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がぼ様(猫)を取り押さえて病院に連行してみた

 がぼ様(猫)は、()の中に猫って書かないと猫っぽくない邪悪な生きものです。猫のくせに逆上すると噛みつくし、噛まれると腫れ上がって三日は箸も持てない体になるほど恐ろしい毒を持っています。

 さて、そのような邪悪生物のがぼ様(猫)は、一昨日ナゾの食欲不振に陥って呼んでも起きてこなくなり、「オレサマはもう立ち上がれないぜ。このままうまうまも食べられずに死ぬかもしれないぜ」などと口走る(ように見える)状態になりました。

 さすがにヤバイんじゃないかと思って医者に連れていこうとしたら、その日の夕方にはシャキーンと復活。普通においしいものを要求して偉そうな態度に戻ってしまったという、世にも恐ろしい物語だったのでございます。

 でも、さすがにヤバイような気がしたので健康診断代わりに医者に連れていくことにしました。

 しかし、彼を医者に連れていくのは一大事業です。なんせ逆上すると噛むはひっかくわ、病院中逃げ回るわで、せっかく病院まで行ったのに「これはムリだわ」と返されたことすら…

 今回はしっかり検査してもらわなければならないので、ダイソーで巨大な洗濯ネットを購入しました。それはもう巨大なネットで毛布くらい詰め込めそうなサイズでした。がぼ様(猫)は態度だけでなく体も巨大なのでそのような入れ物が必要なのです。

 しかし、あの邪悪な生きものをどうやって洗濯ネットに入れればいいのでしょうか。一歩間違えれば流血の大惨事にもなりかねません。そこで、ともだちを呼んできて洗濯ネットを持っていてもらい、あらかじめ美味しいものでご機嫌をとったがぼ様(猫)を抱きかかえて、えいやっ!とばかりに放り込み、チャックを閉めました。

 こんな事をしたらがぼ様(猫)の怒りは頂点に達するはずです。袋ごしだろうがなんだろうが、ヤツの爪は絶対に飛んで……あれ? 案外おとなしいや。洗濯袋という新しい環境に、やや興味を持ったようです。よし、今のうちだ。袋ごとペットキャリーにつっこんで病院に出発だー!

 というわけで病院に到着しました。輸送中に突然暴れ出していろいろありましたが書いてると長くなるのでやめておきます。

 病院では、診察台の上でウーとかフーとか言ってましたが、獣医さんにネットから引っ張り出され、エリザベスカラーなんかをつけられた頃には完全になすがまま。まったく抵抗せずに採血も受けるという、凶暴生物にはあるまじき姿を晒したのです。 #がぼ様談:うるせぇ、今日は女医さんだったから勘弁してやったんだぜ。インチョー男らしく勝負しろ、ごるぁ!!

 採血の結果は15分後に出ました。おおむねまったく正常値なのですが、腎機能が落ちているということです。老猫には多い症状だと(注:がぼ様はたぶん13〜4歳。もしかすると猫じゃないので 256歳くらいかも)。

ただあまり楽観はできないとのこと。腎臓は異常値が出た頃には75%くらい悪くなっており、不可逆なのでもう治らないというのです。食事に気をつかって腎臓に負担をかけないように暮らしていくしかないと、体に良い治療食のサンプルを手渡されてしまいました。

 なんということでしょう、今だってそれなりに安くないドライフードを与えているというのに、この上もっと贅沢なうまうま(注:治療食)を要求されるとは……! しかも医者命令だなんて…… これじゃまるで Dr.STOP ならぬ Dr.郷ひろみ……(最近暑いので気温は低いほうがいいんじゃないかなあと)

 そんなこんなで帰宅しました。治療食を嫌う猫も多いそうですが「うめえじゃねぇか、もっとよこせよ」だそうです。凶暴生物は高級なうまうまならばなんでもOKなのです。安いものが嫌いなのです……うっ、うっ……

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▲検査結果。まあ、イキモノなのでいろいろあります。


 獣医さんの費用は病院によって違うのでピンキリでしょうが、まったく目安がないと行きにくいと思うので、参考までにかかったお金をかいておきますね。

今回の診療費

再診料A:400円
血液検査病院内B:5000円
血液検査病院内D:500円
消費税:295円
合計:5195円

参考:2010年、同じ病院の診療費

初診料A:1000円
糞便検査:700円
内服薬D:100円
内服薬I:400円
整腸剤D(4):300円
内服薬B:50円
消費税:157円
合計:3307円

 この時は下痢がとまらないので連れて行ったら診察室中逃げ回って結局なにも出来ず、胃腸薬を貰っただけで終わりました。

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▲お気に入りのマタタビボール(飛騨高山産)をかいでうっとりしている凶暴生物。

 はあ、またがぼのゲームでも作ろうかしら。脱出ゲームのネタはない?

追記

 新しく記事を作ろうかとも思いましたが、ここに書いておいたほうが情報がまとまってていいかなと思い追記します。

 獣医さんにもらった腎臓サポート系の療法食は、

ヒルズの K/d
ロイヤルカナンの腎臓サポート
同 スペシャル

この三種類、どれもドライフードです。病院には在庫がないので必要なら注文してくださいってことでした。

 帰宅して調べてみると、どれも楽天やAmazonで買えるし、定価より安く出てるみたい。でも、毎日必要なものを注文しないと買えないのは色々問題があります。できれば思いついた時に飛び込んでも買える店を開拓しておきたいですよね。

 でも、普通のペットショップだと、体重管理、毛玉ケア、尿路疾患予防の一般的な餌はあるのですが、療法食は置いてないみたいなんです。

 そこで思いついたんですが、獣医さんが併設されているペットショップに行けばいいんじゃないですかね。病院で必要なものなら置いてあるんじゃないかと。

 とりあえずペットのコジマの店舗一覧を見て、足立区東和(大谷田の交差点からちょっと行った環七沿い)の店舗が病院併設らしいので行ってみたところ、思った通りここには常時あるそうです。しかもちょうど偶数周の安売り日で会員登録したら10%引きだっていうので登録してしまいました。

 ロイヤルカナンの腎臓サポート(スペシャルじゃないやつしかなかった)を 500g 買って、今まで使ってた餌にまぜて様子を見てるところです。吐いたり下痢したりしないようならこれに決めようかな。

追記の追記 2013年3月

 その後、ロイヤルカナンの腎臓サポートはアリオ亀有内のコジマにもあることが判明しました(常時あるかわかんないけど)。コジマだとわりとどの店にもあるのかもしれないです。

 あと、ららぽーと新三郷内にあるペットプラスにもありました。

 ちなみに強暴な猫は今も元気です。痩せてきたのが少し心配です。一度医者にみせたいような気はしていますが、それはそれでストレスになるので日和ってます。

タグ:がぼ

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りか (06/25 14:48) 編集・削除

がぼちゃん、どうしてるかな・・って思ってました。
生きてくれてて嬉しかった!!これからももっと長生きしてね!

珍獣ららむ〜 (06/25 19:16) 編集・削除

りかさんこんにちは。
がぼ様(猫)は不死身かもしれません。
先日ちょっと体調をくずして「この夏が越せるかしら?」と覚悟したんですが、
恐ろしいことに華麗に復活して飯をよこせとうるさいです。
まだしばらく大丈夫そうですよ(苦笑)
ご心配ありがとうございます。
これからも応援してくださいね。

問題のハバチが羽化したんですけどね

◎突然ですが、バラにつくハバチの正体を解明してやろうと思っています
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1370
 この記事の続きです。


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▲2012年5月17日撮影
 この虫は花びらや葉に小さな繭を作ります。この写真をとったあと、繭を壊してみたのですが…


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▲2012年5月17日撮影
 まだ中には幼虫がいました。前蛹(ぜんよう)という状態でしょうか。芋虫は蛹になる前に体がうんと縮みます。それから脱皮をすると蛹になります。


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▲2012年5月19日撮影、蛹・腹側から
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▲2012年5月19日撮影、蛹・背中側から
 これが蛹です。繭から出しても成長にはあまり影響ありません。


ファイル 1373-3.jpg
▲2012年5月24日撮影
 これが今日の写真です。写真がイマイチなので取り直したいんですが、まだ生きてて動き回るのでうまく写らないのです

 17日の写真と同じ個体なので、繭を作りはじめてから羽化するまでに1週間くらいかかるってことですね。

 オオクロハバチやハグロハバチによく似た姿をしていますが、それらより触角がスラッと長いのが特徴です。それと足の一部が白いのも特徴です。


 で、肝心の正体なんですが、残念ながらまだよくわかりません(えっ!)。


 自分としてはクシヒゲハバチだろうと思って飼いはじめました。ところがコイツの触角はクシになっていません。クシヒゲハバチは名前の通り、触角がクシになってなきゃいけないんです、ただしオスだけ!

 写真のものはクシヒゲハバチのオスではありません。でもメスかもしれません。あるいは全然別の種類のハバチかもしれません。

 とりあえず、残りの繭から成虫が出てくるまで待ってみます。その中にクシ状の触角を持つ者がいるかいないか確認するのが次のステップ。


下記につづく
 ↓
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/blog_wdp/diary.cgi?no=1383

タグ: バラの害虫 ハバチ

金環日食を見に淡路島まで行っちゃった話(動画あり)


▲最初は無音ですがちょうど金環になるところで音が出ますので音量に注意してください。デジカメでとった写真と動画で作りました。


 子供の頃から待ちに待った金環日蝕。しかし東京には曇りの予報が出ていました。曇っていても観測できる可能性はありますが、もしまったく見られなかったらどうしよう。その落胆は並大抵のことじゃないはず。

 前日までどうしようって悩んで、これはもう晴れてるところまで行くしかないってところまでもりあがり、結局、ともだちも行くというので車に乗って淡路島まで行ってきました。天気予報を見たら、淡路島あたりは晴れの予報が出てたんです。

 お昼ごろ葛飾を出発して、淡路島上陸は日付の変わった0時過ぎ。ところが現地には小雨が降っているんですよ。まさか天気予報がはずれたらどうしよう?!

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 でも大丈夫でした。翌朝は予報通りの晴れ。少し雲が残っていましたが、雲のすきまからなんとか観測できそうです。少し風があり、気温が低めの朝でした。

 観測地は淡路島のとある海辺。夜明けとともに地元の人たちが集まってきて、7時過ぎにはずいぶん大勢いたと思いますが、わたしは太陽を見てるかカメラの世話をしているかで、あまり周りを見る余裕はありません。

 友達はというと、寒いとか言って車の中から出てきません。携帯でネット中継なんかを見ていて、ここまで来て馬鹿じゃないのと思ったけど、鬱陶しいのでほっとくことにしました。

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 真っ黒い月が太陽の輪の中に入り込むと、あたりから歓声があがりました。友達も車から出てきて見ていました。金環日蝕は皆既日蝕と違って暗くならないと聞いていましたが、実際には夜明け前みたいに薄暗くなっていました。

 でも、そんなのあっという間。金環が終わり太陽がまた三日月みたいになると元通り明るくなります。それと同時に観客が一斉に帰ってしまい、残ったのは二、三人。世の中的にはド平日なので、みんな会社や学校へ行ったと思われます。世紀の天体ショーも日常生活には勝てないようです。

 結局わたしたちは月が抜けきるまでその場にとどまり、せっかくの日蝕=新月=大潮だからと鳴門海峡へ向かったわけですが、道の駅うずしおの展望台からは、想像したような渦は見えず、予測できる日蝕より、うずしおのほうがレアなんじゃないのと首をひねりつつ東京へ帰りました。
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▲道の駅うずしおの展望台から見た鳴門海峡と鳴門大橋。

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▲ちょうど大潮の一番引いてる時間を狙って来たので海流はものすごいのです。月と太陽の引力すごい。あちこちに小さな渦ができるのですが一瞬で消えてしまいます。観光案内の写真で見るような大きな渦は滅多に見られないのね?

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▲道の駅うずしおのレストランで食べたタコ天丼のセット。

タグ:空と雲

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のーりー。 (05/23 13:20) 編集・削除

淡路島に行ったのですね!
私は自宅でした。
ちょっと雲がかかった幻想的な写真が撮れました!!

それにしてもタコ天丼が美味しそうです。

珍獣ららむ〜 (05/23 14:37) 編集・削除

のーりーさんこんにちは。
東京でも雲の隙間から見えたという人はいるので、
早まらずに自宅で見ればよかったかな、とも思っています。
でも淡路島はいいところなので行ってよかった。
タコ丼美味しかったですよ。

虫写真いろいろ

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▲ホオズキカメムシ(だよね?)

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▲おととい拾ってきた蛹からナナホシテントウが羽化しました。

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▲植物はツツジです。黄色いこぶができているので壊してみたけど中に虫はいませんでした。これ、虫こぶではなく葉に菌がついてできる「菌癭(きんえい)」だそうです。もち病と呼ばれているとか。たしかに餅みたい。

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▲アブラムシの季節がやってきた。しかしうちのチビガエル(ヒキガエルの子)は大きくなってしまい、アブラムシよりダンゴムシを好んで食べている。ちなみにこのアブラムシはソラマメヒゲナガアブラムシ。植物はカラスノエンドウ。

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Mac用日本語入力「かわせみ」のウザイ設定をやめてみる

 「かわせみ」は、ゲーム会社の光栄(コーエー)の人が作ってた日本語入力で、今は物書堂というところが開発してるらしいです。有料だけどMac用のAtokを買うよりは安くて、そこそこ賢いです。

◎Mac用日本語入力かわせみ(試用版あり)
http://www.monokakido.jp/mac/index.html

 でもデフォルトの設定が親切すぎてウザイんです。さきほどムカついて全部止めてみました。

 以下はハードディスクをすっとばした時に設定をもとにもどすための覚え書き。設定はすべて「環境設定ツール」から。

補正
 母音の過不足 →オフ
 「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」を補正 →オフ
 長音を母音に補正 →オフ
 「う」と「お」を補正 →オフ

# 2013年夏、以下を追加
# 子音の超過→オフ
# Nの過不足→オフ

ローマ字
 スマート・インライン変換 →オフ

表示
 スマート履歴変換 →表示しない
 

 母音の過不足を勝手に補正する機能をオンにしてしまうと、「いっしゅ」と打った時に「一種」や「一首」だけでなく「一周」や「一蹴」が出てきます。大きなお世話です。

 「じ」と「ち」…などの補正は、勝手にやらせておくと「つずく」とか打っても「続く」が表示されてしまい、頭が加速度的に馬鹿になるのでやめておいたほうがいいです。辞書を引こう。

 長音を母音に補正する機能をオンにしておくと、「いこーよ」と打っても「行こうよ」が出てきます。わざとそう打ちたくて書いているのにほっといていただきたい。

 スマート・インライン変換は、実はどこで働いてるのかよくわかんないけど予測変換の一種は鬱陶しいので止めました。

 スマート履歴変換は、過去に変換した単語を覚えておいて、途中まで入力すると候補に出てくるという、一見すると便利っぽく見える機能ですが、これをオンにしておくとブラウザの Chrome で掲示板等に書き込もうとする時にかなりの確率でフリーズしてしまい、復帰するまでに無駄な時間をすごすはめに陥るのです。これのおかげでどれだけやる気が奪われたか…うっうっ…


 というわけで、とりあえず止めました。今のところすばらしく快適です。みんなも止めたほうがいいよ(たぶん)。


 ここから下は2013年夏に追記。「禁煙」と書きたくて「kinnenn」と打ったら、勝手に「近年 kinen」に補正されてしまいムキーッ!となって設定を見直した。どうやらNの過不足というやつがオンになっているせいらしい。こんな設定昔からあったかしら。とにかくいらないのでオフに。

 ついでに子音の超過について。これをオンにしておくと、たとえば「幸ちゃん」と書くつもりで「satttyan」などと子音を多く打ってしまった場合に「さっっちゃん」ではなく「幸ちゃん」と補正してくれる。便利な気もするけれど、なくても困らないのでオフにした。とにかく勝手に補正されると誤動作の可能性が高まるので、そういうおせっかいは可能な限りお断りすることにした。

タグ:マッキントッシュ