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自然関係日記

 密かにいろんなものを飼ってる珍獣でーす。

セスジスズメが羽化したよ

 しばらく前にセスジスズメの終齢幼虫をつかまえてきて蛹化させたんだけど、それが昨夜羽化して飛んでいきましたとさ。

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 詳しくは後日、写真をまとめて博物誌にでもつっこみますよ。

フタホシコオロギが成虫になってしまったのよ

 ウシなんとかさんの餌用フタホシコオロギが成虫になってしまいましたことよ。

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▲オス(成虫)
 ほら、ちゃんと翅が生えてる。尻の真ん中の突起は翅の先についてる突起で産卵管じゃないみたい。これはオス。翅の付け根に白っぽい部分が二カ所あるのが……この写真だとわかりにくいか。


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▲メス(成虫)と若いオス
 翅がないのが若いオス。お尻に突起が二本ある。メスだとこの時代から産卵管があって突起が三本になるからこれはオス。翅のあるほうがオトナのメス。よく見ると、翅の先の突起の下に産卵管があるのが見えるんだけど、この写真じゃわかりにくいかも。

 このオス・メスの見分け方は、他の種類のコオロギにも通用すると思います、たぶん。

 フタホシコオロギは、体は大きいけど鳴き声は小さいです。チッチッと時計の秒針みたいな音で鳴いてる。うまくすると繁殖させられるかもしれないけど、今日また戸ヶ崎のラフレシアに行ってみたら、イエコオロギが入ってたので50匹買って来ちゃった。400円だった。買った方が楽かも。手間をかけるならバッタをとってきたほうが楽しいし。

ベニシジミ関係

 ネタ袋には更新情報を載せたけど、こっちにも。幼虫が蛹になって羽化するまでの記録。

◎博物誌・ベニシジミ
http://www.chinjuh.mydns.jp/hakubutu/musi/zz000069.htm

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珍獣ららむ~ (07/24 20:13) 編集・削除

 イエコオロギうるさすぎ。50匹もいるからではなくて、鳴き声でっかい。エンマコオロギみたいに情緒のある鳴き方じゃないしなあ。

 でも、検索するとフタホシコオロギは鳴き声がうるさいと書いてるサイトがけっこうある。うちのは秒針みたいな小さな音でチッチッって鳴くだけなのに。なんでだろ。

蟹退治>そしてJ大学付属病院へ

蟹退治、前回までのあらすじ。

 土曜日に駅前のD病院で「腹水がたまっている。女性でこの症状なら、最初に疑うのは婦人科の病気」と言われ、J大学付属病院に紹介状を書いてもらい、それまでのつなぎとして利尿剤(ラシックス)をもらった。腹水による腹満の緩和が目的。

 

利尿剤の副作用?

 日曜日。利尿剤を飲み始めて二日目。尿量が少し増えた気がする。お腹の張りも少し楽になってる。その代わりと言ってはなんだけど、軽く動悸がする。血圧が下がってるのかも。

 わたしは水を多く飲むタイプで、一日に1.5リットルくらい飲んでしまうことがある。もっとも、それは健康な時の話で、お腹が出っ張ってきて息苦しくなってからは、500ミリリットル飲めば多いくらいだったかもしれない。なんせ食事ですらろくに食べられないくらいだったから。

 水分の摂取量が減っていて、しかも飲んだ水はお腹にたまってしまう。そこへ利尿剤を飲んで尿として水が出てしまうので、血液量に水分がまわらない→血液量が減る→低血圧でドキドキハァハァ。絵に描いたような状況だ。予想の範囲内だし明日までのつなぎだから別にいいんだけど。

J大学付属病院へ~問診票でドキドキハァハァ

 月曜日。予定通りJ大学付属病院へ。

 検査でたらい回しにされることは想定の範囲内なので家を早く出なきゃならない。ゆっくり朝食をとる暇がないのでヨーグルトで軽くすませて利尿剤を飲んでから家を出た。病院についたのは8:45ごろ。こんな朝早くから大勢人がいてげんなりする。

 婦人科でD病院から借りてきたX線とCTの画像を渡して受付をすると、問診票を書いてと言われた。年齢・体重・病歴・飲んでる薬・アレルギーの有無・どんな症状が出ているかなど、ありがちな内容の他に、女性の場合だと内科や外科の問診でも妊娠の可能性があるかを聞かれる。病気の症状ではなく妊娠が原因ということもあるし、妊娠中に飲まないほうがいい薬や、しないほうがいい検査もあるから聞かれるのは当然。

 婦人科の問診票は、基本の質問に加えて性経験があるかどうかなんて項目があるのだね。ああ、そこの殿方、お茶吹き出さないように。ビックリするのは殿方だけじゃないかもね。婦人科を受診したことのない女の子も、そんな質問されたらイヤだって驚きそう。

 性の経験がなくたって婦人科の病気にはかかることがあるでしょう。ところが、婦人科の検査というのは、経験がなくとも経験上必要な部分に器具を挿入して色々とナニなことをするわけで……ってぼかして書くとよけいにドキドキするからヤメレ。まあ、平たく言うと、経験のない人は、女性器の入り口も小さくすぼまっているから、検査用の器具も小さいのを選ぶ必要があるかもしれないので、恥ずかしがらずに正直に答えておくべきかと。他にも理由があると思われますが、わたくしは専門家じゃないのでわっかりません。

 他に初潮がいつか、生理周期は何日くらいか、最終生理日がいつだったか、なんて質問もあったような気がします。これも女性の体調を知るには必要な情報です。

 どう? すこしはドキドキした?
 進行が遅くて退屈させてそうな気がするので男性読者にもサービスで(いらんことすんな?)。



 どんどん先に進めたいんだけど、長文が続くのもアレなのでいっぺん切ります。続きはまた明日にでも。ちょっとペースを上げなきゃねえ。

ローソンのからあげクンは伝承のコップ

 いつぞや大騒ぎした薬包紙も、商品を包むために特化した実用的なおりがみですが、最近ローソンで売られてるからあげクンの包み紙が、伝承のコップだということに気づいて、なんだかうれしいわたくしです。捨てる前に写真とって記録。

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 買うとこんな感じで蓋をしてくれる。この状態だとニワトリが目をつぶってる。

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 蓋をあけるとニワトリが目をさます。

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 折り方は伝承折り紙のコップ。子供の頃に最初に覚えたのがこれだったという人は多いはず。

 コップだと端っこを折り返すときに紙の裏が出るので、からあげクンの包み紙はこんなふうに裏側にも模様がプリントされてる。ちょうど折り返し部分に目をひらいたニワトリがプリントされてるのがポイント。

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 これが表(外)側。こっち側のニワトリは全部目をとじてる。ニワトリの顔がたくさんあるのは、裏にも表にもニワトリが見えて、しかも、右前にたたんでも左前でもニワトリの顔が出るようにするため。けっこう良くできてる。かわいい。

タグ:おりがみ

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ミセスサニー URL (07/21 10:30) 編集・削除

関係ないけど、こんにちは。
バラの葉を食べる幼虫を調べたいと思っていましたら、サルビアガラニティカから訪問して偶然教えていただくことができました。花の写真から始めて、近頃は虫も眺めるようになりました。ありがとうございます!
チュウレンジバチなど、皆ちゃんと決まった場所を見つけて産卵してえらいものですね。きれいに葉を食べるところなども

こま (07/22 00:09) 編集・削除

からあげクンは成人式を迎えました。
パッケージは少なくとも15年前から変わっていません。
(キャラクターの鶏は変更しています)
以前クルーだった私が言うんだから間違いない。

そういえば、からあげクンのパッケージ、折り紙なんですよねこれ。
「考えた人はすごい!一枚の紙だよこれ!」
と思って折ってましたが、伝承のコップでしたか!
当時は折り紙に興味がなかったので、気づきませんでした。
折り紙が梱包代を安くして経済効果をもたらす例ですね。

珍獣ららむ~ (07/23 11:07) 編集・削除

>ミセスサニーさん
 害虫と呼ばれているものも、よく見るとかわいい奴らがけっこういるものです。凶悪なチャドクガやイラガだって、びっしり並んで葉っぱを食べてる様子は、以外と愛せる感じですよ(触れさえしなければ)。チュウレンジバチなんか無毒ですし、かわいらしいもんですよ。

>こまさん
 へー、からあげクンって20年も前からあったのね。しかも昔から伝統のコップだったとは。ローソンを見直しました。

水元公園でカナダモ類の花盛り

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 都立水元公園のキャンプ場付近の水路で、オオカナダモと思われる水草の花が見頃です。

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 こんな三弁の白い小さな花が、水面から無数に顔をだしています。


 カナダモの仲間は、アナカリスという名前で観賞用に売られている水草の仲間です。カナダモ、オオカナダモ、コカナダモなどがあるそうです。日本に帰化してるのはコカナダモが多いという人もいますが、水元でよく見るのはカナダモかオオカナダモのどっちかだと思います(コカナダモは見分けられそうなんだけど、他のは見分け方がよくわからない)。

 名前のとおり日本の在来種ではなく、実験用に雄株のみが輸入され、水槽の水草として売られたりしているうちに野生化した帰化植物だそうです。雄株だけなので種はできませんが、成長が早く、ちぎれた茎から根が出て増えて行きます。水槽にほうりこんでおくと、一カ月くらいで倍ぐらいのボリュームになってしまうことがあり、愕然とすることがあります。

 とりあえず花はかわいいです。小さな花が水面をふんわりと覆うように咲く様子は夢のようですらあります。見るなら今がチャンス。あちこちで咲いてるかもしれないけど、キャンプ場付近で昨日確認しました。

http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/toubuk/mizumoto/img/a_mizumoto.jpg
↑の左のほうにある、少年キャンプ場ってところの南側水路です。公式サイトの地図は小さすぎてよくわからんと思うのはわたくしだけでございましょうか。いや、公園が広すぎると言うべきなのかもしれませんが。

オオカナダモ Egeria densa
 トチカガミ科。南米原産(なんでカナダじゃないんだよw)。日本には大正時代に実験用として持ち込まれた。日本在来のクロモに似てそれよりも大きく、軽くよじれた葉が三~六輪生する。花は白く、三弁。雌雄異株で日本には雄株しかない。観賞用に売られている水草でアナカリスと呼ばれているのはほとんどオオカナダモらしい。
 南米原産のこの植物をオオカナダモと言うのは北米原産のElodea(カナダモ)属に似ているから?

カナダモ Elodea canadensis
 たぶん北米原産。トチカガミ科。雌雄異株。これは日本に入っているかどうかよくわからない。学名で海外のサイトを検索すると、オオカナダモに似ているが、花の形がだいぶ違うものがひっかかるので、開花時に見ればみわけられそう。>たとえばコレ

コカナダモ Elodea nuttallii
 トチカガミ科。北米原産。雌雄異株で日本には雄株しかない。オオカナダモににているが、葉がほとんど三輪生。花の拡大写真がみつからないけど、琵琶湖博物館にある写真を見る限り、白くて三弁でオオカナダモと見分けがつかない。>これ

畜産草地研究所
http://ss.niai.affrc.go.jp/
http://ss.niai.affrc.go.jp/db/weedlist/contents/k5.html

滋賀県立琵琶湖博物館
http://www.lbm.go.jp/emuseum/zukan/gairai/data/kokanadamo.html

クロモ Hydrilla verticillata
 トチカガミ科。日本在来種。雌雄異種。オオカナダモに似ているが、すこし小さく、花の色や形がまったく違う。五~七輪生で通常は六輪生。同じ名前の海藻があるらしいけど別のもの。
 クロモの花や、オオカナダモ、コカナダモとの違いはこちらのサイトが参考になりそうです。>石川の植物・クロモ

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 水元公園の林の中に、植物を切り取ったものが山積みになっていたので、なんだろうと思ったら……

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 花菖蒲の花が終わったあとのものでした。終わったら地上部は切り取ってしまうんだったのね。いやはや、ものすごい量だー。

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↑これは、先日の日記に書いたスジエビ大量死の写真です。いかにもエビっぽい色で沈んでるのが全部スジエビ(あるいはテナガエビの幼生かもしれない)。

 上の写真をとった時には、いつものエビポイントに一匹もおらず、ちょっと心配してましたが、昨日見に行ったらお約束の場所に沢山いたので大丈夫そうです。

タグ:野草

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sibaken (07/20 15:28) 編集・削除

意外とかわいい花が咲きますね。
僕はコカナダモの方が珍しいと思うのでちょっと栽培してます。(増えたら捨ててますが)
ショップで見るのもオオカナダモの方が多いと思います。

エビ異常ですね。
カルキ程度ならそこまで被害は大きくならないでしょうけど。

珍獣ららむ~ (07/23 11:21) 編集・削除

 ですよね。コカナダモはあんまりみかけない。あれからカナダモ(Elodea canadensis)を学名で検索して海外のサイトを見てまわったら、オオカナダモとは花の形がだいぶ違うようなので、水元公園にはびこってるやつはオオカナダモで正解のようです。

 エビはほんとにどうなっちゃってるのかよく分からないけれど今はもとどおり泳いでます。せせらぎ広場は人が遊べるように整備した場所なので、なんか特殊なんですよねえ。地図で見ると、キャンプ場南の水路が道の下でせせらぎ広場とつながっているように見えるんですが、途中にポンプがあって、小さな滝の上から水を流してるようなんです。その水をどこから取ってるのかわからない。

 せせらぎ広場でとれるエビは、スジエビ(もしくはテナガエビの幼生かもしれないけど見分けがつかない)なのに、キャンプ場南の水路に網を入れると、多く取れるのはヌマエビの仲間なのも不思議だし。

sibaken URL (07/25 18:28) 編集・削除

せせらぎ広場は謎ですね。
肉食のスジエビと雑食のヌマエビは住み分けてるんでしょうか。
カナダモは少し見てみたいです。
日本にもあるんでしょうかね。

そういえば質問コミュニティで「ウシガエル飼ってるんですが」という質問があったので「特定外来生物なので危険かもしれないですよ」みたいな事を書いたら「違いますよ。よく確認してください」と起こられてしまいました。
飼うなとは一言も言っていないけど…
認めたくないのか環境省のサイトが見にくいのか。

珍獣ららむ~ (07/25 18:51) 編集・削除

 ウシガエルを外来生物だと思ってない人は沢山いるし、もとは外国から来た生物だと知っていても、「輸入したんじゃなく裏の池から取ってきたのになんで外来?」ってなっちゃう人は多いんじゃないのかな。

 もうひとつの可能性として、ウシガエルでもRana属じゃないPyxicephalus属のアフリカウシガエルとかを飼ってるのかもですが。

ねつ造発覚?

段ボール肉まんはやらせ?

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070719k0000m030173000c.html?in=rssw
毎日新聞 2007年7月19日 0時57分

 【北京・大塚卓也】北京市内の露店で使用済み段ボール紙と豚肉を混ぜた具を包んだ肉まんが販売されていたとされる問題で、これを「スクープ報道」した北京テレビは18日夜のニュース番組の中で、「やらせ報道」だったことを認め、「悪質であり、社会的影響を与えた」として視聴者に謝罪した。

 おっ、中国のテレビ局が段ボール肉まん事件はねつ造だったと言ってるぞ。中国では事件も偽造するのか?

 でも、こんなに簡単にねつ造が発覚すると逆にあやしいんですけど。都合の悪いことを報道したので中国政府に「やらせでしたと発表しろ」と脅された可能性も??? 結局、なんだかよくわからない事件ですねえ。中国おもしろすぎる。

 ただ、段ボール肉まんなんて露骨なものを売っていると、さすがに買った人にすぐばれそうな気がする。本当に苛性ソーダを使ってるとしたら、どこかで中和する工程がないと食べられないと思うんだけど、どうやって中和してたかもハッキリしないし。やっぱりねつ造なのかな。

 もし本当だったとして、どこまで食感を肉に近づけられるのか知興味があるけど、各所でやってる段ボール肉まん再現実験は、いろいろと不備があって納得できないんだよねえ。

 バンキシャがやってたのは苛性ソーダを使ってないし、煮込んでないから見た目で紙だってすぐわかりそう。動画は今ならまだ↓で見られる。
http://www.kakiko.tv/video/id_video_mst=801.html

 アメーバニュースの実験は、ちゃんと苛性ソーダを使って中央電視台の報道と同じように作ってるけど、中和する工程が抜けてるのでこれは食えないと思う。苛性ソーダにつけたあとに水にさらすとか、酢を入れて中和するとかしなきゃいけないと思うんだけどね。
http://news.ameba.jp/2007/07/5776.php