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写真の写真:ペーパークラフト、モーターショウなど

 今日も今日とて無駄にプリンターを使っています。変な線が出たりしておかしいので、ヘッドが腐ってるのかもしれないです。インクが減ったらヘッドごと交換する予定です。

ペーパークラフト

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▲上:河川パトロールカー/下:リーピチープ、朝びらき丸、アスラン

 上の黄色い自動車は首都圏外郭放水路見学でもらいました。組み立ててみたら河川パトロールカーの形をしたポケットティッシュケースでした。 これすごいんですよ。ほんとに切り抜いて組み立てるだけでした。糊代みたいに見える出っ張りはあるんですが、切れ目に差し込んだり、出っ張り同士でひっかけると固定されたりして、一ヶ所も糊付けの必要がありませんでした。
なお、放水路見学の記事はこちらです> http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1712

 下は童話好きな人にはわかるかもしれませんが、ナルニア国物語シリーズの『朝びらき丸東の海へ』のペーパークラフトです。ディズニーがCGバリバリの映画にした時に、映画館でチラシと一緒に配ってました。

 意外と細かい作業を要求される品で、ただでもらえるものとしては凝ってます。そろそろ捨てようかなって思いながら、なんとなく捨てられず、そこいらに飾りっぱなしになっています。

 縮尺がおかしいので巨大化したリーピチープ(鼠)が朝びらき丸を襲っているみたいな変な図になっちゃうのが不満です。リーピチープは騎士道精神にあふれる勇敢で誇り高き鼠なのです。

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▲サザンカ

 これは近所にはえてるサザンカなんですが、すごくいい香りがするんです。サザンカやツバキは香りがないものと思っていたのに、香る品種もあるんですね。

東京モーターショウ2013

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▲上:マツダが全車同じ色の赤で統一してすごかったけど誰も気づいてなさげな感じだった/下:エンブレムが兎でかわいいダットサン

 ともだちのつきあいで今年もモーターショウを見に行ったんですけど、初日だったので人ばっかりでほとんど何も見えなかったです。なんでああいうショウはコンパニオンのお姉さんとか呼んじゃうんですかね。お姉さんのいるところには人垣ができちゃって車見えないんですよ。

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▲絵にするとこんな感じ

 ちなみに、最近良く使ってるテキトーに書いたみたいな絵は、mixiアプリの「記憶スケッチ」で書きました。お題にしたがって、何も見ないで絵を書く遊びです。

 こういうのはうろ覚えで変な絵が出来上がるところが面白いと思うんですが、なぜか強烈に上手い人が大量にいて謎です。上手い絵も素敵ですけど、うろ覚えで書いた走りそうもない車の絵とかがやっぱり面白いですよ。

水面

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▲写真が逆さなんじゃなくて、水面に映ってるのを写しました。

タグ:写真の写真 植物

突然だけど魔女っ子メグちゃんについて落書きしてみる

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▲はげしくうろ覚えで描く、魔女っ子メグちゃん、ライバルのノン、先輩で母親代わりのマギ。昭和40年代の終わりごろの女児物アニメ。

 ちなみに、固有名詞もふくめて調べずに描いています。さすがに固有名詞くらいしらべなおそうと検索したら、マギではなくてマミでした。以下は文中でもマギと書いてますが、正しくはマミです。うろおぼえですみません。

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▲ストーリーはこんな感じ。

 メグとノンは魔界で女王になる勉強をしている魔女っ子。ある日、女王の命令で人間界に修業に行くことになりました。

 ノンは人間のことを馬鹿にしているので、なんであんな下等生物の国へ行かなきゃいけないの、みたいな感じでしぶしぶ命令に従うんだけど、好奇心旺盛なメグちゃんは人間界ワクテカみたいな感じ。

 メグちゃんは神崎家に居候することになる。その家のお母さんはマギと呼ばれており、実はこの人も若い頃女王候補だった。でもなぜか女王をあきらめて人間と結婚して子供もいる。

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▲マギは、こんな感じで横に太くなっちゃった色白美人。ちなみに資料探すのめんどくさいのでうろおぼえで描きました。髷(まげ)は頭の上だったかもしれないな。

 マギは人間として暮らしているけれど、魔法の腕もなかなかのもので、屋根裏に家族には秘密の魔法部屋を持ってる。メグちゃんが昔からその家の子供だったみたいに魔法で偽装してる。

 ノンは大きな洋館に住んでてクールな感じだった。どう見てもノンのほうが優秀で美人でかっこいい。額にペンダントみたいなのつけてて素敵っぽい。

 ノンとメグは同じ学校に通ってたような気がする。そんでもってよく魔法で戦ってた。なんで戦ってるのかよく覚えてないけど。

 最終回は、二人が魔界に帰らなきゃならなくなる。もともと女王候補の勉強で人間界に来てるわけで、どちらかが女王に選ばれなきゃいけない。女王になったら、たぶん二度と人間界にはもどってこられない。

 ノンは魔界に帰れて大喜びだし、女王になるのは私よってなもんだと思う。一方メグちゃんは、すっかり神崎家になじんでいて、ノンには負けたくないけれど人間界を離れるのはつらいと葛藤する。

 そして魔界に帰った二人は、女王から意外な結果を告げられる。女王選抜試験は二人とも失格。なぜなら、ノンは優秀だけど人間を理解できていないし、メグは人間界に染まり過ぎてるから。

 こうして二人は人間界に戻される。いつも通り学校へ向かうメグちゃんは、カメラ目線でふりかえってテレビの前の良い子たちに呼びかける。わたしのこと忘れないように、魔法をかけてあげるわ!

 で、わたしたちは大人になった今でもメグちゃんのことを忘れてないっていうわけ。



 なんで突然これを思い出したかっていうと、高畑勲の『かぐや姫』の物語を見に行ったからなんです。かぐや姫のハッピーエンドバージョンが魔女っ子メグちゃんのような気がしたから。以下、大したことは書かないつもりだけど、1mmたりともネタバレを見たくない人は即刻ページ閉じてください。この先は読まなくていいです。




 ある理由で人間界に下されたかぐや姫は、その地のすばらしさを理解しながら、自分の求める幸福と、その時代が人に求める幸福とのひずみに苦しんで、ある事件でパニックを起こし、天に救いを求めてしまう。

 作中では語られていないけれど、もし姫が人の世界を穢れたものだと理解できたら連れ戻される、という設定になっているそうです(パンフレットによる)。

 しかし人の世界はそんなに単純じゃない。悲しみがあり、悪にもまみれている。けれど、人は泥の中から蓮が花をさかせるように、その穢れた世界から美しいものをつむぎあげて生きている。

 でも、たった一度の拒絶によって姫は記憶を奪われて天界に連れ戻されちゃうんです。

 そのかぐや姫の姿が、勉強のために人間界に送られるメグやノンの姿と重なって見えるのです。

 魔界の女王は、人間たちが悩み苦しみながらもより良いものを探し求めて生きる姿を「魔界人として」理解してこいと言ってるんだけど、人を見くだしているノンにはそれが理解できず、メグちゃんは人間になりすぎちゃう。

 でも、魔界の女王は二人を連れ戻す代わりに、わかるまで修業しなさいと、もう一度人間界に送り込む。その脳裏には、自分と女王の座をあらそったライバルの姿があったかもしれない。それはマギかもしれないし、他の誰かかもしれないけれど、やはり人間界に定着して暮らしているのかもしれません。

 女王やマギは、高畑の映画でいうと、天界で悲しい歌を歌う天女の姿に重なるのです。その天女は、おそらく三保の松原に下り立ち、羽衣をうばわれたことがきっかけで人間の妻になる、あの天女なんだろうと思います。

石仏:構字天?ってなんだろう

 石仏つながりで思い出したので写真を貼ってみます。

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▲これは東金町にある葛西神社前にある石仏です。

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▲風化がはげしくて何が刻まれてるかわかりづらいんですが、お顔は明王っぽくて、手に矢を持ってるみたい。この特徴だと青面金剛、不動明王、馬頭観音…そのあたりでしょうか。すぐ近くが江戸川土手だし、水害除けなら不動明王かなあとも思うんです。

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▲ところが足下にこんな文字が刻まれています。構字天?

 字と天は確実ですが、最初の文字は「構」ですかねえ。なんでしょうこれは。構じゃなく○○なんじゃないのっていうツッコミ大歓迎。

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▲側面には文政年間の日付が刻まれています。(写真の向き変える野忘れてた)


より大きな地図で 石仏マップ を表示
▲場所はこのへん。緑色の鳥居が葛西神社。青いポイントが「構字天?」のあるところです。

タグ:地元(葛飾周辺) 葛飾さんぽ 神社仏閣

松戸市最古の庚申塔は地蔵菩薩だったりする

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 前の記事に書いた鵜森稲荷神社のすぐ近くです。この道の奥にあるのが圓勝寺で、道の入り口付近の両脇に、立派な石仏があります。

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▲こちらはお地蔵さんでしょうか。右手に錫杖、左手には宝珠、頭の上には地蔵菩薩の種字であるハ(ह)*1が刻まれているので、地蔵菩薩でよさそうです。

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▲こちらは如意輪観音でしょうか。

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▲由来を書いた杭がありました。なになに?「慶安三年銘庚申塔」「松戸市内で最も像立年の古い庚申塔です。形状は板碑型、塔身128cm、台高35cm、正面に造立趣旨と造立年銘(1650)が刻まれています」「この庚申塔は古ケ崎2405番地にあった古ケ崎不動尊の祠の中にありましたが、庚申塔の世話人と住職の放し合いにより、平成17年10月から圓勝寺で…云々」

 え、これ、庚申塔なの!

 と、驚いて戻ってみました。

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▲これはお地蔵さんの台座です。ほんとだ、三猿が刻まれてる。

 よく見る庚申塔は青面金剛と三猿の組み合わせばっかりですが、地蔵菩薩が刻まれてることなんかあるんですね。

 ネット情報だと、比較的古いものに地蔵菩薩の他に薬師如来や阿弥陀如来などがあるそうです。

*1:ローマ字で書くとhaなので読みはハですが、伝統的にはカと読むと思います。日本語のハより息を強く出して発音するからカに聞こえるらしいですよ。

タグ:神社仏閣

松戸市・鵜森稲荷神社と庚申塔

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▲千葉県松戸市の鵜森稲荷神社。いつも横目で見て通り過ぎてたんですが、初めてお参りしてみました。後ろにラブホテルの看板が見えちゃってるところがガッカリポイントでもありますが、今となってはいい味を醸し出しているかもしれませんね(笑)

 鵜森(うもり)は、神社の名前としてはあまり耳にしないと思って検索してみました。この神社の由来としては、この神社がかつてあった場所に数千羽の鵜が住み着いていたから、だそうです。

 三重県にも鵜森神社というのがあるので、何か関係があるのかなあと思ったのですが、三重県の例は明治時代に鵜森と改称したそうで(おそらく鵜の森という地名に由来)、特別関係はなさそうですね。

 ただ、三重県の鵜森神社には俵藤太が祀られているそうです。俵藤太といえば平将門を討ったと言われる武将なんですが、千葉県には将門伝説がけっこうあるらしいので、この一致は偶然としても面白いような気はします。

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▲拝殿の横に庚申塔がありました。二基あって、両方とも刻まれているのは青面金剛のようです。

 左の小さいものは、風化が激しいのですが、胸の前で合掌する腕のほかに、法輪を持った腕がうっすら残っているので、四臂でしょうか。邪鬼を踏んでいます。頭の上には青面金剛の種字であるフーン(हूं)*1が刻まれています。また、台座に見ざる・聞かざる・言わざるの三猿が刻まれています。

 右側の大きいほうはデザインが大胆ですね。台座に三猿、足の下に邪鬼、腕は二臂で合掌、頭の左右には日輪と月輪が刻まれてます。向かって右に「奉造立庚申待倶養」左に「元禄十六未年九月十七日」と刻まれています。


大きな地図で見る
▲場所はこのへん。地図だと「鵜森神社」になってるんですね。


 実はすぐ近くのお寺の参道にも庚申塔がありまして、それは次の記事に写真を貼ります。

*1:ローマ字表記するとhūmなので読みはフームですが、伝統的にはウンと読んでることが多いかもね。

タグ:神社仏閣