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世界の切手いろいろ3

ポーランド(ヨーロッパ)

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 ポーランドの切手はこの2枚でした。

 左はなんでしょうね。絵は看護婦さんのような感じです。左上になにか説明があるんですが字がつぶれてて読めません。ポーランドの通貨は ズウォティで1/100をあらわす補助単位はグロシュだそうです。切手の金額は1,75zł と書いてあります。1ズウォティ75グロシュでいんですかね?

 右のはノロという鹿の一種の絵です。右端に小さく書いてあるのは Sarna rogacz(ポーランド語でノロ鹿のこと)−Capreolus capreolus(ノロ鹿の学名)です。金額は2と下線つきの50です。2ズウォティ50グロシュかなあ。

スイス(ヨーロッパ)

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 Helvetia というあまり耳にしない国名が入っているので、もしや珍品では?!と思ったら、スイスのことらしいんですよ。スイスの公用語はドイツ語・フランス語・イタリア語・ロマンシュ語で、正式な国名は 4言語分を並べて書かないといけないらしいです。それじゃ小さなものには表記しにくいので、どうしょもない時はラテン語で Helvetia と書く決まりなのだとか。Helvetia はスイスの旧国名ですね。

 切手上部の Pro Juventute は子供や青年の権利を守る慈善団体で、毎年チャリティー用の切手が出てるらしいです。この切手は1967年のもの。絵柄はオコジョかなあ。

 切手下部の Celestino Piatti はイラストレーターの名前。Courvoisier S.A は出版社だか印刷所だかの名前っぽいです。

 金額は単位がついてないのでよくわかんないけど20スイスフラン10サンチームでいいのかな(まるで自信なし)。

オランダ(ヨーロッパ)

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 オランダの10セント切手です。Nederland というのはオランダのことです(これは知ってたw)。絵はウィルヘルミナ女王(1880 - 1962)のようですね。

パキスタン(アジア)

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 1枚だけ入ってたパキスタンの切手。山の中の一軒家が描かれていますが、説明がアラビア語なのでもはやお手上げ。なんて書いてあるのか読めちゃう方は是非コメントを!

 金額が 6 Pies となっています。パイという昔の通貨らしいです。3 Pies = 1 Piasa, 12 Pies = 1 anna という、変わった繰り上がりをする通貨だったらしいです。二十世紀の中頃に十進法が採用された時に廃止されたとか。意外と古い切手なのかな。

ベトナム(アジア)

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 ベトナムの切手です。Bưu chính はベトナム語で切手のことらしいです。金額は3ドン。

 Việt Nam Cộng hòa はベトナム共和国(南ベトナム)のことらしいです。あ、これ越南共和の中国語読みに似てますね。南ベトナムはベトナム戦争の終戦と同時になくなった国なので、1975年より前の切手ってことでしょうか。

 国名の下に小さく書いてあるのは Họp Hướng đạo toàn quốc でしょうか。google翻訳にかけると「ナショナルスカウト」と出ます。Hướng đạo でボーイスカウトやガールスカウトのような青年組織のことみたいなので、国際スカウトジャンボリーのようなものの記念切手でしょうか。


 切手の記事はあと1回くらい続きます。

タグ:切手

おやつ:特大?!森永のキャラメル

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 先日スーパーでこんなのみつけました。森永のキャラメルなんんだけど箱が巨大。大粒って書いてあるので、ハトロン紙に包まれた大きなキャラメルがビッシリ入ってるんでしょうか。特大のミルクキャラメルとあずきキャラメル、どちらも300円くらいだったかな。

 大きさの比較をするために普通サイズのミルクキャラメルも買ってきました。こっちは113円でした。


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▲まず通常サイズを開けてみてぶったまげる。えっ、包み紙が銀色になってる。ハトロン紙みたいなのに包まれてるのがレトロでよかったのに!!


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▲特大の箱を開けてみてもっとびっくりした。えええええええ、包み紙じゃなくて袋じゃんこれ……

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▲中身を比べてみる。左が特大サイズのキャラメル(あずき)。右は通常サイズ。


 もうね、完全にテンションさがりました。

 だって、こういうのはオリジナルの形のままサイズを変えるから楽しいんですよ? 中身かえちゃったら意味ないじゃん。たとえ上げ底をしても、びしっと四角いのを紙につつんでビッシリ入れるべきだったと思うんです。

 特大サイズも味こそいつものやつですが、ものには適切なサイズというのがありまして、大粒のキャラメルは口の中でおさまりが悪く、とても食べにくいです。

 食べにくくてもネタとして面白ければ問題ないんです。しかし期待外れだった上に食べにくいのでは、何をどうほめればいいのかと。このテンションの下がり方は半端ないですぞ。

 森永さん、100周年ならもっと根性いれて下さい!!!

タグ:おやつ

世界の切手のいろいろ2

 逓信総合博物館の売店ですくい取り(300円)した切手のいろいろ、続きです。前の記事はこれ>http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1571

ブルンジの切手(アフリカ)

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 ブルンジの 3F切手です。これ1枚だけ入ってました。Papilio bromius という学名が小さく書いてあります。東南アジアにいるオオルリオビアゲハ Papilio blumei と良く似てはいますが別の蝶のようです(尾状突起の有無に注目)。

 ブルンジの通貨はブルンジフランだそうです。

フランス領スーダンの切手(アフリカ)

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 スーダン…と思ったら Français と書いてあるので仏領スーダン(現在のマリ)でしょうか。これ1枚だけ入ってました。1cと書いてあるので単位はサンチームとかかな。今はない国の切手とかみつけるとワクワクしますが、たぶん珍しいものではないと思います(笑)

 切手左上のFとRを重ねたマークはフランスの、右上の AとOとFを重ねて作ったマークはフランス領西アフリカ Afrique occidentale française の略号みたいです。フランスの植民地だったアフリカ諸国の総称みたいなやつ、かな。あの辺むずかしくてこの説明は正確じゃないかもしれないです。

 切手左下に小さく書いてある A. Delzers は画家の名前みたいですね。フランス語版のウィキペディアによると彫刻でもそれなりに評価されてたみたいですが、主に切手のデザインで名前が残ってるみたいな感じ?
http://fr.wikipedia.org/wiki/Jean_Antonin_Delzers

ベリーズの切手(アメリカ大陸)

 南米のベリーズって国の切手もまとまった数入ってました。図案はどれも大西洋の暖かいところで見られる海の生物のようですから、たぶんベリーズの海にいるものなんでしょうね。
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上段左から、
 スパニッシュホグフィシュ(ベラの一種)5c
 珊瑚の一種とカイメンの一種10c
 マンジュウヒトデの一種2c
下段左から
 フォーアイバタフライフィッシュ1c
 フェアリーバスレット4c

 ベリーズの通貨はベリーズドルだそうです。cは補助単位のセントかな。

ウルグアイ(アメリカ大陸)

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 ウルグアイの10ペソ切手です。これも1枚だけ入ってました。何かの建物の上を飛行機が飛んでいる絵です。Correo Aéreo と書いてあるので航空便専用の切手なんでしょうか?

 絵の下に小さく書いてあるのは、Aeropuerto Nacional のようです。国営空港?(国際だったらinternacionalなので) その下の República Oriental del Uruguay はウルグアイの正式国名。

 一番下は "Casa A. Barreiro y Ramos" s.a. のようです。そういう名前の出版社が昔からあるらしいのですが、描かれている建物はそれなんでしょうか。

アメリカ合衆国の切手(アメリカ大陸)

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 アメリカの切手こそ沢山入ってたって不思議ないのにこれ1枚でした(笑)絵柄はベンジャミン・フランクリン。1/2¢ って書いてありますが、0.5セントなのか、はたまた別の読み方があるのか、海外の通貨はむずかしい。アメリカのでさえさっぱりわからないのであります。

 検索すると、同じ絵柄の切手が eBay で 8ドルくらいで売りに出されてます。その金額で本当に売れるんだったら案外価値がありますね。すくい取り300円のもとがとれる(めんどくさいので売らないけど)。




 切手はまだまだあるので整理がつき次第続きをやります。

タグ:切手

バラにつく謎のハバチ完結編:ついにその正体があきらかに!

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 全国のハバチファンのみなさん、お待たせいたしました。ついにコイツの正体が判明いたしました!!

その1:突然ですが、バラにつくハバチの正体を解明してやろうと思っています
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1370
その2:問題のハバチが羽化したんですけどね……
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1373
その3:バラにつくハバチの続き、すでに8頭ほど羽化したんだけど…
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1383

 ↑この記事の続きです。

 今年もハバチの季節がやってきたので飼ってみました。そして羽化したものを見て小躍りですよ。

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 ご覧下さい。このとおり触角が櫛状になっています。これぞまさしくクシヒゲハバチのオスの特徴ですー!

 いやあ、長い戦いでしたよ。こんなこと去年からやってるんですから。今年は手っ取り早くオスが出て本当によかった(額の汗を拭いたりする)。


 というわけで、うちの薔薇を食害する半透明の小さな芋虫はクシヒゲハバチの幼虫でした。




 これで問題がすべて解決したかっていうとそうでもないんです。その3で少し話題にしましたが、クシヒゲハバチによく似た虫で、クワガタハバチというのもバラにつくそうです。そいつの幼虫がどんな形をしているのかも気になります。クシヒゲハバチの幼虫とどのくらい似ているのか、見分けが付かないほどなのか、見ればわかる程度なのか… しかしそれは、また別のお話。

 というわけで、バラのハバチ騒動、ひとまず完結でーす。

タグ: バラの害虫 ハバチ

コメント一覧

混沌 URL (05/16 00:10) 編集・削除

完結編、おめでとうございます!
そして、ありがとうございます!

クワガタハバチの幼虫がどんな形をしているのか、やっぱり気になりますね…。

珍獣ららむ〜 (05/16 06:15) 編集・削除

ありがとうございます!

クワガタハバチの件もあるので引き続き飼いつづける予定です。
どんな見た目なのかわからないので採集しつづけるしかないです。
しかしうちの薔薇にはクワガタはいない可能性が高いですしね。
そもそも関東にクワガタハバチがいるかどうかすらわからない……うーん。

http://gaityuu.com/ueki/bara/kuwagata/page0001.htm
このページは作ってるのが農林関係のプロっぽいのでURLを晒してもいいと思うのですが、クワガタだと言ってるのに成虫写真の触角が別れてない個体ですし、ここまでやるならもう一押し頑張ればいいのに、惜しい!

にわかで切手マニアになってみるテスト

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 先日、逓信総合博物館へ行った時、売店で買ったものです。

 買ったというか、切手すくいという、へんなゲームでとりました。段ボール箱にどっさり入った古切手をおたまですくうんです。300円でした。おたまが小さくてろくにとれないんですが、お店の人が手づかみでどっさりオマケを入れてくれました。海外の切手もあれば日本の切手も入ってます。

フィリピンの切手(アジア)

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 一番沢山はいってたのがこれ。アメリカ統治時代フィリピンの 2センターボ切手です。センターボはペソの100分の1をあらわす補助単位です。図案はホセ・リサール José Rizal というフィリピンがスペインから独立した時の英雄だそうです。

 ウィキペディアによれば、リサールは独立を呼びかけてたというよりフィリピン人にもスペイン人と同じ権利を認めるよう運動してたみたいなんですが、そのせいでマニラから追放され、最後には銃殺されてしまったようです。

タンザニアの切手(アフリカ)

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 次に多いのはこれでした。タンザニアの切手で台形をしています。図案は野生動物と恐竜ですが、トラやオランウータンが混ざっているのでタンザニアの生きもので揃えたわけではなさそうです。

上段左から
 トラ8/- ライオン7/- アフリカゾウ20/-
中段左から
 オランウータン12/- プテラノドン3/- ステゴザウルス100/-
下段左から
 プラテオザウルス2/- ブロントザウルス5/-

 「/-」は通貨のタンザニアシリングをあらわす記号のようです。

タンガニーカの切手(アフリカ)

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 現在はタンザニアの一部になっているタンガニーカの5c切手です。当時の通貨がよくわからないので c がなんの略なのかちょっとわかりません。図案は学校かなにかでしょうか?

 珍しいかっていうとそうでもないみたいです。海外の通販サイトで50円くらいで売られてるのをみつけました。

レソトの切手(アフリカ)

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上段左から、
 カバマダラ1s タテハチョウ科の一種2s
下段
 ウラナミシロチョウ6s

 レソトの通貨はロチで補助単位はセンテだそうです。切手には s という単位がついているのですがセンテのことなのでしょうか。センテは硬貨などを見ると Lisente と綴られてるようです。「Li」の部分がなんなのか良くわかりませんね。

 カバマダラは日本にもいる蝶です。本州にも飛んでくるらしいですが奄美大島以南に棲息する蝶です。

 上段右の 2s切手は日本にはいない蝶で、タテハチョウ科(またはジャノメチョウ科)の一種のようです。

 下段の6s切手は、ウラナミシロチョウ(ミズアオシロチョウ)の学名がついていますが、もしかすると黄色いのはウスキシロチョウかもしれないですね。日本でも南西諸島にいるそうです。




 切手は面白いので整理がつき次第続きを書きます。

タグ:切手