*餌は毎日じゃなくていいらしい
7月14日~15日、台風が来てバッタを捕りにいけなかった。梅雨もまだ明けていないので今後も餌をとれない日があると思う。
カエルの飼い方のサイトをあちこち回ってみると、餌は毎日与えなくていいと書いてあり、アマガエルなど、体と同じサイズのコオロギを食べさせたら一週間は絶食させていいと書いてある。へー、そんな頻度でいいんだ。
うちのウシなんとかさんが本当にウシガエルなら、そうとう大きくなる種類だし、アマガエルより多く食べさせても大丈夫な気がする。でも、これからは絶食させる日を作ったほうがいいかなとも思う。野生では毎日餌をとっているわけじゃないだろうから。
*サシは本当に消化できないらしい
前回は、餌をとれない日のために、釣り餌の赤虫やサシ(蛆)を与えていたけれど、いくつかのサイトに書いてあるとおり、サシは消化が悪く、食べたものがそのままの形で出てきてしまう。これじゃ与えても無駄になる。
不思議なことにハバチやガの幼虫(どちらも芋虫)はちゃんと消化している。ごくたまに、皮だけになったハバチの幼虫が水に浮いていたりするので、まれに消化できないこともあるみたいだけれど、サシのように全部出てしまうということはなさそう。
なんの問題もなく喜んで食べるのは、バッタ類とスジエビ・ヌマエビなどのエビ類。
*ハウスクリケットを買いに行った
なら、餌をとりに行けない時のために、熱帯魚屋さんでハウスクリケット(イエコオロギの一種)を買ってくればよいと思い、戸ヶ崎のラフレシアというアロワナ専門店に行ってみた。コオロギはもとより、ミールワームやツメガエルの子を餌用に置いてる素敵な店だ。なぜハウスクリケットかというと、タイワンコオロギやフタホシコオロギじゃ大きすぎて飲み込めないんじゃないかと思ったから。
◎ラフレシア(アロワナ専門店)@戸ヶ崎
http://www.arowana.jp/
お店の人に「ハウスクリケットの生きたのありますか?」と聞いたら、何をどう聞き間違えたのか小さな水槽の前に連れて行かれてしまった。「生きたコオロギ。ハウスクリケット。ヨーロッパイエコオロギ」と説明しなおしたら、メーカーでとらぶっていて、しばらく前からハウスクリケットが入って来なくなってるとのこと。ここなら頑張ると歩いて来られるから、餌の調達に丁度いいと思っていたのに、ハウスクリケットはいないのか……
フタホシコオロギならいるというので見せてもらったら、まだ幼体で翅も生えておらず。このサイズならぎりぎりで食べるかと思い、試しに10頭買うことにした。150円だった。選んでいいかって聞いたら「自分で捕まえられます?」とか言われたけれど、虫も手づかみできないようなヤツはカエルの飼育なんかやめたほうがよろしくてよ。
コオロギは紙袋に入れてもらってお持ち帰り。中に新聞紙を丸めたの突っ込んでくれた。帰ってさっそくウシなんとかさんに与えてみたら、口に入らないのではという予想を華麗に裏切ってパクリ。なんだ大丈夫じゃないの。最初からコオロギを買えばよかったかな。餌を取りに行くのもかなり楽しかったけど。
餌牧場
ハバチ飼育用に作った箱を利用してコオロギを保存。あくまで餌の保存用なので、土を入れたりせず新聞紙を丸めたのを放り込んで、ニンジンにきれっぱしを餌の餌としてつっこんであるだけ。ウシなんとかさんが食べるまで元気でいてくれればいいの。
フタホシコオロギの幼虫
コオロギを含むバッタ目の虫は不完全変態といって幼虫のうちから成虫とほとんど同じ姿をしてる。ただし、幼虫には翅が生えてない(生えていても小さい)。邪魔な翅がないから人間が唐揚げにして食べても美味しいかもね。成虫になると翅の付け根に白い星が二個あるように見えるからフタホシコオロギと言うみたい。
あ、脱皮してる!
へー、脱皮したてのコオロギって白いのね。これはもう成虫になったみたい。鳴き声が聞きたいからしばらく飼っておこうかと思ったけれど、これは産卵管があるからメスだねえ。メスは鳴かないのよ。
あ、でも、この調子で次々に成虫になるんなら、うまく飼えば増えるのか。本当に牧場ができるわね……うっとり。
フタホシコオロギの脱皮殻
脱皮っていえば、カエルも脱皮するんだったわよね。ウシなんとかさんはいつ頃皮を脱ぐかしら……わくわく。
この記事を書いている時点で、餌としてフタホシコオロギを与え始めて2日たっているけれど、今のところなんの問題も発生していない。今朝、水替えしてみたところ、コオロギの殻と思えるキチン質の破片が無数に浮いていた。糞で出たものか、口から出したものかはわからないけれど、粉々に粉砕されているので中身は栄養になっているはず。サシのようなやわらかいもので消化不良を起こすのに、キチン質の固い殻は平気というのも不思議な話。
タグ:カエル