、満開の桜に埋まるような状態で、また湖畔の道が桜並木になっていたような記憶もあります。團伊玖磨の「花の街」という歌曲が頭の中でエンドレス再生してしまうような衝撃でした。

 どうも、榛名湖畔にはオオヤマザクラという花の色が濃い種類と、花の色が薄いヤマザクラとおぼしき種類など数種類が生えているらしく、それらが一斉に咲かないと自分の記憶通りの風景にならないような気がしてきました。

 今回、オオヤマザクラは満開でいくらか散り始めていましたが、ヤマザクラとおぼしき白っぽい桜は咲き始めでこれからのようでした。学生時代に見たのは何かの気象条件が重なって、それらの桜が一斉に開いた希有な例を見たのかもしれません。もうあの景色は見られないのか……orz


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い:榛名湖

榛名湖

 今回のルートは、高崎インターから市街地の北をすりぬけて、国道406号を通り室田で県道211号にそれて、榛名神社を横目で見ながら榛名湖に抜ける道を通った。ここは路線バスの通り道なので道幅もあり、県道28号(松ノ沢峠越え)や県道126号にくらべると走りやすい、はず。車の通りもそこそこある。

 連休最終日だが雨模様で道は空いていた。葛飾を朝9時ごろに出発して、外環経由で関越に入り、榛名湖に到着したのは11時半くらい。

 榛名湖はあいにくの雨で写真のような状態。湖畔の桜の状態を確認してすぐに立ち去った。オオヤマザクラが散り始め。他に、これから咲き始める桜があった。ヤマザクラとヤエザクラだと思うが開花前なので正確にはわからない。

 ちなみに、榛名湖周辺には町営・市営の無料駐車場がたくさんあるので車は困らない。

お食事処:びくや

 榛名湖を後にして富岡方面へ下ってみることにした。来るときに通った県道211号を通り、榛名神社の下1kmくらいのところに「びくや」という郷土料理の店がある。今回食事には少し早くて立ち寄れなかったが、雰囲気がいいのでいつか寄ってみたい。

◎びくや
http://homepage3.nifty.com/bikuya/
火曜定休 10:00〜18:00

ろ:ホテル磯部ガーデン

 室田で来るときとは別の道にそれて安中榛名(新幹線の駅)の前を通って磯部温泉に抜けてみた。榛名湖から一時間くらいだろうか。途中の山道は晴れていれば気持ちが良いと思う。

 磯部温泉は舌切り雀伝説発祥の地として知られており、「磯部ガーデン」というホテルには雀の舌を切ったとされるハサミなどの文物が所蔵されている。

 関越を走っていると、このホテルの広告をでかでかと印刷した観光バスとよくすれ違うので、とにかく気になっており、公式サイトを何度も見に行ったりしたものだ。

 近くを通ったので舌切り雀関連の展示をみられないかと思ったが、あいにくの雨のせいかホテルはまるで閑散としており、正直予約もなしに近づけるような雰囲気ではなかった。売店などがあるようなので行けば断られないかもしれないが、今回はあきらめることにした。次にチャンスがあったら事前にメールか電話で見学だけでもよいかと聞いてみようかとは思うが……いや、半端じゃなく高級ホテルらしいので泊まらないとダメかもしれないなあ。

◎磯部ガーデン
http://www.isobesuzume.co.jp/

 ちなみに、海のない群馬で磯部という地名があるのは、このあたりから貝の化石が多く出ることに由来している。また、磯部温泉は温泉マーク発祥の地としても知られているらしい。

 街を歩いてみたいような気もしたけれど、雨だったのと町営っぽい駐車場が有料だったのでやめておいた。

は:群馬県立自然史博物館

群馬県立自然史博物館

 世間でまだインターネットが普及しきっていなかった十年くらい前から、この博物館には立派な公式サイトが存在していた。わたしはこのサイトでオナガセンザンコウの剥製写真を見て以来、いつかホンモノを見てやろうとずーーーーっと思っていた。

 そいつは、おそらく非常に小さなセンザンコウで、名前の通り尾が長く、尾で枝をつかんで木からぶら下がったかっこうで剥製にされている。

 ところが館をひとまわりしても、らぶりーオナガセンザンコウさんの剥製はどこにも見あたらなかった。受付で聞いたら、昔は展示してたけど今は引っ込めてしまったらしい。うっ、十年もこれを見たくてやっと見に来たのに。

 受付の人に「オナガセンザンコウはどこに生息しているものか、今も絶滅などせずにいるものなのか」とたずねたところ、東南アジアの生き物で、ごく普通にいるはずです、と言われてしまった。……たぶん答えてくれた係の人が、センザンコウが数種類いることを知らないんだと思う。東南アジアとアフリカに生息してて、オナガセンザンコウはアフリカのものだと思うんだよ。

 絶滅こそしてないと思うけどたぶん数は少ないんじゃないのかな。そんなに数がいるなら、なぜ日本のテレビなどで紹介されないのかと思う。……なんか腑に落ちないのでこれに関しては確認のために改めてメールで問い合わせてみたところ、やはりアフリカのもので、ウガンダ,セネガル,アンゴラあたりに生息しているとのこと。

 生態などは詳しくわかっていないが、鱗が高価で取引されることや、肉が食用にされることなどから数が減っていると考えられる、という回答を速攻でいただいた。学名のシノニムについても丁寧におしえてもらった。ああ、スッキリした。それにしても、見たかったなあ、オナガセンザンコウの剥製。

◎群馬県立自然史博物館
http://www.gmnh.pref.gunma.jp/view/servlet/MuseumTop

 上野の科学博物館の化石の展示を小さくしたような感じで、群馬県内の博物館としてはかなり大きくて立派な施設だと思う。正直こんな大きな博物館だと思っていなかったので驚いた。

 ただ、群馬県にあるのに展示があまり群馬と関係ない。恐竜の骨格標本は、ほとんどが複製だった。もちろん本物もあるのだが、大きくて目立つもののほとんどが複製だったのはちょっと面食らった(笑)

 入場料は、通常だと500円。今回は特別展付きだったので600円。駐車場は無料。


オルドスメントウゴウオオツノシカ
▲オナガセンザンコウは見られなかったけど、この化石もすごい。角が丸まってる。どうなっちゃってんの、これ。オルドスメントウゴウオオツノシカだそうです。オルドスは地名だけど、メントウゴウは何?

に:富岡製糸

富岡製糸

 上毛カルタに「日本で最初の富岡製糸」と詠われた製糸工場である。明治時代に外国から技師を呼んで作らせたもので、「ああ、野麦峠」などの映画や小説でも知られている。

 昭和六十二年(1987年)まで実際に稼働していたので、設置されている機械は昭和四十年代のもの。この頃の機械は完全にオートメーション化されていて、ほとんど人の手を使わずに繭が糸になってしまうそうだ。

 建物自体は明治に作られた時のままとのことだけれど、見られる場所は機械の置いてある棟だけ(しかも写真のようにビニールがかかっている)。機械が動いているのはビデオでしか見られない。ほかに雇われ外国人が住んでいた異人館や従業員宿舎なども残っているが見学はさせてもらえず、入場料は500円。駐車場は最初の30分が無料で、以降30分ごとに100円。

 同じ機械が碓氷の製糸工場で今も稼働してるというんだけど、どっちかっていうと動いてるところだったらお金をはらっても見たいんですけど。あ、すみません、ごめんなさい。空気読めなくて。とりあえず世界遺産入り頑張ってください。

◎富岡製糸を世界遺産に登録しよう!
http://www2.city.tomioka.lg.jp/worldheritage/index.shtml

お食事処:おぎのや支店

おぎのやの釜飯
 峠のかまめしというキャッチフレーズで有名な、おぎのやの釜飯。おぎのやの本店は横川というところにあるが、富岡製糸の前に支店があるので、そろそろお腹が空いたので入ってみた。イートインコーナーがあり、売店で買った釜飯を自由に食べてよいことになっている。ここで食事を済ませて15時半を少し過ぎた。

 おぎのやについては横川でおぎのやドライブインにも立ち寄ったので後述する。

お食事処:ニュー飯店

 おぎのや支店を出て、まだ時間が早いので軽井沢方面へ行ってみることにした。予定では県道47号で妙義山の下まで行くつもりだったが、途中で道を間違えて神農原(かのはら)まで行ってしまい、途中から細い道を抜けて県道199号に出た。

 199号の途中に「ニュー飯店」という謎の看板を発見。なんの変哲もない普通の食堂だったが、ニュー飯店があるなら旧飯店もあるのか、飯店では固有名詞になりにくいが、本当はなんという店名なのか……などと、どうでもいいことを考えてしまった。

 ふと地図を見ると、地名が丹生である。読み方は「にゅう」なのである。つまりこの店は NEW飯店ではなくて、丹生飯店なのだ。あ衝撃的事実に爆笑。もし次に通ることがあったら食事しちゃおうかなとさえ思う。

ほ:十二という地名

 199号を北上していくと、途中に十二という地名がある。読みも「じゅうに」である。単にそれだけだが、数字がそのまま地名になっているのも珍しいなと思う。

 十二の交差点を曲がって県道47号へ。妙義山を横目で見ながら国道18号の新道(碓氷バイパス)を通って軽井沢を目指す。あいにくの雨だが雲のかかる山もなかなか味がある。まるで山水画のようだった。

 碓氷バイパスあたりは雲の中で、対向車がライトをつけていないと見えないほどだった。少し恐い。

へ:ものすごいアウトレットモール

 軽井沢にもんのすごい規模のアウトレットモールがあると聞いていたが、実際に行ってみたら本当にもんのすごい規模だったので驚いた。ちょっと口では説明しにくいような広大な土地に、有名ブランドのアウトレットが立ち並んでいる。あっちの店からこっちの店へ行くのに車で移動したくなるような感じだ。

 が、ブランドものに興味がないのでここは素通り。旧軽井沢方面へ。

と:旧軽井沢
 このあたりに車を置いて旧軽井沢の街を歩いた。駐車代は1時間300円だった。雨模様で夕方だったのであまりゆっくりは見られなかったが、ちょうど軽井沢あたりでも桜が満開で散り始めだった。種類までは確認できず。

 寒いので茜屋珈琲店という店に入った。

ち:横川のおぎのやドライブイン

 雨なのでダラダラしていてもしかたがないので早々に軽井沢をあとにした。軽井沢のインターから高速に乗ろうと思ったが、渋滞しているようだったので国道18号で高崎まで降りてしまうことにした。軽井沢を出たのが17時半くらいで、まだ道は明るかった。

 せっかくだから横川でおぎのやドライブインに立ち寄った。てっきりここが本店だと思っていたら本店は駅前にあるそうだ。

 わたしは小学三年の頃に、学校の遠足で妙義山に上ったことがある。その帰りにおぎのやドライブインに立ち寄ったことを今もよく覚えている。当時は本当にドライブインで、おみやげ物も観光地にありがちな感じだったと思うけれど、今はすっかり改装されてフードコート付きの今風の建物になっていた。

 おぎのやというのは明治の頃から横川駅で駅弁を売っていた店だが、戦後に釜飯を売り始めて有名になった店である。小学校の遠足のおりに、担任の先生から「もののない時代に経営者の奥さんが山で山菜をとっておかずにして売り出したのが話題になり、ニュース映画にもなった」と繰り返し聞かされたのを忘れられないが、あらためて公式サイトを見に行くと、店の歴史にそのようなフレーズが一切なかったりするのである。釜飯の具も特に山菜と呼べるようなものは入っていない。つまりあれか、わたしは三十年くらい担任教師にダマされていたということなのだろうか(笑)?

 高速の横川サービスエリア上り側にも売店があり、最近になって古い列車を買い取って設置したとのこと。窓から駅弁を買って食べる体験ができるということである。

◎峠の釜飯おぎのや
http://www.oginoya.co.jp/


龍の舞
 なぜかおぎのやドライブインにクルタレという韓国菓子の実演販売があったので、つい買ってしまった。蜂蜜や麦芽などで作った生地を16000本になるまで引き延ばし(計算すると十三回くらいなんだけどね)、数種類のナッツを包んで作るお菓子。ここのは群馬らしくシルクパウダーを混ぜているそうな。

◎龍の舞
http://www.ryunomai.net/
 正直ここのサイトはひどい。誰にダマされるとこんなまともに動かないものができるんだろう。あたしゃ作り直したくてしょうがない。

り:高崎駅

高崎の駅弁
高崎の駅弁
 おぎのやドライブインを出て、国道18号で高崎へ。同行したおともだちが高崎のだるま弁当を食べたことがないというので駅の売店で購入した。同じものを買っても面白くないので、ひとつは鳥めし弁当にした。

 鳥めしは、よくある感じのそぼろ弁当で、だるま弁当はだるまの容器に入った釜飯のようなもの。おぎのやの釜飯より、こっちのほうが具が山菜っぽい。

 そういえば、大昔は容器が陶器だったとも聞くので、ひょっとして小学校で担任に聞いたホラ話は高崎弁当の話なんじゃないのかと思ったりするが、どこから切り込むと確認できるのかわからない。さすがにあるかどうかわからないニュース映画とやらについて問い合わせるのも気が引けるし。

◎高崎弁当
http://www.takaben.co.jp/


 そんなこんなで今回も群馬旅行を終えた。高崎インターから高速に乗り、葛飾に着いたのは21時過ぎくらい。道は少しも混んでいなかった。

 かなり広範囲を動き回ってしまったが、雨がふっていて一カ所をゆっくり見られなかったせいである。各所で時間をとろうとしたら、日帰りは無理なので途中で一泊するか、軽井沢をやめるとよさそう。

 関連商品の広告でも貼ろうと探してみたら、おぎのやの駅弁売りの……これはフィギュアなのかな。とにかく、駅弁売りの人形をみつけた。ちょっと面白い。

タグ:群馬

コメント一覧

ひろこ (05/08 13:53) 編集・削除

峠の釜飯はTV番組(ドラマ)で見た気がする。
内容はかけらも覚えてないけど…。

龍の髭食べたい。
昔、中国系の物産展だかで見た実演販売が職人芸っぽくて面白かった。

珍獣ららむ〜 (05/08 15:27) 編集・削除

 そうそう、伸ばしてるところが面白いよね。ばさっと白い粉(コーンスターチらしい)をつけて、きゅーっと引っ張って。二本が四本、四本が八本……

 おぎのやにいた龍の髭屋さんは、生地にキイチゴの果汁を入れて赤いのも作ってたよ。色だけで味は変わらないって言ってたけど、紅白のクルタレを作るのはとても難しいんだって言ってた。なんか、食紅で色をつけようとしたら、ぜんぜん伸びなくなっちゃったんだって。

 赤いのを買おうとしたんだけど、直前に来たおばちゃんたちの団体が、赤いのばっかりごっそり買っていったから、売れるようにパッケージしたのがないんですよって申し訳なさそうに言われちゃった。

2009年5月1日の群馬旅行

日時 2009年5月1日 平日
天気 晴れ
目的 榛名湖畔の桜の様子を見る(執念)
まわった場所

  • 高崎インターを出る
  • 榛名湖
  • 前橋の商店街
  • 新伊勢崎駅前のもんじゃ焼き屋
  • 本庄児玉のインターから乗る


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 今回は直前までインフルエンザにかかっており(残念ながら海外へ行ってないので新型ではありません :-)、体力もなければ味覚や嗅覚までないという三重苦だったが、車を運転してくれるおともだちが休みをとれたということで、せっかくなので行くことにした。

い:世にも不思議な木はどこにある?

 このへんに「世にも不思議の木」というのがあるそうだ。根元で二本になった幹が末で一本につながっている木であるらしい。個人所有の木で、秘宝館の一歩手前のような場所らしい。ナイトスクープでいうところのパラダイスである。

 が、看板は見るんだけれど、どこにあるのかよくわからない。今回ちょっとよってみたくて近くまで行ってみたんだけれどみつからなかった。

ろ:群馬の松

 今回は県道126号を上ることにした。道沿いに「群馬の松」の案内があるので降りてみた。道の西にそうように流れる車川の中州(?)にあるらしい。自動車は短時間なら道ばたに置ける。
群馬の松
群馬の松への道
 案内にしたがって川に降りて、林の中の道をぬけると、松の木と石碑がある。石碑は達筆すぎて読めなかった(こういうの読めるようになるにはどんな勉強をすればいいのやら)。

群馬の松
 上の写真が霊木群馬の松で、群馬という地名の由来になったとされている。なにがどう霊木で地名の由来なのか、案内が不親切でいまいちよくわからない。

 帰宅してから調べてみると、まずこのあたりは昔「くるま」と呼ばれていたそうだ。霊木の下を流れている川も車川(くるまがわ)という。

 また、実際に馬がたくさんいたか、財産となる馬がたくさんいるといいなという願望からか、くるま に来馬などという漢字をあてているうちに、群馬と呼ばれるようになった、らしい。

 調べ方が大ざっぱなのであまり信用しないほうがいいかもしれないが、おおまかにいうとそんな由来があるそうだ。

 群馬の松がなぜ霊木と呼ばれるかというと、地名の由来になった車川のほとりにたっていて、ちょうどそのあたりで川の水が直接流れおちないでくるくるまわるような動きをするから、らしいんだけどこれもよくわからない。

 だとすると、くるくるまわるので、くるま川、そのほとりにある松の大木なのでくるまの松、来馬の松、群馬の松、ばんざーい、という図式なのかもしれない。

 そういったすばらしい霊木だが、今あるのは何代目かの木で、古代からここにはえていたわけではない。それなりに大木だが、それなりという感じである。

 ただ、川が美しいので近くを通ったら立ち寄ってほしいと思う。

車川

は:二神抱擁の道祖神

 近くの見所を紹介する手書きの案内板に、二神抱擁の道祖神なるものがあったので見に行った。群馬の松の案内があるところから徒歩で二分くらい。近いので、案内を頼りに適当に歩けばみつかると思う。

 男女の神が抱き合ったすがたをした石仏で、1790年ごろ(寛永年間)に作られたそうである。

道祖神

 古いものなので男女かどうかわからないくらい摩滅してしまっている。

 道祖神は、一説によれば天孫の道案内をしたサルタヒコとその妻であるアメノウズメであるとも言われるが、仏教経由でわたってきたヒンズーの神々にも男女で抱き合っているものがあるし、中国にも下半身が蛇になっている男女の神が抱き合うものがあったはずなので、単純に神道のみの発想ではなさそうな気がする。

に:峠道

 再び車に乗って県道126号を北上する。まわりは田舎でとてもいい感じの風景だ。高崎から榛名山に向かう道は三通りあり、ひとつは頭文字Dで有名な松之沢峠越えをする県道28号線、もうひとつは少し遠回りだけど道が広く、途中に榛名神社がある観光コースの県道211号線、そして、両者の真ん中を通っている県道126号線である。

 126号線も道幅が狭く、まがりくねった峠道である。昼間は車の通りもなく景色もよいので気持ちよく走れるんじゃないかと思う。ただ、道にタイヤの痕があるので、夜になると走り屋がいるかもしれない。対向車には十分に注意してほしい。

ほ:榛名湖の観光案内所

 湖畔に観光案内所があり、その前にオオヤマザクラとおぼしき大きな木がある。

オオヤマザクラ
オオヤマザクラ

 ソメイヨシノより花びらが細く、色が濃い。この木だけ見ると満開ですばらしい状態だったが、わたしがもう何年も見たいと思って果たせないのは、湖を埋め尽くすような勢いで咲く桜の満開だ。

 しつこいようだがもう一度書かせていただくと、中学の頃に榛名湖畔にある高原学校というところで学年全体で合宿する行事がある。正確な日付は覚えていないが、五月の中旬頃だったはずだ。

 二泊三日ほどの合宿中に、湖にカッター(船)をうかべて漕ぐ練習をさせられたり、榛名富士に徒歩で登らされたり、キャンプファイヤーをしたりするのだが、その期間中湖畔の桜が咲き乱れていたのが忘れられない。

 記憶がかなり美化されている可能性はあるが、湖にうかべたカッターから、湖畔の街(おそらく土産物屋が建ち並ぶあたり)を眺めると、建物が桜にうずもれるような感じだった。また、湖の南のほうへ目を向けると、はるかとおくの岸辺の道が桜並木になっていたのを覚えている。それ以外にもあちこちがわっさりと桜の満開で、それはもう夢のような三日間だった。

 その状態をともだちに吹聴してまわっていたら、一度見せろということになり、ここ数年毎年かならず桜の時期を狙っているのに見られない。咲いたかと思うと強風であっという間に散ってしまったり、暖かくて五月をまたずに終わってしまったなどという年もあった。

 今年は入念に計画して、四月中に一度見に行き、今日またこうして来てみたものの、やはり昔見たほどの満開にはほど遠いのである。ゴールデンウィークの最終日にでももう一度来てみることにした。

へ:「湖畔の宿」記念公園と竹久夢二のアトリエ

 「湖畔の宿」というのは服部良一の作曲で、高峰三枝子が歌って流行した歌謡曲だが、作詞家の佐藤惣之助の書簡から、その舞台が榛名湖であることが近年になって判明して、そのことを記念した公園が作られた。どんな歌は、midomiにでも吹き込もうと思ったけれど、インフルエンザの後遺症で声がもとにもどらないのでやめておく(泣)

 その公園の近くに竹久夢二のアトリエを復元したものがある。夢二は実際にこのあたりにアトリエを持っていたらしい。復元されたアトリエにはパネル展示などもあったが、BGMが石川啄木の「ふるさとの山に向ひて」を歌曲にしたやつだったのはどういうネタなんだろうか。夢二だけだと「宵待草」しかかけるものがないからなんだろうけど、どうせ長時間いる場所じゃないんだからいいんじゃないの、それで。

と:渋川スカイランドパーク

スカイランドパーク

 渋川というか、伊香保の温泉街に近いところにある小さな遊園地である。入場料は500円で、乗り放題券付きだと1700円(15時以降は1500円)。

 1998年の長野オリンピックに先駆けて、長野新幹線が開通する。安中榛名というところに駅ができるが、一山も二山も超えたような遠いところだ。しょうじきオリンピックついでに人が来てくれるような立地条件とは思いにくいのだが、地元の期待はそうとうなものだったんじゃないだろうか。

 スカイランドパークだけでなく、システィーナ美術館というだまし絵の美術館ができたり、その他もろもろ、楽しめる施設が伊香保周辺に沢山できた。

 実際それらがどのくらい賑わったのかよくわからない。スカイランドパークは、平日だったにもかかわらず、そこそこ人はいたので、休日ならもっと大勢が訪れるに違いない。

 遊園地に来たら、必ず観覧車に乗ることにしている。ここの観覧車は1998年の開園当時からあるもので、一周12分。地面からてっぺんまでの高さはちょっとわからないが、標高でいうと 510mのところまであがれるそうだ。

観覧車からの眺め

 観覧車というと、どの方向に何が見えるかの案内があることが多いが、ここのはスケールが大きい。札幌や東京、先代、富士山など、日本中の地名が書かれていた。もちろん見えるわけはないのだが、日本の中心から各地の方向を眺めてほしいという熱意は伝わってくる。渋川は、日本の中心にあたるといわれており、そのため「へそ祭」が開催されたりするのである。

◎渋川スカイランドパーク
http://www5.gunmanet.ne.jp/skyland/

 まだ日も高いし、どこかで食事もしたいので前橋に出てみることにした。

ち:このへんに有料駐車場

 群馬は車社会なのであちこちに駐車場があり、どこもタダか、とても安い。100円/1hとかである。東京では夜間割引があるが、なぜか前橋では夜間割増があり、夜は倍の金額になる。理由がよくわからない。

り:中央アーケード

中央アーケード
 歓呼堂煥乎堂という大きな書店の近くに中央アーケードという古い商店街がある。町並みとして気に入っていて、このあたりで食事できないかなと思ったんだけれど、あまりパッとした店がなかった。単純に町並みが好きなのでべつにいいんだけど。

 アーケードからそれてみても、夜にならないと開かない店ばかり。結局前橋では食事できなかった。

ぬ:ぐーちょきぱーの像

ぐーちょきぱーの像
 駐車場にもどる途中でみつけた謎のオブジェ。なんのへんてつもないビルの前にある。リアルすぎてちょっと恐いかも。

 車に乗って、国道17号を高崎か本庄まで行こうかと思ったけれど、急に気が分かって伊勢崎でもんじゃ焼きを食べることにした。

[追記]2014年8月
 ひょんなことから、これとそっくり同じ像を福島県いわき市でみつけました。詳しくはこっち。「ジャンケンポン ぐぅ・ちょき・ぱぁ」
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1779

る:お食事処みちくさ

もんじゃ焼き
店内

 以前、いせさきSNSの人にこの店を教えてもらったのを思い出してでかけてみた。事前になんの調べもしていなかったけれど、たしか新伊勢崎駅の前だったはずと探したらみつかった。土地勘があってよかった(元地元民)。

 もんじゃ焼きとお好み焼きの店で、その他の軽食もある。店主がいろんなことにこだわりをもっているらしく、水槽でグッピーなどの美しい魚をたくさん飼っていたり、店で出している水は大間々(みどり市)の百観音の近くでくんできたわき水だということだ。

 残念ながらインフルエンザの後遺症で味と匂いがわからなくなっていたのだが、目の前でものを焼くのは楽しく、来てよかったなと思った。

群馬県伊勢崎市中央町22-1
 新伊勢崎駅(東武線)のほぼ駅前

営業時間
 11:00〜14:00
 17:00〜23:30

定休日 月曜

無料駐車場あり

http://www.imap.ne.jp/cat8/rensai/frontier/mitikusa/index.html

を:相川考古館

 古い木造の建物を今も残している旧家で、考古学的な所蔵品があるらしい。弾琴の埴輪(だんきんのはにわ)といって膝の上で琴を弾いている埴輪が所蔵されている。

 そういうことは地元民だったのでとてもよく知っているんだけれど、平日しかあいてないので見たことないんだね、これがまた。もっと早くに到着したら見られたかもしれないんだけれど、もう17時をとっくに過ぎているので今回も見られなかった。


◎相川考古館
http://homepage3.nifty.com/aam/

 おっ!!! 今は月曜が定休日で休日もあいてるんじゃないか。見たことがあるという同級生が、昔はこの家に住んでる人が案内してたようなことを言っていたけれど、93年に財団法人化してるじゃないの。だんだん見られそうな気がしてきた。次は狙って見に行ってみよう。いや、元地元民としてはこうなる前に行ってみたかったかもしれないが。


わ:この辺に布施肉店ってあったよねー……と
 お腹もいっぱいになったので本庄児玉から高速に乗ることにした。県道18号線(本庄県道とか呼んでたような気がする)を南下して板東大橋を渡る。

 今井町のあたりで「このあたりに昔、布施肉店という店があって、鶏ももを焼いたか揚げたかしたのを売ってたような気がするんだよね。それがOK食堂のてばっちと味がよく似てて……」と話ながら横目で見ていたら、今も同じ場所に看板は残っていた。でも、店はとっくの大昔に閉店しているようだった。

 庭にトラックがあったので、ひょっとしたら別の場所に移動して営業しているのかなあとは思うんだけれど、こういう地元の店の情報ってネットではさがせないので手も足も出ない。Yahoo電話帳に乗ってるけど、番地が昔と違っているようで地図で検索できない。

か:飯玉神社

 名和小学校の北に飯玉神社というのがある。わたしたちは県道の歩道がある側ばかり歩くので、神社そのものには滅多によりつかなかった。

 ある日、いつもどおり県道沿いの歩道を歩いていると、道の向こうにある神社の杜からジャンパー姿の男が無言で手招きをしているのが見えた。

 一緒にいた友達も見たと言ってるので幽霊じゃなくて不審者だろうと思うが(笑)、その時わたしたちは「こんな話を親や先生にしたら、家から出るなってうるさく言われるに違いない。(われわれはあんなのについていくほど頭が悪くないから大丈夫なので)このことは黙っていることにしよう」と申し合わせた。

 が、別の子が親だか先生だかに話したらしく、翌日は大騒ぎになっていた。変質者が出るので手招きをされても決して近づかないようにときつく言われた。行かねーよ、馬鹿じゃあるまいし。

 ということがあったよ、と話ながら通り過ぎた。

 そんなこんなで本庄児玉へ抜けて、関越にのって東京へ。



おまけ:築地銀だこの謎
 関係ないけど、今回の旅で、わたしはあんまり知りたくないことを知ってしまった。

 東京には銀だこというたこ焼きのチェーン店があり、金町駅前にできた時はお客が行列を作っていた。

 チェーン店のたこ焼きが悪いとはいわないけれど、二度と行けない見知らぬ土地の店じゃないんだから、人がはけてから買いに行けばいいじゃないかと思っている。だから、そういう店に人が行列をするのがどうもよくわからない。日本人て行列が好きなんですね。

 その築地銀だこが、なぜか群馬には沢山ある。東京のように駅前にあるんじゃなく、国道沿いに牛丼屋のような店をもっており、当然イートインもあればドライブスルーまであったりする。

 なんで「築地」銀だこが群馬にたくさんあるんだろうと首をひねり、どこの会社が経営しているのか調べたら、なんと本社は群馬県桐生市にあるではないか。築地かんけーないぞ!

 おい、おまいら群馬に海がないことを知っているか。群馬じゃ蛸もとれないんだよ。しかも本社は築地じゃなくて桐生だよ。なんだよこの二段のダマシはっww!!

 群馬は土壌のせいか稲作は盛んではないけれど、質のいい国産小麦を産することで知られていて、にぼうと(おっきりこみ)や、焼き饅頭など、郷土料理に小麦粉を使うものが多い。

 たこ焼きもその一環だと思えば群馬の会社が全国展開していたって少しもおかしくないんだけれど、それなら築地とかいわずに上州だって言っててほしいような気がするのはわたしだけ?


築地銀だこのお菓子で東京土産とか、うわ、なんかすごいフクザツな気持ちー。


こっちは銀だこをやってるホットランドがやってる桜みちという菓子屋さんの通販。DVD付きだって。

 というわけでみなさん、築地銀だこの本場は群馬ですから。これからは群馬名物ということでひとつそのー。

タグ:群馬 観覧車

インフルエンザおそろしす

 黄金週間ですが、インフルエンザにかかってそれどころじゃないですぅ。病気自体は治っても体力がもどらず、一日中ごろごろしてます。

  • 23日、突然喉がいたくなり、痰がからむようになった。
  • 24日、風邪の諸症状が出て発熱するも、普通の風邪だと思った。
  • 25日、風邪にしては症状が抜けない。体温を測ったら38.5度あった。水銀計の水銀がぶつ切りになってこわれてしまった。
  • 26日、この頃まだ食欲があるので普通に食事しようとしたら塩気をまったく感じていないことに気づいて愕然とする。甘みも酸味も苦みも感じるのに、塩味だけきれいさっぱりまったく感じなかった。
  • 日曜もやってる内科に電話してインフルエンザっぽいけど大丈夫(診られる)かって聞いたら大丈夫だということなので出かけた。待合室にいると人に移すので処置室で待つように言われた。立ってられないくらい熱があるので助かった。待ってる間に柄の長い綿棒みたいなやつで鼻水をとって検査した。この検査、痛くはないけど粘膜をつつくので涙腺を刺激されて涙がぼろぼろ出る。結果はB型陽性だそうで、覚えられないくらい薬が出た。30日にもう一度来なさいと言われた。
  • もらった薬。B型にはタミフルができかないからリレンザ、咳止めにフスコデ、痰きりにメチスタ、解熱剤にカロナール、のどの炎症もおさえるうがい薬のアズノール、漢方薬の麻黄湯と葛根湯加川芎辛夷。漢方薬は一度に飲むんじゃなく、最初三日は麻黄湯、三日後からは葛根湯(ryを飲むようにという指示だった。頭が悪いので飲み方を覚えられないんですけど。体温計も買った。デジタルは電池が切れるとめんどくさいので水銀計がほしいんだけど、普通の店にはないので一番安いデジタルにした。電池切れたら捨てるかも。

 タミフルとかリレンザみたいなインフルエンザの抗ウィルス薬は、発熱してから三日もたっちゃうとろくに効かないらしい。だからいらんって一瞬断ろうと思ったんだけれど、使ったことのないオモチャを与えられる魅力に勝てずにもらってしまった。

リレンザの吸引器
▲右:吸引器本体、中:薬入れ、左:薬本体

リレンザの吸引器
▲薬はこんな感じになってて、これで大人だと二回分。中は粉で枠ごと機械にはめて使う。

リレンザの吸引器
▲はめてみたところ。左側の本体にガチャッと装着して使うわけですな。

リレンザの吸引器
▲はめ込んだら、このようにタブを起こすと薬の容器に穴があくしくみになっている。

リレンザの吸引器
▲ピンボケしちゃってるけど穴があいてるのがわかるだろうか。穴は底まで貫通しているので、粉が吸引器にこぼれ落ちる。

リレンザの吸引器
▲あとは、この部分を口でくわえて吸い込めば、粉が喉やら肺やらに入っていくわけだよ。

 さらに、薬をはめてある部分を一度ひっぱりだして、もう一度ガチョッとはめ直すと、勝手に回転してまだ使ってないところが出てくるんですな(動画がないとわかりにくいだろうけど)。メカっぽい仕組みがたまらんですね。

  • 27日、解熱剤を飲んでいるので熱は37度台まで下がった。頭痛がひどい。食欲がまったくなくなった。依然として塩味を感じない。喉がいたくて飲み物が喉の染みる。アズノールとかいううがい薬は軽くメントールで爽やか……と言いたいところだけど、ウガイをすると口の中で発泡して泡をふいてしまう。
  • 28日、口の中が浮腫んでぶよぶよ。舌が腫れ上がって痛くてしょうがない。何かの薬が効いているのか鼻水が乾き始めた。それと同時に鼻の中が異様に薬臭く感じられてきた。熱は下がっているが頭痛がひどいので、痛い時も飲んでいいと言われている解熱剤のカロナールを飲んだら、今度は体温が35.8度しかなくなった。なんだこの薬は。あいかわらず塩味がぜんぜん感じられない。
  • 29日、黄色い鼻水が急に出るようになり、熱も下がって体も楽になった。塩味も少しずつ感じられるようになった。風呂をわかして入浴剤を入れたら、まったく香りがしないので愕然とする。いろんな匂いの強いものをかいでみたところ、ほぼゼロに近いくらい嗅覚がなくなっていた。熱のせいか、薬のせいかよくわからない。
  • 30日、もう一度医者に行く。熱は一昨日から下がっているので、今日熱がなければ外出してもいいと言われた。痰切りと葛根湯(ryが追加されたが、正直それはもういいような気がする。それより嗅覚がないんですけどと言ったら、普通は治るけどしばらくして治らなかったら耳鼻科へ行きなさいと言われた。しばらくってどのくらい? あと、耳鼻科で何をすると治る可能性があるの? 薬は、なんか不安を感じるので飲まないことにした。
  • 1日、食欲はもどってきた。味覚はまだ鈍く、やはり塩味を感じにくい。嗅覚も少しずつ感じられるようにはなっているけれど、カレーを食べてるのに全然香りがしなかったりする。不思議なことに焦げたような匂いは感じたりする。でも、スパイスのいい香りはしない。
  • 2日、インフルエンザは治ってると思うんだけど体力がぜんぜんもとにもどらない。眠い、腹減った以外の欲求がほとんどない。臭覚はあいかわらず鈍い。いくらか良くなってるけど、元に戻ったという感じがしない。計りにくい感覚なので、どこまで戻ると元通りなのか自分でもよくわからない。
  • 3日、眠い、だるい、お腹すいた……以下略。ツタヤで「十二人の怒れる男」と「12人の怒れる男」を借りてきた。前者は戦後すぐ作られたアメリカ映画で一番有名なやつ。後者は近年ロシア人の映画監督が作ったやつ。前者は当然面白いんだけれど、後者は最悪だった。ロシア人て頭わr……げふっ、げふっ……二時間何十分とかの長編で、その間ずっと出演者が意味のない自分語りをしていて、自分がこういう経験をしたのだから被告は無罪だと言い張り、なにひとつ根拠も説得力もないのに聞いてる人たちは「俺も無罪にする」とか言い始める。最終的には法より人情のほうが重いんだという結論に達していた。意味がわからない。
  • インフルエンザと無関係に息苦しい症状があるものだから、痰が絡んだり咳き込んだりで余計に息苦しく、発作のように息ができなくなる。困った。しかしどうせ医者に行ってもろくに話もきかずに気のせいだとかいわれるんだろうと思うと相談する気にもなれない。苦しいのに相手にしてもらえない、という経験がストレスになって余計に息がとまる。
  • 4日、今このへん。お腹空いた。


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しぃ (05/04 16:30) 編集・削除

ららむ~さん~
具合はいかがですか?
うちも夫婦して胃腸炎になりまして
一週間はだるだるでした。
胃はふたりとも大丈夫だったのに
下痢、発熱、すごい寒気、全身の痛みがひどくて
ひどい目にあいました(;´Д`)
でもまなんかまだくすぶってるみたいで
だるだるだったり無気力だったりしています;
あたしも鼻に長い麺棒突っ込まれました
花粉症で荒れてるのでお手柔らかにと
看護士さんに伝えたものの見事涙でました^^;
インフルなんかへんですよね。
毎年この時期ならもう終わってるはずなのに・・・
ご自愛くださいな

買ったり、もらったり、頓挫したり

買った

ファイル 681-1.jpg
親子ネズミの冒険 (評論社の児童図書館・文学の部屋)

 昨日書いたとおり、アマゾンで注文したら、その日のうちに発送しましたってメールが来て、今朝届いてしまいました。あんまり早いのでちょっと驚きました。

ペリカン便ウザイ

 その、アマゾンからの本がペリカン便で来たんですが、うちにくる配送員が「サインでいいですか」と聞くと、露骨に嫌そうにするんのには困りました。過去に何度かハンコではないと困ると強く言われたこともあるんですが、それでも毎回「サインでいいですか」と聞き続けたら、サインは受け付けてくれるようになりました。

 が、あきらかに不愉快そうなんです。

「ここにハンコをお願いします」
「サインでいいですか?」
「……」←本当に黙る。露骨に黙り込む。
「ええと、ペンをお借りできます?」←無視して頼む。
「じゃあ、ここにフルネームでお願いします」

というような感じ。サインじゃ困る理由があるのかもしれないけれど、説明されたことがないので、ただウザイという感想しかいだけないんです。

# 想像するに、なりすましで受け取る詐欺や、誤配送を防ぐために、本人(もしくはその家族)であることの証明としてハンコを要求してるんじゃないかと想像はするんですが、それなら配送員に説明させるなり、理解を呼びかけるビラでも持たせておけばいいんじゃないだろうか。なんせ理由の説明もなく不愉快そうに押し黙られるので、ならいいから持って帰れって突っ返したくなることがあるんですよね……

もらった

ファイル 681-2.jpg

 最初に書いておきますが、わたしはこの冊子を配ってる団体を特に悪く思っていません。が、信者でもありません。そして、断り方を知っています。知ってて「相手をしている」のです。

 以下は、ご飯を食べに行ったら不味かったとかと同じレベルの読み物です。

 うーん、最近またこの手の冊子を持ってくる人が増えたんだけれど、正直どれもこれもピンとこないんだよねえ。今日来た人は二年前に出来たばかりの本だって写真のものを置いて行ったんだけれど、ざっと見るといつもと同じじゃないかよ(笑)

 結局、神に気に入られたかったら神の望むことをして神とおともだちになりなさい、と説いていて、神と友達になると死んでも復活する、来るべき神の国では死なない、老いない、病気にならない、苦労したことがすべて報われる……と。いつ来るんだかわからない遠いご褒美のために、神の言うことを聞くといいよって話なんだよねー。

 もちろん実際に信者になっちゃったら、そんな遠い話ばっかりじゃなく、日常生活の苦痛をどう乗り切ったらいいかって話にもなるんでしょうけどね。

 ここんちのこういう本ってアメリカで作ってるのを翻訳してると思うのね。日常的に聖書そのものを読む習慣のある人たちに向けた本だから、聖句の短い引用を繰り返すことで、解釈を伝えることができるのかもしれないのね。

 でも、予備知識として聖書を読んだことのない人にこれをやってもそこんちの教義だけ詰め込まれるような感じになってサッパリですがな。

 何度も言うけど、わたしはこういう人たちにあまり嫌悪感を抱かないので、時間を作って定期的に勉強するようなことを何度かしてみたことすらあるんだけれど、なんせこの手の本にピンとこない。

 それで以前、そうじゃなく、一から十まで聖書そのものを読む方法で勉強できないんですかって聞いたら、そういう教則本が(だからなんで教則本がいるんだよ、聖書あるだろ、聖書ーw)子供用の聖書物語しかないというので、それでいいからやってみましょうということになったわけですよ。

 それで、途中までけっこう楽しかったですよ。聖書って意味不明なことがけっこう書いてあるから、そういうのを聖書辞典のようなものを引きながら理解したりして……出エジプト記のあたりまで、和やかなムードで続けたわけです。

 ところがある日、いつも来る人以外に知らない別に人がついてきて、その人といつも通りの勉強をした次の週に「こういう勉強は個人ですることだから、これからはこっちの本で……」とお決まりの教義の本に変えられてしまいまして……ああ、きっとどこからか指導が入ったんだろうなと思って、最初の二回くらい付き合ったけど、つまらないのでやめちゃった。読んだこともない(わけでもないが……わたしの場合)聖書を部分的に引用しながら解釈されても面白くもなんともないっちゅーの(笑)

 今日は、たまたま扉を開けちゃったので、過去にそんなことがありましたって話を布教のオバチャンにしたら、写真のような新しい冊子を手渡されてしまったというわけ。


 あ、そうそう、布教の人たちを、単にウザイ、断りたいという方は、わたしのように相手をしてはいけません。論破しようとか思わないことです。みなさん、反論されるととても喜びます。会話になることが嬉しいんです。

 布教活動の人たちをスマートに追い返したいなら、まったく相手にしないことです。「興味がありません(にっこり)」と言って扉をしめればいいんですよ。それでお帰りになります。何度来ても同じです。用事があるから来る、うちには関係ないと断る、それだけのこと。新聞や保険の勧誘と同じです。

 冊子を置いていくと言われるかもしれませんが、適当にうけとって捨てればいいんです。ポストに投げ込まれるチラシと同じなので、いちいち反応しないこと。

 ポイントは「無関心」であること。嫌悪は興味の裏返しですから。

頓挫した

ファイル 681-3.jpg
 先日某所で火興し体験をやらせてもらったら面白かったので、自分でも道具を自作してみようと思いました。本当は弾み車のついたやつがいいんだけれど、作るのが大変そうなので弓を使うタイプにしました。

 で、写真のような状態になったんですが、火切り臼(下に敷く板ね)と、ハンドピース(太くて短めの木片)に、杵(棒)がおさまるようなくぼみを彫ろうとして頓挫しました。

 100円ショップで買った彫刻刀が、これっぽっちも切れないの。消しゴムハンコ用に使ってたので気がつかなかったけど、こんななまくら刀だったなんて。丸刀って普通の砥石で研げるのかしら。学校では窪みのついた砥石を使ってたけどねえ。

あら、草彅君がつかまったのね

 猥褻事件だっていうから女の子に手を出したのかと思って驚いたけれど、泥酔して公園で素っ裸になって騒いでたっていうので、なーんだという感じ。見られなかったファンのみなさん残念でした……じゃなくて、そこまで泥酔するなんて、何かあったのかな。たとえば失恋とか。地デジ普及のCMは降板……あらら。

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珍獣ららむ〜 (04/23 18:57) 編集・削除

げっ、草彅君ちに家宅捜索が入ったって。
何それ、泥酔して裸になっただけなら
厳重注意で終わりでしょうに。
おかしいよ、どういうこと。
薬物反応でも出てるんだろうか。

ぱる子 Eメール URL (04/24 00:42) 編集・削除

はじめまして。人力でお世話になっておりますpaluko
(ぱる子)です。「も○みの塔」の人に独自テキスト
(子供用聖書物語?)で聖書講義受けたとはすごいですね。

前住んでたところは時々、日曜に布教の人が回ってきたん
ですが、半分寝ぼけて応対に出て、先方の言ったことに
うろ覚えの知識で「え?でも聖書には××××って書いて
ありますよね」(半分寝てたのでトピックを全然覚えて
ない)と口にしたら明らかにうろたえた様子で、それ以上
押さず帰っていったので、失礼ながらあの団体の方々は
あまり聖書そのものを勉強してないのかな…と思ってました。

いきなり変なとこに反応してごめんなさい。

Goudeau (04/24 03:49) 編集・削除

草彅クンの事件。どうも「オメエ、クスリやつてんぢやねえか?」みたいな過剰反応を感じますネ。普通なら、トラバコに一晩放り込んで厳重注意して終はりな事件だと思ふんだけど。

珍獣ららむ〜 (04/24 08:55) 編集・削除

>Goudeauさん
 わたしなんか妄想家なので、草彅くん、韓国語、南のなんかヤバイ人と通じている、もしくは北から映画出演にさそわれたのを断る、その関係で北に睨まれる、直前まで一緒に飲んでた知人があやし……うわなにおするやめろー、というところまで妄想してしまいました。まあ、ふつうにヤク中を疑われてるだけでしょうけど(笑)


>ぱる子さん
 いらっしゃいませー。人力ではお世話になっております。実は勉強だけでなくキリストさんが死んだ日の集会とかにも出たことがあったり……(汗)

 聖書そのものをあまり勉強してなさそう、というのは時々感じますね。それぞれ、聖書の通読はしてるんだと思うんですが、神学校でやるようにはつっこんだ勉強はしていないと思います。

 あそこの布教は普通なら専業主婦をやってるような人たちが人と話す練習をして来るだけなので、教団が作ったテキストにそった話し方しか想定していないと思います。なんの基礎もない人がやっていると思うと、それでもみなさんとてもよく勉強してるなあと感心する面もあります。

 が、たしかに偏っているというか、知らないこともけっこうあるみたいですね。その××××がなんなのか、知りたいですねー。追い返すためじゃなく、素直に聞いてみたいです(^^;;;

 わたしも昔「神の国っていうのが来ると肉食獣が肉を食べるのをやめるってこのテキストに書いてあるけど、植物だって生き物ですよね。結局は生き物を殺して食べることには違いないと思うけど」と聞いてみたら「じゃあ、霞でも食べて暮らせっていうんですか」と言いかえされたことがあります。

 何人かにそんな話をしたら、即答できる人はいなかったけれど、勉強してまた来た人ならいましたよ。そこには魂の有無が関係していて、聖書では植物に魂の存在を認めていないんだそうです。さらに言うと、魚にも魂がないことになっているらしいです。

 獣を食べる時、血抜きをして食べなきゃいけない(ユダヤ教徒なんかはある一定の儀式をして血抜きしなきゃいけない)のは、魂の有無と関係している。魚にその必要がないのは魂がないとされているから、というような回答をしてました(その解釈で正しいかどうかしらんですよw)。

 そのくらいちゃんと質疑応答になると面白いので時間があると相手をしてしまうのです。

珍獣ららむ〜 (04/28 13:22) 編集・削除

人気作詞家・園田凌士容疑者を覚醒剤使用で逮捕 SMAP、BoAらに詞提供
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090428/crm0904281221010-n1.htm
草彅くんが執拗に取り調べられてたのはコイツのせいか!!

Goudeau (04/29 22:14) 編集・削除

実は草〓クンはタミフルを服用してた、なんてネ。

CMソング:キンカンのうた

◎CMソングが好きなんです(この企画について)
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=628


 今回は虫さされに効くキンカンのうたです。歌詞や著作者の情報は金冠堂の方にお聞きしました。以下に要点のみまとめます(敬称略)。親切にお答えくださって、ありがとうございました。

 キンカンといえば土曜日の午前中にやってた民謡の番組が金冠堂の一社提供だったので、CMソングも昔はけっこう耳にしました。最近は歌詞のついてるバージョンがめったにながれなくなってしまったのは残念です。

基本情報

1. タイトル:キンカンのうた
2. 作曲:服部 正/作詞:藤浦 洸
3. 歌手:さまざまなバージョンがありそうですが、wikipediaによれば、「雪村いづみ・ダークダックス」とのこと。
4. 歌詞:後述

動画

 必死で探せばありそうな気がするんですが、意外とみつかりませんでした。はちみつきんかんのど飴とかならあるんですけど。

歌詞(midomi)とメロディ

http://www.midomi.co.jp/index.php?action=main.profile&recording_id=e6e51e998e76f8db934007368133eecb

メーカーサイト

金冠堂
http://www.kinkan.co.jp/

金冠堂商品


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