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通せんぼ3:バージョンアップしました

◎通せんぼ3 ver3.1
http://www.chinjuh.mydns.jp/flash/tosenbo3.htm

サボテン
 増えました。とりあえず30より多くて100より少ない切りの良い数字+1個のサボテンを目指してください。

エンディング
 さあ、どうでしょう

パスワード
 これまでは何を入力してもドアが開いちゃったけど、ver3.1では決まった言葉を入力しないと開かないようになりました。日本語でカタカナ、もしくは英語で単数・複数の三種類が通るようになってる、はず。

 「通せんぼ3」には4.0という最終バージョンが存在してます。どうやったら行けるかは探してみて。4.0をプレイする方法は気づいても秘密にしておいてね。

蟹退治>今度は尻からですかっ

大腸内視鏡検査の朝

 はいはい。お楽しみの大腸内視鏡検査の日がやってきました。前日からのわびしい検査食に加え、ラキソベロン一気飲みをしたおかげで朝の便はほとんど水。水に溶けた便が多少入っている程度。そのような便が起床後一時間くらいの間に二度ほど出ましたが、それでおさまりました。朝出かける段階で、腸の中はほとんど空じゃんじゃないかと思います。

 先日、腹水を抜いた時に針を刺したあたりがかゆくなっていました。なんだろうってがんばって見ようとしましたが腹が巨大になっていて自分の下脇腹が自分の視界にはどーやっても入りませんっ。仕方ないので手鏡などを使い苦労して見たところ、傷はきれいにふさがっているのに、絆創膏を貼ったところが見事にかぶれてました。あちゃー、言われた通りにすぐはがしたつもりだったけど、体調が悪いせいか皮膚が負けたか。ちなみに、かぶれの痕はその後数日ずっとかゆかったです。採血や注射のあとに貼る絆創膏でもかぶれますから、何時間も放置せずにすぐはがした方がいいです。

そして今度はニフレック地獄

 検査の前は食事もとれないので、特に準備することもなく病院へ。すでに腸の中はからっぽなのに、それでも飲まなきゃならないニフレック。液体の下剤で「ポカリスエットに似た香りがしてまずい」と受付のお姉さんから説明されています。

 今日検査することになっている人たち七、八人がテレビとトイレのある部屋に集められ、ひとりひとりに二リットルずつのニフレックが配られました。麦茶でも作るようなボトルに入れられていて冷たく冷やしてあります。無色透明でパッと見は水にしか見えません。

 これを紙コップに注いで、最初の二杯までは十五分(計三十分)かけて飲み、次からは一杯十分のペースで飲むとだいたい二時間でのみきる計算になるそうです。ボトルの半分のところに赤いテープが張ってあって、そこまで飲むと一リットル。一リットル飲んでも便が出ない場合は申し出てくださいということでした。

 検査についての説明を軽く聞いて、飲み始めたのは午前十時。匂いをかいでみたら本当にポカリスエットみたいな良い匂いです。これなら大した苦痛はないのではと、油断してグイッとやったら……

 具謬ぎゅヴぇぐべぇがひゅうぅぅぅぅぅ

 な、なんじゃこの味は!!!

 しょっぱい、ような気がするけど完全な塩気を感じる直前で寸止めされたような味で神経を思い切り逆なでする不快感。苦い、ような気がするけど苦味をはっきり感じる直前でじらされているような苛立たしさ。そんなものがどことなく甘いような甘くないようなアイソトニック飲料っぽい顔をして「さあ飲め、死ぬまで飲め」と襲ってくる恐怖感。

 はっきり言ってこの世のものとは思えない不味さ。いまだかつてこんなに不味いものを飲んだことがあるだろうか。これなら苦丁茶かせんぶり茶の一気飲みを強要されたほうが何十倍もましだと思う。

 思わず咳き込んでしばらく止まりませんでした。これはキツイ。トラウマになる。色も映像もない不快感だけの悪夢を見そう。これを二リットルなんて絶対にいやだー!!!

 部屋にあるテレビはNHK総合なんて辛気臭いもの流しっぱなし。最初は高校野球で途中から長崎原爆忌の式典の中継でした。小泉純一郎の平和への決意なんか聞きながらじゃ不味いものが余計にまずくなる。一口のむごとに頭をかかえ、二口目には眉間やらこめかみやらを押さえて苦痛に耐える感じ。そのうち思考もおかしくなってきて、原爆で死んだ人たちは、「水、水」と言いながら亡くなったのだから、不味くてもニフレックを飲んでいる自分はひょっとしたら幸せなのか、いや、そうではない、やけどを負って瀕死の状態であっても、こんなもの飲まされたら末代まで祟ってやるという気持ちになるはずだ、などという不謹慎な想像までするようになってきました。

 しかもこれって、いわゆる下剤っていうのとイメージが違う感じ。ラキソベロンなんかは飲んでから一時間もするとお腹がゴロゴロいいはじめて「そろそろ下ってくるかな」って思うんだけれど、ニフレックは腹にたまっていくばかりで下る様子なし。飲み始めて一時間以上たってからやっと出るようになってきたけど、爽快に出るというより上からたまってきたから押し出されてきましたみたいな出方で不愉快きわまりなし。そのうち、胃にたまってる分がゲップをするたびに逆流しそうになってきました。

 先日の胃カメラで、胃には異常がないことはわかったので、たぶん腹圧のせいで胃腸の動きが鈍ってるんだと思うんです。便意もないのにトイレに行ってみたり、そこらを歩き回ってみたりいろいろするんだけれど、飲んだ分がうまく出てこなくて腹はへこまない。とてもこれ以上は飲めない、無理って感じになってしまいました。

 不味いので飴玉をなめて味を変えるといいですよと言われていたから、シークワーサー味のキャンディーなどを持参したのですが、そんなものなんの気休めにもなりません。もうだめ、無理、不可能。仮にあと一杯飲んだとして、そのあたりで物理的に腹に入らなくなると思う。

 まわりを見回すと、みんな黙々と飲んでます。おじいちゃんもいる。おばあちゃんもいる。そりゃ、他の人たちは腹水たまってたりしないと思うけれど、それ以前にこの不味いものをよくぞ……みんな偉い。全員に拍手をおくりたい。あなたたちは勇者だ。英雄だ!!

 でもね、誰も他人と口きいてないの。同じ部屋に七人とかいるのに、隣の人としゃべってる人とかひとりもいないのよ。たぶん口きいちゃったら「不味いですね」って話になるので何もいえないんだと思う。言葉にしたらもう終わり。自分をごまかして口に運んでいるから飲めるんだと思う。となりに座ってた女の人なんか、最初は女性週刊誌を見てたんだけど、もう読んでいるというよりイライラとめくっているだけで、その不快感が頂点に達していることが手に取るようにわかってしまう。

 わたしはというと、幸いその頃には便に固形物が混じらなくなり、黄色い透明な水しか出なくなっていたのですが、下剤はまだノルマの半分しか飲めていません。看護婦さんにもう無理だと伝えましたが「ゆっくりでいいですからもうちょっと頑張ってください」なんて非道いことをおっしゃる。ありえません。殺す気でしょうか。

 しかし、便は透明になっていますし、看護婦さんに確認してもらったところ、医者に話を通してくれたようです。もういいので午前中に検査してしまいましょうということになりました。消化器内科からまわっているカルテに腹水がたまっていると書いてあるので、検査の医師もそのへんを加味して手加減してくれたのだと思います。やったラッキー。みんなごめん、わたしはズルして先にすすませてもらうよ(T-T)/

 大腸内視鏡なんて初めてなので、検査そのものも不安だらけだったのですが、ここまで来るとニフレックの不快感から逃れられるというだけでもうどうなってもいいという気分になってきます。術衣に着替えてこっちへ来てくださいといわれた時は心の中で小躍りです。

 術衣はじんべえの上だけみたいなのを丈を長くしたもので、下は後ろに穴のあいた不織布のキュロットみたいなものをはくように指示されました。なるほど、これなら医者に見られるのはほとんど肛門だけですな。よく出来てる。

 検査の前に点滴針を刺されました。今回は会計にまわす明細書をメモってきたので何を使ったのかわかります。点滴されたのはソリタT3号という電解質の入った液体のようです。例によって針を刺すときにひと悶着ありました。右手出してというから素直に出したら、「刺さったけど液漏れしたから」とかいって「左にする」だって。

「左でいいなら最初から言ってよー。左のほうが刺しやすいんですよ」

と抗議したら医者が「ごめん」とかいって、他の医者にバトンタッチして逃げやがりました。これが内科や外科の外来やってる看護婦さんなら、見るだけでこの腕は刺しにくいって分かってくれるのに、検査系の医者ってほんっとダメ。MRIの造影剤を入れるときも、右腕に無頓着に針刺して漏れたっつって抜くし。おまいら何人に針さしたら刺しやすい腕とそうでないのを見分けられるようになるわけ? わたくし、献血マニアだったので針の刺し方には少々うるさいのよ。

 バトンタッチされたお医者さんは、どうも一昨日の胃カメラの人のようでした。今日も同じような鎮静剤をうちますからねーと点滴チューブの途中に注射器さして何か打ってた。メモによると、ロヒプノールという睡眠薬と、オピスタンという麻酔薬のようです。胃カメラの時の薬もほぼこんな感じでしょうね。明細にはアネキセートというロヒプノール(ベンゾジアゼピン系)の薬の効き目を解除する薬も書いてあったので、どっかのタイミングでそれも打たれたかも。

 ロヒプノールは前に錠剤で飲んだときは大した効き目を感じなかったけれど、さすがに静脈注射されると速攻ききます。「ああモウロウとしてきたわー」と思ったあとの記憶はほとんどないです。気づいたらしりからカメラが入った状態です。明細に「キシロカインゼリー」ってのがあるので、おそらく肛門にぬりたくって潤滑剤にしたもよう(検索するとSM用品として売られてたりして爆笑です)。

 内視鏡検査というのは、技師の腕次第で痛みがほとんどないそうですが、確かにぜんぜん痛みはなかったです。一度だけ急にお腹が張ったような痛みがあったので「いててて」と言ったら、検査するのに空気を送り込みながらやってるせいだということでした。

 そんなこんなで検査は滞りなく終わり、その場で「何か変なものは写ってましたか」と聞いたら「いや、大腸は大丈夫ですよ」との返事。大腸は大丈夫だけど直腸は……とかだったらイヤだけど、病変を削り取るような作業はしなかったみたいだから、本当に異常はなかったんだと思います。

 検査の後もしばらくベッドの上でうごけませんでした。ソリタT3号の点滴がまだ終わらないからです。途中で胃カメラの時の休憩所にストレッチャーごと移動されて、点滴が終わるまで居眠り。検査の時に空気を入れてるのでオナラが出そうなんだけど、出すと実も一緒に出てしまいそうだと看護婦さんに言ったら、中身は検査のときに吸い取っちゃったから何も残ってないと思いますよーといわれて安心してブリブリ。大きなオナラを遠慮なくするのって気持ちがいいわ。カーテンの向こうにこれから検査する男の人とかいるみたいだけど知ったこっちゃありません。

 そんなこんなで一時間くらい休んで帰っていいよって許可が出ました。起きたら突然便意がおそってきてトイレに行ったら黄色い液体がジャーでした。今頃かよ。一リットルは飲んでるはずだから、全部出るまでこの調子でトイレとおともだち状態だと思います。

 幸か不幸か紙おむつは必要なさそうです。でも、かるく肛門が痛いんです。アナルプレイをした後ってこんな感じになるんでしょうか。思わぬところで疑似体験をしたような気分。

教訓
 大腸内視鏡検査は恐くない
 でもニフレックは死ぬほどこわい

大腸内視鏡検査のまとめ

 病院によって(あるいは検査開始の時刻によって)やりかたは少し違うかもしれないけれど、わたしが受けた検査(お昼過ぎに開始予定)はこんな流れでした。

1. 検査前日は腸の中を空にするために、低残渣食という食事をする。お粥やお豆腐の味噌汁など、腸にたまりにくい食事で、自分でも作れるけど、面倒くさい人はグリコのエニマクリンという検査食を買って食べる。三食+おやつが入って1480円。

2. 検査前日は、夜七時までに夕食を済ませ、九時にラキソベロンなどの下剤を飲む。夜の間は水分はとってもよいが、牛乳・アルコール・乳製品飲料は不可。あと、野菜ジュースのようなものもやめたほうがよさげ(繊維が入ってるから)。

3. 検査当日は何も食べない。水は可。普段飲んでる薬がある人は朝七時くらいまでに飲んでおく。ちなみに、検査前に飲んではいけない薬もあるので必ず事前に聞いておくこと。

4. 病院へ行き(自宅でやる場合もあるらしい)、ニフレックなどの液状の下剤を二時間かけて二リットル飲む。その間、下剤の味をごまかすためにあめ玉をなめてもいい。色のついていないものを用意してくださいと注意されたけれど、赤や青のどぎついものでなければ大丈夫らしい。わたしは黄色いシークワーサーキャンディーと、UHAUHA味覚糖の純露を用意して受付で聞いたところ、どちらもOKだった。

5. 下剤は腸をからにするために飲むので、全部飲むまえに空になってしまったら、もう大丈夫かどうか看護婦さんに確認してもらい、医者にOKをとってもらうと早めに解放されることがある。必ず「お医者さんに聞いてください」と頼むこと。看護婦さんレベルでは決断できないから。便が透明な水(黄色くてOK)で固形物が混ざっていなければ大丈夫、らしい。

6. 尻のあいた検査着に着替えて、点滴などうたれながらアナルプレイ。睡眠薬を使う病院なら、ほとんど苦痛はなく気づいた時にはもう終わってる。

お会計

基本診療料 210円
検査料 6840円
合計 7050円也

 内視鏡検査は尻からでも口からでも金額は変わらないらしい。

コメント一覧

Sari (10/27 06:08) 編集・削除

私のときは、トイレに駆け込むたびに流さずボタンを押して
看護師を呼んで見てもらい、OKだったら飲むのをやめて検査でした。
去年は順調に行って、検査も本当にやってんの?って位無痛で上手だったので
今年も、と思ったらヘタな(?)若い医師で苦しかった~!
おまけに妙に長かったし(;;)
どちらもポリープ2個取って一泊入院で3万円台でした。
指名もできるそうだから、来年は違う医師にしよう・・・

珍獣ららむ~ (10/27 06:46) 編集・削除

 わたしがやったとこも出たら看護婦さんを呼んで見てもらう感じだったけど、常にじゃなかったですねえ。飲み終わってからはトイレに行くたびに呼んでください、とかだったかな。

Sari (11/10 22:52) 編集・削除

さっきTVで「仮想内視鏡」というのを紹介していました。
見ました? あれだったら楽だったのにな~。

珍獣ららむ~ (11/12 12:56) 編集・削除

 見た見た。見ましたよ。ぱっと見楽っぽかったですねー。でも、あそこまで精密な断層画像を撮るためにはやっぱり絶食と下剤が必要ってことはないんでしょうか?

 それでも鎮静剤を打たれたり尻からカメラを入れられたりしない分確実に検査時間は短縮されるでしょうし、体への負担は減ると思いますけど。

珍獣ららむ~ (11/12 15:44) 編集・削除

仮想内視鏡の手順をみつけました
http://www.yamashita-hp.jp/g/f32ct.htm
・腸の中をカラッポにするために下剤の前処置が必要
・腸の動きを抑える筋肉注射
・お尻より空気をいれ、

 内視鏡で腸壁を傷つける心配がないこと、麻酔薬の副作用の心配がないことを十分承知の上で書くんですが、楽なの医者だけじゃん(~-~;?

Sari (11/12 23:09) 編集・削除

見てみたんですが、
「10mm以上の病変を見つける能力は97%以上で、6mm~10mm未満でも70%の病変を見つけることができました」
と、あるけど医者が目視の場合は、どの程度の発見能力があるのかしら・・・

前々回は、短い時間でポリープを切り取るときだけつらかっただけでしたが、
前回は長くて、苦しくて体が伸びてしまい何度も看護士に足首を押さえられました。
あんまり短いと「ちゃんと見たの?」と思うし、あまりに長いと「何やってんだよー」と思うし、どちらにしても不安が残りました。

医者の腕の差がなくて所要時間が安定しているなら、こっちの方がいいかな~、なんて(^^;

珍獣ららむ~ (11/13 19:47) 編集・削除

 単純な健康診断で、十中八九異常のないことが想定できるなら仮想内視鏡のほうがいいかもしれないけれど、何か異常がありそうなら最初から内視鏡入れちゃったほうがいいような気も。

 テレビでは検査結果がその日のうちに出ていたけれど、大勢を一度にこなすようになったら結果は後日郵送で、とかになりそう。そんなんで異常がでた日にゃあ、まーた一日がかりで低残渣食を食べて、下剤飲むところからやらされるんじゃないかと。仮想診断じゃポリープ取ったりはできないですしー。

いろいろ

 しばらく日記を書いていなかったんですが、実はさまざまなイベントがありまして……

河原でバッタを食べたり

 先々週はbugeaterさんのところで浅川の河原でバッタをとって食べる会に参加しました。バッタも美味しかったですが、bugeaterさんが持ってきてくれた蜂の子がベリー旨かったですよ。タマリンドで煮込んだ蜂の子ペーストが最高。温かいご飯がほしかった。わたしもサクサン入りのサモサを作って持って行ったらちょっと好評でした。会の様子はbugeaterさんのブログで紹介されてます。

◎バッタ会の様子
http://musikui.exblog.jp/6635247/

◎サクサン入りサモサの作り方(紹介してもらっちゃった)
http://musikui.exblog.jp/6641428/

ムツゴロウ王国を見に行ったり(not 北海道)

 東京ムツゴロウ王国がついに経営不振で撤退することになったというので先週はサマーランドのとなりまで見に行ってしまいました。うーん、たしかにこれはさびしい。撤退するってニュースになった直後だというのに駐車場はガラガラ。ゴーストタウンかと思うような有様。まあ、園内にはそれなりに(あくまでそれなりに)人はいたけれど、撤退のニュースが流れた直後の日曜日だっていうのに、あの人数しかいなかったら生き物を維持するのは難しいだろうなあと。

 そもそも、東京でムツゴロウさんの動物王国は何をしているかというと、いまいち何をしてるのかよくわからない。いるのは犬がたくさんと猫と馬で、有料で馬に乗れたりするけど乗馬を教えてくれるというのともちょっと違う。馬と親しむ程度(まあ、それも楽しいけれど)。囲いのある場所に放し飼いの犬や猫たちとふれあったり……うーん、それならわざわざあきるの市まで出かけて行かなくても二子玉川にナムコがねこたま・いぬたまとかいうのを作っていたような。あたりは自然にかこまれてとても良いところなんだけど、良い環境を満喫できるような感じでもないんだよねえ。

 その「よくわからない」「行く理由がない」を絵に描いたような場所が東京ムツゴロウ王国で、平たく言うと売りになるものが一個もないんだよね。そうとうキビシイ。

 ただねー、行ってみてわかったけど、もし犬好きだったら、あそこは楽しいよ。可能ならば何度も通ったほうがいい。通えば犬はぜったいに顔を覚えてくれるから、自分より大きな体のマスチフ犬なんかと濃厚なハグとかして体中犬くさくなってごらんなさいよ。そうとう和むよ~。そうそう、犬を飼ってる人は愛犬同伴でも大丈夫なのね。ドッグランもあって犬に理解のあるスタッフも揃ってるから。

 そこでネックになるのが都心からの遠さと入園料なんだけど、入園料がいっちょまえに1700円(子供700円)もしやがるのよっ。そりゃ動物を飼うのはお金がかかることは知っているけれど、動物園じゃないから見られるのは犬と馬と猫だけじゃん? それで1700円というのはかなりのガッカリ感があるね。さらに駐車場の高さだよ。なんせ辺鄙なところだから車で行かなきゃいろんな意味でアレなんだけど、駐車料金が一日1200円だったかな。ガラガラの駐車場なのに、ですよ? 中で昼食をとると一人前1000円なので、 もし子供二名をふくむ家族四人で行ったとすると、1700*2+700*2+1000*4+1200=10000円也……無理っす。通えません。これじゃリピーターになりたくてもなれませんて。

 そんなこんなで悪循環。入園料が高い、人が来ない、来ないから経営が苦しい、入園料を下げられない、人が来ない、来ないから経営が苦しい……ぐぇぐぇぐぇぇぇ。

 ムツゴロウさんのネームバリューで人を呼ぶことはできないのかと思うけど、もらったイベントの予定表を見て、さらにぐえぇぇぇ。毎月ムツさんがティーチ・イン(講演会?)をしてるんだそうですが、参加費がなんとびっくり10000円。桁まちがってませんよ。一万円。何をどう教えてくれるのかわからないけど、ムツゴロウさん、それはちょっと……orz

 でもでもー、午後から石川さんという犬の偉い人が犬や馬についてのいろんなことを無料で話してくれるイベントをやっていて、これがとても面白かったよ。この人の話はわりと極論が多いんだけれど、すべては経験から出たものだからわりと納得のいく話ばかり。机上の知識ばかりで頭でっかちになりすぎているペット業界はアッパーカットをくらわせて、動物たちには限りなき友情をもって接する面白いおじさんだった。ムツゴロウはどうでもいいや。石川さんの話が聞けたから、わたしは満足だ。

 石川さんがいうには、あきる野市からは撤退して一度は北海道に帰るけれど、首都圏への進出をあきらめたわけではないので、また必ず戻ってくると言ってた。すっかり石川さんのファンになったわたしは、よし、頑張れ、きっと戻って来いよーと思ったけれど、そこでまたネックになるのが入園料と都心からの遠さでー、ひゅーどろどろどろ。一体どうすれば人は動物王国に興味を持ってくれますかね。

 あ、書き忘れてたけど、王国内にはレストランがありまして、レストランといってもオープンカフェ的なやつなんですが、ひと皿にご飯・メインの肉料理(数種類から一種類選べる)・サブメニュー(数種類から一種類選べる)・サラダ類(数種類のうち三種類選べる)をのっけてくれるシステムで、こんなところで食べるもののわりに、どれもまともな料理だったよ。

 そんな東京ムツゴロウ王国は11月25日までサマーランドのとなりで営業してます。これを逃すとしばらく北海道へ行かないと王国の犬たちとハグして全身犬くさくなったりできません。みなさんふるって犬くさくなりに行ってくださいね。飽きたらとなりはサマーランドですからー(ちなみに別料金でーす。ぐぇぇぇぇぇ)。

◎公式サイト
http://www.tokyo-mutsugoro-oukoku.co.jp/

ファイル 187-1.jpg
▲入り口では犬たちがお出迎え……

 でも、お客さん集まってきたところでスタッフが「○○(犬の名前)おいで」って犬つれてどっか行ってしまった。お客おいてけぼり。一体あれはなんだったんだ。

ファイル 187-2.jpg
▲これは、ニューファンドランド犬かな? なでてもつついても、ずーっと寝てた。

 写真はとりそびれたけど巨大なナポリタン・マスチフが二頭いて感動ですよ。それこそ人間より大きい感じの犬ですが、とてもおとなしく、人にふれられるのが好きみたいでした。大きな犬だから危険という発想は間違ってる。飼う場所と食費の問題さえクリアできればこういう犬のほうが飼いやすいかも。

 逆に体の小さな(といっても中型犬程度)のメキシカンヘアレスは、ちょっとしたことでピョンピョン跳ね回り、かけずり回るので、都会で飼うのは難しいかも。

 とにかく犬たちの自由な様子が見られるので、これから犬を飼いたい人が自分のライフスタイルに合う犬種を探すのにはとても良いです。

ファイル 187-3.jpg
▲1000円のランチプレート

 のっける料理は選べる。量も見た目よりちゃんとあるし、わりと美味しい。料理がまともなのは評価できる。

# 写真を間違えてたのでアップしなおしました(汗)

ファイル 187-4.jpg
▲石川百友坊(犬エリア)

 ここにさまざまな種類の犬と猫が放し飼いになってる。放し飼いといっても逃げ出さないようにちゃんと管理されてるみたいよ。逃げちゃう犬(サモエドにそういうのが多いらしい)はケージの中にいたから。犬は夕方に餌をもらうんだけど、餌の時間が近くなるとソワソワしはじめるみたいなので、じっくり犬と遊びたい人はお昼ごろを狙うといいんじゃないかな。

 客が少ないというわりに大勢お客さんが写っているのは「これから百友坊で石川さんの解体新書(無料のプチ講演会)があります」というアナウンスが直前にあったから。園内からほぼ全員集まっちゃってる状態でコレなので、むしろ少ないのです。

ファイル 187-5.jpg
▲入り口にあった猫神社。中で猫が寝てる。

 お賽銭がもらえるとぼくたち(猫や犬や馬)の食事が豪華になるってはり紙がしてあったんだけどね、なんかビミョー。ムツゴロウの動物王国は、ムツゴロウが好きで動物を集めて作った王国だと思うんだけど、それが苦しくなったからなんだっつーんですかと、軽いイラダチを覚えるのはわたしだけ?(ちなみにわたしはアンチムツゴロウではありません。信者でもないけど、好きか嫌いかの二択なら好き側よ)。

 そういう姑息なことをせずに「苦しいからカンパしてください」とか素直に言ったほうが印象がいいような気がするなあ。パンダの里親制度みたいに食費を負担する会員を募集するとかもアリかなと。

たずね歌いろいろ

 ちゃんと覚えたいのにCDも手に入らず覚えられない曲というのがけっこうありまして、いくつかmidomiで録音してみました。覚えてる方いらっしゃいませんかねー?

ああサバンナ?
パンダのうた(タイトルよくわかんない)
愛は時をこえて?
ひよこのヒーとピー
ゴキブリゴッキーの大冒険?
パンポロリン関係いろいろ
どっかの県の子守歌(ねんねしなされ)
わなわなげたげたふにょふにょ?
↑もしかするとoperaだと凍り付いて見られないかもしんない。firefoxとIEなら大丈夫。悪いのはわたしじゃなくてmidomi。なんとかしてほすぃね。

 どれもリンク先で音がなりますので大丈夫なところで聞いてください。各ページに手がかりになりそうな説明も書いておきました。中でもゴキブリゴッキーの歌はそうとう覚えたいです。昔、読者の方から「一番の歌詞なら完璧に覚えてる」というメールをもらいました。その方が書いてくれたのはこんな歌詞でした。

どうしてボクを嫌うのさ
何もしなくても目の仇
散歩していた流し台
逃げて坊や!とママの声
慌てて下水へ飛び込んだ
湯気の向こうに倒れたママに…
ザーザー降ってた熱いお湯
流れの中にちょっぴりと
ママの匂いが匂ってた

 途中の曲を覚えておらず、歌はこのあとも続くはずです。

タグ:midomi 動物

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Sari (10/24 22:20) 編集・削除

サクサンて、お蚕さんのサナギのことですか?
子供の頃、蚕糸試験場に勤めていた人から数え切れないほど
幼虫をもらって、毎日桑の葉をやって育てました。
お菓子の空き箱4つくらいにたくさんいて、夜中にもサワサワサワサワと葉っぱを食べる音がしてました。
新幹線みたいな顔で、触るとひんやりしてとてもかわいかったです。
大半はうちわの骨に蚕を作らせて絹のうちわを作り、残りは蚕蛾にして卵を産ませました。
その後どうしたのか、なぜか記憶がありません。
祖母の家でも蚕まで育てて、さなぎをゆでて(これ、すごい臭いでした^^;)半分を粉にしてカプセルに詰めてました。半分は甘辛く煮付けて佃煮にしていたようです。形が分からなければ私も食べられるんですけど(^^;)

耳鳴りがあるので、タマリンドで煮込んだ蜂の子ペーストが気になります。蜂の子って高いんですよね・・・

珍獣ららむ~ (10/25 07:56) 編集・削除

 サクサンは日本で言うとテンサンの仲間で、いわゆるお蚕さんとは違ってもっと巨大なんです。香りもお蚕さんの蛹ほどは強くないです。中国で糸を取るのに育てていて、蛹は茹でておつまみにしたりするみたい。初心者は形が見えるとキツイでしょうけど、味はとてもいいので身をほじくり出して料理に使っちゃったら抵抗ないと思います。

 蜂の子は長野で蜂追いをして取ったやつではなく、駆除業者におねがいして薬を使わずにとったキイロスズメバチ、オオスズメバチその他の幼虫を巣ごとゆずってもらったそうです。それでも贅沢品ですねー。自分じゃ恐くてとれないもん。来てた人たちは遠慮してろくに手を出さなかったみたいだけど、わたしゃ残ったのも平らげて帰りましたよ。あれはもう、虫料理じゃないです。普通に美味しい。蜂の子で耳鳴り……と思って検索したら、おっ、なんと耳鳴りの妙薬として話題になっていたのですね。しまった、ぜんぜん知りませんでしたよ。

 お蚕さんの話、面白いですね。カプセルに詰めるというのは健康食品として飲むためかしら?

sibaken (10/26 10:38) 編集・削除

ナポリタン・マスチフ激しく見てみたいです。
犬を見るだけならいぬたまでもいいと思ったらいつの間にかなくなってしまったようですね。
犬や猫の施設って経営厳しいんでしょうかね。

珍獣ららむ~ (10/26 15:26) 編集・削除

 あれま、いぬたまは終わっちゃってたんですねー。犬にかぎらず、動物を大規模に飼うのはお金がかかるのかもしれませんねえ。

 ナポリタン・マスチフはすばらしいですよ。昔、手塚の漫画に顔の皮がびろーーーんと伸びていろんな形になる犬が出てきたけれど、漫画の犬みたいに顔の皮がダブついててすごいです。皮がダブダブなので口がちゃんと閉じず、よだれがべろべろ出てるのもすごいです←こういうことを書いてると犬嫌いなのかと思われそうですが、<b>めちゃくちゃ好きですっっ</b>。あ、タグは使えないんだった。

 街角で出会う犬は、人になれてるかどうかわからないので手を出さないようにしてるんですが(自分が怪我するのを心配しているのではなく、何かあったときに飼い主が困ると思うから!)王国の犬は子供の頃から触りまくって育てているそうで、「触ってあげてください。言葉は通じません。触れてあげることで犬が安心します」って言われます。触りまくりです。

 チャンスがあったらもう一回くらい行こうかと思います。今度はナポリタンを写してきます。立派なオスのナポリタンと、オスよりはひとまわり小さくて見事な虎毛のナポリタンがいましたよ。

Sari (10/27 06:27) 編集・削除

やはり体に良いと言って、近所の人にもカプセルあげてました。
蚕蛾って飛べないんですよね、うろうろパタパタと歩いて、
油断していると畳や菓子箱の壁に卵を産みつけようとしてました。

真っ白で小さくて、蛾はもちろん蝶も怖い私でも可愛いと思いました。

西丸震也(字違うかも)さんの本に、アフリカで巨大な蛾の幼虫を焚き火で少しあぶったのを、端っこを切り、
「ちゅっ」と吸って食べた話。
北海道の無人の海岸に打ち上げられたアザラシだかトドだかに産み付けられたハエの蛆で、
デンブを作って役場の人たちにふるまったら、おいしいおいしいと食べた話とか思い出してしまいました。
食後に説明した結果は、ご想像通りです(笑

珍獣ららむ~ (10/27 06:58) 編集・削除

 日本で普通に飼ってるカイコと、サクサンやヤママユみたいなテンサンはまるで別の虫なんですけど、なぜかどちらも羽化するとすぐに卵を産み始めますね。メスしかいない飼育箱の中でも生み始めるので、あらかじめ卵ができていて、時が来ると交尾を待たずに生み始めちゃうんでしょうねえ。

 アフリカの巨大な蛾っていうのが気になりますねえ。オーストラリアのウィチェッティ(ボクトウガ科のなんかの幼虫)は有名ですけど。

 ウジは、イエバエのだと思うと糞にわくのでゲロゲロですが、肉や魚に卵を産ませたのだったら個人的にはそれほど抵抗ないかもー。たぶん蜂の子と同じような感じだろうな。マルタ島あたりではウジのわいたチーズをウジごと食べるそうだけど、チーズに湧いたのなら別に平気(笑)

替え歌をいくつか

 しばらく前からmidomiというところで遊んでいるのですが、せっかくなので著作権の問題でわらべうたのコーナーには掲載できなかったいくつかの替え歌をmidomiで録音してみました。

パンダちゃん(ガッチャマン)
たのしいお葬式(うれしいひなまつり)その1
たのしいお葬式(うれしいひなまつり)その2

 リンク先でいきなり音がなります。仕事中の方は音量注意。音なし、歌詞のみで楽しみたい方はこちらへどうぞ>主に群馬のわらべうた


 こういう替え歌は、たぶん全国にあって、しかもバリエーションもあると思います。よろしかったらみなさんもmidomiで歌ってみてください。IDは簡単にとれます(無料です)。midomiはお手軽なので、わらべうたの記録もここでやるといいかもしれません。粗末なマイクひとつでフォークロア収集ができますよー。

タグ:わらべうた midomi

蟹退治>検査食のはじまりはじまり

 さて、次は恐怖の大腸内視鏡検査です。胃カメラと違ってこっちは大変なのです。前日から、検査のために特別な食事をしなくてはなりません。レシピどおりに自作する方法もありますが、めんどくさいのでグリコのエニマクリンとかいう検査食を買いました。朝粥からはじまって夜はスープのみで終わるという、だんだんさびしくなる食事です。そんでもって寝る前にラキソベロン(下剤)一気飲み。当日はナントカいう液体下剤を二リットル飲まされるそうです。こんな検査を病人にさせていいのかというくらいキビシイ検査らしいです。うげえ、もういやだー。

グリコのエニマクリン(大腸検査食)

エニマクリン
 こんな感じの箱に一日分の食事が入ってる。税込み1554円ナリ。

エニマクリン
 中はこんな感じで、朝・昼&間食・夜と別の箱に入ってます。妙に過剰包装です。

エニマクリン
 箱の中はレトルトの粥とフリーズドライのスープ類。

 いっちょまえに間食がついてたりするんだけど、内容はビスケットとキャンディー、エネルギー補給ドリンクの粉。スポーツドリンクみたいなのだったらいいんだけど、シャンピニオンエキス入りって書いてあるからスープかもしれない。

朝食

エニマクリン
 明日は肛門から内視鏡を入れて大腸を見る、大腸内視鏡検査というグロ系検査を受けるので今朝から食事は検査食です。昨日の日記の最後にチラッと書いたグリコのエニマクリンという検査食を買いました。朝と昼はお粥+汁物で、夜はポタージュスープです。お粥はレトルトパックなのでお湯で温めるか皿にあけてレンジでチンすれば食べられます。

 寝ぼけながら適当にやってたら、うっかり昼用の粥と澄まし汁をあけてしまいました(上の写真)。朝も粥なので大した違いはないと思われます。味はー、うーん、まあお粥さんだし、こんなもんじゃないですかね。味が薄いような気がするけど、醤油をかけるくらいなら問題ないはずなので適当に味付けしちゃえばよいし。

昼食と間食

エニマクリン
 昼です。間違えて朝食に昼のお粥を食べちゃったので写真のものは朝用の白粥です。軽く塩味がついてます。鰹節のふりかけがついてましたが朝ものたりなくてかけて食べてしまいました。汁は豆腐とお麩の味噌汁です。貝汁を思わせる出汁がきいてます。

 さすがに味もそっけもないお粥が二食つづくと嫌になってきます。これが中華粥だったりすれば苦痛じゃないのですが。お粥ならなんでもいいというわけではなくて、種とか皮とか、腸に残りやすいものを使わずに作らなくてはならないようです。そうすると病人食みたいなものになってしまいます。お味噌汁をすすりながら食べましたが二割くらい残しました。

 下の写真は間食用のビスケットとキャンディー。ビスケットは口の中で溶けてしまうようなウエットなタイプでバターのいい香りがしてとても美味しいです。さすがはお菓子メーカー。グリコの面目躍如といったところでしょうか。お茶やジュースなどは夜まで自由に飲んでいいようです。ただし、果肉などが含まれていないもののみ。

 このほかに間食用としてエネルギー補助ドリンクなるものがついているのですが、得体の知れない不気味さがあって封を切れません。お湯か水で溶かしてのめって書いてあるんですけど、水でもいいってことはスポーツドリンク系なんでしょうか。でもシャンピニオンエキスが入ってるって書いてあるのよねー。

間食(飲み物)

 昼食を八分目でやめているので空腹感があります。ビスケットとキャンディーで紛らわしていましたが、ネタなのでエネルギー補助用ドリンクに手を出してみました。

 封を切ってみると、中身は白い顆粒で、いわゆるスープのようなものではなさそうでした。水で溶かしてみたところ、面白くもなんともないアイソトニック飲料のようなものが出来上がってしまい、なんのネタにもなりませんでした。この世のものとは思えないような不味いものを期待していたのに。

 お湯で溶かせと書いてあるのは水だと溶けにくいからでした。溶かしてから冷やして飲めということみたいです。味はポカリかアクエリアスかといったところ。それなりに美味しいです。キノコの味はしませんでした。

夕食

エニマクリン
 そしてこれが夕食のポタージュスープ。クルトンらしきものがちょっぴり入ってます。味はフツーです。こんなものが不味くなりようがありません。

 夕食もとったので、次は八時過ぎごろにラキソベロン一気飲みに挑戦したいと思います。

下剤(ラキソベロン)

ラキソベロン

これがラキソベロン(下剤)。中身は無色透明の液体です。小さいし、こんな程度のものなら簡単に一気飲みできるって思うでしょ。

 たしかに飲むのは簡単。でもさ、これって普通はコップ一杯の水に二、三滴落として飲むものなんだよ。それでちゃんと下る薬なのー!

# 二、三滴はさすがに少ないです。大人だと適量が10滴くらい。

一緒についてきた説明

 一緒に入ってた注意書き。全部飲めって書いてある。マジで?

 飲んでみた。コップ一杯の水に混ぜて。匂いはなく、味は甘いので簡単に飲めました明日も下剤を二リットルも飲まされるってことなんだけど、せめてこのくらい飲みやすいといいのに。

 でも、便秘症でもなんでもないのに、こんなの丸ごと一本飲んじゃって明日の朝どうなっちゃうんだろう。トイレから離れられなくなったら検査にも行けないんじゃない?

 今日は大事をとって早く寝ることにします。下痢で睡眠不足なんて嫌だしねー。

明日を待つまでもなく

 ラキソベロンは思ったよりいい薬でしたよ。たしかに一本丸呑みは強烈で、朝どころか二時間後にはもう効いちゃって二度もトイレで水便を出しましたが。お腹がごろごろ言うくらいで腹痛は伴わないし、自然に出ちゃう感じです。乳幼児にも使うと聞いたことがあるので体にやさしいのかも。

 ふと思い出したけれど「ラキソ」という言葉はナントカ語で下痢を意味する単語だったと思います。少なくともエスペラントではラクソ=下痢なので。ヨーロッパ言語の何かが元ネタのはず。たぶんラテン語かな。

 外国語が堪能でも病気の名前まで知らんって人は多いと思うんだけど、ラキソ=下痢を覚えておいたら、お腹をおさえて「ラキソラキソ」と繰り返したら、医者には通じるんじゃないかなぁと妄想してます。まだ試したことはないけど。

# ちなみに、ラキソベロンに似た液体で小瓶に入った下剤は他にも何種類かあったような気がするんです。だから病院によっては違うのくれるかもしれません。他のは飲んだことないので味はわかりません。

コメント一覧

珍獣ららむ~ (10/24 17:09) 編集・削除

 さすがに長いから今日はこの辺で。転載ネタが続くから明日もやろうかなあ。

ひろこ (10/24 23:49) 編集・削除

この記録をリアルタイムで読んでたおかげで、
昨年末からの、姑の肺ガン発見から手術、その後まで、
いろいろちゃんと対応できましたよ。

病気の本人の方も、何をされるのか分からないより、
治療とか副作用とか病院生活とかの、
大まかな流れが把握できるのは心強いよね。

ほんと、これはとっても役に立つ記録だと思うの。