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理科大葛飾キャンパスのカフェテリアで葛飾バーガーを食べたよ!

 新宿(にいじゅく)の製糸工場の跡地にできた理科大葛飾キャンパス。そのカフェテリアの人気メニュー「葛飾バーガー」を食べてきました。
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 どのへんが葛飾かっていうと、間にはさまれてるのが鹿肉のメンチカツだからです。カツ・鹿・バーガー!

 せっかく鹿でもメンチになっちゃうと何肉かわからないんじゃないかと少し不安でしたが、それは杞憂でした。「豚でもない、牛でもない、何肉かは瞬時にわかんないけど確かに香りも味も違う、そんでもってこれ美味しい!」っていう感じです。野菜との相性も抜群です。

 値段をメモしてこなかったんですけど、そんなに高くないのもうれしい。ポテトと飲み物のセットでビッグマックセットくらいじゃなかったかしら。これだけでも大学が来てよかったと思う瞬間です。


 場所は、大学の図書館棟(一番奥)の左端、学食とは別の場所です。営業時間は

図書館1F(カフェテリア) 2013年現在
 平日10:00〜19:00
 土曜10:00〜15:00
 日曜は休み

 ただし、夏休みやテスト中などは営業時間が変わったりするかもしれないです。行って休みでも恨まないでください(笑)

タグ:地元(葛飾周辺)

エキホスとエキホーソとカジメの関係について知りたい!

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「家内は千葉県の出身でカジメ取りをやっていたのです」
「カジメという海藻はエキホーソというききなれない薬品になるらしい」
つげ義春『李さん一家/海辺の情景』ちくま文庫より引用


 鳥と話ができる不思議な李さんが主人公の家の二階にいつの間にか住み着いてしまうという、なんともつげ義春っぽい謎のお話です。

 ここに出てくるエキホーソという薬品ですが、どっかで聞いたことあるなと思ったら、手塚治虫のエッセイにも「エキホス」という名前の薬が出てくるんです。

 なんというエッセイだったかは部屋中ひっかきまわせば出てくるはずですが(検索しても出てくるかもしれないけど)めんどくさいので記憶で説明します。もしかすると随筆ではなく『漫画の描き方』だったかもしれないです。

 手塚治虫の母親は、よく昔話をしてくれたそうです。しかし、毎晩となればネタも切れて、そのうちお話を創作して聞かせてくれるようになりました。

 お母さんがしてくれたお話にエキホスという塗り薬の話が出てきます。その薬は風邪の時に体に塗ると楽になりますが、臭いので嫌われて薬屋さんの棚の奥でほこりをかぶっていました。

 ある日、子供が夜中に熱を出しますが、真夜中なので来てくれるお医者さんもないし、町の薬屋さんの戸をたたいて何か薬を売って下さいと頼むわけです。

 すると、その薬屋さんは「あいにく今はろくな薬がないけれど、よかったらこれを使ってみなさい。昔からあるものだけど良く効くはずだから」と、棚の片隅からエキホスを出してきて手渡す……

 …と、うろおぼえですが、そんな話だったと思います。


 つげ義春のエキホーソと、手塚治虫のエキホス。名前が似ているし、同じものなんじゃないかと思うんですが、よくわかんないのはつげの漫画には「カジメ」から作ると書かれている点です。

 カジメは海藻ですから、そこから取れる薬品といえばヨードなんじゃないでしょうか。ヨードチンキのような消毒液になるんならわかりますが、風邪の時に体に塗って効くような薬にヨードを入れるものなんでしょうか。

 あるいはカジメからヨード以外に薬になる成分が取れるのか、それともエキホーソとエキホスはまったく違う薬で名前が似ているのは偶然とかなんでしょうか。とても気になります。

 エキホス・エキホーソとカジメの関係、ご存知の方はご一方を!

 なお、エキホスという薬は実在したそうです。手塚の説明のとおり、風邪の時に胸や首に塗る消炎鎮痛剤であるとのこと。塩野義製薬とタケダ製薬が合同でつくっていたものだとか。

逓信総合博物館の閉館セレモニーに行ってきました(動画あり)

 8月31日に、逓信総合博物館(ていぱーく)がついに閉館してしまいました。最終日にレセプションを見てきたので動画と写真をいくつかはっておきます。

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▲このビルは取り壊されてしまうらしいですよ。ていぱーくは郵便関連のみソラマチ(東京スカイツリー)に移転するそうです。
http://www.asahi.com/travel/gallery/110917_stamp/IMG_8372.html
 ここにある記念切手の原画と、ほぼ同じ位置からの撮影になると思います。見比べると、ていぱーくの建物の奥にも同じようなデザインのビルがありますが、奥のビルはすでに取り壊されてます。

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▲切手で作られたモナリザ

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▲郵便番号による自動仕分け機

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▲何の変哲もない普通の黒電話。これが珍しくなる時代がくるとは思わなかったよなー。

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▲電話の交換機(クロスバ方式)のモデルだったかなあ。これ見ると「逆探知お願いします」って言いたくなる。こういうのが天井までびっしり並んでて、どこに繋がってるか目視で追いかけるので、昔の逆探知は「奥さん、犯人からの電話です。なるべく話を引き伸ばしてください」とかだったんだぜ。もはや子供には通じないだろう。


 忍たまと小学館レクリエーションリーダーズのみなさんによる『100%勇気』にのせて、スライドショーを作ってみたのですが、アップロード時のコンバートに不具合がある(もしくはiMovieが吐くデータにyoutubeが対応してない)せいでうまく再生されないかもしれないです >_<

写真追加

ていぱーく
▲忍たまが来てたので子連れのお母さんたちが大勢来ていたようです。丸の内でこれほどの数のママチャリを見るのは初めてです。というか、丸の内でママチャリを見ること自体が初めてですー。

ていぱーく
▲昔の交換手さん(人形)。手動で回線を繋いでた時代はこんなだったようです。受話器を首から下げてるのは今のインカムみたいな感じですよね。

ていぱーく
▲さまざまな形の電話機(固定電話用)。

ていぱーく
▲最後は館長が来館者をお見送り。

関連記事

◎逓信総合博物館に行ってきました(5月)
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1567

浅草のアミューズミュージアムってところに行ってきました

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 アミューズミュージアムというのは、名前はみょーな感じですが、青森県内で収集された古い野良着と浮世絵を展示している博物館(美術館?)です。浅草寺の二天門の近くにあります。野良着を収集したのは民族学者の田中忠三郎という人で、この人は黒沢明監督の『夢』という映画で、出演者が着ていた野良着を用意した人なんだそうです。

 以下、写真が沢山あるのでページをわけておきます。続きを読むをクリックしてください。


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今日はインドでガージャル・ハルワを食べるよ

 ガージャル・ハルワについて語りだすと長いのです。今をさかのぼること10年前、銀座の某インド料理店で食べたのが最初でした。
インド料理店でテイクアウトしたニンジンのハルワ
▲銀座の某インド料理店でテイクアウトしたガージャル・ハルワ。その店では「ニンジンケーキ」と呼んでいました。ふりかけてあるのはカルダモンの粉です。

 これが本当に美味しくて、家でも作りたいと思いました。しかし、当時はネットもそれほど発達しておらず、エスニック料理の本も今ほどは充実していません。そもそも「ハルワ」という料理名すら知らなかったのです(店では言ってなかったし)。

 ニンジンをすりおろしてどうにかしてあることは確かなので、あの手この手で検索して、インドではなく、アラビア文化のページで、それっぽいものを発見。見よう見まねで10年前に作ったのがこれ(グロ写真注意)。
初自作のハルワ
▲初自作のガージャル・ハルワ。10年前に初めて作ったものですから念のため。

 見た目ほど味は悪くなかったはずですけど、さすがにこの外見は酷いんじゃないかと作った本人かなり不満でした。



 それから時は流れて、今となっては「ハルワ」で検索するとウィキペディアがヒットするような時代です。クックパッドや楽天レシピにまでハルワの作り方があったりするんですよ。

 便利になったと言いたいところですが、なんでも簡単にわかってしまうとかえって萌えないものです。知識萌えというのは、わかりそうでわからないところに芽生えてくるものなのです。こうなってくると「いや、むしろ図書館だね!」「日本語サイトなんか目じゃないし」「自己流でよくなくないですかぁ?」とかいいながら、世間から遠ざかってしまい、いつまでたっても一流有名サイトとかにはなれないというわけですね。


 それはともかく、久しぶりにガージャル・ハルワを作ってみました。Good Answers に「ニンジンを沢山使ったレシピ」というお題が出ていたから思い出したのです。

◎人参をたくさん使ったレシピを教えてください
http://answers.withabout.jp/topics/full/7035/

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▲ニンジンを1本、皮ごとすり下ろしちゃう。もう、これでもかっていうほどニンジン。まさに「ニンジンを沢山使ったレシピ」です。

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▲すりおろしたニンジンをバターで炒めて水気を飛ばす。

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▲砂糖、セモリナ粉(小麦粉)、豆乳を加えて、加熱しながら練り練りする。ちなみに分量は ニンジン 1本、砂糖 大さじ1杯、豆乳 50cc、セモリナ粉 大さじ1杯 くらい。

 豆乳を使ってるのは牛乳が家になかったから。世間では牛乳と砂糖をもっとたっぷり入れてるような気がしますが、以前何度か自分で作った時のことを考えると、このくらいライトでいいんじゃないかという気がします。

 十分にねりねりして水気がとんだら火をとめて、粗熱をとってから型に詰めて冷やして完成。型は充填豆腐のパックがお手ごろでしたよ。

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▲これが完成品。おおっ、10年の歳月の重さよ。どうよこの進化っぷり。最初に貼ったプロ作品ほどきれいじゃないけど、かなりイケてると思わないか? トッピングはココナッツロングとカルダモンパウダーです。


 最初に貼ったプロ作品とくらべると色が黄色いですが、これはやっぱりニンジンの違いなんでしょうねえ。日本で一般的なオレンジ色のニンジンでは、銀座某店のみたいに赤くはならないです。

 当時もその件について首をひねり、掲示板などで赤いニンジンを使ってるんじゃないかとアドバイスをいただいたものですが「そのためだけに(他の料理に使ってそうもない)赤いニンジンをわざわざ仕入れるとは思いにくい」と、素直に受け入れられなかった自分を思いだします。

食後のヒンディー

ガージャル गाजर ニンジンのこと
 耳で聞くと「ガジャッ」とかに聞こえるかもね。

ハルワ हलवा 野菜や粉を炒め煮にしてペースト状にしたお菓子

タグ:民族料理