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今年もセミは豊作

 いや、豊猟と書くべきでしょうか。昨日は早すぎて、幼虫が出てくる前に疲れて帰ってきてしまいましたが、今日こそはと思い、日没を狙って探しに行きましたよ。

 そしたらまあ、今年も大豊作ですよ。いるいる、たーくさん。あっちにもこっちにもアブラゼミの幼虫。去年とくらべて少ないということはありません。日没後にほんの30分ほど、森の入り口を行ったり来たりしただけで30頭とりました。もう少し粘ればもっととれるでしょうが、家から近いので夏中いつでもこられるんです。今日のところはやめました。

 今年はなんだか気の早いセミが多く、すっかり羽化して翅がひろがったのまでいました。羽化したてのアブラゼミはきれいですよ。蒼白くて、まるで軟玉で作った細工みたい。それが明日の朝には茶色くなってしまうんです。夜なのでカメラを置いて出たのは少し残念でした。ダメもとで写してみればよかった。撮影用に部屋の中で羽化させてもいいんですが、暗い森で見るような神秘的な絵にはならないと思います。

 帰りがけに、懐中電灯で木の幹を照らしてる人を見ました。このあたりじゃカブトムシやクワガタはとれないので、ひょっとしたらセミの幼虫狙いだったのかな。食べる……わけないから、観察用でしょうか。セミが見たいなら場所が違うんだけど、大きなお世話だろうと思って教えませんでした。

 とってきたセミは、今年はシンプルに塩茹でにしてみました。塩茹でもうまいです。素直に旨味を楽しめます。つまみ食いをしながら一晩乾かして、明日は燻製にしてみようかと思っています。

[追記]燻製にしました

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タグ: 食材

羽化

 ついさっき繭の中身について書いたばかりなんですが、実は今朝ほど早くも一頭羽化しているんですよ。

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 白くてやわらかそうな毛が生えていて、ほんとうにかわいらしい。手にとまらせると小刻みに翅をふるわせるのに、決して飛んでは行きません。

 続けて残りも羽化するかな、と思って一日様子を見たのですが、出てきたのはこれ一頭です。これはオスでしょうか? 図鑑の写真などで見るカイコガのメスは、もっと不格好に腹が太いような気がします。ときおり尻の先を見ているのですが、フェロモンの入った袋が出てくる様子もありません。
 
 愛らしさに目がくらんで手乗り写真ばかり撮ってることに気づきませんでした。明日、繭の写真もとりましょう。

タグ: カイコ

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Sari (08/08 01:34) 編集・削除

う~ん可愛い♥ 久々に見ました♪

繭の中身/はじめての糸とり体験

 更新をさぼっているとどんどんネタがたまっていき、そのうちだんだんどうでもよくなってくる法則が発動してしまうんだよ。でも糸を引くところまでは頑張りたいなあ。

繭の中身はどうなっているか

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▲繭の中で力尽きて死んだ蚕。

 あきらかに巻きが薄く、中で死んでいるのがわかるものを開けてみたら、幼虫の姿のままミイラ化していました。いくらか発酵した干物みたいな臭気があります。ほんとに伝染病はおそろしいです。

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▲蛹(5日撮影)。

 羽化を見たいので冷蔵庫に入れなかった繭もいくつかあけてみました。良い具合に蛹になっています。ふれると元気よく尻を動かします。クシャクシャっと丸まってるのは脱皮殻です。蚕は繭の中で脱皮をして蛹になるのです。

 この蛹は繭にもどしてやればちゃんと羽化するはずです(途中で発病しなければ)。

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▲うっ、オスメスの見分けがつかない……orz

 蛹は尻の部分をよく見るとオスメスの見分けがつくはずなんですが、わたしゃ修行が足りないのでどれも同じに見えてしまう。いや、ホントに同じなのかもしれないけど。これはオスかなあ。写真がわかりづらくてごめんなさい。

 今回は病気が心配なので卵をとるのが目的ではないんだけれど、この段階で見分けられないと、交尾用にオスとメスを用意できないのよね。

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▲これは蛹になってるけど死んでる。

 繭が充分に厚くなっていても、中で死んじゃってることがあります。なるべくきれいな糸をとろうとしたら、こういう死に方はよろしくないと思うんです。やはり病気を出してしまうとダメですね。

はじめての糸取り失敗記

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▲群馬の土産物屋で買った繭

 何度も書きますが、群馬では養蚕農家は育てるところまでです。もちろん、大昔は糸にするところまでやってた家もあると思いますが、わたしが子供の頃は繭になるとどこかに出荷していました。だから、糸を紡ぐ作業は未知の世界です。

 最初からうまくいくとは思えないので、まずは買ってきた繭で実験しようと思います。これは一年以上前に群馬の土産店で購入した繭です。特に目的もなく、懐かしいので買って、そのままとっておいたのです。

 ええと、繭から糸を取るには、まず煮るんでしたっけね。熱湯からぬるま湯に入れてまた熱湯に、というようなことを繰り返すと繭がほぐれて糸が出てくるんだったはずです。

 艶のある良い糸をとるためには、温度管理をきびしくしないといけないんだったと思うんですが、今は実験なので、とりあえず糸が取れればいいと思いました。

 そこで、「二分くらい煮る・水をさす・二分くら煮る・みずをさす……全部で五~十分くらい、割り箸で糸はしを探して、十本くらいまとめて引く」という単純な方法で実験したのですが、いやはや、そう簡単にはいかないものです。

 以下はその反省点ですが

  • 十本の糸端をひいてるつもりなのに、気が付くといつの間にか五本くらいになっている!→糸を引き始める前に、一本一本を充分に手繰っておかなかったのが原因と思われます。繭が古いのにも問題があるかもしれません。
  • 仕方がないので五本でひきつづけてみると、繭が薄くなってきたあたりで切れてしまった。→いつまでも引き続けないで適当なところでやめるのも肝心らしい。そういえば、次の繭とどうやって継げばいいんだろう?
  • 糸が切れると糸端が束にくっついてみつからなくなってしまう。
  • 運良く糸端がみつかったとしても、五本どりじゃ細すぎるのでほどけずに切れてしまう。
  • 糸端がみつからないと、糸巻きからはずせないのでハサミで切るしかない。

……と、こんな具合で、サッパリだめでした。ちなみに、糸取りに使ったのは、いつぞや教えてもらった毛糸用の玉巻き器とかせ繰り機です。


編み機用具ロイヤルかせくり器くりくり
傘の骨みたいなのを広げると毛糸のかせをはめられる。よく、昔のおかあさんが子供の両手に毛糸の輪をはめて玉に巻いてたけれど、あの子供の役をさせることのできる器具。ハンドルもついているので玉からかせにまき直すこともやろうと思えば可能。


編み機用具ロイヤル玉巻き器マキマキ
かせ繰り機にはめた毛糸をこれで巻き取って玉にする。糸巻きが首を振るようにできていて、自然にスパイラルに巻ける。


 ダメでも毛糸で使うからいいやと思って、両方とも楽天ポイントで買いました。

 どちらを使って糸をひくか、これも重要なポイントです。玉に巻くのは最終形態なので、かせ繰り機を使うといいよと教えてもらったんだけれど、たしか絹糸って、巻き取ったものを、さらに別の枠に巻き取るような作業をするんじゃなかったかなと思うんですよ。

 いや、ほんとにやったことがないのであやふやなんだけれど、絹糸は鍋から引いて巻き取ったままだとガチンガチンに固まってしまうので、別の枠にまき直してしなやかさを出すんじゃなかったかしら(はげしく違ってたらごめんなさい。本当にやったことがないのよ)。

 というわけで、どっちでもよさそうなので、まずは玉巻き器を使ってみたのですが、うーん、たしかにひけますよ。でも、なんかこの、勝手に首をふってスパイラルに巻く仕組みがビミョー。だってこれ、糸巻きの一部が糸に当たってるような気がするんだけれど。こんなんで糸が痛まないのかなあ……と迷いが生じた瞬間にブチッと切れてしまう。

 幸いその時は糸端はみつかったので、かせ繰りに巻き取ればいいかと思ったんですけど、そこで首振りがまた邪魔をするわけですよ。じったかばったか首を振るのであっという間に糸が切れ、今度は糸端がみつからずに終了。すっごく綺麗に巻けているのに、ぴったり貼り付いて抜けません。

 次にかせ繰り機も使ってみましたが、結果は似たようなものです。切れて糸端がみつからなくなり、がちがちのかせができました。写真を撮る気にもなれませんよ。

結論、玉巻き器&かせ繰り機は、繭糸の糸取りには向かない(少なくともわたしの技術力では無理)。

 そもそも、こんなあやふやな知識で試しているのも悪いのです。やはりどこかで体験させてもらうべきなんだろうなと思います。

 横浜のシルクセンターは、わたしも知っているのですが、サイトを見ると次の「手紬糸作り実演」は十月……うっ、ずいぶん先ですね。

 コメント欄で話題になっているイカすカナダ人養蚕家に弟子入りしようにもだいたい連絡先もわからないし、相模原は遠いし(カナダほどじゃないとも言えるが)。

 どこかに、とりあえず観光用でいいから毎週末にやってるような場所はないものでしょうか。あ、東北とかダメです。関東で!!

タグ: カイコ

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さよ (08/07 23:09) 編集・削除

普段目にする繭は「よそ行きに出来上がった」綺麗なものばかりなので、そうではなかった繭がどのようなものなのか、初めて見ました(死んでしまったものがどういう見かけなのかも知りませんでした)。こういったことも記事にしてくださってありがとうございます。なかなか貴重だと思います。

えと、微妙に内容が違うような気がして恐縮なのですが、こちらにコメント失礼します。
日本絹の里で、「夏休みこども特別展・カイコと糸を吐く昆虫たち」というのをやっているようです。
…ここもどうなのかはハタで見ている分にはわかりませんが…。
ここも含め県内でぽつぽつと体験作業や実演などのいわゆる「取り組み」をしているところはあるみたいですが、お書きになっているように群馬では養蚕・糸繰・染色・機織はそれぞれ別々の(家での)仕事なので、こういった「取り組み」になってしまっている現在も、私のような「ほんの少しの興味」といった者には、なんというかあちこちでバラバラにやっているので統一感がない(感じられない)といいますか、興味があってもどこから手をつけていいのかわかりにくいため、結局ハタで見ているだけになってしまうという…。
ご自分で蚕から育ててしまわれる珍獣様はすごいです…。

・日本絹の里 ttp://www.nippon-kinunosato.or.jp/
・蚕糸館 ttp://www7a.biglobe.ne.jp/~sansikan/index.html
 (の座繰りの動画 ttp://www.manabi.pref.gunma.jp/kinu/sangyo/seisan-gyo/05zaguri/zaguri.htm )
 (の日記の「ずう」など ttp://www7a.biglobe.ne.jp/~sansikan/z-kaiko.html )

シバケン URL (08/08 06:32) 編集・削除

蛹の写真は左が雄で、右が雌、という感じではないかと思います。
上の記事の成虫写真は交尾器のようなものが見えるので雄だと思います。(恐らく)
僕も雄雌の分別にはあまり自信が無いのですが、蛹などは大きさや翅と体のバランスなどで大体分かります。

糸取りは難しいですね。
蚕というと一般の人は絹の方になるので(というかそれしか知りませんね)、糸取りなどはよく質問されますが、僕はあくまで蚕を飼って継代することが目的なのでいつも回答に困ります。
僕は遊び程度の糸取りしかしないのですが、柄付きたわしで糸を引いて手動で硬い紙などに巻きつける、という方法で生糸を取ります。
蚕に失礼なくらい適当ですが、形だけでも糸を取ることが出来ます。

珍獣ららむ~ (08/08 11:43) 編集・削除

 さよさんありがとうございます。群馬になら、ひょっとすると糸とり体験のできる博物館があるんじゃないかと思っていたのですが、やはりそう安易にはみつからないものなんでしょうね。「日本絹の里」は面白そうです。今度覗きに行ってみます。

 蚕糸館の動画は前に見たことがあるのですが、自分でやって失敗してから見ると改めて勉強になりますね。桶にはめてるでっかいクリップは糸端を止めてるんですね。あの状態で繭を移動しても糸が切れないくらいまで手繰ってある……なるほどなるほど!


 シバケンくん、いつもありがとう。実は今朝見たらまた二頭羽化してました。また写真をアップしますね。

 染めや機織りは手芸関係の本がかなり出ているのですが、糸取りはみんな興味を持っているはずなのに、意外と知られていない作業ですね。仕組みを知るだけならば茹でて引いた糸を紙にまきつけるだけで充分だし、本格的にやってる人は蚕糸館の人のようにプロだし、その中巻の人は少ないのかもしれません。道具もろくに手に入らないんだから仕方ないんですけどねー。

 ちょっと本気出そうかな。

さよ (08/08 20:08) 編集・削除

昔はモロコシ(黍)の穂で箒を作って(モロコシボウキ)、それに糸の口を出したのを引っかけて取ったそうですが、穂がざらざらしているので糸が引っかかりやすいらしいですね。母が子供時分に、近所のおうちで見てたと言ってました。
・モロコシボウキ ttp://www1.ocn.ne.jp/~thayashi/rekidai_2005.html
(でも、シバケンさんの柄付きたわしもいいですねv)

座繰りは、今でも富士見村で伝統的な作業をしていらっしゃる方がお弟子をとっている(というか、来る人に教えている?)ような話を聞きました。
また、こういった方もおられるので、↓
・前橋で座繰り体験をした方のページ ttp://www.geocities.jp/seseragi223/zaguri.html
・同じ方のページ(糸取り) ttp://www.geocities.jp/seseragi223/kiito.html(←「マキマキ」を使っていらっしゃるように見えます)
大きいところでなくても、探せば、作業体験をさせてもらえるような工房さんが幾つかあるかもしれないですね。

・群馬県蚕糸技術センター http://www.pref.gunma.jp/cts/contents?CONTENTS_ID=50545
こちらで「絹へのふれあい体験学習」という講座をやっていて、今年は既に参加締切り済みのようですが、こういったセンターでの講座なので、来年もあるかもしれません。ただこれ、日数がかかるので、1日だけなら個人の工房さんの方がいいかも…。
また、県庁などでたまに物産展をしていますが、そういう時に生糸関係の展示・体験コーナーも出るようです(座繰りも)。

・桐生の小学校での座繰り体験の写真(透けた繭と取れた糸がきれいでした)
ttp://www.amanuma-e.ed.jp/2006/class/3nen/page07/index.html

URLばかりで、何をしに来たんだという書き込みですみません。
羽化の記事と写真も拝見しました。なるほど、これは可愛いですね。意外に小さいし。脱走しようにも飛ばないというのも保護欲?をかきたてられるのかも(笑)。

珍獣ららむ~ (08/09 08:06) 編集・削除

 さよさん、ありがとうございます。geocities.jpの座繰り体験をした人のサイトは、さりげなくコツがたくさん書いてあって面白いです。きっと慣れればマキマキでも取れるんでしょうね。これ、マキマキの芯に厚紙を巻いて、そこに糸をとってるんでしょうか。これなら紙ごと引っ張れば、外すのも簡単そうですね!

クロエ Eメール URL (01/24 03:01) 編集・削除

All material copied from one more source
クロエ http://www.chloebagnew.com/

JAZZ38の閉店が決まったようです/その他の日記

JAZZ38が閉店&移転するそうです

 先日から「閉店しちゃうかもしれない!」とお知らせしてた亀有のJAZZ38は、やはり8月いっぱいで店を閉めて、移転するそうです。

◎JAZZ38のブログ、閉店と移転を知らせる記事
http://blogs.yahoo.co.jp/jazzspot38/24017472.html

 やはり駅前は一般の店にはキツイのかなあ。お店の面積も広かったから、余計にきびしいんでしょうね。次はどのへんでお店やるのかなあ。そのうち様子を見に行ってきます。

 とりあえず、今月いっぱいはリリオ弐番館の地下ですね。みなさん 38 のランチメニューはサラダとドリンクバー込みで900円~ですよ。

今頃気づいたんだけど、ウルルン滞在記って終わるの?

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2008/07/08/01.html

14年目の「ウルルン滞在記」今秋終了へ

 TBS系で1995年4月のスタートから13年続いた長寿番組「世界ウルルン滞在記」(日曜後10・00)が今秋で終了することになった。俳優やタレントが世界各地に出向いて、異文化と触れ合う様子を伝えるドキュメンタリー。日曜夜の看板番組として、長年お茶の間で親しまれてきた。2008年07月08日スポニチアネックス

 たしかに視聴率は低迷してたかもしれないけど、それはあらゆる番組においてそうだと思うんだよ。それを、変なテコ入れでお笑い番組みたいにしちゃうから、見てた人たちがチャンネル変えて戻ってこなくなっちゃったんだと思う。

 でも今年またリニューアルされて、もとの雰囲気にもどってたのになあ。結局やめちゃうんだったら変なリニューアルなんかしないで以前のままで良い最後を見たかったよ。


 ウルルンと言えばこんな記事もみつけたんですが
http://narinari.com/Nd/2007108159.html

このチターを取り上げたTBS系「世界ウルルン滞在記“ルネサンス”」が物議をかもしている。問題となっているのは、10月7日に放送された秋のスペシャル「特別編~未来への記憶~」のうち、歌手の大友康平がオーストリアの「最後のチター職人」を訪ねるという内容のもの。その自称「最後の職人」は、「いまは年間2、3台しか売れず、このままではチターは滅んでしまう」と語っていたのだ。

ところが、この放送を見た国内外のチターファンたちから、番組ホームページに問い合わせや抗議が殺到した。なんと、「最後の職人」のはずがほかに多数存在しているというのだ。産経新聞には、番組を見てチター消滅をはかなんだ大学教授のブログに寄せられた反論を紹介するとともに、日本チター協会の内藤敏子会長の「チター職人は現在、オーストリアに数人、ドイツと合わせて約20人はいるはずです」というコメントを掲載している。これらを合わせると、番組に登場した「最後の職人」はウソだったことになるのだ。
2007/10/28 16:57 ナリナリドットコム

 最後じゃなくても20人しかいなかったら、わりと危機的状況では。全員に跡継ぎや弟子がいるとも思えないし。

 でも、↓こっちの記事を見ると、少なくともこのくらいはいるって話で、実はもっといるかもしれないようなニュアンスを感じるね。やはりウルルンの勇み足なのかな。
http://sankei.jp.msn.com/culture/arts/071027/art0710271930004-n1.htm

「オーストリアには知り合いだけで3人のチター職人がいる」「私のチターの先生(ドイツ人)に聞いたら少なくとも15人は職人がいて工房も多い」など、いずれもチターが滅びるなんてとんでもないと憤慨。教授も「チターはまだ健在のようだ」と安堵(あんど)した。

 「最後」がオーバーだとしても危機的状況にあるものならば、そういう取り上げ方をされて抗議っていうのもなんか変だしなあ。たぶんまだ大丈夫なんだろう。よかったよかった。

 ふと、今関係ないことを思いついたんだけど、イタリアにキターラという名前のパスタがあるんだそうで、たいていのサイトでギターのことだと説明してる。ギターのように張った弦でパスタの生地を切って作るから、なんだって。たしかにイタリア語では ギターのことを chitarra って言うらしいし。

 でもさあ、ギターって弦が6本しかないじゃない? しかも間隔広いし。あんなのでパスタ作ったらきしめんみたいになっちゃうと思うのよ。でもパスタのキターラはもっと細いのよ。なんか納得いかないなー。

 今チターの記事を読んでてふと思ったんだけど、もしかしてギターもチターも同語源なの? あー、なんか、だんだんわかってきた。

早く出かけすぎて挫折した

 昨日は夕方からセミの幼虫を取りに行ったけれど、出かけるのが早すぎてなかなか日没にならず、お腹はすくし、喉はかわくし、そのくせ湿度が上がってきて熱帯の密林みただし(夕方なのに!)、とてもやってられなくなって一頭も取らずに帰ってきてしまいました。今日こそは日没を狙おうと思います。

 先週末は、同じ場所でニイニイゼミばかりが鳴いていたのに、昨日はアブラゼミばっかり。ツクツクホウシも鳴き始めてます。セミの季節はほんの数日の間に移ろうものなんだね。

けっこういろんなものが収穫できそうです

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▲これは筋があるから北海甘露かなあ。

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▲たぶんこれがナシウリだと思うんだけど。今年は食べられるかなあ。

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▲センナリビョウタン。コイツが一番元気よく茂ってる。

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▲若い実を取ってみた。薄切りにして茹でてみたけど、あーた、これは苦くて食べられませんよ。頭痛がするような苦さです。

 若いヒョウタンの実は食べられる、という話は聞くけれど、苦みの抜き方があるのか。それとも苦みの少ない品種があるのかな。

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▲モロヘイヤ。収穫までに時間はかかるけど丈夫で世話がないです。

 ほかに、ヘチマも成ってるけど、食べる前に大きくなっちゃって、もうタワシにしかならないと思う。白苦瓜も良い具合に伸びてきてる。ストロベリートマト(食用ホオズキ)も元気に育ってるのでいけそうです。

 結局、トカドヘチマはひとつも発芽せずに全滅。次はどこで種を手に入れればいいんだろう。

かさぶたとれた

 親指スライサー事件(だから皮膚を厚めに削いじゃっただけなんだよ)の続き。今朝、傷の様子を見たら大きなかさぶたがポロリととれてしまった。あーっと思ったけど、血はでなかったのでまあよし。新しい皮膚が薄くできてるから、もう大丈夫そう。風呂に入ってふやけるとどうなるかわかんないけど。でも、これからは少し洗うことにしよう。

タグ:地元(葛飾周辺) 園芸 植物 瓢箪

雷・オニバス・旧七夕

 一昨日(4日)の夕立はほんとうにすごかった。まだ明るさの残っている空に、青白く輪郭のはっきりした稲妻が、バリバリと音を立てて何度も走るのを見た。稲光と雷鳴に時差がなかったので雷の中心が真上にあることはわかった。

 おそらくあちこちに何度も落雷しているはず。一番大きな落雷の時は、爆音で窓硝子がボンッとふるえて、パソコンのディスプレイかスピーカーのどちらかがジャジャッと音を立てた。金町方面では停電になったらしい。雨も激しく、滝のようだった。

 その後、雷が遠ざかり、雨が止んだかと思うと、日没後にまた雷鳴がして、大粒の雨が落ちてきた。ザーザーなどという音ではなく、ボコボコと音がする大粒の雨だ。

 雨は翌朝まで続いて、5日はたまにパラつく程度になったけれど、ずっと曇ったまま、一日中ずっとゴロゴロと雷鳴がしている。気温はエアコン調べで29度くらい。大して高くはない。でも湿度は風呂場よりひどい。今朝から急に、家の周りで鳴いているのがアブラゼミばかりになった。

 そういえば、唐突に思い出したんだけど、昔の人はよく「雨の降らない雷は恐い」って言ってたっけ。あれはなぜなんだろう?

今朝は晴天

 今朝(6日)は打って変わって晴天で、昨日のように風呂場のような湿度からは解放されたものの、日差しと照り返しでまともに歩けないような暑さだ。

 今日は朝から金町に包帯を取り替えてもらいに行った。今日も大勢(といっても4人くらい)何かの検査に来ているオバチャンたちがいたけれど、それほど待たずに番がまわってきた。かさぶたはしっかり固まっている。看護婦さんは「金曜か土曜」って言ってた、先生は「四五日したらまたおいで」とおっしゃったので、行くとしても月曜かな。

 怪我が右手なので、包帯を巻いてもらいに通っていたんだけれど、そろそろ通わなくても良さそう。たまに消毒して、かさぶたが剥がれないように保護さえすればいいと思う。看護婦さんが丁寧にぐるぐる巻きにしてくれるんだけれど、これじゃ親指を曲げられないので別の場所が悪くなりそう。自主的に第一関節までほどいて巻きを小さくしてみた。はずれなきゃそれでいいわけだし。

 それにしても医者行っといてよかったよ。早めに消毒してもらったから膿んだり腫れたりもしなかったしね。治療代は、初日に痛み止めが出て1000円くらい、翌日以降の包帯の交換は一回 380円だった。酔狂で何度も通ってしまったけれど、実際には血が止まれば大丈夫だったから2000円でおつりがくる程度の金額だ。ちょっとしたピンチに飛び込める町のお医者さんは大事だと思う。

水産試験場跡の池でオニバスが見ごろです

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▲オニバス:子供が乗れるやつは南米産のオオオニバス。これは国産のオニバス。東京都指定天然記念物に指定されています。

 水産試験場の跡地で毎年咲いてるオニバスが今年も咲いてます。病院の帰りに見てきました。ハスに似てトゲだらけだから鬼蓮だそうですが、花は小さくて、ハスよりスイレンに似てるかな、と思います。花芽が葉っぱを破って出てくるのは、たまたまじゃなくて、みんなこんなふうです。

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▲こんな柵が出来ちゃったのね。

 昔は池の周りに柵なんかなかったと思うんだけど、いつの間にか整備されてこうなっちゃったみたい。これじゃ葉っぱを裏返してみたりしにくいわね。まあ、誰か落ちて閉鎖されても困りますね。葉の表は緑色だけど、裏側は紫色をしてます。

水産試験場跡地はこのへん(google map)

 8月いっぱい公開していると思います。入場は無料で見学に予約などは必要ありませんが、夕方わりと早くに閉まっちゃうんだったと思うので、見に行く人は午前中を狙うといいかもしれません。

 オニバスの池の近くに金魚の池もあるので覗いてみるといいでしょう。金魚と思ってあなどってはいけませんぞ。葛飾・江戸川あたりでは、昔から金魚の養殖が盛んです。ここの池にも見事な水泡眼や蘭鋳がひらひら泳いでいます。金魚飼育の相談にものってもらえるようです。

 水産試験場跡地へは、

  • 金町駅南口から京成バス「戸ヶ崎操車場行き」に乗って水元公園で下車
  • 北口から京成バス「大場川水門行き(西水元三丁目行き)」に乗って水元公園で下車

 って教えるのがセオリーですが、このクソ暑いのにあんなところから試験場まで歩いたら死んでしまうので、

  • 金町駅南口から東武バスの「三郷団地行き(三郷中央駅経由)」に乗って高須で下車>時刻表(東武バス)

 これだと目の前が試験場跡地の入り口です。マイスカイ交通の三郷中央駅行きに乗って「東金町天王橋」あたりで降りても近いと思います。>時刻表(マイスカイ交通)

 水産試験場の公開時刻など、ちゃんとメモしてくればよかったんですが、暑さでぼーっとして忘れました。もっと詳しく知りたい人は、水元公園の管理事務所にでも電話してみてください。
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/toubuk/mizumoto/index_top.html

・所在地 葛飾区水元公園・東金町五・八丁目
・電話 03-3607-8321

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▲これはハスの花。こっちも咲き乱れています。まるで極楽浄土のよう。暑さで倒れるとそのまま三途の川になるかもしれないので要注意。マジ真剣に暑いです。

 つい先日までニイニイゼミ優勢だった水元でも、昨日あたりからアブラゼミとミンミンゼミが大合唱しています。セミ取りしている親子連れがたくさんいます。

 草むらにはショウリョウバッタやオンブバッタ、トノサマバッタの幼虫などがたくさんいます。カエルの餌用にいくつか取ってきました。

 トンボも沢山います。コシアキトンボはだんだん数が減ってきて、シオカラトンボが増えてます。ショウジョウトンボやチョウトンボもまだ見られます。イトトンボ類も何種類か見られるでしょう。

天気がよくなったので月遅れの七夕飾りをしました

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 明日は月遅れの七夕ですが、暦を見たら、今年は旧暦の七月七日も明日なんですね。確保しておいた笹にでんぐりや短冊を飾ってベランダに出しました。色紙の飾りが風になびくのは、けっこういいもんですよ。新暦で雨に降られた人はリベンジしてみては。

◎TA-NA-BA-TA
http://www.chinjuh.mydns.jp/flash/tanabata.htm
昔作った七夕のゲームですが、やったことのない方はどうぞ。

タグ:地元(葛飾周辺)

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ひろこ (08/06 17:42) 編集・削除

今年はお盆も新旧かぶってるから沖縄行きは大変らしい。

「雨の降らない雷は恐い」
心構え無く突然落ちるからかな?
ゴルフ場とか、グランドとか釣り場とかで、
今も時々被害があるね。

こっちはさっきまで大雨洪水警報が出てたけど、
お湿り程度の雨で、木の下は乾いてるから水やりが必要。
水源地方はザンザカ降ってるから水道は大丈夫だと思うけど、
農家の人はひーひー言ってる。

珍獣ららむ~ (08/07 12:57) 編集・削除

やはり心構えを言っただけのものなのかなー。
それが一番ありそうな話だよね。
友達にも聞いてみたけど、
雨を伝って落ちる雷よりも
乾いた(?)空気の中に放電する雷のほうが
力が強いんじゃないか、みたいなことを言われたけれど、
そんなの大差ないような気がするしねー。

うちも雨のあたらないところにいろんなものが植わってるから
雨の後こそ水やりが大変という変な状況になってるよ。
なるべく朝早くやるようにはしてるけど、
日が昇ってくるといきなり気温が上がるのでくらくらする。
今日はほんとうに晴天でいい七夕だねえ。

シャネ Eメール URL (01/24 02:32) 編集・削除

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